2000年作 「事の始め」
今日の大阪は13℃の良い天気
仕事場へ向かう電車の中で
気持ちよく居眠りしてたぜ。
今日の仕事場は俺ひとりだけ。
やっぱり、一人がよろしい。
お絵かき、お絵かきルンルンルン・・・・
馬鹿が夕方までお絵かきを楽しんでいたぜ。
なかなか良い感じのが出来そう。
もう、こういうのは希望と挫折の繰り返しでね。
今日は御機嫌でも次はガックリ・・・・
なんてのは、しょっちゅうだから、明日は知らないっと。
無心になる・・・なんて言うじゃない。
あれは駄目だね。
ひとりで、色んな事を考えなきゃ。
ていうか、ひとりで絵を描いてると
色んな事が頭の中を駆け巡る・・・
これが、いいのよね。
ひとりで思索にふける時間が大事なのよ
終いには、考えることも無くなって
カラッポになっちゃう。
ここまで来て、やっと絵を描いてて
楽しくなるんだから。
間違っても禅坊主に、なっちゃ駄目。
煩悩に悩み、迷い、振り回されなくっちゃ
絵を描く意味ないじゃん。
さて、帰りにJR阪和線の堺市駅で降りて
駅構内の珈琲ショップで酒を飲んでたの。
何故かメニューに酒があるのよね。 ニャホ!
改札を抜けて千鳥足で
堺市文化会館って所に行ったのよ。
俺の彫刻の師匠の福岡道雄が中辻悦子っていう
婆の作家と一諸に展覧会をしてるから。
福岡道雄は70歳を機に引退宣言して
制作を辞めたから、旧作ばかり・・・・
砂を石膏で固めた20歳代の仕事もあって
笑っちゃうぜ。
1950年代なんて、みんな貧しいから
ブロンズの鋳造なんて出来なくて
石膏やセメントなんて使って作品化してたんだぜ。
木彫は例外として材料で時代を感じるな・・・
今は俺が使うFRPやアルミの鋳物、鉄、
おなじみのブロンズが主流かな。
絵だって当時は油絵だけで、今のような
アクリル絵の具なんて、つい最近の話だぜ。
しかし、こう言っちゃ悪いけれど
1960年代~1970年代が古き良き時代に
感じられたのは俺だけだろうか・・・?
美術ジャーナリストのKさんのコメントが楽しみだな
何てったって、Kさんの感覚はミーハーで軽いのよ・・・
だから俺は馬鹿にしてるんだ。
だから、こいつに誉められたら
俺は辞めたくなるだろう。
あれ?とんだ悪口になってるぜ。
日が暮れて、寒くなってきたんで
慌てて帰りの電車に飛び乗ったぜ。キャンキャンン。
