柳田国男『遠野物語』を読む 夢でもし逢えたら すてきなこと・・・、なのか? 出たな妖怪!? | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

大瀧詠一が作詞した『夢でもし逢えたらすてきなことね』という歌がありました。

 

さらに、むかーしNHKで『夢で逢いましょう』なんて番組もあったような。

 

 

 

恋心を寄せる相手に対する熱き想い。その想いが魂となって肉体を抜け出し・・・、相手のもとに?

 

平安時代の和歌などにはよくそういうものがあるのだとか。

 

 

 

夢分析を行ったフロイト先生なら、無意識による自己表現だ、なんて言うんでしょうねえ。

 

 

 

 

 

 

さて、今回は、そんなの話です。

 

 

人の漁夫の方が、遠出してその夜、仲間と一緒に山道を帰って行くと、小川のほとりで一人の女性に出逢います。

 

よく見れば、その男の奥さん?

 

 

しかし、こんな夜中に、こんな場所に、奥さんがいるはずもなし。

 

ならば・・・。

 

 

 

 

出たな、妖怪!

 

 

 

と、持っていた魚切り包丁で背後から一突きに。

 

叫び声をあげて倒れる女性、つまり、その方の奥さん、らしき・・・、妖怪(化け物)?

 

 

 

しかし、なかなか正体を現さないため、ふと、心配になり、後のことを仲間に頼むと、自らは急ぎ家に帰ります。

 

と、奥さんは、ちゃんと家におりました。

 

 

して、この奥さんが言うには、あまり、夫の帰りが遅いので、夢うつつに途中まで見に出たような気がするのだと。まあ、うつらうつらしながら夢を見ていたのでしょう。

 

そして山道にて、なんとも知れぬものに襲われた瞬間に目が覚めたのだとか。

 

 

男は、さてはと思い、元の場所に引き返してみますと、そこにいた仲間が言うには、見ているうちに、一匹の狐になってしまったのだとか。

 

奥さんの魂が抜けだし、この狐に憑依した!?

 

 

然るに、この狐にとってすればいい迷惑で、

 

 

オレが何をしたというんだ?

勝手にオレの身体を借りて化けやがって

 

ったく、女は化け物たー、よく言ったもんだぜ

 

 

 

特別出演 研ナオコのビフオーアフター

 

 

 

なーんてねえ。