『女と男のだましあい』 女が男に求めるもの その1 経済力 愛があればお金なんかいらない? | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

昭和三十年代に佐藤栄作という総理大臣が、政府の住宅政策について野党に厳しく追及された時「たとえ四畳半一間のアパートでも、愛があれば幸せなのではないかと思います」なんて答弁したとか。

 

 

 

 

 

精神論ですねえ。「足るを知る」なんて倫理観念の押し付けのような気もします。

 

結婚する相手の男性に対しては、女性はやはりそれ相応の経済力を求めるのではないのか。「モテる」ではなく「持てる」男でないとねえ。

 

 

たとえ持っていても、酒やギャンブルにハマっていて、家にまったくお金を入れてくれないとかじゃ困るでしょう。

 

 

確かな統計的な根拠があるかどうかはわかりませんが、女性が働いている場合の方が、働いていない場合、つまり専業主婦でいるよりも離婚率が高いのではないかと思います。旦那なんか当てにならない、としたら、さっさと離婚した方がいい?

 

 

 

さて、進化心理学者であるバスは、この女性が男性に求める経済力についても、まず動物の世界に目を向けます。

 

モズという鳥のオスは繁殖シーズンともなりますと、せっせと巣作りに励みます。マイホーム作りです。

 

一方のメスは、オスが作った巣を比較し、最も豪華と思われるオスを交尾相手に選ぶのだとか。

 

 

 

まあ、当然のことでしょう。

 

人間の女性だって基本的には同じだと思います。

 

四畳半一間の貧相なアパートしか用意できない男と、3LDKの高層マンションを用意できる男なら、当然、後者を選ぶでしょう。

 

 

いくら愛があったって、食えない、生活できない(生活が苦しい)よりは、安楽な方が望ましいはず。

 

 

もっとも、女性自身に相応の経済力があれば話はまた違うでしょう。この場合、女性が男性に求めるものはまた違った基準になると思います。

 

以前、TVで、とある地方の資産家の家に生まれ、自身は女医として働いている女性が婿を求めている、なんて話を紹介していたものを見たことがあります。また、彼女自身、見目麗しい方でした。

 

 

こういうケースは「逆・玉の輿」とでも言うんでしょうねえ。

 

 

 

いいのよ、無理にも働かなくても

好きなことをしていて

 

 

 

なんてねえ。

 

もっとも・・・、子供ができないと、それこそ「種なし」なんて言われて追い出されるかも。

 

 

 

 

 

これについて言いますと、永六輔の『商人(あきんど)』という本の中に、豪商の家付き娘の婿さんの話がありまして、二人の間になかなか子供ができない。それこそ「種なし」かと言われそうな婿さんは、ちゃんと、そのために(?)を囲い、その女性との間には子供がいたりもする。

 

 

つまり、これをして自分は「種なし」でないことを証明しているのであります。

 

 

さてさて、生計手段なるもの、これは基本的に男が握っており、この経済的な差異によって女性は歴史的に不当な地位にあった、とするフェミニストの主張があります。

 

 

なるほど遊牧民や狩猟民といった場合、そう考えてもいいようにも思われます。

 

しかし、農耕民ですと、必ずしもそうとは言い切れないように思います。網野善彦という歴史学者がおりまして、中世日本の一般民衆の歴史についての考察によれば、女性もそれなりに男性と同じような経済力があったようです。

 

 

例えばこれは商家にあっても同じであったようですが、家督を相続すべきの長男がボンクラであった場合、次男、あるいは、他の子が女性であれば、彼女に外部から婿を取らせて継がせた、なんてこともあったとか。

 

 

仮に、長男可愛さで家督を相続させていたら、その家は傾きかねない。して、こういう大局的な視点に立たないとその家なら家の存続は難しいのでしょう。

 

 

さて、では、こういう経済力なるものを全く考えていなかったらどうなるか。

 

 

例えばの話、イケメンであったとしても、付いた仕事は長続きせず、金銭感覚がなく、浪費癖が激しい、あるいはギャンブル狂、とか。

 

 

 

ギャンブル狂?・水原通訳

 

 

 

よくいう「甲斐性なし」という男であります。

 

 

芸術家(?)を気取る男に多いような気もします。なまじ、その方面の才能があるばっかりに、堅気(?)の仕事なんかやってられるか、と。また、「世間は自分の才能を評価していない」なんて愚痴っていたりもする。

 

 

いくら、そういう才能があったからと言って食っていけなきゃどーしようもない。

 

 

あっしの小学校の同級生に音楽にずば抜けた才能を示す男がいまして、その将来を期待されて、長じて音大に進みましたが、しばらくぶりにあった時は、とある中小企業の営業マンになってましたねえ。

 

 

この方には悪いんですが、思うに、下手に、こういう才能を持っているのも考えものではないかと。

 

 

そりゃあ、その才能が高く評価され、いわゆる一流の音楽家なりミュージシャンになって活躍できる、いっそ食ってゆかれるのはほんの一握り、それこそピラミッドの頂点に立てる方ぐらいでしょう。

 

 

もし、女性が、こんな男性の才能にホレこんでいっしょになったとしても、その生活は厳しいはずです。それこそ、自分が働いて旦那を支えなきゃいけなくなる、とか。

 

まあ、それでもいい、という女性もいるとは思いますが。

 

 

結婚相手にどんなことを望むかというアンケート調査によれば、女性が男性に求める条件の上位には必ず経済力があるようです。

 

 

 

 

 

逆に、男性でこれを女性に求める、という方はまずいないように思います。

 

 

バスの調査したアメリカ社会などでは、特にその傾向が高いようです。

 

ちなみに、この経済力というもの、今現在ではなく将来的展望を見据えた方が有利でしょう。

 

 

例えばの話、宝くじの特賞に当たったという無職の男性よりも、今は貧しいも、優秀な医者の卵という男性ならば、言うまでもなく後者を選んだ方がいいと思います。

 

 

つまること、女性は、男性のこういった将来性までも考慮すべきだと思います。

 

愛だけあったって、それで生活できるわけではなし。

 

 

しかしながら、例えばの話、いくら高収入であろうと、金銭感覚がルーズで浪費癖が強い、ともなると考えますよねえ。

 

 

逆に、たとえ低収入でも、倹約家で、金銭感覚も計画的でしっかりしているような方が望ましいはずです。

 

 

して、こういうことは、少し付き合ってみればわかるような気もします。

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

私事ながら、あっしは、大きな手術(※ 開胸手術 肺気胸という病気によるもの)の経験が3回あります。あっしの加入していた医療保険では、この「開胸手術」という場合、けっこうな保険金がでまして、しっかり元がとれた、というよりも、むしろ相当のお釣り(?)が出たようです。

 

うちのカミさんは、喜んでまして、あっしとしても文字通り身を挺して、身体を張って、金を得た、経済力を示した、ということで、しばらくでかい顔が出来ました。

 

 

あっしだって、やる時はやるのであります。

 

 

 

もっとも、「もう一回やれ」と言われてもねえ・・・。