なけきこし 人のわかれに くらふれは
ほしのちきりそ うらやまれぬる
伊達政宗記す
仙台藩の七夕まつりは手習と手芸の上達を願うが伝統
其れを成就すべく、今も民が其の手で七つ飾りを作り
伊達の心は今に生きる
果たして葉月の仙台七夕まつりが取り止めになろうとも、伊達の伝統が失われる事はなし
隆盛目紛しく無常で儚き今世に於いても
伊達の魂は生き続ける
其々の街で、家庭で、七夕飾りは作られるであろう
民の願いはささやか乍らも確実に天へ昇ろう
此の日記を開きし其方にも、是は七つ飾りを知ると共に作る好機やも知れぬ
本日、"仙台七夕まつり協賛会"による電子網を用いた飾り作り【みんなで作ろう!七つ飾り制作Web講習会】が開催され、我も俳聖松尾を供に参戦す
本日完成せし飾りは七つの内四つ
【紙衣】
病気や災難の厄除け、裁縫の上達を願う
【巾着】
【屑篭】
【投網】
要した時間は凡そ一刻、正直に申して難しい
和紙の質感、其の日の気温、湿度によっても手触りが変じ、折り方ひとつも油断はならぬ
此れを毎年、数ヶ月かけて仙台は七夕を迎える
願いは誓い
手習手芸上達の願いは、七夕支度のコツコツとした積み重ね即ち地道な努力によって成就される
我が夢見し永遠の都づくり
夢の成就はこうした伝統の先にあると思いながら
今日の日を楽しみ過ごす
残る三つの飾りは来月二日午後二時より開催の【みんなで作ろう!七つ飾り制作Web講習会 第二回】にて完成いたさん
又、今日の様子は以下にて
本日参加せし皆、飾りは大切に保管しておくべし
作った事のなき皆、試しに参加してみよ
アレコレ申すよりも、体験して楽しさを知るが一番
皆の作りし七夕飾りが此の先、なにがしかの絆や希望へ繋がるやも知れぬ
そうあれと、我は願う
すべては笑顔のために