脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

ユネスコのつどい「ビキニ水爆実験とは 日本と世界への影響」(セシオン杉並)

第一部はビキニ水爆実験によるマーシャルの人々の被害について豊﨑さんに講演をし
ていただき、第二部でそれを機に始まった杉並の署名運動について考えていきます。

第2部では築地で署名運動を始めた魚屋・菅原さんの娘、当時小学生だった竹内さん
から見た署名運動の様子や、安井公民館長の義理の娘・安井さんから見た安井郁さん
の思いなどについて語っていただきます。そしてその中で杉並の女性たちがなぜ全国
から3000万もの署名を集める事務局の役割を担っていったのか、について元ユネスコ
国内委員である林さんに語っていただきます。

杉並から始まって全国に広がり、原水禁世界大会や被団協結成につながっていった署
名運動の原点を考えたいと思います。
杉並区教育委員会と共催ですので無料です。事前申し込みも不要です。都内・近県の
方でご都合がつきましたらぜひお越しください。





むつ中間貯蔵への柏崎刈羽原発からの搬出・搬入について
9月24日に搬出、9月26日に搬入との情報があり
それぞれ反対行動が組まれています。転送します。

◆搬出反対行動(柏崎・新潟) 桑原三恵さんから
◆搬入反対行動(むつ)「核のゴミから未来を守る青森県民の会」から

********

〇搬出反対行動(柏崎・新潟) 桑原三恵さんから

東京電力が今月中としていた4号機の使用済み燃料69体のむつ市中間貯蔵施設への搬出が、9月24日に予定されているとの情報があります。

・現地青森、むつ市では、使用済み燃料到着予定の26日に「搬入反対緊急集会」を行うそうです。
・「柏崎刈羽原発設置反対県民共闘会議」は、24日10:00から、柏崎市荒浜4丁目海岸で「搬出抗議集会」を開きます。

「いのち・原発を考える新潟女性の会」「規制庁・規制委員会を監視する新潟の会」では、下記の2段階の行動を提起します。ぜひご参加ください。
① 搬出に反対・抗議するスタンディングと抗議声明発表
9月24日(火曜日)13:00~13:30
東京電力新潟本社前
*メッセージカードを用意します。
② 東京電力に「抗議の申し入れ」をします。
期日は、東京電力による搬出公表後とします。
詳細は追ってお知らせします。
~~~
①と②の問い合わせ先
090-4625-9809   桑原三恵 (くわばらみえ)
~~~
東京電力は、新潟県民に危険をおしつけ、使用済み燃料は青森県むつ市民におしつけ、再稼働を強行しようとしています。県内各地で24日に搬出反対のスタンディングを繰り広げましょう。お友達といっしょに、2人でも3人でも、搬出反対!再稼働反対! をアピールしましょう!
スタンディングなら、届ける必要もありません。10分でもいいです。搬出反対!再稼働反対!のスタンディングでつながりましょう。

桑原三恵

********

〇搬入反対行動(むつ)「核のゴミから未来を守る青森県民の会」から

いつも大変お世話になっております。
緊急ですが、使用済核燃料収納キャスクが近日中に柏崎刈羽発電所から
むつ市のリサイク燃料(株)に搬入される予定です。
添付(呼びかけのチラシ)を確認の上、多忙のことと思いますが、
できる限り参加くださいますようお願いします。
多くの方々に呼びかけをお願いします。

と き 2024年9月26日(木) 午前9時30分 
ところ むつ市「関根ゆとりの駐車帯」集合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「核のゴミから未来を守る青森県民の会」

 

むつ中間貯蔵施設への柏崎刈羽原発からの搬出・搬入に対する反対行動について

柏崎・新潟の搬出抗議行動に合わせて東電本社前でも緊急抗議アピールを行います
首都圏のみなさん ぜひご参加ください。

むつ中間貯蔵施設への搬出抗議アピール
9月24日(火)10:00~10:30
東電本社前(新橋駅・内幸町駅徒歩5分)

主催 原子力規制を監視する市民の会
問合せ 090-8116-7155(阪上)

**************************

たんぽぽ舎です。【TMM:No5086】

2024年9月21日(土)地震と原発事故情報−

            3つの情報をお知らせします           

                  転載・転送歓迎

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★1.日本の電力需要は年率1%程度で減少する(「日経クロステック」)

  発電所を増設する必要はない (下)(了)

  核のごみを生み出すものこそ廃止するべき 

            山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.8/24東海第二原発うごかすな! いばらきバスツアーに参加して

  村上元東海村村長の話が良かった、有意義なバスツアーでした

  東海第二原発の再稼働阻止に参加していく

  新たな決意につながりました          

              佐々木和子(千葉県在住)

★3.新聞より4つ

  ◆東電、使用済み核燃料24日搬出 国内初、柏崎原発から青森むつへ

         (9月20日 20時59分 東京新聞配信(共同通信))

 ◆原発 新増設 費用徴収NO!!    署名活動始まる

  政府機構「電気料金 こっそり 上乗せ」

    転嫁容易/特別扱い/自由化に反す

            (9月19日東京新聞20面「こちら特捜部」より抜粋)

  ◆東海第二原発事故時の避難所 9万4000人分が不足

   茨城県計画改定 昨年末からは3万人減

           (9月18日「東京新聞」茨城版より)

 ◆ 【近事片々】より

  ・白昼、ポケベルを一斉爆発させる前代未聞の「攻撃」。   ほか

                          (9月18日「毎日新聞」夕刊1面より)

━━━━━━━ 

※10月12日(土)第3回目の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

━━━━━━━ 

※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、横断幕・ノボリ旗でアピール

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」など

  ※雨天の場合は、スタンディングや横断幕など可能な方法で

   おこないます。

 

  第13波一斉行動の呼びかけは「東海第二原発いらない!

  首都圏ネットワーク」です。

━━━━━━━ 

※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

━━━━━━━ 

※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                       2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

 

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議行動」

 

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

  ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

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※10/5(土)学習会

 「東海第二原発と敦賀原発2号機を廃炉に追い込む」

 

 日 時:10月5日(土)14時より17時

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

     山本雅彦(敦賀市の原発住民運動福井・

               嶺南センター事務局長)(Zoom参加)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 問い合わせ:志田(世話人) 090-9309-6722

━━━━━━━ 

 

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┗■1.日本の電力需要は年率1%程度で減少する(「日経クロステック」)

 | 発電所を増設する必要はない (下)(了)

 | 核のごみを生み出すものこそ廃止するべき

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 

[2]電力需要は現状から「激増」するのか、否…年率1%程度減少する

 

◎ 河野氏は原子力への対応を大転換した。

 その最大の理由が「将来電気が足りなくなる」からだと、記者会見で

明らかにしている。

 データセンターや生成人工知能など新たな電力需要が増えていて「再

稼働しても足りない可能性がある」と主張している。

 

◎ では、本当に電力不足に陥るのだろうか。検証してみる。

 電力中央研究所(電中研)による将来予測は、意外な値だ。

 「基礎的需要・省エネ・電化を考慮した電力需要は2050年度8290億〜

1兆75億kWh」(電力中央研究所)。

 なお、中位推計は9230億Kwhである。

 この中では最大値が3割以上増加していることから、報道では次のよう

な記事を出したところもある。

 

◎「膨大なデータ計算が必要な生成AI(人工知能)の利用拡大で電力の

消費量が急増する。データの計算や保存を行うデータセンターを新設す

る企業が相次ぎ、日本では2050年に4割弱増えるとの予測がある。技術

革新に伴い、想定以上に電力消費が進む。脱炭素化を進める政府のエネ

ルギー戦略に影響を与える可能性もある。」(日経新聞4月11日)

 

 しかし2023年度の消費電力量は8020億Kwhである。これは前年度比

2%減、過去10年で消費電力量が12%減少している。

 ピークだったのは2010年で、震災の前の年の1兆1237億Kwhと比較

すると約3割も減っている。

 

◎ 電中研は原発を推進する電力会社系の研究機関で、平岩芳朗理事長は

元中部電力副社長、評議員には東電や原電の社長も名を連ねる。

 その研究機関の2050年の電力需要見通しは、最小値では「激増」どこ

ろか、微増にすぎない。最大推計でもわずか34%の増でしかない。わず

か、というのは、これが2050年と、今から25年も先の話だからだ。

 最大想定でも年率1.36%しか増加しない。データセンターだ、AIだ

といっても、一年で3割も増加するわけではない。

 

◎ これで原発を稼働させても間に合わないなどということは起こり得

ない。河野大臣は何のことをいっているのだろうか。

 それでも、猛暑に厳冬と、電力の消費量のピークが増大するから電力

が逼迫するということだろうか。

 しかし現実にはこれも、年々低下し続けている。今年の夏は日本の気温

は観測史上最大を記録した。

 しかし電力消費量は大幅に減っているのである。

 日本は少子高齢化が進むと同時に、人口減少時代に入った。

 

◎ さらに、電気料金は高止まりしているため、省エネの努力が一般

家庭だけでなく産業規模でも進んでいる。

 

 日経新聞系の「日経クロステック」は、日本の電力エネルギー構造に

ついて次のように書いている。

 「日本では2010年をピークに年間消費電力がほぼ右肩下がりに低減して

いるからだ。ちょうどそのころから、地球温暖化の抑制に向けた温暖化

ガス削減の世界的取り組みが盛り上がって、LEDや高効率モーター、

そして太陽光発電など各種の省エネルギー技術の開発や実用化が進んだ。

また、2011年3月には東日本大震災が発生した。これらによって、日本

におけるエネルギー消費の“体質”が変わったと考えられる。その意味

で2010年は大きな分水嶺になった。(中略)2010年と2022年の日本の年間

消費電力を結ぶとその傾きは年率1.2%減。仮にこれが2050年まで続く

とすると、電中研がAIデータセンターや水素生産などに必要になる最大

電力量の年率増加率1.0%を相殺して、まだお釣りが出る。」

 このような視点は、原発推進派には全く理解されていないようだ。

 

[3]本当の問題はどこにあるのか

 

◎ 2023年6月末に東京電力管内では確かに電力逼迫警報が出される事態

になった。

 しかしこれは発電所が不足したわけではない。

 季節外れの猛暑に、発電所の定期検査の時期がぶつかり、運悪く逼迫

状況が生まれただけである。その際も東電以外のエリアには十分余裕が

あったので、広域的に電力の相互供給体制があれば起こらなかった。

 

◎ 問題は、原発などの大規模な発電所が不足しているのではなく、電力

システムの問題なのだ。

 特に、再生可能エネルギーの大きな供給力を有するのは北海道や九州

で、消費地から遠い。従って、これらの電力を広域的に融通するシステム

を構築すれば有効活用ができる。

 また、日中に発電する太陽光については、蓄電システム(バッテリー

だけではない。物理的な蓄電システムもある)を構築すれば夜間も使える。

 

◎ 電力のリスクは、発電所不足にあるのではない。台風や地震に脆弱な

広域に張り巡らされた送電システムや、老朽化した火力、大規模発電所

に依存している供給システムにある。

 これを解決するには、小規模で環境負荷の少ない発電所と、蓄電シス

テムの接続、コンパクトな送電網の構築が喫緊の課題だ。

 日本のように、地震や台風災害の多発する国では、大規模な発電所が

停止するリスクがそのまま大規模停電の引き金になる。

 

◎ 北海道で最大震度7の北海道胆振東部地震が起こったのは、2018年

9月6日3時7分。この地震にともない、北海道エリアにおいて、3時

25分、日本で初めてとなるエリア全域におよぶ大規模停電(ブラック

アウト)が発生している。

 台風被害では、2019年9月23日に千葉でブラックアウトが発生した。

 台風15号は千葉県房総で鉄塔2基、多数の電柱をなぎ倒し、約100万戸

の停電が発生、千葉県内では16日になっても6万戸が停電したまま。

東電は他電力会社の応援を含め16,000人で復旧作業を行ったが完全復旧に

3週間を要している。

 こうした自然災害に原発も極めて脆弱である。

 

◎ 原発そのものに重大な損害がなくても、原発の基礎盤付近で120ガル

程度の揺れが観測されれば自動停止する。

 安全のため自動停止する設計になっているので、安全上止めなければ

ならない。その後点検して、安全確認後に運転開始できても1週間程度

は止まっている。

 地震被害で電力が必要な時期に原発は動かない。南海トラフの地震な

どが発生すれば、西日本全域の原発は止まると考えられる。

 浜岡や伊方は甚大な被害を受ける危険性が高いし、福井県や九州の原発

も危険にさらされるだろう。

 

◎ 巨額の原子力予算は、電力システムの強靱化や自然災害対策に

使うべきだ。

 広域的な電力送電システムの構築よりも、地域で電気の地産地消を取

り組むことも重要だ。

 原発や再処理工場など、電気を生むより核のごみを生み出すものこそ、

廃止するべきだ。

     (初出:たんぽぽ舎月刊ニュース No345、2024年9月号)

 

 

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┗■2.8/24東海第二原発うごかすな! いばらきバスツアーに参加して

 | 村上元東海村村長の話が良かった、有意義なバスツアーでした

 | 東海第二原発の再稼働阻止に参加していく

 | 新たな決意につながりました

 └──── 佐々木和子(千葉県在住)

 

 昨年10月、再稼働をめざす東海第二原発・防潮堤の取水口付近の鋼製

防護壁を支える基礎部分の重大な施工不良(=工事の失敗)があること

が、内部告発により公けになりましたが、日本原電は施工不良が発覚し

てから4ヵ月も公表しませんでした。

 何が何でも今年9月に工事完了できるように、公表しなかったのか?

 さすがの規制委員会も、日本原電に工事のやり直しを命じざるをえず、

再稼働予定は2年延期になりました。

 こんな東海第二原発の再稼働を許すなんてとんでもないと、今回の

「東海村核関連施設バスツアー」に初参加しました。

 

*バスの中で

 

◇1999年9月30日に、国内初めての臨界事故を起こした核燃料加工会社

JCOの建物およびJCOから道路を1本隔てた場所にある、被曝した

大泉さんの自動車部品工場も車内から確認できました。

 当時のNHKで放映された壮絶な治療の様子が目に浮かび、悔しい思

いがこみ上がりました。

 

 「動燃」によるデタラメな発注により、作業効率・作業時間短縮のみ

が重視されつつも臨界にならないように工夫された「裏マニュアル」さえ

無視した結果の臨界事故。

 しかも、現場労働者は、臨界事故の危険性を知らされていませんでした。

 その結果、臨界は20時間も続き、作業員2人が亡くなり、記録担当者

1人が重度の被曝、事故を収束させたJCOの労働者たち、周辺の住民

700人近くが被曝したのです。

 

 日本政府は、この事故を教訓とはせずに、新たな「原発安全神話」を

呼び起こして、原発の運転期間の延長と再稼働を加速しています。許し

がたいことです。

 

◇東京新聞にも取り上げられた、特別養護老人ホーム「常陸東海園」の

大看板のことが紹介されました。

 「東海村をつぶすな!!! 原発はいらない!!! 廃炉に」

 しかし、行路にあるはずの2枚の大看板はありませんでした。帰りの

車内で聞いた話だと、看板は撤去したとのことでした。

 このツアーの世話人の方が、電話で「東海園」に理由を聞いたところ、

最初は「老朽化して危ないので撤去した」とか言っていましたが、その後、

「周辺との関係で……」となり、最終的には口ごもってしまったそうです。

 雰囲気的には、相当圧力があったようでした。詳細はわかりません。

 

 配布された・東京新聞に掲載されていた大型看板の写真には、スロー

ガンの下に「社会福祉法人淑徳会 入居者・職員一同」と書かれていました。

 これ、すごいな、勇気ある行動だなと思います。看板を設置した時に

は、住民から多くの共感の声があったそうです。看板を撤去する際には、

入居者や職員の方々は、さぞかし辛く、悔しい思いをしたのではないか、

と想像しました。

 

*大集会の会場で(※会場は、冷房が効かなくて、うだるような暑さでした…)

 

◇元東海村村長・村上達也さんの話…「訴え」の中で、一番心に響きました。

 〔珠洲市に、この地震列島に10基もつくろうとしていた、いい加減な

国。どこが科学的なんだ!どこが安全なんだ!これを忘れないでもらい

たい。珠洲市の人たちは、浄土真宗の門徒であり、27〜28年間闘ってき

た。あの人たちの闘いがあって、今私たちはここにいる。中国電力が、

山口県の上関(かみのせき)町に、使用済み核燃料の貯蔵地をつくろうと

している、道をつくってあげる、トンネルをつくってあげる、というよ

うにやっている。金で、その地方の歴史や文化や人心を買う、最も悪質

なやり方だ。議論をするのではなく、上から金をもってやってくる、

これが原子力界の体質である。原子力界は、軍事警察国家の体質をます

ます強めている、と思う。〕

 

 1999年のJCO臨界事故の時に、国の指示を待たずに村民を避難させ

た村上さんのメッセージは、会場内の異常な暑さに負けていた私に、

ピシャッと水をかけてくれたように感じました。

 

◇講演:「能登半島と危険な原発再稼働」講師:北野進さん(志賀原発

を廃炉に!訴訟原告団 団長)…スライドを使っての講演は、駆け足

でしたが、分かりやすかったです。

 〔能登半島は、活断層だらけ 考えてほしいこと、震度7の地震が

あって、地域が壊滅する、という中で原子力災害が起こったら、救助にも

入れない。こういう中で、原子力災害への対策はどこまで可能か?〕と

いう北野さんのメッセージが印象に残りました。

 原子力を推進する側は、住民の安全を真剣に考えていません。その

ことは、東海第二原発の防潮堤の不良工事隠しにおいても明らかなこと

だと思います。

 

 *今回のツアーに参加して、東海村の核関連施設を視察したことは、東

海第二原発の再稼働阻止の運動に参加していく新たな決意につながりました。

 また、「東海園」の大看板が撤去されていたのを見て、それぞれの地域

で原発に反対していくことの困難さを改めて知りましたが、同時に、それ

ぞれの闘いとして地域的に孤立させないことが大切だ、地域で闘っている

人達自身が全国の原発反対運動とつながっている、と感じることができる

ことが大切だと実感しました。

 とても有意義なバスツアーでした。

 スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

 

┏┓ 

┗■3.新聞より4つ

 └──── 

 

 ◆東電、使用済み核燃料24日搬出 国内初、柏崎原発から青森むつへ

 

 東京電力が、青森県むつ市にある国内初の使用済み核燃料中間貯蔵施設

に向け、柏崎刈羽原発(新潟県)の69体を24日に搬出する方向で最終調整

していることが20日、分かった。複数の関係者が明らかにした。

26日ごろ到着の見通し。施設は燃料搬入後、10月の操業開始を目指す。

東電は柏崎6、7号機の再稼働を視野に燃料の保管容量逼迫を解消する狙い。 

東電は「核物質防護のため日程は明らかにできない」としている。中間

貯蔵施設は東電と日本原子力発電が共同出資するリサイクル燃料貯蔵

(RFS)が運営。最大5千トンの使用済み燃料を最長50年間、再処理

するまで一時保管する。使用済み燃料は原発のほか、青森県六ケ所村で

建設中の再処理工場で保管されているが、専用の施設は国内唯一。再処

理工場は完成しておらず、保管が長期化する懸念も残る。関係者による

と、柏崎4号機の69体を金属製の容器1基に入れ、専用の船で運搬。施設

到着後はRFSが容器の設置状況を検査し、10月初旬から原子力規制庁

の確認を受け、問題がなければ操業を始める。

              (9月20日 20時59分 東京新聞配信(共同通信))

      https://www.tokyo-np.co.jp/article/355523

 

 

 ◆原発 新増設 費用徴収NO!!    署名活動始まる

  政府機構「電気料金 こっそり 上乗せ」

    転嫁容易/特別扱い/自由化に反す

 

 政府が原発の新増設を進めるため、建設費などのコストを電気料金に

上乗せし、消費者から広く徴収する支援制度の導入を検討している。

「コストやリスクをこっそり国民に押しつける制度はおかしい」。環境

団体や市民団体が、構想に反対する声を集めようと、オンライン署名

活動を始めた。そもそも、この構想はどんな問題をはらんでいるのか。

 「原発を特別扱いして独占的地位を確立することになり、電力自由化に

真っ向から反する。大変な問題だ」。署名開始に合わせて開かれた18日

のオンライン記者会見で、呼びかけ人の一人、龍谷大の大島堅一教授

(環境経済学)はそう強調した。

 

 2016年に始まった電力の全面自由化は、競争原理の導入で大手電力会社

による地域独占体制を崩し、電気料金を値下げすることも大きな目的だ

った。しかし、政府の原発支援構想は新たな国民負担につながる可能性

がある。

 

 政府内で検討しているのは、英国の原発支援策「RABモデル」を参考に

した新たな制度。同モデルは、国が認可した原発について、建設が始ま

った時点で、建設費や維持費を、電力小売会社に負担させる仕組みだ。

小売会社は、顧客の電力料金に上乗せして負担分を回収する。当初の想定

よりも建設費が膨らんでも、必要経費と認められれば、料金に追加で上乗

せもできる。          (後略)

                (9月19日東京新聞20面「こちら特捜部」より抜粋)

 詳しくはWebで 原発新増設の巨額コストを国民に負担させる

 政府の新構想 電気料金にこっそり上乗せ…「反対署名」が始まる  

   https://www.tokyo-np.co.jp/article/354987?rct=genpatsu

 

 

 ◆東海第二原発事故時の避難所 9万4000人分が不足

  茨城県計画改定 昨年末からは3万人減

 

 日本原子力発電東海第二原発(茨城県東海村)の重大事故に備えた県

の広域避難計画で、県は17日、避難対象と想定する原発から30キロ圏内

の約92万人のうち、現時点で約9万4000人分の避難所が確保できていない

と明らかにした。

 

 昨年12月時点では、県は約12万5000人分が未確保の状況としていた。

17日の県議会本会議で、下路健次郎県議(東海村選出)の一般質問に県

防災・危機管理部の山崎剛部長が答えた。

 昨年1月の県地域防災計画の改定で、1人当たりの避難所の必要面積が

それまでの「2平方m以上」から「3平方m以上」になったことから不足

分が増加。

 県は避難先となる他県の自治体に追加を依頼する一方、県内の民間事業

所などにも受け入れを求めた。

 山崎部長は答弁で「さらなる避難所の確保に向け、他県にある国の機関

や国立大学等にも協力の要請を行っている」と説明した。(竹島勇)

            (9月18日「東京新聞」茨城版より)

   https://www.47news.jp/11498545.html 

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・白昼、ポケベルを一斉爆発させる前代未聞の「攻撃」。

  多くの市民巻き添えに。中東の戦火、拡大の懸念。

 ・事前に爆発性物質を埋め込み起爆させたと米紙。

    ローテク狙った驚くべき手口に疑いの目向かうのはイスラエル。

 ・ハイテクを駆使しても難渋する燃料デブリの回収。

  よほど虫の居所が悪いとみえて。

                           (9月18日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240918 UPLAN 井戸川裁判福島被ばく訴訟第30回口頭弁論期日

 https://www.youtube.com/watch?v=mB4NbVCqlOc 

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

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  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を

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  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No5085】

2024年9月20日(金)地震と原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.日本の電力需要は年率1%程度で減少する(「日経クロステック」)

  発電所を増設する必要はない    (上)(2回の連載)

  原発推進の理由で経産省を代弁するような河野太郎氏

                   山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.「老朽被災原発」東海第二原発動かすな!

  防潮堤欠陥工事の隠ぺい許すな!

  「東海第二原発いらない一斉行動」第13波

  9/14新宿アルタ前 街頭宣伝に参加

                 岡田俊子(脱被ばく実現ネット)

★3.米国で34年ぶりの原発建設に大混乱

                   上岡直見(環境経済研究所代表)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆10月ふぇみゼミ謝花直美さん

   「沖縄を知るはじめの一歩−沖縄戦・基地・生活」全5回講座

★5.新聞より4つ

  ◆原発は災難つづき まるで転落の始まり  沈思実行(209)

                                                鎌田 慧(ルポライター)

             (9月11日「週刊新社会」第1370号より)

  ◆規制委、石渡委員が退任 原発60年超反対・敦賀再稼働は不可

   「障壁」なき後、審査の行方は 判断の独立性に厳しい目

          (9月19日「東京新聞」朝刊2面「核心」より抜粋)

  ◆リメンバー9・11   大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

        (9月16日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

  ◆【近事片々】より

   ・名古屋高裁、警察の行き過ぎた個人情報収集に「違法」。

━━━━━━━ 

※10月12日(土)第3回目の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

━━━━━━━ 

※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、横断幕・ノボリ旗でアピール

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」など

  ※雨天の場合は、スタンディングや横断幕など可能な方法で

   おこないます。

 

  第13波一斉行動の呼びかけは「東海第二原発いらない!

  首都圏ネットワーク」です。

━━━━━━━ 

※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

━━━━━━━ 

※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                       2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

 

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議行動」

 

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

  ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

━━━━━━━ 

※10/5(土)学習会

 「東海第二原発と敦賀原発2号機を廃炉に追い込む」

 

 日 時:10月5日(土)14時より17時

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

     山本雅彦(敦賀市の原発住民運動福井・

               嶺南センター事務局長)(Zoom参加)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 問い合わせ:志田(世話人) 090-9309-6722

━━━━━━━ 

 

┏┓ 

┗■1.日本の電力需要は年率1%程度で減少する(「日経クロステック」)

 | 発電所を増設する必要はない       (上)(2回の連載)

 | 原発推進の理由で経産省を代弁するような河野太郎氏

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 

 第七次エネルギー基本計画、通常「エネ基」の改訂作業が経産省で行

われている。

 この中で、大きく問題になるのは、原子力の扱いと再生可能エネル

ギーの位置づけである。

 これまでの「エネ基」では、震災の教訓から「可能な限り原発依存度

を低減する」(第六次エネ基)としてきた。

 ところが、昨年の岸田政権において「脱炭素電源法」が成立した際、

「原子力の活用」との方針大転換を行った。

 

 GX電源法は、具体的には主に次の4つの法令改訂によりできている。

 電気事業法、再エネ特措法、原子炉等規制法、再処理法である。

 

 これらの法令の改訂を簡単にまとめると次の通り。

1.原子力基本法の改正では、原子力利用の目的、基本方針で「地球温

暖化の防止」と「事故を防止できなかったことを真摯に反省」との言葉

が追加されたうえに、安定供給と脱炭素を口実に原発を活用することな

どを「国の責務」として原子力基本法に明記した。

2.40年を超える長期運転を許可する権限は炉規法から電気事業法に移

された。

 これは許可をする機関が規制委から、推進の経産省に移ることにな

り、「運転期間は40年」「延長期間は20年」としつつも経産大臣が許

可すれば、事業者が予見しがたい事由(震災以降の安全規制に係る制

度・運用の変更や司法判断など)で運転期間の時間から排除すること

で、実質的に60年を超える運転が可能になった。

3.老朽炉の再稼働許可を巡る規制は、これまでの「40年以内に許可さ

れなければ廃炉」の制限がなくなり、

イ.運転開始から30年を超えて運転しようとする場合、10年以内ごとに

「高経年化技術評評価」を行い、

ロ.その結果に基づき長期施設管理計画を作成し、規制委員会の認可を

受けることで60年どころか、もっと長期間運転が可能になった。

 

 「エネ基」よりも前に、「エネ基」で定めるべき原子力の利活用方針

を法律で規定している以上、岸田政権の原発政策大転換と同様に、「エ

ネ基」においても原子力の利活用推進を掲げてくることが確実だ。

 具体的に今回のエネ基に、どのような文言で盛り込まれ、何を根拠と

してくるのかが、大きな関心事になっている。

 

[1]河野太郎氏の変節とデジタル化

 

◎ 原発推進の理由について、ある人の言葉が経産省の主張を代弁して

いるようだ。その人物とは、河野太郎氏。

 もともと自民党内での脱原発派の最左翼と目され、特に核燃料サイク

ル政策を批判して、自身のブログでも「六ヶ所村の再処理工場の稼働に

反対する」と主張していた。

 ところが今回、総裁選挙に立候補するにあたり「脱原発」の自論を撤

回し、超党派の国会議員有志で作る「原発ゼロの会」を立ち上げた立場

からも大転換して、「リプレース(建て替え)も選択肢」と語った。変

わり身の早さというか、みっともないというか、あまりの変節ぶりにあ

きれるばかりだ。

 

◎ その理由らしきものは記者会見の場で明らかにされたのだが、それ

が「今後予想される電力需要の急騰に対し既存の原発の再稼働でも足り

ない」ということらしい。

 いかにも経産省による「レクチャー」に「説得」された感が大きいの

だが、原発推進側の都合の良い『未来予想』に惑わされる程度では、河

野太郎のレベルもその程度かと、残念に思う。

 

◎ もっとも、デジタル担当大臣としてマイナンバーカードの押しつ

け、事実上の強制を推進している姿を見ても、今回の変節は予想できた

と思う。

 マイナンバーカードの強制(マイナンバーの強制ではない。マイナン

バーは行政システムの隅々で「強制」的に運用されており、カードを

持っているかどうかで行政の効率が変わるわけではない。)と健康保険

証を一体化することに、いかなる行政上の「効率化」も存在しない。

 表面的な保険証との一体化がなくても番号制度で一元管理は既に完成

している。

 

◎ こうした「画一的制度の強制」を行うと、むしろ「対応できない」

人への対策を考えて実行しなければならず、行政効率はむしろ落ちる。

 コストもかかる。簡単な話、マイナンバーカードと保険証が一体と

なった状態で、カードを紛失したらどうなるか。

 「特定個人情報の漏えい」と「健康保険証の紛失」に対応する窓口

に、それぞれ緊急に届け出をしなければならない。

 受け取った行政側は、再発行などの手続きを進めるが、直ちに再発行

できるわけではない。通院している人には「資格確認書」を発行する必

要があり大変な手間になるが、マイナンバーカードについては、あって

もなくても市民は大抵は困らないが、悪用されるなどの問題だけが

生じる。

 

◎ 民主主義とは、多数の権利・利益を守ることではなく、少数者の権

利を擁護することが根幹だ。

 マイナンバーカードを持たず、従来の健康保険証を使いたいという人

の権利を踏みにじってまで強行することで、誰に、どんな利益がある

のか。

 マイナンバーカードと保険証を両立させていかなる不都合があるとい

うのだろうか。これについて河野氏は答えない。(下)に続く

     (初出:たんぽぽ舎月刊ニュース No345、2024年9月号)

 

 

┏┓ 

┗■2.「老朽被災原発」東海第二原発動かすな!

 | 防潮堤欠陥工事の隠ぺい許すな!

 | 「東海第二原発いらない一斉行動」第13波

 | 9/14新宿アルタ前 街頭宣伝に参加

 └──── 岡田俊子(脱被ばく実現ネット)

 

日 時:9月14日(土)16:00より17:00

主 催:脱被ばく実現ネット

 

「老朽被災原発」東海第二原発動かすな!

防潮堤欠陥工事の隠蔽許すな

東海村の再処理施設も超危険 事故が起これば首都圏は壊滅

避難は不可能 危険すぎる東海第二原発は即廃炉に!

 

 残暑厳しく むし暑い日でした。

 チラシ配布をしていると、可愛らしい20代前半位の女性が、私に近づ

いてきて、「お疲れ様です。これどうぞ。頑張ってください!」と美味

しそうな飴を一袋プレゼントしてくれました。その上、カンパまで。

 

 新宿でこんな事は初めてで…まして若者から!

 おじさん、おばさん達が原発はこんなにも危険なんですよ〜という訴

えを聴いていてくれた若者がいるんだ〜となんか感激してしまいました。

 この絶望感の中で参加者の思いは同じ……。

 なんとしても原発をなくし 未来ある若者、子ども達を被ばくから守

りたい!

 街宣が終わった後、参加者の皆さんと差し入れしてもらった飴を分け

合い、疲れも飛んでいきました。

 

 

┏┓ 

┗■3.米国で34年ぶりの原発建設に大混乱

 └──── 上岡直見(環境経済研究所代表)

 

 米国ジョージア州で34年ぶりの原発建設が行なわれている。

 この影響で電気代が高騰し住民が怒りを爆発させている。

 日本企業も参加しているがトラブルに巻き込まれ損害を被っている。

 日本でも新世代原子炉などと言っているが同じことが起きるのでは

ないだろうか。

 

以下、記事より

 

原発・出口なき迷走(3)

34年ぶりの原発建設に大混乱 巻き添えになった日本の名門企業

 

 米南部ジョージア州で原発新設が原因で電気料金が急上昇し、市民が

怒りを爆発させている。

 原発大国の米国で34年ぶりに建設許可された原子力業界期待のプロ

ジェクトだったが、予期せぬトラブルで工期や費用が膨らんだ。それは

日本の名門企業を揺るがす事態にも発展した。

  米原子力規制委員会(NRC)がボーグル原発3、4号機の増設計画

 を承認したのは2012年だった。メーカーは米ウェスチングハウス

 (WH)。「AP1000」と呼ばれる改良型の加圧水型軽水炉で、

東日本大震災の際に福島第一原発で起きたような電源喪失事態でも自動

的に燃料を冷却できるなど、高い安全性と効率性を売りにしている。

 「原発ルネサンス(復活)」(米エネルギー省)と期待を集めたもの

の、実際に工事が始まるとトラブルの連続だった。(後略) 

                   (9月20日「毎日新聞」より抜粋)

https://mainichi.jp/articles/20240918/k00/00m/030/073000c 

 

【補足】ボーグル原発3号機(2023年7月営業運転)、

          4号機(2024年4月営業運転)

 

 

┏┓ 

┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 

 ◆10月ふぇみゼミ『フェミニズムのためのベーシック講座』第5弾

  謝花直美さん「沖縄を知るはじめの一歩−沖縄戦・基地・生活」

  全5回講座

 

第1回 10月3日「見える沖縄、見えない沖縄」

第2回 10月10日「琉球・沖縄の歴史 」

第3回 10月17日「沖縄戦を考える」

第4回 10月24日「米軍基地問題を考える」

第5回 10月31日「『沖縄問題』をひらく」

※木曜 19:00-21:00 ※全回オンライン開催

主 催:ふぇみゼミ

詳細・お申込み  https://b5fz2024f.peatix.com/ 

 

 沖縄で起こっている米軍基地問題を中心とした「沖縄問題」。

 じっくり考えてみたいけど、なんだかとっつきにくいー、そんな風に

思っていませんか。

 沖縄の新聞は、沖縄戦から基地問題、歴史、文化など幅広い分野を

ニュースとして現在との関連性を示しながら日々伝えています。

 沖縄の新聞記者は誰でも複雑な「沖縄問題」を分かりやすく伝える

プロだといえます。「沖縄問題」を元記者と一緒に学びましょう。

 

 

┏┓ 

┗■5.新聞より4つ

 └──── 

 

 ◆原発は災難つづき まるで転落の始まり  沈思実行(209)

 

                                      鎌田 慧(ルポライター)

 

○ 原発は災難つづき。まるで転落の始まりの様相である。福島(第一)

原発のメルトダウン事故から13年たっても、溶けだした核燃料棒はいま

だ圧力容器を破って、格納容器の底で凝固したまま。猛毒デブリと

なって高濃度の放射線を放っている。

○ 8月下旬、2号炉のデブリを採取する作業に入った。といってもた

かだか3mg度を試験的に回収するだけだった。

 ところが、伸縮式のパイプをつなぐ順番をまちがっていた、というこ

とでご破算、延期となった。

 そばにいるだけでも致命的というほどのデブリの量は、880トン以上と

推定されている。廃炉作業の入口で、あえなくダウン。さらにデブリ量

の多い3号機、それに1号機も順番待ちの状態だ。

○ 廃炉作業は30年から40年がかかる、といわれている。それさえうま

くいくかどうか、わからない。たとえ、それがうまく行ったにしても、

取り出したデブリをどうするか、それも未定だ。

○ 岸田文雄首相の無知、無謀な「原発回帰」政策にもかかわらず、各

地の原発の再稼働はなかなか進まない。

 東海第二原発は、防波堤工事がいかにいい加減だったか、工事関係者

からの内部告発があってから1年。今のところ再稼働の見通しはない。

○ それに追い討ちをかけたのが、8月上旬の福井県敦賀2号炉の「再

稼働不許可」。

 原子力規制委は原子炉直下に活断層があるとして、再稼働を認めな

かった。

 これで日本原電の敦賀原発は全滅。残るは東海第二だけだが、先行き

の経営は困難になろう。

○ いまのところ、全国の原発27基が再稼働を申請している。かつて建

設された約半分になったが、このうち、再稼働したのが12基だけだ。

 ところが、その使用済み燃料の処分施設としての六カ所村(青森県)

の再処理工場は、27回目の延期宣言がされた。

○ 建設開始から31年。こんどは本当だ、こんどは本当だ、との狼少年。

 その完成を誰も信じていない。

 それぞれの原発が、自分の構内に「乾式貯蔵」となりそうだ。

 危険物を他所にやる、という自分勝手が、ブーメランのように返って

くる。           (9月11日「週刊新社会」第1370号より)

 

 

 ◆規制委、石渡委員が退任 原発60年超反対・敦賀再稼働は不可

  「障壁」なき後、審査の行方は 判断の独立性に厳しい目

 

 原子力規制委員会の石渡明委員(71)が18日、任期満了で退任した。

 石渡氏は、岸田文雄政権が進めた原発の60年超運転を可能にする法改

正に伴う規制制度の変更に一貫して反対した。

 地震・津波の審査を担当し、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)

を巡っては、原子炉直下の活断層の存在を否定できないとして「再稼働

不可」の結論を導いた。(宮尾幹成、山下葉月)

 石渡氏は東京・六本木の原子力規制庁(規制委事務局)で記者会見し

「原子力基本法、原子炉等規制法といった法律を守ることが、使命だと

思って就任した。炉規法の柱だと思っていた『40年ルール』を外してし

まうことに納得できなかった」と振り返った。(中略)

 老朽化した原発の長期運転などに異議を唱えたり、活断層の存在を否

定できないとして敦賀2号機の再稼働を認めなかったりと、原発推進勢

力にとっては障壁ともなってきた石渡明氏が規制委から退く。

 自民党を中心に原発活用の声が高まる中、今後、規制委が事故のリス

クなどに対し、「安全側」に沿った判断を示していけるのかが問わ

れる。(中略)

 電力会社や政権からの圧力に屈せず、規制委が独立性を持って判断す

るのか、さらに厳しい目が注がれることとなる。(荒井六貴)

         (9月19日「東京新聞」朝刊2面「核心」より抜粋)

 参考

https://www.tokyo-np.co.jp/article/354983 

 

 

 ◆リメンバー9・11      大矢英代(カリフォルニア州立大助教授)

 

 「リメンバー9・11(米国同時多発テロを忘れない)」。

 毎年9月になると、このキャッチフレーズがメディアや街中で聞こえ

るようになる。

 「忘れるはずがない」と多くの人が言うかもしれない。しかし、事件

から23年が経過した今、9・11を経験していない世代が米国人口の約

30%を占めるようになった。私が授業中に9・11から始まる対テロ戦

争とメディアの問題を話しても、学生たちはぴんとこない。

 映画や教科書の中の話でしかないのだから、当然である。

 

 さらに、若者たちの間ではソーシャルメディア上の「9・11ミーム」

が流行している。倒壊する世界留易センタービルの写真を面白おかしく

加工したものやブラックジョークなどが拡散されている。世代間の危機

と呼ぶべきか。あるいは米国社会が抱えるトラウマを笑いで乗り越えよ

うということなのか。私には判断がつかない。

 

 ただ、米国市民が9・11から学び取らねばならなかったことは無限

にあったはずだ。ショック状態に陥った社会が愛国心の渦にのみ込ま

れ、戦争へと突き進んだこと。大量破壊兵器などという政府の嘘に騙(だ

ま)されたこと。膨大な市民が犠牲となり、現在の中東の悲劇を招いたこ

と。この瞬間も、同じ構造がガザで起きていること。米国社会と世界が

いま一番、忘れてはならないのは、それらではないか。

       (9月16日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・超高齢化社会も世知辛く。75歳以上の医療費3割負担、政府が対象

  拡大を検討。現役世代の重荷減らすというが。

 ・人口14億の巨竜も少子高齢化にあえぐ。中国が定年年齢を3〜5歳

  引き上げへ。国民からは反発の声。

 ・名古屋高裁、警察の行き過ぎた個人情報収集に「違法」。

  公安捜査を厳しく批判。

        (9月14日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240918 UPLAN 井戸川裁判福島被ばく訴訟第30回口頭弁論期日

 https://www.youtube.com/watch?v=mB4NbVCqlOc 

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

────────── 

☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

────────── 

 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

 ◆メールマガジンをお送りします

  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を

  発信しています。

   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の

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  送ってください。

   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No5084】

2024年9月18日(水)地震と原発事故情報−

              5つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.多名賀哲也さんの死を悼む

  命のネットワーク(石川県・富山県)

  石川・富山の原子力防災を問い直す運動をつくった人

  「活を入れてくれたのがたんぽぽ舎の人々であり、

  再稼働阻止全国ネットワークの運動でした」

                              柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

★2.稼働中原発は10基…大飯3、4、美浜3、高浜1、2、3、

  4、玄海3、4、川内1(大飯、美浜、高浜は関西電力、

  玄海、川内は九州電力)

  関電は40年超原発高浜1、2、美浜3号を含めて全原発7基稼働

  2024年9月14日現在の原発稼働状況

                                                             山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★3.半年間米兵少女強かんを隠蔽した沖縄県警・那覇地検

  「権力監視」が任務の県警記者クラブは抗議もせず

  外務省・米軍は被害者の個人情報保護を隠蔽の理由に

  沖縄の法曹界・市民・報道は被害女性の人権を擁護

  「メディア改革」連載第160回

                                                   浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/22柏崎刈羽原発7号機再稼働を考える集会

   「使用ずみ燃料って何?」会場:クロスパル新潟4F

   主催:規制庁・規制委員会を監視する新潟の会

  ◆9/23おらって10周年記念「ご当地(市民)エネルギーは、

   これからの10年で世界をどのように変えるのか」

   基調講演:飯田哲也さん 会場:新潟市万代市民会館

  ◆9/28(土)どうする どうなる マイナンバー

   国民総背番号制!?と共に考えよう

   講師:白石 孝さん 会場:東村山市民センター

★5.新聞より5つ

  ◆汚染水と汚染土                      鎌田 慧(ルポライター)

                            (9月17日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

  ◆9人(自民党総裁選候補者)が語らないこと

                  前川喜平(現代教育行政研究会代表)

            (9月15日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)

  ◆警察の個人情報収集「違法」 名古屋高裁 一部抹消命令

               (9月14日「毎日新聞」東京朝刊1面より抜粋)

  ◆国連職員を射殺 イスラエル軍 ヨルダン川西岸

               (9月15日「毎日新聞」東京朝刊4面より抜粋)

  ◆【近事片々】より

   ・「ハリスは上出来。トランプはひどかった。

    でも支持率に大きな変動はないだろう」

━━━━━━━ 

※10月12日(土)第3回目の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

━━━━━━━ 

※9/20(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 

 日 時:9月20日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会

     定例:毎月第3金曜日

 

  次回の第40回は、10月18日(金)18時30分より19時45分です。

━━━━━━━ 

※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、横断幕・ノボリ旗でアピール

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」など

 

  第13波一斉行動の呼びかけは「東海第二原発いらない!

  首都圏ネットワーク」です。

 

※当初、予定した9月1日(日)は、台風10号のため延期としました。

 台風などの荒天以外は予定どおり行います。

━━━━━━━ 

※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

━━━━━━━ 

※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                       2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

 

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

             ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議行動」

 

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

  ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

━━━━━━━ 

※10/5(土)学習会

 「東海第二原発と敦賀原発2号機を廃炉に追い込む」

 

 日 時:10月5日(土)14時より17時

 お 話:山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

     山本雅彦(敦賀市の原発住民運動福井・

               嶺南センター事務局長)(Zoom参加)

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 問い合わせ:志田(世話人) 090-9309-6722

━━━━━━━ 

 

┏┓ 

┗■1.多名賀哲也さんの死を悼む

 | 命のネットワーク(石川県・富山県)

 | 石川・富山の原子力防災を問い直す運動をつくった人

 | 「活を入れてくれたのがたんぽぽ舎の人々であり、

 | 再稼働阻止全国ネットワークの運動でした」

 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 

 多名賀哲也さんが亡くなられた。命のネットワーク(石川県・富山

県)代表として活動され、私たちと共に活動した仲間である。

 藤岡さん(富山県)から9月17日にお知らせを頂いた。

 家族葬で営まれたと聞く。

 近い将来、多名賀さんを偲ぶ会が現地を中心に開かれるという。

 心から多名賀さんの死を惜しむ。

 

 

原子力防災を問い直す運動は石川・富山の大切な運動

 

      多名賀哲也(命のネットワーク『石川県、富山県』)

 

現場に立ち続けた「たんぽぽ舎」の活動に共鳴・共同

川内・伊方・若狭・東海などの再稼働反対運動を

支えたのは「たんぽぽ舎」と「再稼働阻止全国ネット」

 

◎ 志賀原発反対運動に私が本格的に関わったのは1984年からの団結小

屋常駐団(毎週末泊り込み)と1988年末に提訴した志賀原発差止め訴訟

です。

 当初は石川県評オルグとして重要な仕事の一つでしたが、いつの間に

か自分の存在をかけた活動に変わっていきました。

 1984年に県の肩代わり海洋調査が強行されて原発立地がもう阻止でき

ない状況になったとき、原子力防災を問い直す運動を本当に自分の頭を

絞りぬいて思い付きました。

 負けたんだから次の運動、という具合には行けませんでした。

 住民に、組合員に訴えてきた「危険」がとうとう現実になったその時

こそ、本当の「運動」が求められると考えたからです。

 1986年当時はまだまだ「左翼的」な発想が強くて、「原発を前提にし

ている」という批判が強く、全国的には広がらなかったように思います。

 

 しかし、原子力防災を問い直す運動は、22年に及んだ裁判闘争と並行

して石川・富山の大切な運動になりました。

 その点で1999年のJCO臨界事故は、3.11と並ぶ衝撃でした。ヨウ

素剤の配布、測定器配置による原発監視という命のネットワークの活動

は翌2000年から始まっています。

 

◎ 3.11フクシマ(東電福島第一原発事故)は本当に衝撃でした。危

惧していたことが余りにも次から次と現実となっていくからです。

 外面はともかく内面では「自分たちの運動は何だったのか」と、絶望

感に落ち込んでいました。

 そこに改めて出会ったのが「たんぽぽ舎」の存在です。

 翌2012年の大飯原発再稼働に反対する運動が契機でした。とくに、6

月30日から7月1日の両日にわたって、大飯原発現地でたたかわれた再

稼働反対行動です。

 すでに全国の現地闘争を支えた総評・県評・地区労運動は力を失って

いました。

 

 それに代わって3.11以来、全国の現地と首都圏など大都市部をつな

ぎ、川内・伊方・若狭・東海などの再稼働反対運動を支えたのは

「たんぽぽ舎」だったことは間違いありません。

 そこにあるのは「現場」にこだわり、現場を支え続けようとする執拗

で意識的な努力でした。決して抽象的・一般的な市民運動ではありません。

 

◎ 内面では死んでいた? ふざけるんじゃない! たとえ一度死んだ

としても再び生まれ出よ! と活を入れてくれたのがたんぽぽ舎の人々

であり、再稼働阻止全国ネットワークの運動でした。

 この出会いがなければ、羽咋市役所での2週間にわたるテント村・座

り込みはありませんでした。

 無責任な市民運動ではなく、自らの責任と努力で現地と大都市部をつ

なぎ、自主的な連携と全国指導体制を保障するという困難なとりくみを

担ってきた「たんぽぽ舎」の活動に共鳴し、重ねて共同の思いを

表します。

 

出典「たんぽぽ舎30年―反原発の歩みと展望」(たんぽぽ舎発行・

   2019年刊)の125頁より転載

 

 

┏┓ 

┗■2.稼働中原発は10基…大飯3、4、美浜3、高浜1、2、3、

 | 4、玄海3、4、川内1(大飯、美浜、高浜は関西電力、

 | 玄海、川内は九州電力)

 | 関電は40年超原発高浜1、2、美浜3号を含めて全原発7基稼働

 | 2024年9月14日現在の原発稼働状況

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 

電力会社 号機    状態   運転開始日  停止日    出力(万kW)

関西電力 美浜3  運転中  2022.10.25             82.6

       大飯3  運転中  2024.04.07            118

       大飯4  運転中  2023.10.27            118

       高浜1  運転中  2024.08.28             82.6

       高浜2  運転中  2023.09.16             82.6

       高浜3  運転中  2023.12.25             87

       高浜4  運転中  2024.04.24             87

四国電力 伊方3  定検中         2023.07.19    89

九州電力 玄海3  運転中  2024.02.02            118

       玄海4  運転中  2024.06.03            118

       川内1  運転中  2024.08.29             89

       川内2  定検中       2024.09.14     89

合 計 12基 運転中10基 停止中2基   982.8/1160.8

 

*伊方3、川内2が定検中で10基が稼働中。夏のピークも過ぎたのに

10基運転する理由は一体どこにあるのでしょう。

*運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは

一月程度違いがある。

*運転可能な12基の原発のうち稼働中は10基(83%)、

 その出力は1160.8万kWに対して982.8万kW(85%)

 

 

┏┓ 

┗■3.半年間米兵少女強かんを隠蔽した沖縄県警・那覇地検

 | 「権力監視」が任務の県警記者クラブは抗議もせず

 | 外務省・米軍は被害者の個人情報保護を隠蔽の理由に

 | 沖縄の法曹界・市民・報道は被害女性の人権を擁護

 | 「メディア改革」連載第160回

  └──── 浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

 

◎ 私はキシャクラブ(日本にしかない「記者クラブ」は海外にある

press clubとの混同を避けるためkisha kurabuと英訳される)は組織暴

力団より悪質な集団だと言ってきた。また、その証拠となる事例が

あった。

 私は9月12日から14日まで沖縄で、米兵事件と報道について取材し

た。沖縄の事件記者、報道デスク、編集幹部の直接取材はできなかった。

メディアの取材や調査は最も困難な仕事だ。

 1995年の米兵3人による小学生への強かん事件以降、沖縄県警は、米

兵事件を、発生・立件後に記者クラブで広報してきた。ところが、昨年

12月24日夜起きた、米空軍兵長による16歳未満の少女に対する不同意性

交被疑事件では、県警・地検、外務省などが、今年6月25日まで事件を

隠蔽した。

 

◎ 琉球朝日放送(QAB)の事件担当記者が那覇地裁の刑事裁判公判

予定簿で事件のことを知り、報道部デスクへ伝え、捜査当局、米軍など

を取材し、県警が在沖米空軍嘉手納基地の空軍兵長を3月11日に那覇地

検に書類送検し、地検が同27日に在宅起訴していたことを突き止め独自

に報じた。

 また、6月28日には、女性を強かんしようとして負傷させた海兵隊員

が5月26日に逮捕され、6月17日に起訴されていたことが琉球新報の報

道でわかった。

 また、林芳正官房長官が7月3日の会見で、この2件の他にも同様の

事案が3件あると述べた。23年から計5件を隠蔽していたのだ。青森、

神奈川、山口など米軍基地のある各自治体でも多数の米兵事件は隠蔽さ

れていた。

 

◎ 県警は9月5日、20代の米海兵隊員の男性を不同意性交致傷の疑い

で書類送検したと県に伝達した。被害者は20代女性で、6月下旬に本島

北部で発生した。この事件は一連の事件の時期が重なっている。昨年12

月の事件が報道されていれば、その後の事件は防げたかもしれない。 

 昨年以降、沖縄で少女の事件を含め5件も、県警から県への連絡、県

警記者クラブ、司法記者クラブ、県政記者クラブへの広報(レク、囲み

取材、非公式の情報提供も含む)がなかったことは看過できない。外務

省も県警から連絡を受け、米大使館へ抗議したのに、霞クラブでの広報

をしていない。

 

 那覇の捜査機関、中央政府が情報不開示(隠蔽)すると決定すると、

刑事裁判が進行するまで、マスメディアの取材報道従事者に半年もの

間、まったく伝わらない怖い構造ができ上っている。

 私の関心は、報道各社、各記者クラブは、捜査当局、中央政府に、

「なぜ広報しなかったのか」について抗議や要望をしているのかという

ことだった。

 

◎ 9月10日、ネットのHPのサイトから、琉球新報とQABに、取材

依頼書を送ったが返事はない。私は沖縄マスコミ労協結成30年集会で記

念講演をするなど、沖縄で度々講演してきた。当時の労組幹部が沖縄の

新聞、テレビの社長や役員になっている。

 外務省報道官、官房長官らは、「被害者のプライバシー」を米兵事件

の情報隠匿の理由に挙げているが、糸数氏らは弁護士、警察、ソーシャ

ルワーカー、精神科医、記者有志、書店組合などのネットワークで、被

害女性の匿名性を完全に守り、プライバシーを保護してきた。

 

◎ 糸数慶子・前参院議員は私の取材に、「沖縄の人民は、米兵事件

と、事件の隠蔽に怒っている。いつまでこうした苦しみが続くのか。県

議会は全会一致で、米軍に抗議し、情報を隠した政府にも改善を求めた。

自民党も含め超党派で行動する」と語った。

 県警クラブに質問書を送りたいと思ったが、幹事社がわからない。

県警の代表電話に電話しても記者クラブには繋いでくれない。

 県警クラブにはHPも、連絡先、事務局もない。怪しい反社団体と同

じだ。県警の係長に幹事社への連絡の仲介を頼んだが17日までに連絡は

ない。

 那覇の事件担当の記者に会えなかった。SNSで、匿名にするので情

報提供をと呼び掛けたが無駄だった。報道界には社会的正義のために公

益通報する労働者もいないのだ。13日にはFBでも、現場記者に呼び掛

けたが無駄だった。

 

◎ 9月23日(休日)午後1時半から5時、東京・文京区民センターで

『犯罪報道の犯罪』(学陽書房)出版40年記念シンポジウムを開催する。

 シンポは9年ぶりの単行本『生涯一記者 権力監視のジャーナリズム

提言』の刊行(9月20日、社会評論社)の記念も兼ねている。

 フォークシンガー、中川五郎さんの友情ライブ公演もある。

 お茶の水駅近くの「祭り」で二次会も用意されている。

 シンポの案内は、ブログ「浅野健一のメディア批評」に載せている。

http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/36724529.html 

参加申込は、社会評論社 (book@shahyo.com) へ電子メールを。

電話:03-3814-3861、FAX:03-3818-2808。

9月23日午後、ぜひ文京区民センターに来てください。

 

 

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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

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 ◆9/22柏崎刈羽原発7号機再稼働を考える集会

  「使用ずみ燃料って何?」

 

日 時:9月22日(日) 13:30より15:30

会 場:クロスパル新潟4F402講座室

https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/shisetsu/manabi/shiminkaikan/syougaigakusyuu_cpn.html 

主 催:規制庁・規制委員会を監視する新潟の会

連絡先:090-4625-9809 桑原三恵さん

参加費:200円

 

 避難の問題をはじめ、再稼働は私たちの暮らしをおびやかすいろいろ

な問題をはらんでいますが、今回は私たちの今と将来をおびやかすもう

一つの深刻な問題「使用ずみ燃料」を考えてみたいと思います。

 とかく原発の集会は難しい言葉や数字が多くてわかりにくい…のです

が、今回は「使用ずみ燃料、これだけ知ればOK!」というミニマムの

資料を用意してお話したいと思っています。

 

 

 ◆9/23おらって10周年記念「ご当地(市民)エネルギーは、

  これからの10年で世界をどのように変えるのか」

 

基調講演:飯田哲也さん

日 時:9月23日(月・休) 受付 13:30 14:00より17:00

会 場:新潟市万代市民会館6F多目的ホール

https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/shisetsu/manabi/shiminkaikan/bandai/

主 催:一般社団法人おらって/にいがた市民エネルギー協議会/

    一般社団法人全国ご当地エネルギー協会

連絡先:おらってにいがた 市民エネルギー協議会事務局

     025-385-6047, info@oratte.org

 

10年前、「おらって」は「おらっての電気をつくろ」と呼びかけて発足

しました。

10年経った今、今度はおらっての電気「で」何ができるか、考えたいと

思います。

新しい社会の可能性についてこれまでの10年を振り返りこれからの10年

を考えます。

 

 

 ◆9/28(土)どうする どうなる マイナンバー

  12月2日健康保険ハイシ!?とんでもない!

  国民総背番号制!?と共に考えよう

 

講 師:白石 孝さん

日 時:9月28日(土) 13:30より16:00

会 場:東村山市民センター2階第4会議室

    西武新宿線、西武国分寺線、東口から徒歩12分

    西武新宿線久米川駅 北口から徒歩12分

主 催:みんなの憲法委員会  連絡先、篠原 042-391-4898

資料代:100円

 

 

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┗■5.新聞より5つ

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 ◆汚染水と汚染土                      鎌田 慧(ルポライター)

 

 新宿御苑に福島原発事故後の「放射性汚染土」を運びこむ。環境省の

暴挙だが、先週金曜日、その反対集会に参加した。

 福島県の大熊町、双葉町には、汚染された田畑を潰して、「除染土」

という名の「汚染土」が東京ドーム11個分も積み上げられている。原発

敷地内には千個の汚染水タンクがあって、「処理水」として海に放流中

だ。

 

 破壊された原発建屋と無機質のタンクの林立、圧倒的な茶褐色の土の

繋がり。これらの荒涼たる風景を見るだけでも、故郷を追われた人たち

の悲しみが迫ってくる。

 「処理水」に続いて「除染土」の県外搬出が国の大事業になっている

のだが、その「実証事業」の候補地として、こともあろうに新宿御苑が

選定された。

 「一点突破、全面展開」の攻略作戦、とわたしは集会で批判したのだ

が、まず都心の有名公園を占拠して、安全だ、とするデモン

ストレーション。

 それが環境省の攻略作戦。原発推進の経済産業省内に、原発の

「安全・保安院」が設置されていたのとおなじ出来レースだ。

 

 この日発言したまさのあつこさん(ジャーナリスト)によると、「大

熊4工区土壌貯蔵施設」の空間線量は東京の33倍あるという。

 30年以内の最終処分は困難だ。だから他県にもはこんで「再生利用」

という。

 それでもまだ、自民党政権は原発再稼働を強行している。

              (9月17日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」より)

 

 

 ◆9人(自民党総裁選候補者)が語らないこと

 

               前川喜平(現代教育行政研究会代表)

 

 テレビのニュースやワイドショーは連日自民党総裁選を報じている。

 THE MATCHと称して、まるでプロレスのバトルロワイヤルのよ

うにショーアップする自民党のメディア戦略は実に巧妙だ。

 さすが、香川県のメディア界に君臨する平井一族の平井卓也広報本部

長の手腕ではある。

 過去の自民党総裁には護憲派もいたが、今回の9人の候補者は全て

改憲派だ。

 解雇規制の見直しを訴えた小泉進次郎氏は、純一郎元首相、菅前首相

を引き継ぐ竹中平蔵式の新自由主義を露わにしたが、彼を含め9人が

口々に唱える選択的夫婦別姓、政策活動費の廃止、防衛増税の停止、

保険証廃止の先送り、金融所得課税の強化などは、野党が求めてきた

政策だ。

 どこまで本気なのか。党内や財界の反対で腰砕けになるのではないか。

 

 むしろ9人が語らないことの方が重要だ。

 企業団体献金と政治資金パーティーの禁止、防衛費倍増の撤回、日米

地位協定の改定、原発ゼロ、大企業の内部留保への課税、消費税の引き

下げなどは、議論の俎上(そじょう)にも載らない。

 争点ではないからメディアも報じない。

 総裁選が注目されればされるほど、これらの課題は国民から見えなく

なる。

 僕がメディアに切に望むのは、9人が語らない重要課題に切り込むこ

と、それらを隠そうとする自民党のメディア戦略を暴き出すことだ。

     (9月15日「東京新聞」朝刊17面「本音のコラム」より)

 

 

 ◆警察の個人情報収集「違法」 名古屋高裁 一部抹消命令

 

 中部電力の子会社「シーテック」(名古屋市)が岐阜県大垣市などで計

画した風力発電事業を巡り、県警大垣署が同社に個人情報を提供したこ

とでプライバシーを侵害されたなどとして、住民4人が国・県に損害賠

償と個人情報の抹消を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁(長谷川恭

弘裁判長)は13日、1審・岐阜地裁判決を変更し、情報収集に違法性が

あったとして県に1審から倍額の計440万円の支払いと、保有情報の一部

抹消を命じた。

 原告弁護団は「警察による特定個人の情報収集の違法性を認めたのは

全国初だ」と評価した。(後略)

            (9月14日「毎日新聞」東京朝刊1面より抜粋)

 参考

https://mainichi.jp/articles/20240914/ddm/001/040/119000c 

 

 

 ◆国連職員を射殺 イスラエル軍 ヨルダン川西岸

 

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は13日、イスラエル

軍が占領するヨルダン川西岸北部の難民キャンプで、12日早朝に男性職

員が軍に射殺されたと発表した。

 西岸で職員が犠牲になるのは10年以上ぶりだとし「前代未聞の暴力が

横行して地域が危険にさらされている」と危機感をあらわにした。

 ガザで11日にイスラエル軍が学校を空爆し、UNRWA職員6人が死

亡したばかり。ラザリニ事務局長はBBC番組で「明日はより多く職員

が殺されるかもしれない」と嘆息し、UNRWAが軍に狙われていると

の見解を示した。 (後略)

          (9月15日「毎日新聞」東京朝刊4面より抜粋)

 参考

https://mainichi.jp/articles/20240914/k00/00m/030/022000c 

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・ある著名な米政治学者の大統領選討論会テレビ観戦記。

  「ハリスは上出来。トランプはひどかった。でも支持率に大きな

   変動はないだろう」

  なぜ?「トランプ氏は嫌いでも民主党だけはダメという共和党員は

  多い。鼻をつまんで仕方なく、ですよ」

 ・最多の9人出馬で混乱必至。ある自民党関係者は。

  「ロジが大変。候補者、SP、職員、記者ら100人以上が一斉に全国

  を移動する」魂胆は見え見え。それでも強行する先に見る総選挙。

              (9月12日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

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※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

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みなさま
2024年9月30日(月)に、
第8回最高裁行動「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」を行います。

最高裁に、『東電と密接な関係のある最高裁・草野耕一裁判官に「東電刑事裁判」の審理を回避するよう求める署名』を提出し、午後から、片山夏子さん(東京新聞(中日新聞東京本社)の福島特別支局記者)をお迎えし、『原発事故後の作業員を追い続けて フクイチの現場から見る真実』と題してお話しいただきます。現場で働いておられる作業員の方の思いや過酷な労働状況、頻発する事故、東電の現状についてご報告いただきます。

<最高裁前行動> 10:00~10:30  アピール (最高裁正門前)
         11:00       面談、署名提出(関係者のみ)

<集会> (場所)参議院議員会館 101 

12:30 開場 通行証配布
13:00 開会
 ・弁護団からの報告 
 ・講演:片山夏子さん(東京新聞(中日新聞東京本社)の福島特別支局記者)
     【原発事故後の作業員を追い続けて フクイチの現場から見る真実】
 ・質疑応答
 ・歌 
15:00 閉会


@片山 夏子(かたやま なつこ)さんのプロフィール
東京新聞(中日新聞東京本社)の福島特別支局記者。化粧品会社の営業、ニート、埼玉新聞に。埼玉新聞で、出生前診断の連載「いのち生まれるときに」でアップジョン医学記事賞の特別賞受賞。中日新聞社に入社後、臓器移植問題や原発作業員の労災の問題などを取材。東日本大震災翌日から原発事故の取材し、2011年8月から作業員の日常や家族への思いなどを綴った「ふくしま作業員日誌」を連載。同連載が「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞。連載に作業員1人1人の9年間を加筆した書籍「ふくしま原発作業員日誌~イチエフの真実、9年間の記録~」(朝日新聞出版)が講談社本田靖春ノンフィクション賞と早稲田ジャーナリズム大賞の奨励賞など3賞受賞。

☆ 各地から 全国の草の根にはこんなに多彩な活動がある!☆  

● 南小泉・蒲町校区9条の会 (宮城県仙台市)
9周年記念憲法カフェ:ガザ・イスラエルとウクライナ・ロシアの戦争と日本
開催日:9 月 14 日(土)時間:13:30~15:30(開場 13:00)
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#b
● 名取九条の会(宮城県名取市)
結成 18 周年記念行事 うたごえと講演のつどい「戦争ではなく平和の準備を」
開催日:9 月 14 日(土)時間:13:30~(開場 13:00)
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#c
● ふじみ9条の会(東京都東村山市)
〈9月学習会〉第7回「ベートーヴェンを聴く会」
日時:9月15日(日)13:30~
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#d
● 九条の会(全国アクション参加団体)
theEND 自民党政治~ 戦争法廃止!裏金政治を終わらせよう!
    9.19 日比谷集会&デモ
日時:9月19日(木)19:00~19:35  デモ 19:45~
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#e
● 世田谷・九条の会(東京都世田谷区)
戦争させない!9条壊すな!9・29世田谷区民集会&ピースパレード
日時:9月29日(日)10時30分~
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#f
● 千住九条の会(東京都足立区)
九条を世界に贈るプロジェクト報告交流会
日時:9月29日(日)14時~
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#g
● 神奈川県職員九条の会(神奈川県横浜市)
「総会&平和の集い」
とき:10月5日(土)(時間は別記)
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#h
● 富塚九条の会(静岡県浜松市)
秋の学習会「高校の社会科教育について」(1)社会科の中身…その変遷、(2)普通高
校と職業高校の違い、(3)日本国憲法は、どう教えられているか、(4)第九条の扱い
日時 10月12日(土)午後2時-4時
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#i
● 調布九条の会「憲法ひろば」(東京都調布市)
第205回(10月)例会・フィールドワーク
    布多天神社から調布の歴史をみる~江戸時代・戦争・憲法
日時:10月26日(土)13:30~
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#j
● 春日部9条の会(埼玉県春日部市)
講演会「平和か戦争か 今、国会の憲法論議はどうなっているか?」
日時:11月9日(土) 14:00~16:00
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#k

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ☆ 活動報告 ☆                        ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
● イスラエル軍元兵士が語る9条:多賀城9条の会(宮城県多賀城市)
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#l
● 「護憲的な団体」の主催イベントだから、茅ケ崎市が後援を拒否?
   九条の会が市の決定取り消しを求め提訴(9月5日東京新聞より転載)
<詳細はこちらをクリックしてください>
http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#m
 

http://www.9-jo.jp/news/MagShousai/MMS20240910.htm#b

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No5083】

2024年9月14日(土)地震と原発事故情報−

             4つの情報をお知らせします

                   転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.東日本大震災時の女川原発1号機(廃炉)のアーク放電火災の再考

  −電源盤のアーク放電火災 隣接する計10基に延焼した大事故が

  あまり知られていないのは何故か−

               今井孝司(地震がよくわかる会)

★2.「東海村核関連施設パスツアーと、

  東海第二原発の再稼働ストップ!いばらき大集会」に参加して

       東海第二原発運転差し止め訴訟・原告 

          寺澤文子(元千代田区議会議員)

★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 ◆上映会「原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農民たち」

                  開催(9/23)

★4.新聞より3つ

 ◆ 女川原発で設備が誤作動 外部への放射能漏れなど影響なし

                   (9月13日    NHK宮城  16時56分配信)

 ◆いま、プロレタリア文学を

  いま、都心の路上に寝ている人や

     公園で食料をもらう人らがふえている

              沈思実行(208)    鎌田 慧

 ◆【近事片々】より

 ・「信頼を取り戻す」と意気込むが、失った原因を失念したのか。ほか

━━━━━━━ 

※10月12日(土)第3回の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

━━━━━━━

※9/16(月・休)「さようなら原発」集会へご参加を

「9・16さようなら原発全国集会」命をつなぐ地球環境を

 

 日 時:9月16日(月・休)11時から(集会は13時から)

       15時からパレード 

 会 場:代々木公園B地区

 主 催: 「さようなら原発」一千万署名市民の会 他

 

※たんぽぽ舎も反原発の仲間と一緒にブースを借りて参加します。 

 ブース番号はNo.7です。   デモ(パレード)もご一緒に!

━━━━━━━ 

※9/20(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 

 日 時:9月20日(金)18時30分より19時45分   

 場 所:首相官邸前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会   

     定例:毎月第3金曜日

 

  次回の第40回は、10月18日(金)18時30分より19時45分です。

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※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」、

     横断幕・ノボリ旗でアピール

 

  第13波一斉行動の呼びかけは「東海第二原発いらない!

  首都圏ネットワーク」です。

 

※当初、予定した9月1日(日)は、台風10号のため延期としました。

 台風などの荒天以外は予定どおり行います。

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※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分 

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!                  2つ

の行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず 

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分  

      ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」 

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議」

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

   東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45    

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体  

 

  ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

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┗■1.東日本大震災時の女川原発1号機(廃炉)のアーク放電火災の再考

 | −電源盤のアーク放電火災 隣接する計10基に延焼した大事故が

 | あまり知られていないのは何故か−

 └──── 今井孝司(地震がよくわかる会)

   

○初めに

 今年2月の山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)氏の講演で、志賀原発の

変圧器の油漏れのことに関連して、東日本大震災時、女川原発1号機で

起きたアーク放電(※)火災の紹介がありました。

 電源盤がアーク放電火災を起こし、ケーブルの被膜が燃えることにより、

隣接する計10基の電源盤全てが損傷した大事故です。

 この事実は、福島第一原発の事故に隠れたためか、あまり報道されず、

反原発にかかわってきた人でも、あまり知られていないかと思います。

 

(※)アーク放電:弧状に見える、気体中の放電の一種。電流密度が大き

く、電極間の気体と両電極が高温となり強い光を発する。電弧放電。

                 (デジタル大辞泉より)

 

 今年の3月に、志賀原発の変圧器の油漏れの件で、変圧器の内部でアー

ク放電が実際に起きていた跡(放電痕)が発見されました。

 今回は原発停止中で、絶縁油の温度もそれほど高くなかったので、火災

にはいたりませんでしたが、仮に運転していたなら、高温の絶縁油に引火

し、火災に発展していたのはまず間違いないでしょう。

 2007年新潟県中越沖地震の時の柏崎刈羽原発3号機の変圧器火災と同じ

現象です。

 電力会社及び規制委は、柏崎刈羽原発、女川原発のアーク放電火災の

経験をほとんど活かさず、実際に志賀原発ではアーク放電火災一歩手前に

いたってしまったことは、大変な問題であることを自覚してもらいたい。

 

 女川原発1号機のアーク放電火災は、本来は大事故として、報道される

べきところが、あまり知られていないのは何故か等を考察したものをHP

http://jishinga.com/ )にアップしました。

 皆さんの考察に役立てれれば幸いです。

 HPから特集コーナーの「女川1号アーク放電火災の考察」のアイコン

クリック、もしくは以下のURLから読むことが出来ます。

http://jishinga.com/tokushuu/ONAGAWA_ARC/main.html

 

以下はトピックスの抜粋です。

[01]2003/05 三陸南地震(M7.1 震度6弱)

       女川3号 主変圧器避圧弁作動

[02]2007/07 新潟県中越沖地震(M6.8 震度6強)

       柏崎刈羽3 変圧器火災

[03]2011/03 東日本大震災(M9.0 震度7) 女川1 電源盤火災

[04]2011/05 女川1 高圧電源盤火災に伴う原因と対策

[05]2011/09 女川1 電源盤火災 非常用ディーゼル発電機 損傷

[06]2012/03 女川1 2011年9月から電源盤修理

[07]2013/06 女川1火災 規制委 火災防護対策 審査基準作成

[08]2016/02 高浜4緊急停止 発送電作業中に警報 主変圧器が故障か

[09]2016/03 規制委 女川1 ケーブルダクト経由 電源盤10基損傷

[10]2016/10 アーク火災 柏崎刈羽3と女川1の他に2件

[11]2017/03 電中研 アーク放電 実物大の高圧電源盤で試験

[12]2017/07 規制委 アーク損傷(HEAF)審査ガイド作成

[13]2018/09 胆振東部地震(M6.7 震度7) 

       泊原発 変圧器トラブル等で送電停止

[14]2018/11 柏崎刈羽 洞道(トンネル)内ケーブルで火災

[15]2018/12 女川原発1 正式に廃炉

[16]2019/01 柏崎刈羽 洞道内ケーブル火災の原因と対策

[17]2021/02 福島県沖地震(M7.3 震度6強) 女川 変圧器避圧弁が作動

[18]2021/03 技術論文 女川1 電源盤10基の写真掲載 初出か?

[19]2021/07 女川2 アーク火災の対策 電気盤を2.5m離す?

[20]2021/10 東京・埼玉 震度5強の地震 蕨市変電所 爆発火災

[21]2022/04 三菱電機 検査不正の変圧器 高浜など3原発で使用

[22]2024/01 能登半島地震(M7.6 震度7) 志賀 変圧器 絶縁油漏れ

[23]2024/01 志賀原発 変圧器の放圧板作動を確認

[24]2024/01 志賀原発 故障した変圧器の写真公開

[25]2024/01 規制委 志賀原発 変圧器の耐震性検討の可能性

[26]2024/01 志賀原発 変圧器配管 20センチの亀裂

[27]2024/03 志賀原発 変圧器 データ改ざんのあった三菱電機製

[28]2024/03 志賀原発 変圧器 アーク放電発生の証拠(放電痕)を確認

[29]2024/04 福島第一 高圧電源ケーブル

       ドリルで掘削 作業員負傷(やけど)

[30]2024/05 志賀原発 変圧器の損傷 共振現象が原因

 

 

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┗■2.「東海村核関連施設パスツアーと、

 | 東海第二原発の再稼働ストップ!いばらき大集会」に参加して

 └──── 東海第二原発運転差し止め訴訟・原告

       寺澤文子(元千代田区議会議員)

 

◎ 8月24日、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」主催でパス2台

74名のツアーに初めて参加し、東海村視察と水戸市で開催された大集会に

行ってきました。

 

 現地に行って理解できたのは、東海村には原発だけではなく、核兵器に

転用できる高速炉臨界実験装置、日本原子力発電(株)、核物質管理セン

ターやJCO臨界事故現場の建物等々至る所に核関連施設があるという

現実でした。

 万一、東海第二原発で事故が起きれば多数ある核関連施設も複合災害

となり、福島第一原発事故よりはるかに大きな過酷事故になるであろう

ことがわかりました。

 

 原発の近くまでは行くことができず、パスの中から遠望した東海第二

原発の周辺には、大きな鉄塔とクレーンが多数見受けられ、防潮堤工事の

ずさんな欠陥工事が内部告発によって明らかにされたのちも工事は続け

られている現実を突きつけられました。

 

◎ かつて日本原電は今年9月には再稼働開始と示していましたが、

再稼働は2年間延長することが明らかになりました。

 しかし、昨年10月に発生した原子炉建屋ポンプ室の照明器具の火災に

ついても原因が公表されていない状態を見ても、再稼働は難しいのでは

ないか、と指摘する声も伺いました。

 

◎ 昨年まで現地の心ある方が「東海村をつぶすな! ! !原発はいらない」

と大看板を掲示されていた場所には、3本の柱が残っているだけで看板

は撤去されていました。

 東海村の方々にもそこで働いて生活をされている、親戚、知人がかか

わっている、など複雑な人間関係があるのではと現地に来て初めて推測

できました。

 

◎ ムッとする暑さの中、午後から水戸市で行われた「STOP!東海

第二原発再稼働いばらき大集会Jに参加しました。

 運転差し止め訴訟弁護団の鈴木弁護士の挨拶から核物質が拡散する

想定を30キロにしたことへの疑問、避難計画の不備、現在の科学では

自然災害の予測は困難である。

 大地震はいつどのような規模で来るかわからない、等が指摘され、

首都圏へも核物質(放射能)は5時間半で到達すると言われています。

 無関心ではいられません。

 原発重大事故時の拡散シュミレーションが公開されましたが、避難

人口は17万人と算出され、30キロ圏内90万人が居住する想定としては

あまりにも小さすぎることも指摘されました。

 

◎ 会場には600人が参集し、熱心に耳を傾けておりましたが、冷房が

ほとんど機能せず、受付で配られたうちわを使いつつ参加者は汗びっ

しょりになりながらも内容の濃い有意義な集会でした。

 そのあと水戸駅近辺をそれぞれの団体が横断幕を掲げてアピールデモ

を行い散会しました。

 

◎ この狭い地震が頻発する日本列島に危険な原発はいらない。

 次世代への責任を果たすためにも、まず東海第二原発を廃炉にせねば!

との思いを強くした有意義な一日でした。

 

 

┏┓ 

┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

  

◆上映会「原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農民たち」開催(9/23)

 

 全国で開催されている上映会ですが、今回の品川区での上映会は、

 さよなら原発品川アクションの総会後に行われます。

 

日 時:9月21日(土)14時上映開始(13時50分 入場開始)

     (13時より同会場で本会総会があります。傍聴可)

場 所:品川第一区民集会所 第一集会室

     <住所>品川区北品川3-11-16

     <最寄り駅>京急新馬場駅 北改札口より徒歩1分

参加協力:500円

 

  ※会場席数の関係上、事前申し込みをお願いします。(事前予約優先)

   フォーム https://forms.gle/HvU1LL1cBQ3i7kSN9

主 催:さよなら原発品川アクション

      https://nonukesshinagawa.seesaa.net/

 

 〇連絡・問い合わせ nonukesshinagawa@yahoo.co.jp

 

 

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┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 

 ◆ 女川原発で設備が誤作動 外部への放射能漏れなど影響なし

 

 再稼働に向けて準備が進む東北電力女川原子力発電所2号機で13日、

放射性物質の放出を伴う事故が起きた際に作動するはずの設備の誤作動

が発生しました。

 外部へ放射能が漏れるなどの影響はないということで、東北電力は

詳しい原因を調べています。(後略)

            (9月13日    NHK宮城  16時56分配信)

 https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20240913/6000028767.html

 

 

 ◆いま、プロレタリア文学を

  いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう

  人らがふえている

             沈思実行(208)

                    鎌田 慧

 

◯本誌に連載されていた、大崎哲人さんのプロレタリア文学紹介の記事

が一冊にまとめられた。

 「プロレタリア文学への道」(論創社)である。葉山嘉樹や黒島伝治、

私の好きな作家たちが登場する。

 最近は労働運動の停滞から、労働や職場をテーマにした作品が鳴りを

潜めている。寂しい限りだ。現実社会の大きな部分、それももっと矛盾

の激しい局面からの表現が、失われていることになる。

 

◯大崎さんの著書に登場する。長野兼一郎(「本名・相良万吉」)は、

まったく未知の作家だが、強烈な印象を受けた。

 友人のフランス文学者・市原豊太に宛てた手紙がある。

 「もう歩く気力もなくなりました。このまま静かに餓死したいと存じ

ます。愚かな乞食など放っておけ。ほんとに生前の御友情を感謝します。

君が朗らかな顔、それは私にとって、大きな幸福でありました」

 旧制一高でドイツ語を学んで翻訳したり、プロレタリア文学の雑誌

「文芸戦線」の編集などをしていた。

 アジア太平洋戦争に召集され、「満州」、フィリピン、ジャワ、ラバ

ウルなどを転戦、肺結核とマラリアを患って本土に召還され、陸軍病院

に入院していた。

 戦後、ペンキ塗りの仕事をしていた時に、突風を受けて地上に転落、

踵(かかと)の骨を砕いて失職。乞食となって子育ての境遇となる。

 

◯ 乞食なれば砂も頂く南風

  北風吹けば南に坐われ父が楯

 

 都心の路肩に坐って、「身の上書」を書き、置いてあった。

 「或る時或る日その暮らしの足砕けてつひに路傍の人間屑おゆるし

下さい。伏して一片の餌乞はんのみ。一老兵」

 

 そういえば、戦後、松葉杖に頼(よ)った傷病兵が道端に立っていた

風景を思い出した。相良万吉は自殺をなんどか試みた挙句、60年2月、

61歳で死亡した。

 

◯ 「人間が人間らしく生きていく条件を保障できない社会で起きる

死は、『社会的殺人』といっていいのではないか」と著者は書いている。

 

◯いま、都心の路上に寝ている人や公園で食料をもらう人たちがふえ

ている。貧困化が進んでいる。

     (9月4日「週刊新社会」第1369号より)

 

 

◆【近事片々】より

 

 ・「信頼を取り戻す」と意気込むが、失った原因を失念したのか。

  「カネのかからない政治」には無為無策。

 ・推薦人のレンタルや引きはがしもあったやに。

  複雑怪奇な舞台裏で暗躍するは派閥。

  消えたはずが亡霊のごとく。

 ・気候変動の怪異か。列島夏真っ盛り?

              9月13日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No5082】

2024年9月13日(金)地震と原発事故情報−

              4つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.MOX燃料の価格は極めて高い

  ウラン燃料に対してMOX燃料価格は少なくても10倍以上

  核燃料サイクル政策を終了させよう   (下)(了)

                                      山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★2.避難指示が出なかった地域で多発する急性心筋梗塞死

  癌に侵された体で闘い続ける原告団長たち

  原発事故から13年。被害者らの闘いは、更に壮絶さを増して…

  東京都による避難者追出し訴訟

  10月7日(月)の判決を前に        (下)(了)

                             7/18被告:鴨下祐也氏の渾身の意見陳述

★3.樋口英明さん(元福井地裁裁判長)講演録 発刊

  『私が原発を止めた理由−本当は誰でも分かる原発訴訟』

  2024.3.31原発問題を学ぶ講演会(埼玉県鶴ヶ島市)での講演記録

                                    原発のない社会をめざす鶴ヶ島市民の会

★4.新聞より3つ

  ◆上関原発を建てさせない祝島島民の会「権利の乱用」と重ねて反論

   中国電力・海上ボーリング調査訴訟

                     (9月12日「中國新聞デジタル」より)

  ◆2035年度に再生エネ80%可能 原発、石炭火力ゼロでもと分析

                      (9月13日16時22分「共同通信」より)

  ◆【近事片々】より

   ・あれから13年半。放射線との闘い、途方もなく。 ほか

━━━━━━━ 

※9/14(土)第2回と10月12日(土)第3回の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

━━━━━━━ 

※9/20(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:9月20日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会 

 

  定例:毎月第3金曜日

  次回の第40回は、10月18日(金)18時30分より19時45分です。

━━━━━━━ 

※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と

             聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」、

     横断幕・ノボリ旗でアピール

 

  第13波一斉行動の呼びかけは

  「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」です。

 

※当初、予定した9月1日(日)は、台風10号のため延期としました。

 台風などの荒天以外は予定どおり行います。

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※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                            2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

 

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

              ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議」

 

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

   ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

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┗■1.MOX燃料の価格は極めて高い

 | ウラン燃料に対してMOX燃料価格は少なくても10倍以上

 | 核燃料サイクル政策を終了させよう   (下)(了)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

                                (上)は9/11【TMM:No5081】に掲載

2.経済性のないプルサーマル

 

◇ 再処理には巨額の費用がかかる。

 日本原燃によると本体の建設費用などの再処理事業とMOX(ウラン・

プルトニウム混合酸化物)燃料加工事業の総事業費も2024年6月には15

兆1千億円と、前年より4千億円増加した。

 今回、2年余りの「遅れ」で、さらに費用はかさむ。

 再処理について義務化されているという「根拠」のもう一つは、「再

処理拠出金」が原発事業者に義務づけられていることだ。

 再処理にあたり、機構は各原子力事業者から使用済燃料に再処理拠出

金を賦課している。

 

◇ 金額は、使用済燃料1グラム当たり約680円。

 BWRの燃料集合体一体の重量は約300キログラムある。

 そのうち燃料材質量は概算171キログラムと仮定する(女川の燃料体検

査申請書から)。これを単価680円で再処理した場合の費用は「1億1628

万円」になる。

 これで取り出せるプルトニウムの量は、重量当たり1%とすると、

1710グラムだ。グラム当たりでは68000円に相当する。

 

◇ MOX燃料には4〜9%のプルトニウムを入れるから、BWR燃料

(8×8型)では最大で15.4キログラムのプルトニウムが入る。

 単純計算でMOX燃料の価格は10億4720万円という途方もない金額に

なってしまう。

 これは通常のウラン燃料の18から30倍の価格だ。大間原発のABWR

の燃料は872体だから、9兆1316億円というあり得ない金額になる。

 

◇ こんな原発に経済性はない。

 そもそも計算していてばかばかしくなる金額である。本気でこんなM

OX燃料を使う原発が存在し得ると考えるのか。

 東電にこの計算を示すと、結論としてMOXの価格はこの計算の約70

分の1になると回答した。

 

◇ 言い換えると、プルトニウムの単価はグラム当たり96円と考えると

いうのだ。それで計算した大間の全炉心燃料価格でも「1440億円」で

ある。

 これでもウラン燃料体の3倍から5倍に相当する。

 そのうえMOX燃料は性能が悪く、通常のウラン燃料体ならば4年燃

やせるが、MOXは3年しか燃やせない。これで75%に落ちるので、こ

れで比較すれば3.7から6.3倍である。

 

◇ 加圧水型軽水炉である高浜原発のMOX燃料体を輸入した際の価格

について朝日新聞は1体約12億400万円との記事を掲載している。

                      (2023年7月8日)

 これは既に大量のMOX燃料を製造しているフランスのアレバ社が製

造したものだから、価格は比較的安く抑えられていると考えられる。

 

◇ 加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉では燃料の構造や炉心燃料の数が

かなり異なる。117万キロワットの大飯原発4号機は燃料体は193体、

一方、110万キロワットの東海第二などは764体だ。

 

 この発電量と燃料体の数の比率でMOX燃料の沸騰水型軽水炉の価格

を割り出すと、3億415万円である。

 東電の計算では54%にしかならない。従って、東電の計算は実勢価格

の半分程度しか想定していないと思われる。(他に輸送費や関税などが

含まれる可能性はある)

 

◇ 結論として、ウラン燃料に対してMOX燃料価格は少なく見積

もっても10倍以上になる。

 そのうえ国内再処理は日米原子力協定により上限が決められている

ため、経済性を追求できる状況にはない。

 取り出すウラン(回収ウラン)を使うあてもない。

 高レベル放射性廃棄物の行き先も決まらず、処理処分費用も全くの想

定でしかない。

 こうした核燃料サイクル政策を進める合理的理由はない。

 

 もちろん、二酸化炭素削減効果など期待すべくもないこと、はいうま

でもない。

 これに、大量の放射性物質の海洋、大気放出と、事故時の極めて巨大

な放射能災害を考慮する必要があることも付け加えておく。

 核燃料サイクル政策は、成り立たない政策である。

 

         (初出:9月5日「金曜ビラ」たんぽぽ舎発行)

 

 

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┗■2.避難指示が出なかった地域で多発する急性心筋梗塞死

 | 癌に侵された体で闘い続ける原告団長たち

 | 原発事故から13年。被害者らの闘いは、更に壮絶さを増して…

 | 東京都による避難者追出し訴訟

 | 10月7日(月)の判決を前に        (下)(了)

 └──── 7/18被告:鴨下祐也氏の渾身の意見陳述

                                 (上)は9/11【TMM:No5081】に掲載

 

◎ 私はいわき市に避難指示がでなかったばかりに、被曝を回避するこ

とができませんでした。

 妻子だけを逃がし、それを仕送りで支えるのが精いっぱいでした。

 2013年からは署名を集め、国と福島県と東京都にお願いに行き、放射

能の害があるうちは避難を継続させてくれるよう、話し合いを続けてき

ました。

 そして国が避難住宅の提供を打ち切った2017年以降も、東京都はすぐ

には私たちを追い出さず、毎年の話し合いに応じてくれていました。

 しかし、2021年に国が東京都に損害金を請求するようになってから、

状況は一転しました。

 そして私に対して住宅の明け渡しを求めるこの裁判をおこされました。

 私は今も疑問に思い続けていることがあります。何故、私は東京都と

争わなければならないのでしょうか?

 

◎ 私たちが住んでいたのは、国が管理する国家公務員宿舎です。国が

避難住宅として提供することを決め、また国が被害者の懇願を無視して

一方的にその提供を打ち切ったことで起きた問題です。

 もしも国が私たち避難者に返還を求めると言うのなら、逆に私たちは

国に、家や街を汚染された被害に対する損害を求めます。ですが、私た

ちと東京都との間には、そのような争いは無いはずです。

 私たちとの話し合いに応じてくれていた都の担当者は、繰り返し『裁

判は起こさないし、仮に起こすことになったとしても勝つつもりはな

い』と、私たちに言い続けていました。私は今も、その担当者の言葉こ

そが、都の本心であると信じています。

 

◎ 被曝がもたらす病は、癌だけではありません。

 今、私の避難元である福島県いわき市では、急性心筋梗塞で亡くなる

人の割合が、全国平均の2倍を超えています。

 これはチェルノブイリ事故後にも多発したことが広く知られている病

です。

 人口30万を超えるいわき市で、死因の割合にこれだけの変化が出ると

いうことは、相当な数の方が急性心筋梗塞で亡くなられていることを意

味します。

 市の抱く危機感は強く、最近ではテレビでも繰り返し注意喚起が報じ

られています。

 

◎ また、福島県全体でも急性心筋梗塞死は全国トップで、脳血管障害

を始めとした、いくつかの生活習慣病も非常に増加していると報じられ

ています。

 13年経ってなお、本来なら飲食禁止であるはずの放射線管理区域の基

準を上回る放射能汚染のもとで、日常生活を続けることによる低線量被

ばくが、人体にとって安全でないことは、むしろ科学的には明らかです。

 しかしながら、この非人道的で大規模な生体実験は、13年を過ぎた今

もなお継続中なのです。

 

◎ 今年1月、いわき市の自宅の庭の土壌測定をしてみましたが、依然

として 40,000Bq/平方mの放射線管理区域の基準を越えていました。

 平時であれば子どもが立ち入るはずもなく、放射線業務従事者で

あっても飲食が禁止される放射能汚染の中で、私は妻子と共に日常生活

を再開するなど考えられません。

 むしろ、そのように夥しく汚染されてしまった地からの避難が正当と

認められず、まるで被害が無いかの様に扱われ、このような裁判を起こ

されていることに、今、改めて怒りと悲しみを覚えます。

 

◎ 多くの公害訴訟において、国が病と原因との因果関係を認めるまで

には、長い年月の争いがありました。

 今、私たちが実感している多くの健康被害を政府が認めていないとし

ても、遺伝子を直接傷つける放射性物質が有害であることに、争いは無

いはずです。

 福島原発事故由来の放射能汚染が元通りになるまで生きられる人間

は、今、この場に一人もいません。

 つまり今、生きている私たちは誰一人、その被害の全てを見届けるこ

とはできないのです。

 ですから、その間の被害を最小に留めるためにも、放射能汚染からの

避難を求める人たちから、家を奪わないでください。

 

 この裁判では、私だけが被告として訴えられましたが、今も怯えて暮

らしている避難者たちは皆、この裁判の行方を、固唾を飲んで見守って

います。

 原発事故さえなければ、必要のなかった避難、味わうことのなかった

恐怖は、今日も続いているのです。

 裁判長、どうか私たちをこの歪みと理不尽から救ってください。

 ありがとうございました。

              2024年7月18日 東京地裁第31民事部

 

※10月7日(月)「避難者追い出し訴訟」判決公判

        傍聴応援をお願いします!

 

 日 時:10月7日(月)14時より

     13時より門前アピール 13:30頃、傍聴券配布予定

 場 所:東京地裁 103号法廷

 報告集会:閉廷後、近隣の会場を予定します。

 ひなん生活をまもる会 hinamamo11@gmail.com 

 

 

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┗■3.樋口英明さん(元福井地裁裁判長)講演録 発刊

 | 『私が原発を止めた理由−本当は誰でも分かる原発訴訟』

 | 2024.3.31原発問題を学ぶ講演会(埼玉県鶴ヶ島市)での講演記録

 └──── 原発のない社会をめざす鶴ヶ島市民の会

 

目 次

 

1月1日能登半島地震が発生

脱原発の大きな障害物は「原発は難しい問題だ」という先入観

原発は大変厄介なもの   原発に損得勘定は当てはまらない

ウクライナはザポリージャ原発を諦めた

原発を海岸べりに並べている日本は戦争ができない

原発は自国に向けられた核兵器だ

原発がクリーンなエネルギーだなんて

ダーティーなのはCO2ではなく放射能

6.17最高裁三浦反対意見と7.13東京地裁判決

私が原発を止めた理由

3.11ではいくつもの奇跡が起きて助かった

中国の三一重工が大キリンを寄付してくれた

一つの国を滅ぼすのは戦争と原発事故しかない

原発容認派の第1の弁解:本当に原発は岩盤の上に建てられているのか?

原発容認派の第2の弁解:地盤特性を分析しないと比較できないか?

原発容認派の第3の弁解:本当に原発の敷地に

                        限って700ガル以上の地震は起きないのか?

南海トラフ地震は3.11の10倍の被害

読むと背筋が寒くなる本を書きました  そんなことできるんですか?

3.11を経験した我々には重い責任が三つある

おわりに−キング牧師の言葉

 

2024.8.10刊行 A5判フルカラー23頁  頒価100円+送料(20冊以上無料)

申し込み・問い合わせ:原発のない社会をめざす鶴ヶ島市民の会

担当:青木  qingmuwataru@gmail.com   TEL 090-7949-9351

 

 

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┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 

 ◆上関原発を建てさせない祝島島民の会「権利の乱用」と重ねて反論

  中国電力・海上ボーリング調査訴訟

 

 山口県上関町で原発建設を計画する中国電力が、断層を詳しく調べる

ための海上ボーリング調査を止めないよう住民団体に求めた訴訟の第9

回口頭弁論が12日、山口地裁岩国支部であった。

 住民団体「上関原発を建てさせない祝島島民の会」は海の埋め立て権

に基づき正当性を主張する中電に対し「埋め立て工事が再開できる時期

の見通しは付かず権利の乱用」と改めて反論した。

 

 島民の会は準備書面を提出した。県が原発本体の着工の見通しが付く

までは埋め立て工事をしないよう中電へ要請した点を踏まえて主張した。

 2009年に1号機の原子炉設置許可を国へ申請した中電が、原子力規制委

員会の審査や協議を経ないまま調査を始めようとしている点を「極めて

不自然」と指摘。

 「協議すらできない程度に形骸化した申請」として調査の必要性の乏

しさを訴えた。

 

 島民の会は同会の関係者、祝島の漁業者、学識経験者への尋問を要請

した。

 中国電力が同町に建設を検討する使用済み核燃料の中間貯蔵施設と調

査の関連を明らかにするため中電の中川賢剛社長への尋問も求めた。

 一方、中国電力は中川社長への尋問について「必要性がない」と答えた。

            (山本祐司)  (9月12日「中國新聞デジタル」より)

https://www.47news.jp/11476822.html 

 

 

 ◆2035年度に再生エネ80%可能 原発、石炭火力ゼロでもと分析

 

 日本は2035年度に電源構成に占める再生可能エネルギーの割合を最大

80%に増やせるとの分析結果を、シンクタンク「自然エネルギー財団」

が13日までにまとめた。

 発電した電気をためる蓄電池の大量導入や送電網の整備によって、原

発や石炭火力発電を全廃しても、製造業の生産規模の維持や、データ

センターなどの産業誘致に必要な電力を賄えるとする。

 

 2022年度の再生エネの割合は約22%。政府は次期エネルギー基本計画

で、電力の需要増を想定し原発活用を明記する方針だ。

 一方、日本で事業展開する国内外の企業には、全電力を再生エネで賄

おうとする動きもある。    (9月13日16時22分「共同通信」より)

https://www.47news.jp/11480534.html 

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・あれから13年半。放射線との闘い、途方もなく。

  核燃料の残骸880トンの回収はまず「耳かき1杯から」。

 ・「大規模で悪質」と断罪された裏金事件。なのに「大規模で良質」

  なケジメを示さぬ自民総裁候補たちの欺まん。

              (9月11日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240911 UPLAN【裁判前街宣・記者会見】

 311子ども甲状腺がん裁判 第11回口頭弁論

 https://www.youtube.com/watch?v=z_TXshjOy1I 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

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☆ひきつづき、たんぽぽ舎のメールマガジン=「地震と原発事故情報」

 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

 

☆《事故情報編集部》より

 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他

 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

 よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)

 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ

 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。

 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、

   たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

 

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、

 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。

 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。

 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。

 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの

 掲載とさせていただきます。

 

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

 ☆投稿者名は、ペンネームも可能です。名前の後ろにかっこで

  在住県名を入れて下さい。

 

 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の

 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。

 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上、全て掲載できない場合も

 あります。ご了解下さい。

 

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 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの

  「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。

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  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を

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   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは

  間違いの元となりますのでやめて下さい。

  登録できしだい発信致します。

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 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No5081】

2024年9月11日(水)地震と原発事故情報−

              7つの情報をお知らせします

                    転載・転送歓迎

━━━━━━━ 

★1.避難指示が出なかった地域で多発する急性心筋梗塞死

  癌に侵された体で闘い続ける原告団長たち

  原発事故から13年。被害者らの闘いは、更に壮絶さを増して…

  東京都による避難者追出し訴訟

  10月7日(月)の判決を前に        (上)(2回の連載)

               被告:鴨下祐也氏の渾身の意見陳述

★2.MOX燃料の価格は極めて高い

  再処理に経済性はない 使用済燃料の行き場はない

  核燃料サイクル政策を終了させよう (上)(2回の連載)

                    山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

★3.発電していない日本原電に東電などが基本料金という名目で

  毎年数百億円支払っている…支払う理由はない

  9/9東海第二原発運転差止訴訟 控訴審第4回口頭弁論

                    冨塚元夫(たんぽぽ舎)

★4.【読者からのつぶやき】

  ☆日本人は沖縄から日本に基地を持ち帰る運動を

   日本人に向けて展開すべき      (N.S 神奈川県)

★5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

  ◆9/13あれからどうなった??放射能汚染土反対運動の

    成果と経過報告 講師:鎌田慧さん、まさのあつこさん

   場所:四谷地域センター12階多目的ホール

★6.メルマガ読者からの情報提供

  ◆日本ジャーナリスト会議(JCJ)

   第67回JCJ賞に後藤秀典氏の『東京電力の変節 最高裁・司法

   エリートとの癒着と原発被災者攻撃』(旬報社)ほか3点を選定

★7.新聞より2つ

  ◆関西電力の工程表見直し巡り原発3基(美浜3号、高浜1、

   2号)の即時停止を 福井県議会全協、知事より厳しい姿勢

                     (9月10日「中日新聞」より抜粋)

  ◆【近事片々】より

   ・兵庫知事に議会全会派が辞職要求へ。 ほか

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※9/14(土)第2回と10月12日(土)第3回の藤原寿和さん講座は

 講師の都合で中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

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※9/20(金)第39回「原発いらない!金曜行動」(首相官邸前)

 福島第一原発の核汚染水海洋投棄を中止せよ! 老朽原発うごかすな!

 東海第二原発再稼働するな! フクシマは終わっていない!

 日 時:9月20日(金)18時30分より19時45分

 場 所:首相官邸前

 主 催:「原発いらない金曜行動」実行委員会 

 

  定例:毎月第3金曜日

  次回の第40回は、10月18日(金)18時30分より19時45分です。

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※9/22(日)東海第二原発が危ない!防潮堤欠陥工事を中止せよ!

 

 第13波一斉行動…たんぽぽ舎の行動案内

 

 日 時:9月22日(日)14時より15時15分  (雨天決行、荒天中止)

 場 所:JR御茶ノ水駅…お茶の水橋口改札前と

             聖橋口改札前の2ヵ所

 内 容:リレートーク、ビラ配布、

     新署名「再稼働はダメ、廃炉を求める!」、

     横断幕・ノボリ旗でアピール

  第13波一斉行動の呼びかけは「東海第二原発いらない!

     首都圏ネットワーク」です。

 

※当初、予定した9月1日(日)は、台風10号のため延期としました。

 台風などの荒天以外は予定どおり行います。

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※9/25(水)「日本の裁判所はこうしたら変えられる」

 

 お 話:田中一郎さん

 日 時:9月25日(水)18時30分より20時30分

 会 場:「スペースたんぽぽ」

 参加費:800円(資料代含む)

 ◇予約受付中

  たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」

  <tanpopo3238@yahoo.co.jp> あてに、ご氏名と電話番号を

  お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。

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※10/2(水)2つの申し入れ・抗議行動にご参加を!

                            2つの行動=定例は第1水曜です。

 

1.第75回日本原電本店抗議行動

 

  東海第二原発の防潮堤は「設計も施工も」無理とごまかしだらけ

  欠陥工事による防潮堤は大地震・大津波に役立たず

  小手先の補修工事でなんとかなるものではない

  日本原電は再稼働をあきらめ、いますぐ廃炉を決めよ!

 

 日 時:10月2日(水)17:00より18:00

 場 所:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 

     JR秋葉原駅より5分、銀座線末広町駅4番出口より4分

              ※北ビルです!南ビルではありません!

 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549

 協 力:「再稼働阻止全国ネットワーク」

 

  ☆第76回は、11月6日(水)17:00より18:00です。

 

2.「第133回東電本店合同抗議」

 

  放射能汚染水海洋投棄を中止せよ! 柏崎刈羽原発を再稼働するな!

  東電は2200億円の原電支援するな!

  東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 

 日 時:10月2日(水)18:45より19:45

 場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)

 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947

      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035

 賛 同:東電株主代表訴訟など141団体

 

   ☆第134回は、11月6日(水)18:45より19:45です。

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┏┓ 

┗■1.避難指示が出なかった地域で多発する急性心筋梗塞死

 | 癌に侵された体で闘い続ける原告団長たち

 | 原発事故から13年。被害者らの闘いは、更に壮絶さを増して…

 | 東京都による避難者追出し訴訟

 | 10月7日(月)の判決を前に        (上)(2回の連載)

 └──── 被告:鴨下祐也氏の渾身の意見陳述

 

 本日は意見陳述の貴重な機会を与えていただき、御礼申し上げます。

 更に、私の体の都合によって、先月に予定されていた期日を、今日に

延期してくださったことを心より感謝申し上げます。

 

◎ 二ヶ月前、私は進行性の大腸がんを切除する手術を受けました。

巨大化したがんは、既に腸閉塞を起こしかけており、私は入院直後か

ら、高熱と酷い炎症で危険な状態に陥りました。

 幸い、経験豊富な外科部長の機転で、なんとか無事に手術を乗り越

え、今日、ここに立つことができましたが、これは幸運な偶然が重

なった結果に過ぎません。

 五月の始めに自分が癌に侵されていることを知った時、最初に感じた

ことは、『ついに自分にも番が回って来たか』 という落胆の思いでした。

 

 原発事故被害を訴える集団訴訟は、全国に30事件程あると聞きます

が、それを率いている原告代表の中には、癌と闘いながら国・東電と

闘っている人が少なくありません。

 

◎ 私もまた、福島原発被害東京訴訟の原告団長として、この10年余

り、運動の先頭に立って声を上げてきましたが、共に戦う全国の仲間た

ちが、陰で抗がん剤治療を受けながら、重い体を引きずって声を上げ続

けている姿に、胸を痛めてきました。

 その多くが、私と同じ避難指示区域外からのいわゆる自主避難者や、

福島に残った人たちです。私の避難元である福島県いわき市で訴訟を率

いてきた方も、正に今月から癌と闘い始めたと聞きます。

 

◎ そんな仲間たちから聞く情報には、もうひとつ嫌な共通点があり

ます。

 発症者が、がんの家系ではないこと、そして本来希少であるはずの悪

性度の高いがんの人が多い点です。

 私自身、それに当てはまります。主治医は私の癌の遺伝子変異の結果

を見て、急に治療の方針を変えました。従来、転移や成長が穏やかだと

言われる大腸がんでありながら、私の癌は例外的に悪性度の高い変異

で、この癌が転移を始めたら、施しようがなくなる可能性が高いのだそ

うです。より強い抗がん剤治療に変更する、と語る主治医からは、手術

直後の楽観的な表情が消えていました。

 

◎ また主治医は、摘出した私の癌について、『この癌は10年以上前に

出来たものだ』と語りました。10年以上前。その言葉に、13年前に起き

た原発事故と、当時自分が暮らしていた福島県いわき市の夥しい放射能

汚染を、回想せずにはいられませんでした。

 今、私の周りには、一般的に予後が良いと言われる甲状腺がんや

乳がん、大腸がんでありながら、例外的に悪性度が高く、転移が早く、

苦しい抗がん剤治療を余儀なくされている方が少なくありません。

 避難指示が出されなかった汚染地域での低線量被ばく、それによる

度重なる遺伝子へのダメージが、癌への遺伝子変異の比率に影響を与え

ているのではないか。

 工学博士として、そして一人の科学者として、遺伝子や放射性物質を

扱ってきた経験や知識が、これらの現象が偶然ではないことを導くの

です。

 

◎ 一方、医療が劇的に進歩した現代においても、癌の治療の主軸は早

期発見による外科的治療です。転移後の癌に関しては、癌組織だけを特

異的に攻撃できる化学療法はほぼ無いため、投与された抗がん剤は、癌

である無しに関わらず患者の細胞を攻撃し、患者は耐えがたい副作用と

長期間闘い続けることになります。

 にもかかわらず、その効果は良くても30〜40%程度。半分も効きま

せん。

 結果、残酷な副作用の苦しみが終わるときが、緩和ケアへの移行、す

なわち治療の断念となるケースの方が多いのが今の医療の限界です。

 

◎ 自分が癌になって、改めてそんな残酷な現実を突きつけられ、これ

が年端のいかない子どもや若者たちにも起きている福島の現状を、この

国が見て見ぬふりをしていることに、今、改めて怒りを覚えています。

 例え低い確率だったとしても、これだけ残酷で取り返しのつかない病

をもたらすことが明らかになっている放射性物質から、逃げたいと

願っている人たちを、この国や自治体は、守らねばならなかったはず

です。

 しかし、国や東京都がしたことは、その真逆でした。  (下)に続く

 

※10月7日(月)「避難者追い出し訴訟」判決公判

        傍聴応援をお願いします!

 

 日 時:10月7日(月)14時より

     13時より門前アピール 13:30頃、傍聴券配布予定

 場 所:東京地裁 103号法廷

 報告集会:閉廷後、近隣の会場を予定します。

 ひなん生活をまもる会 hinamamo11@gmail.com 

 

 

┏┓ 

┗■2.MOX燃料の価格は極めて高い

 | 再処理に経済性はない 使用済燃料の行き場はない

 | 核燃料サイクル政策を終了させよう (上)(2回の連載)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 

◎ 六ヶ所再処理工場の操業開始は、これまでの目標「2024年度の早い

時期」から「2026年12月まで」と、27回目の延期を発表した。

 「見通しの立て方が甘かった」。日本原燃の増田尚宏社長は8月29日

の記者会見でこう述べた。

 9月完工などあり得ないと誰もが感じていた矢先の遅すぎる発表に

は、背後に「核燃料サイクル政策からの撤退を絶対阻止」したい経産省

など国の圧力が重くのしかかっていたと感じる。

 

◎ 現実には、審査を受ける日本原燃の「おそまつ」さが際立つが、こ

れは同時に「絶対運転させてはならない」ことも意味している。

 たかだか「新規制基準適合性審査」を受審するためだけに、いったい

どれほどの「苦労」をしているのだろう。

 言うなれば、シミュレーションを行うだけでやっとのパイロットを、

大量の乗客を乗せる航路に就航させようとするレベルだ。

 「飛ばそうとする」ものは「新規制基準適合性審査」さえ通過しない

レベルの再処理工場である。

 こんなものに誰が乗るか。

 しかし世界中の人々は否応なしにこの再処理工場の影響を受けるので

ある。

 

1.使用済燃料の行き場はない

 

◇ 再処理事業は日本では事実上「強制」である。原発事業者に対して

義務づけられているのに等しい。

 使用済燃料を再処理してプルトニウムとウランを取り出し、再び燃料

として使う計画を「核燃料サイクル政策」というが、これは事業者の選

択ではなく国策として進められていて、法律で決められている。

 

◇ 費用を管理するのは「使用済燃料再処理・廃炉推進機構*」(

以下、機構)という国の機関だ。

 適用される法律は「原子力発電における使用済燃料の再処理等の実施

及び廃炉の推進に関する法律」という。

 だが、実際に再処理工場を建設し運営するのは今まで通り日本原燃((

株))であり、これらの「立て付け」は結構ややこしい。

 

◇ さらに「再処理が義務」の意味は、原発を有する会社は使用済燃料

を「再処理」しなければ、そもそも「処分」できない仕組みだからだ。

 使用済燃料は約4年ほど原発で燃やし終えた後は、使用済燃料プール

で冷却される。

 その後は、再処理工場に運んでプルトニウムとウランに分離した後

に、残った廃棄物を高レベル放射性廃棄物などのレベルに分類し処分

する。

 再処理工場で発生した廃棄物は日本原燃、加えて原発から出た廃棄物

も日本原電が運営する六ヶ所村の「低レベル放射性廃棄物埋設セン

ター」で「処分」する。いずれも電力会社からは離れる。

 

◇ しかし使用済燃料は、そのままでは処理処分の方法がない。

 海外では乾式貯蔵などの方法で廃炉になった原発敷地で保管、管理す

る例はあるが、日本ではそういうことは今の法律の下では、できない。

 原子炉を設置する際の許可条件に、使用済燃料について全て再処理工

場に運び、再処理することが前提となっているからである。

 

◇ なお、最近は「中間貯蔵」と称して、再処理工場に運ぶ「中間」の

位置づけで保管する施設を許可するケースがあるが、これも結局は再処

理工場を終着点としているので実質大きな変更ではない。

 使用済燃料をそのまま地下に埋める処分方法を検討している国はある

が、実行しているところはない。

 日本も使用済燃料をそのまま埋め捨てにできる法律ではないから、現

状では不可能である。

 

◇ つまり、法令上は再処理しない限り処分方法が「存在しない」た

め、全ての事業者は再処理前提で原発を稼働させ、使用済燃料を「保

管」しているに過ぎない。

 立地自治体と事業者の間での協定で、使用済燃料は原発敷地外に搬出

することを前提としている根拠はここにある。

 しかし現在は、その前提条件が再処理工場の事実上の「破綻」で崩れ

ている。

 仮に2026年末に稼働したとしても、今も再処理工場の3000トンの

プールは一杯で、稼働しても再処理は始まらない。

 

◇ まず、過去に実際の使用済燃料を使用して行った「アクティブ試

験」(2006年から2008年)で発生している高レベル放射性廃棄物のガラス

固化が失敗した状態なので、これをガラス固化することから始まる。

 しかし、これがうまくいくとは思えない。

 そのため、今後も使用済燃料は原発に貯まり続ける。特に再稼働した

原発は、背に腹はかえられないとして、原発敷地に次々と「中間貯蔵施

設」を造ろうとしているが、約束違反である。

 

*「使用済燃料再処理・廃炉推進機構」:核燃料サイクル政策を推進す

ることを目的に2016年10月に設立、当初は使用済燃料再処理事業および

MOX燃料加工事業を推進する事業体だった。2023年の岸田政権による

「GX脱炭素電源法」の制定により原発等の廃炉事業推進も事業目的に

加えられ名称に「廃炉」が加わっている。(下)に続く

           (初出:9月5日「金曜ビラ」たんぽぽ舎発行)

 

 

┏┓ 

┗■3.発電していない日本原電に東電などが基本料金という名目で

 | 毎年数百億円支払っている…支払う理由はない

 | 9/9東海第二原発運転差止訴訟 控訴審第4回口頭弁論

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎)

 

 9月9日(月)、13時から行われた高裁前(公判前)集会では、大石原

告団長が挨拶。内容は

 

1.東海第二原発は地震の時アーク放電火災になる可能性が高い。

  2011年3月11日、「女川原発」でアーク放電による火災が起きた。

 

2.日本原電が、防潮堤欠陥工事により再稼働時期を2年以上延長した

ことで、原告はこれまで時間がないと制限されていた重要な主張をする

時間ができた、

 

3.被告日本原電は事故の起こる確率が極めて低いと主張しているが、

事故が起きた場合の重大性を考慮していない。

 

河合弘之弁護士も発言、その内容。

 

1.いま日本で一番重要な裁判はこの裁判です。

 東海第二原発は再稼働すれば事故を起こす確率が高い。事故が起これ

ば首都圏が壊滅する、それは日本が壊滅することだ。

 

2.日本原電という会社は何もしていないのに存続しているのは、東電

などが援助しているからだ。東電は電力基本料金という名目で毎年数百

億円支払っている。

 実は支払う理由はないのに支払っている名目で、基本料金というのは

おかしい。

 これは経産省の考えた悪知恵だ。この支払いは東電の株主に損害を与

えているから、新たな株主代表訴訟を起こそうと計画している。

 

 大法廷にもかかわらず、一般傍聴者には40席しかなかった。最期の当

たり番号が65だったので、少なくとも25人が外れた。私も外れたので、

報告会にも出ずに帰った。

 原告団が作成した当日資料をいただいた。

 

原告準備書面は下記の3点

1.審査基準にはHEAF事象(アーク火災、アークブラスト、ホット

ショート)に対する火災影響評価基準が欠落している。

2.一審被告の拡散シュミレーションは過少で防災の基本から逸脱。

 原告らによる現実的シュミレーションの提出。

3.地震と地震動その1:予測困難な自然災害を人格権侵害の具体的危

険の要件とすることは相当でないこと。

 

 

┏┓ 

┗■4.【読者からのつぶやき】

 └──── 

 

☆日本人は沖縄から日本に基地を持ち帰る運動を

 日本人に向けて展開すべき

 

 「…そのためにもっとも必要なことは、沖縄に来て「沖縄との連帯」

を叫ぶことでも、沖縄人に立ち交じって運動する事でもない。(中略)

 日本人は日本において、沖縄から日本に基地を持ち帰る運動を、同じ

日本人に向けて展開しなければならない。そうすることによって、在日

米軍基地の日本国民全体での平等な負担を実現していかなければならな

い。それが実現したとき、沖縄人と日本人の連帯は実現する」

  (野村浩也氏「無意識の植民地主義」より)   (N.S 神奈川県)

 

 

┏┓ 

┗■5.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)

 └──── 

 

 ◆9/13あれからどうなった??放射能汚染土反対運動の

  成果と経過報告

 

日 時:2024年9月13日(金)18時15分開場 18時30分開始

講 師:鎌田慧さん、まさのあつこさん

場 所:四谷地域センター12階多目的ホール

           (地下鉄丸の内線新宿御苑前駅)

主 催:新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会

    gyoenosendohantai@gmail.com

参加費:500円

 

 

┏┓ 

┗■6.メルマガ読者からの情報提供

 └──── 

 

 ◆日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、年間の優れたジャーナリズ

ム活動・作品に対して、第67回JCJ賞に後藤秀典氏の『東京電力の変

節 最高裁・司法エリートとの癒着と原発被災者攻撃』(旬報社)ほか3

点を選定した。

 またJCJ大賞として、しんぶん赤旗の自民党派閥資金問題キャン

ペーンが選定された。

 詳しくは

https://jcj.gr.jp/jcj_award/12198/ 

 

提供:上岡直見(環境経済研究所代表)

 

 

┏┓ 

┗■7.新聞より2つ

 └──── 

 

 ◆関西電力工程表見直し巡り原発3基(美浜3号、高浜1、2号)の

  即時停止を 福井県議会全協、知事より厳しい姿勢

 

 関西電力が県内原発の使用済み核燃料の県外搬出に向けて策定し、本

年度末までに見直すと表明したロードマップ(工程表)を巡り、県議会

は9日、全員協議会を開き、関電と国の担当者に説明を求めた。

 関電が県に約束した工程表が1年足らずで履行不可能となった事態を

受け、最大会派・自民党県議会を含む多くの議員が、運転開始から40年

を超えた美浜3号機、高浜1、2号機の原発3基の即時停止を求めた。

                                           (曽根智貴、山本晃暉)

 

 8月30日に関電が工程表の見直しを正式表明して以降、関電は当面、

3基の運転継続を目指す考えを示唆していた。

 杉本達治知事は関電が再提示する工程表に実効性が伴っていなけれ

ば、運転は停止されるという考えを示していた。

 県議会は工程表の再提示を待たずに即時停止を求めており、関電によ

り厳しい姿勢を見せた形だ。(後略)  (9月10日「中日新聞」より抜粋)

https://www.47news.jp/11464955.html 

 

 

 ◆【近事片々】より

 

 ・童話の教訓に学ばなかったか。「イエスマンだけの裸の王様」と

  県関係者。兵庫知事に議会全会派が辞職要求へ。

 ・こちらも聞く耳持たず。

  大規模な反政権デモにも不退転貫くイスラエル首相の独善。

                     (9月9日「毎日新聞」夕刊1面より)

 

━━━━━━━ 

※【動画アップの紹介】

 

☆三輪祐児さんのユープラン(UPLANpart3)より

  https://www.youtube.com/results?search_query=UPLANpart3 

 

・20240824 UPLAN【前半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=3RCb69P3WhA 

・20240824 UPLAN【後半】

 STOP!東海第二原発の再稼働 いばらき大集会

 https://www.youtube.com/watch?v=An4iMPDKWrE 

・20280807 UPLAN 第73回とめよう!東海第二原発 日本原電本店抗議

 行動・第131回東電本店合同抗議

 https://www.youtube.com/watch?v=ZOYN9sjbF1w 

・20240729 UPLAN 子どもたちを放射能から守ろう!子ども脱被ばく裁判

  第2回最高裁要請行動と学習会

 https://www.youtube.com/watch?v=E14e03hkvEA 

・20240703 UPLAN 第72回とめよう!東海第二原発

 日本原電本店抗議行動 第130回東電本店合同抗議行動

 https://www.youtube.com/watch?v=Kk-GXsTFiyQ 

・20240625 UPLAN【原子力規制庁院内ヒアリング】

                 東海第二原発防潮堤欠陥工事

 https://www.youtube.com/watch?v=lBmPX40JEQM 

・20240617 UPLAN 【ヒューマンチェーン・講演・シンポジウム】

          司法の劣化を許さない〜最高裁共同行動

 https://www.youtube.com/watch?v=M3kHSR1PqY8 

・20240601 UPLAN 辻野弥生「なかったことにはできない 関東大震災・

 知られざる悲劇・福田村虐殺事件」

 https://www.youtube.com/watch?v=fdoN-AfiuCg 

・20240518 UPLAN たんぽぽ舎35周年記念講演

 木原壯林さん「老朽原発うごかすな!稼働原発は即時停止を!」

 村上志保さん(東海村村議)「私が東海村で取り組みたいこと」

 https://www.youtube.com/watch?v=1qs20ZxENP0  (約2時間)

・20240427 UPLAN 川口正昭「群馬県追悼碑撤去問題を考える」

 https://www.youtube.com/watch?v=-hRld857H5o&t=6s 

・20240406 UPLAN 山崎久隆「柏崎刈羽原発の再稼働を許さない 新規制

 基準は地震と津波を過小評価 どこでも起こり得る津波災害と巨大地震」

 https://www.youtube.com/watch?v=Zknd66R3uKg 

・20240224 UPLAN 山崎久隆「能登半島地震から考える東海第二原発」

 主催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」

 https://www.youtube.com/watch?v=ARJStbsE2lU 

・20240210 UPLAN 山崎久隆ゼミ「大地動乱の時代」の原発は廃炉に〜

 地震・津波は止められないが原発は止められる〜今すぐ「止める、

 冷やす、閉じ込める」対策を

 https://www.youtube.com/watch?v=UIMWV9KC4nw 

 

☆広瀬 隆…私のYouTube「ロックフェラー財閥シリーズ第26話」で

 5月5日、「チェルノブイリ原発事故と放射能の基礎知識」を掲載。

 https://youtu.be/rRg2bq8B-Dk 

・ソ連の“ウラルの核惨事”と“キューバ・ミサイル危機”大事件に

 ついては「ロックフェラー財閥シリーズ第25話」

 https://youtu.be/6g2-jh1J9JU 

・“スリーマイル島原発事故”の被害とイギリスの“ウィンズケール

 再処理工場”による海の汚染は「ロックフェラー財閥シリーズ第24話」

 https://youtu.be/4XFzySIQi10  ぜひ、ご覧下さい。

 

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 へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。

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 2024年2月中旬から、『月曜、水曜、金曜、土曜』の週4回の発信と

 なりました。「火曜、木曜」の発信しない日でも「緊急事態」の場合

 は、発信することもあります。

 

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 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

 

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、

 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

 

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し

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 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先

 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。

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4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、

 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。

 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

 

5.【読者からのつぶやき】(仮)

 ☆字数は2から4行位(70文字から140文字程度)、

  タイトルも付けて下さい。

 ☆テーマ:原発関連、「今、悩んでいること、困っていること」、

  ガザへの思い、ウクライナについて、政治の腐敗について、

  武器輸出問題、パンデミック条約…等々

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  在住県名を入れて下さい。

 

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