『女と男のだましあい』 ちっとも美人じゃないけれど、なぜかボクを惹きつけるという相手こそ? | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

むかーしの歌に、

 

 

ちっとも美人じゃないけれど なぜかボクを惹きつける

 

 

なーんて歌詞の歌がありました。(平尾昌晃 「ミヨちゃん」

 

 

 

いるんですよ。

 

 

男からして、まさに、美人なんてのには程遠い女性なのに、なぜか心惹かれてしまうような方が。

 

 

して、これは女性も同じようでして、それこそイケメンには程遠い、いっそブ男になぜか心がときめいてしまう、なんてことがあるのだとか。

 

 

でも、概ね、自身のプライド(?)とか、世間体(?)とか、理性(!?)にかんがみて、というか邪魔、仲良くなりたい、いっそ恋人にしたい、というところまでは行かないですねえ。

 

 

んで、ずっと後になって、「あの人、どーしているのかな」なんて思い出すこともある。

 

 

 

 

 

さてさて、進化心理学者バスによれば、自分にとって最も望ましい相手を選び取る戦略(!)は概ね、無意識に行われているのだとしております。

 

ピアニストなんかですと、自分の指の動きを意識するようになると演奏が上手くゆかなくなるなんて言うようですが、頭を働かせて理性的に判断することこそが必ずしも望ましいとは限らないということなのか。

 

 

人間男女の配偶者を選ぶというのも、実はきわめて生物的なレベルにおいて方向づけられているのだとバスは言います。

 

 

例えば、当たり前の話ですが我々の味覚は食べられるものと、そうでないものに対し敏感です。最近の方は「賞味期限」なんてものを頼りにしておりますが、少し年配の方ですと、その食べ物の匂いとか、舌触り、味などから、食べられるものと食べられないものを敏感に分別しているように思います。

 

 

 

 

 

 

して、本来はこういう感覚の方が大事であったはずです。「賞味期限」なんかより、自分の舌を信じろ、と。

 

 

 

恐怖といった感情も、もしそれが働かなかったら、どんなに危険なものに対しても向かってゆくでしょう。大脳生理学的に言いますと、脳における偏桃体と呼ばれる部位がここに関係しているそうで、例えばこれを除去したサルは、普通のサルなら怖がって逃げだすヘビ(のオモチャ)に対しても、何の反応も示さず、「食えるのか?」なんてかじってみることまでするようです。

 

 

もし、現実世界でこんなことしたら大変でしょう。毒ヘビだっているはずですし。

 

 

また、この恐怖、あるいは「好き」、「嫌い」という感覚も、持って生まれた特性のようでして、例えばヘビなんてものを全く知らなくても、無意識レベルで「こいつは危険だ」という判断がなされるとされます。

 

 

虫が好かない」なんて言い方もしますが、これまた、頭では理解できない何かがあって、それが拒絶反応を生じさせるのでしょう。

 

 

 

 

さらには、身体内部における免疫システムも、考えてみればよく出来ております。こういうシステムがあればこそ、我々は健康でいられるのであります。これまた、意識してやっているものではありません。

 

 

同じように、自身にとって望ましい配偶者となるべき相手を、我々は無意識のうちに選び出しているのだと言います。

 

むろん、みながみな、そういう相手を実際に選ぶかは何とも言えません。我々の思考は、もっと他の様々な要素に影響されていると考えられます。

 

 

して、もし、我々が、己の、それこそ「本能」の赴くままに配偶者を選び出し、結ばれたとしたら、その結果として生まれた子は少なくとも生物的なレベルからすれば、それに従わずに選んだ配偶者との間に出来た子供と比べれば、ずっと健康で、丈夫な子であるように思います。

 

 

しかしながら、現実はなかなかそうはいっていないようにもいます。

 

先回、アフリカにあって、瘦せた女性よりも太った女性の方がモテるということ、あるいは、胸の大きな女性の方が魅力的に感じる、というのは、思うに、そういう女性の方が多産で、母乳もたくさん出るはず、という解釈があるからのように思います。

 

むろん、生物学的に言えば、太った女性の皆が皆、多産とは限らないでしょうし、胸の大きな女性の方が母乳がたくさんでる、ということはないようです。

 

 

先に上げた無意識の嗜好を「生物学的嗜好」とすれば、後の意識してのものは「文化的嗜好」というものになるのか。

 

そして、我々は、多くの場合、生物学的嗜好よりも、文化的嗜好を優先している、というか、捉われているように思います。

 

 

 

美人とか、イケメンといったものもそうでしょうねえ。

 

 

こういうものは、生物的生存、あるいは存続にとって、あまり意味はないように思います。

言い換えるなら、もし、生まれてくる子が丈夫で健康であって欲しいと願うならば、もっと違う基準で配偶者を選ぶべきでしょう。

 

よく「本能に従う」なんて通俗的な言い方がありますが、これ、決して悪いことではないと思います。

 

いっそ「自然に従う」と言い換えてもいいかも。

 

 

 

むしろ、つまらん(?)知識や文化に影響されて、いっそ惑わされて、あるいは、恋なんて、いっそ、アブナイお薬でも使ったかのような幻覚、幻想に流されて、実際はとんでもねー相手を選んでしまったりすることだってあるのではないのか。

 

 

 

 

 

 

一概には言えないとは思いますが、結ばれても結局は別れてしまう、離婚してしまう、なんてカップルは、そういったものに惑わされていたのではないのか?

 

 

まあ、しかし、最も理想的な配偶者選びなんてものは理想であり、現実はそううそう上手くはゆかないように思います。

 

人間なんかですと、様々な社会的なしがらみもありますからねえ。

 

 

 

高貴な地位におられる方なんかですと、これはもう、配偶者に出来る方の範囲が相当に狭められてしまうでしょう。

 

日本には基本的に階級制度はありませんが、インドなんかでは、一応、形の上では消滅したとされているようですが、しかし、やはり伝統的なカースト(階級)制度の因習が深く染みついているとされます。つまり、同じカーストの相手でないと結結婚できないのであります。

 

 

 

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入社した職場には独身男性が一人しかいなかったから、もう、自分から強引にアタックしてものにした(!?)なんてことを言っていた女性もいましたが、狭い閉塞的な社会では、こうでもしないと結婚できない、なんてことだってあるのでしょう。

 

 

ちなみに、これが逆のパターン、つまり職場に未婚女性の方が多く、若い未婚男性は数が少ないなんてケースですと、これはもう、男性はモテモテだとか。

 

 

羨ましい話です。

 

 

 

ちなみに、あっしも、かつて、同じような職場にいたことがありまして、バレンタィンデーの翌日、上司が、

 

 

 

いやー、オレ、既婚者なのにさー、こんなにチョコもらっちゃったよ

ねずみ男、お前は独身だから、さぞかし、いっぱいもらったろ

幾つもらった?正直に言ってみろ

 

 

 

なーんて朝礼の時に、皆の前でねえ

 

 

一個も、もらってません

 

 

 

これ、公開処刑ってもんでしょう。

 

 

 

なんで、あっしが、こんな目に遭わなくてはいけないんだと。

 

もしかして、このクソ上司、わざと・・・?

 

 

いつか殺す!

 

 

って思ってました。