どこの馬の骨ならぬ、どこの鰻か牛かわかったもんじゃないという産地偽装を考える  | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

愛知県の鰻店で三河産とうたった鰻の一部に中国や台湾産のものが混じっており、産地偽装で警察の家宅捜索が入ったというネット記事に目がとまりました。

 

 

少し前には国産(熊本産)と言いつつ、実は中国などから輸入したアサリを偽装していた事実が発覚していましたが、こんなものは氷山の一カだと言っていた専門家の言葉がありましたねえ。

 

 

そもそも鰻は産卵は海でなされ、それが鮭と同じく川を遡上してくるとされ、この川が日本なら国産、外国なら外国産となるわけです。

 

 

 

国産・外国産 天然・養殖の差がある?

 

 

 

つまるところ鰻は鰻であって、どこで捕れようが同じだとは思いますが、ここが面白いところで同じ鰻でも国産(日本産)と例えば中国産では価格が全く違います。

 

自然のもの(魚)ですから、国産だろうが外国産だろうが品質(味)に違いはないと思うのはシロートの浅はかな考えなのでしょうか。

 

 

 

通、つまりは玄人(くろうと)に言わせれば、

 

 

 

国産の鰻には味にコクがあってなー

まあ、シロートにはわからんだろうねえ

 

 

 

特別出演 南倍南(『玄人のひとりごと』)

 

 

 

 

 

すいません、わかりません。

 

 

なんせ、毎日ウィスキー飲んでますが、それも「ウィスキーがお好きでしょ」のサントリーの角ですが、そして、これが一番旨いと、その道の玄人の方に勧められて飲んでいるんですが、この角の瓶に、もっと安いレッドなんかを入れられても、たぶん、わからないと思います。

 

 

 

で、それ飲んで、

 

 

やっぱり角は旨いなー。コクがあるよな、コクが

 

 

 

なーんて言いそうな気がします。

 

 

(※ 実際、そういうことがされ、そう言ったという方がおりました)

 

 

 

心頭滅却すれば、火もまた涼しい」なんてのたまった、偉い禅僧がいると聞きましたが、こちらはプラシーボ(偽薬)効果というべきか。

 

そういや、いつぞやTVの番組で、催眠術をかけた方にコップに入った水を飲ませ、「それは酒だ」という暗示をかけたら、本当に酔っぱらった(!?)というものをみたことがあります。

 

 

禁酒、断酒をしたいという方にお勧めかもしれない。

 

 

 

養老の滝の、親に酒を飲ませてやりたいという孝行息子が滝の水を汲んでいったら、それが酒に変わっていたというのも、あれ、プラシーボ効果だったんですかねえ。

 

 

さらには、新約聖書には「カナの婚礼」という話の中で、イエスが樽の中の水を酒(ワイン)に変えたという話がありますが、これも同じなのか?

 

 

 

 

 

 

あの・・・、えっと、イエスの大将

これ、どう考えても酒というよりは水としか思えないんですけど

 

 

バカ野郎。それは、ねずみ男。お前の信仰が足りないからだ

「信じる者は救われる」って言うだろ。同じように、強く信じれば酒になるんだよ

 

あっと、ついでに言っとくがアホウはダメな。この理屈がアホウには通じないから

 

 

 

ごまかされているような気もしますが、アホウにされたくはないので『裸の王様』のごとく、

 

 

 

そう言われてみれば・・・。うん、やっぱりこれ酒ですねえ。旨い!

 

 

 

 

(騙されてる。ぜってー騙されてる)

 

 

 

産地偽装というべきか否か、これまた聞いた話ですが、「高原野菜」として有名な産地があるのですが、それは「~県産」という表示で出荷されるのだそうです。

 

 

 

 

 

して、この地域は幾つかの県と隣接しておりまして、その隣県の生産者は、あえて越境してその有名な産地の市場に自分の畑で採れたものを持ってゆくのだとか。

 

さらに手が込んできますと、幾つか隣り合った県境の生産者ですと、どの地域のブランドの市場価格が高いかによって、その一番高い市場に、出荷するのだとか。

 

 

まあ、それこそ品質や味にさほど違いがあるとは思われませんから、特に問題はないのかもしれませんが、引っかかると言えば引っ掛かります。

 

 

次に魚ですが、これまた真偽のほどは不明ですが、北海道辺りでは海上でロシアの漁船から捕獲した魚を買うことがあるそうでして、これが陸揚げされますと、それこそ「北海道~産」となるのだとか。

 

 

正確には「~産」というよりは「~港・陸揚げ」ではないかと思います。その中にはロシアの漁船経由(?)のものもあるということなのでしょう。

 

 

最後が、これが極めつけの牛肉であります。国産、つまり和牛といえば、訪日した外国人もそのあまりの旨さに腰を抜かす、大絶賛するとされております。

 

 

 

しかし、あっしは、かつて、とあるスーパーの精肉担当者の方から怪しげな話を聞いたことがあります。

 

 

どことは言えないそうですが、まったく無名の地の牧場で育てた牛を、某有名ブランド牛を出荷している牧場に運び、そこで一週間ほど放牧しておきますと、あーら不思議、その牛はもはや超有名ブランド牛に変身しているのだとか。

 

 

ただし、これはもうずいぶん前の話ですから、今もそのようなことが行われているかどうかはわかりません。

 

ついでに言いますと、産地によってはたとえそこが無名であっても、超有名ブランド牛に匹敵するような味の牛もいるそうでして、しかし、市場ではどうしても価格が安くなってしまうのだとか。

 

 

ゆえに、これまた聞いた話ですが、デパートの贈答品として、例えば「~牛」なんて肉の詰め合わせを販売する場合、こういう無名のブランド牛を使うこともあるのだとか。

 

品質(味)に違いがないなら、それでも文句は言えないような気もしますが、はてさて、どーなんでしょう。

 

 

例えばの話、それこそ「松阪牛」と思って食えば、それはそれで満足できる?

 

 

それとも玄人ともなれば、その違いを見抜くのか?

 

 

 

 

 

この、繊細な舌触りと、ほのかに香る独特の風味は・・・

これは松坂牛ではなく、飛騨牛、いや十勝牛か?

 

 

 

なーんてねえ。

 

 

吉野家の牛丼の牛肉(※ 疑いもなく外国産・・・、のはず)と松阪牛の区別すら、たぶんできないと思う、あっしなんぞにとっては異次元の世界のことでしょうねえ。