とらっく整備士のきろくぼ -8ページ目

とらっく整備士のきろくぼ

自分で行った整備や自動車情報をご紹介していきます。自動車に興味がある方はもちろん、整備をはじめたばかりの人や調べ物をしている方などの参考にしてもらえればと思います。

 

 エアー漏れのため、エアードライヤーを交換していきます。



 

 

 

①エアータンクからエアーを抜く

②IN側の配管を外す

 



潤滑油をナットにかけ、緩めます。配管接触部が固着していると配管がねじれて切れてしまいます。

③OUT側の配管を外す



 

向かって左奥についていますが、工具が入りにくいのでその先についているタンク側を外します。(架装の形によっては工具が入るスペースがある車もあります)

④カプラーを外す

OUT側の奥にあります。

⑤ブラケットを外す

14のボルト三本でとまっていますが、タンクがすぐ隣にあるので工具が入りにくいです。私は小さい1/4ラチェットを使いました。

⑥アタッチメントにシールテープを付け、配管を付け替える

 

付け替え前



ついているアタッチメントにシールテープを巻いて締めますが、OUT側のL字は仮締めにしておきます。

OUTからタンクに行く配管を新しい部品に付け替えます。

⑦配管の角度を合わせる

付け替えた配管の角度を決めるために一回ドライヤーごと取り付け位置にセットして、IN側とタンク側のナットが手で締まる角度をOUT側のナットを動かして調整します。

 

決まったら配管のが動かないように取り付け位置から抜いて、OUT側ナットを本締めします。
ナット(配管)の向きが合わないのに無理に締めてしまうとネジ山を壊してしまう為です。

⑧トライヤーを取り付ける

再度ドライヤーをセットしてはじめにIN側とタンク側のナットを軽く締めてからブラケットのボルトを締めるといいです。(多少のネジ穴のズレなら配管がシナって合わせられるので)
カプラーの取り付けも忘れずに!

⑨エアー確認

エンジンをかけ、エアーがMAXになったら接続部のエアー漏れがないことを確認し完了です。

 

 クラッチオイルが漏れていたので交換します。サブタンクの量も明らかに減っていました。

 

 

①エアータンクからエアーを抜く

 

エアーホースを抜くのでエアーを抜いておきます。

 

②リターンスプリングを外す

 

③エアーホースを二ヶ所外す

 

 

ふそうのクラッチブースターでよく見るこの形。テーパーで入り込んでナットで押さえてる構造になるので、ナットを外して手で抜けなければ金属部にマイナスをあててハンマーで軽く叩くと外れるようになります。

 

 

④クラッチオイルホースを外す

 

ボルトを外してオイルが出ないようにクランプしておきます。

 

 

⑤ステーを外す

 

本体ステーはボルト三本で止まっています。プッシュロッドは残したまま、本体を外します。

 

⑥ステーを付け替える

 

用意した部品にステーはついていないので付け替えます。

 

20230302_13175912.jpg

 

⑦部品を取り付ける

 

外した時の逆の手順で組み付けます。オイルホースのパッキンは二枚とも新品に交換します。

 

⑧エアー抜き

 

クラッチオイルのエアー抜き作業をします。本体についているブリーダーからサブタンクへ圧送した方がいいです。

 

 

⑨試運転

 

試運転してクラッチが正常に作動するか確認して、問題なければ完了です。

 

 クラッチが繋がらなくなったダイナのクラッチ交換をご紹介します。


20230209_112614.jpg




①プロペラシャフトを外す

②エキゾーストパイプを外す

かなり錆びていたのでインパクトで回した時に焼けないように、ナットとスタッド両方に潤滑剤をつけます。
触媒の手前のところで外します。

③パーキングワイヤー外す

パーキングワイヤー固定ネジを外してから、連結部を外します。

④レリーズシリンダーを外す

レリーズシリンダー固定ボルト2本とホース固定ボルトを外します。

⑤スターターモーターを外す

スターター固定がミッション固定ボルトにもなっているのでその2本を外し、エンジン側に少し避けておきます。端子を外す必要はありません。

⑥ハーネスを外す

ミッション上部のカプラー、ハーネスを外し、邪魔にならないよう避けておきます。


20230209_141904.jpg

⑦エンジンを支え、ジャッキをかける

ミッションマウントを外すとエンジンが傾いてしまう為、だるまジャッキなどでエンジンを支え、ミッションジャッキをセットします。

⑧マウントを外します

左右4本ずつ、上部4本のボルトをとり、マウントを外します。

⑨ミッションをおろす

ボルトを外しミッションをおろします。

⑩レリーズベアリングを外す

⑪クラッチカバー、クラッチ盤を外す

重いので落とさないよう気を付けて外します。

⑫フライホイールを外す

今回はフライホイールも交換するので10本のボルトを取って外していきます。
これらのボルトは十二角なので絶対に六角のソケットを使わないようにしてください。なめたらとても大変です。

⑬パイロットベアリングを外す

写真のようにパイロットベアリングプーラーを入れて抜いていきます。
20230210_114030.jpg


このベアリングの内径は12mmなのでそのサイズの先端パーツを取り付け、締めていくと先が広がっていくのでベアリングから抜けなくなります。そして二本のアームを外枠にあて、手前のナットを締めていくとベアリングが抜けます。

⑭ハウジング内を洗浄

⑮パイロットベアリングを入れる

外したベアリングを当てると一緒に入ってしますので少し削るか、ちょうどいいサイズのソケットを当ててハンマーで叩いて入れていきます。

⑯フライホイールにピンを入れてから取り付ける

新しいフライホイールに三つの位置決めピンが入っていなかったので入れていきます。


真鍮棒をあてて叩き入れるのがいいのですが、無かったのでつぶさないよう気をつけながら直接ハンマーで叩き入れました。


20230213_1043221.jpg

⑰クラッチ盤、クラッチカバーをつける

センター出し工具を使い、新品を取り付けていきます。

⑱レリーズベアリングをつける

⑲グリスを塗る

クラッチ盤、センターシャフトのスプラインにミッショングリスを塗る

⑳ミッション取り付け

シフトを入れてセンタードラムを回した時にセンターシャフトが回るようにしてからミッションを取り付けます。

㉑周りの部品を元に戻す

取り外しと逆の手順で取り付けます。

㉒変速テスト、試運転を行い問題ければ完了



●外したフライホイールの状態


20230210_172720.jpg


クラッチ盤のリベットが少し接触していたので、少し削れているのとひびがすごいです。

●駐車ブレーキの効きが悪かったので調整


センタードラム裏の六角を回すと調整可能です。中でカムになっているのでそんなに回すタイプではありません。


20230214_0906431.jpg

よく見られている記事

 

 

 

 ハンドルを目いっぱい切ると「ギュッギュッ」と音がし、足回りの動きをみるとボールジョイントにガタがあるので上下のボールジョイントを交換していきます。

 



20230227_144904.jpg8.jpg

 


①タイヤを外す

②ブレーキホースの固定を外す

12のボルト二か所あります。

③キャリパーを外す

22のボルト二個で止まってます。端によけておきます。

④ABSセンサーを外す

センサーを抜き、端へよけておきます。10と12二か所止まってます。

⑤タイロッドエンドを外す

24のナットをゆるめ、タイロッドエンドプーラーを使って外します。

⑥ナックルからアッパーボールジョイントを外す

タイロッドエンドプーラーで外れればいいのですが、なかなか外れなかったので今回はナックルをハンマーで叩いて外しました。ナットは27です。

因みにタイロッドエンドプーラーをはめ込む時は、写真のようにブーツをマイナスドライバーでこじって隙間を作るといいです。

20230227_152544.jpg

⑦ナックルからロアボールジョイントを外す

ロアアームをジャッキで支えて下がらないようにし、ナックルが外れた時落ちないように上の方で針金などで繋いでおきます。外し方はアッパーボールジョイントと同じ要領です。ナットは32です。

⑧アッパーアームからボールジョイントを外す

63のナットを外し、上からハンマで叩いて抜きます。

⑨バンプラバー?を外す

9.jpg

裏からナットで止まってます。

7.jpg
20230228_150918.jpg

⑩ロアアームからボールジョイントを外す

24のナットを外し上からハンマーで叩きますが、全然抜けなかったので酸素であぶります。その時ブーツ内のグリスが燃えてしまうので掃除しておきます。

⑪ボールジョイントをつける

6.jpg

新しい上下のボールジョイントを切りかきに合わせて入れます。この時、最初にふちを軽く叩いて入れてからナットを締めるとつけやすいです。

5.jpg
8.jpg

⑫ナックルをつける

ロアボールジョイントを入れてから、アッパーアームをバールなどで下げながらアッパーボールジョイントを入れます。

⑬元に戻す

逆の手順で部品を組んでいきます。

⑭症状の確認

異音が消えていることを確認し作業完了です。



●外したボールジョイント

4.jpg

20230301_105450.jpg

ロアは錆びているのでこれが原因だったようですね。

 

 

 

整備士の転職情報サイトも運営しています!
転職を考えている整備士はもちろん、これから整備士になろうと考えている方も有益な記事があると思うのでよかったらご覧になってください☆

 

 

 

よく見られている記事

 

 

今回はコモンレールについているプレッシャーコントロールバルブを交換していきたいと思います!

エンジンはE13Cです。

20230224_092831.jpg



これがプレッシャーコントロールバルブですが…工具が入りにくそう(泣)

1.jpg

上から見ても狭くてメガネは入らなそうです。(一応左右のナットは外しておきました)

2.jpg

すると、正面からセミロングのソケットは入りました。
ショートとロングは入りません。ちなみに目の前のEGRクーラーホースバンドが干渉したので位置をずらしました。

3.jpg

交換部品比べ
20230224_093841.jpg

取付完了です。
20230224_095905.jpg