米中は完全な対立でも、完全な結託でもない | 真の国益を実現するブログ

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あらゆる面から安倍内閣の政策を厳しく評価し、独自の見解を述べていきます。

いわゆる親米保守と言われる人の中には、「中国と対抗するためには、日米同盟が必要だ」「アメリカは中国と対立しており、日本はアメリカ陣営にいることが大事だ」と言います。

しかし、それは冷戦時代の思考であり、現代にはそぐわないと思います。

現代は「複雑化」の時代であり、ある一面では対立しているようでいて、ある面では蜜月だったりするのです。

その証拠が、これらのニュースです。

コラム:なぜ米国は中国軍を「訓練」するのか

中国企業 アメリカ国内で初の高速鉄道

習主席の訪米スタート、ボーイングやマイクロソフト視察

アメリカとしても、強大化する中国と完全対立するよりは、ある程度「懐柔」したり、味方になっておくほうが得策という判断があるのでしょう。

日本はピエロだ・・・日本は米中に完全に敵視されている・・・というのも、間違った見方であるとは思います。完全な反日国というのは無く、どの国も一枚岩ではないのです。

しかし、米国が日本よりも中国を最近は重視し始めているのは、事実であるとは思います。

この事実(ファクト)をもって、
・「だから、アメリカ様を中国から引き離して、もっと仲良くならなきゃいけない!」
・「だから、アメリカに依存しすぎるのは良くない、ほどほどの距離感が必要だ」

上記どちらの考え方をするのかは、議論が分かれるところです。
はっきり言って、難しい。

感情論(反米や親米、怨恨)は抜きにして、論理的に、冷静に議論していくべきでしょう。


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