２０１１年作 「クリスタルー１」
ふ～ん。最近、感心したのよね。
まだ、こんな人が居たんだ。
俺、ご存知のように毎週、
一杯飲んで画廊まわりをしてるじゃん。
先週も、いつもの通り
いつものコースを回っていたのよ
ある画廊に入ると女性ばかりの
６人展が、やっていて
その中のメンバーの一人が
画廊に居た訳ね。
画廊のオーナーが、俺を紹介したわけよ。
仕方ないから、挨拶して
その人の作品を観たわけね。
色々と作品の説明をしてくれたのよ。
俺は、最近は、感想を求められない限り
何も言わないで、大人しく
話しを聞くだけにしてるのよ
だって、このブログのごとく
平気でキツイこと言っちゃうから
できるだけ、言わないようにしてるのよね。
別に何も言わないで、茶を飲んで帰ったのよね。
ところが、先日、こんなハガキを
いただいた訳ね。
俺自身は自分の個展とか展覧会に
来ていただいた人には、必ず
お礼状を出すようにしてるから
当たり前のことなんだけど。
最近の若い人は、そんなのしないみたい。
皆さん、自分のことを偉い人だと
思ってるのか・・・・
お客さんが来るのは、当たり前だと
思ってるのかな？
展覧会を観に行くには、時間を
作らなきゃいけないし、電車に乗ったり
徒歩で地図を頼りに行かないといけないし
観る方も大変なのにね・・・。
俺なんて、お客さんに来ていただいたら
ありがたいと思うんだけどね・・・・。
ああ、この人、伸びる人だな・・・
と思うのは、こんな小さな配慮に
気がつくかどうかなのよ。
一事が万事で、作品にも現れるから
たかが、アート。されどアートなのよね。
作品だけ作って発表するなら、小学生でも
できるじゃない。
それで自分は作家だと言うんだから、笑わすぜ。
アートにどれだけ賭けているかは
その人の、生き様をみりゃ分かるぜ。
どうせ、なるならホンモノの作家に
なりたいと俺は思うんだけどね・・・。
まあ、１０年もしないうちに若い人なんて
皆さん消えていくから
俺がギャアギャア言うこともないか。
でも、たまにこんな事もあるんだ。
こんな当たり前の事が嬉しいんだから、
淋しい限りだぜ。
キャンキャン
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