「原発やめよう」京都集会 ユーチューブ | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

5月18日に京都で開催された「原発やめよう」京都集会での
ドイツ緑の党シルヴィアさんのお話しとアイリーンスミスさん小林圭二さんの
講演です。

http://www.youtube.com/view_play_list?p=A23278B40085DF36


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ZDFテレビ、「Morgen Magazin」の番組(5月20日)でのジルビア・コッティン
グ・ウール議員のインタビュー(東京とベルリンとのやり取りの要約)

「福島第一原発の3号基で、地震の数日後、水素爆発が起き、原子炉は大きく損傷さ
れ、放射能の汚染地域が拡大しました。専門家の測定によると、原発から北に60キ
ロ離れたところに生えている草が、許容値の5倍の放射能と測定されています。現
在、どのような危険な状況にあるかを、日本の反原発グループにより招待されて、実
際に福島を訪れた緑の党、原子力担当のジルビア・コッティング・ウール議員にうか
がいます。現地はどのような状況ですか。ゴーストタウンのような状況ですか」
「私たちは、30キロ圏の立ち入り禁止区域にも行きましたが、やはり、津波の影響
などもあり、ゴーストタウンのようなところもあります。水田は、本来今が田植え時
ですが、作っても売れる見込みがないので、水を張らないまま放っておかれ、また、
人が住んでいない家もありました。私が驚いたのは、30キロ圏内はそれほど高くな
かったのに、福島第一の北西、30キロ圏外のところで、放射能の数値が異常に高
かったことです。そこでは、11マイクロシーベルトもあり、排水溝のあたりでは、
500マイクロシーベルトという信じられないような数値を計測しました。この辺り
の人びとの多くは避難していきましたが、まだ、1割以上の住民が残り、普通に生活
しているとのことです」
「ということは、避難区域以外も、放射能の汚染にさらされているわけですが、どの
ような安全手段をとっているのですか。どんなチェックがされていますか」
「20キロ圏内には人が入れませんが、30キロ圏内には、何の検問もなく、自由に
入れますが、住民はこの地区を去りはじめています」
「災害が起きてから、2ヶ月が過ぎようとしていますが、世界を感嘆させた、被災者
の冷静さや尊厳ある態度といったものは、どのように変化していますか」
「尊厳ある態度というのは今も感じられます。日本人の忍耐は、大きな賛嘆の対象に
なりましたが、一方、政府や東京電力への不満も、明らかに高くなっています。東京
電力の問題あるやり方は、私自身も経験しました。私は、浜岡原子炉にも行きまし
た。この原子炉は、極めて危険な土地にあり、同行の地元議員が、浜岡原発を永久に
停止するよう請願書を出しましたが、受け取ったのは、何も答えられない一社員とい
う失礼な扱いでした」
「日本政府は、今後も原発を運転させるようですが、あなたがふれた日本の人びと
は、それに対して、どのような反応を示していますか。強い反原発の傾向がうかがわ
れますか」
「大きな反原発の動きが、現在起こりつつある段階で、原発の危険さについての意識
も高くなりつつあります。先ほど述べた、浜岡原発について述べますと、この原子炉
は津波に対する保護壁を作るまでということで、暫定的に停止されていますが、その
安全性について、すでに、大きな議論が起きています。というのは、この場所は、2
つのプレートが交わる所であり、100年から200年周期で大きな地震が起きてい
ます。最後に起きたのは、1854年ですので、今日にも明日にも起きて不思議ない
状況です。東海地震と呼ばれるM8の大きな地震が予測されていますが、この原子炉
が地震に耐えることは不可能です。市民は、この原子炉が停止されるよう望んでいま
す。この原発を止めないのはまったく無責任としか言えません。」
「コッティング・ウール議員、最後の質問になりますが、日本は現在景気も良くな
く、原発事故の収拾もめどがつかない状況ですが、今後、どのようになっていくと思
いますか」
「私が出会った避難民などは、この災難をどのように乗り越えていくかを懸命に考え
ていますが、今までの考え方を変えるという点では、ゆっくりとでしかないようにも
見えます。浜岡原発の地元で、県知事にもあいましたが、彼は浜岡原発については心
配していますが、原発を運営している中電を信頼しています。これは、典型的な日本
流の考えのようです。『大きな信頼、すくないコントロール』、この考え方は改めて
いくべきだと思います」
「ありがとうございました」

http://www.zdf.de/ZDFmediathek/beitrag/video/1340650/Immer-mehr-Evakuierte-i
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