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バイカルアザラシのnicoチャンネル

 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

伊勢三山 局ヶ岳 白猪山 堀坂山 櫛田川 原生林 紅葉

 紀伊半島中部にそびえる伊勢三山、伊勢市から西の方向に端正なピラミッドが三つ見えます。左から局ヶ岳・白猪山・堀坂山です。その中央の白猪山の麓には櫛田川が流れています。櫛田川の右岸には原生林があります。原生林には広葉樹の並木があり、今が紅葉の季節。それでも、色づく間もなく落葉している大樹もあります。

 

紅葉した葉、秋の風景

 今日の日差しは秋です。優しい日光が黄葉した葉っぱに透過するといっそうきれいに見えます。

 

ヤマハッカの薄紫の花

 ヤマハッカの群落があります。一面が薄紫色になっています。周りにはススキの群落。秋そのものです。

 

茶畑の茶花

 茶畑の茶花、これが咲くと冬も間近です。

 

たわわに実る伊勢三山の渋柿

 渋柿がたわわに実っています。主人が居ないのか誰も食べる人がいません。カラスさえ来ないのでひときわ寂しい風景です。

 

 

 画像をクリックすると動画になります。見てね!!!馬馬馬馬馬

 

十六夜の月、地球の公転周期と月の満ち欠け

 今夜は十六夜(いざよい)の月が出ています。月齢はこの時点で16.6です。もう右側が欠けているのが分かります。昨日はスーパームーンでしたが、紀伊半島は雨で見えませんでした。今日は空気も乾燥していてクリアーです。撮りたてのお月様です。

 

星座図と夜空の画像

 お月様が真東に昇っています。月の高度は太陽と逆で冬に高くなります。なので冬に近い11月はもう東の空に高く上がっています。

 

 月の公転周期は27.3日です。29.5日じゃなかったのかと思われた方もあるかと。これは月の満ち欠けの周期で、地球が太陽の周りを回っているためです。ということは、月の一年は地球の27.3日で、月の1日は無限大です。なぜならお月様は自転していません。もしお月様が自転していたら月の裏面まで見えるはずですが、お月様は裏側を見せてくれません。これは地球との距離が近くて地球と月の重力で潮汐ロックがかかっているためです。

 

 さて、昨日よりは月出が遅くなったと気づかれた方もいらっしゃるかと。お月様は50分ほど遅れて昇ります。といっても、そんなに簡単なことでなく、30分から1時間10分ほど遅れて昇ってくるので一概に50分とは言えません。これは地球と月の距離が楕円軌道だからです。月と地球の組成は同じなので、地球誕生のとき火星大の小惑星が衝突してその片割れがお月様です。これをジャイアントインパクトと呼んでいます。今でも年に2.9cm地球から遠ざかっています。

 

 さて、満月は十五夜でその次の月は十六夜(いざよい)です。この言葉の響きが素敵だと思います。ではその次は、立待月です。これをまとめると、

 

 満月が十五夜

 十六夜 いざよい

 立待月 たちまちづき

 居待月 いまちづき

 臥待月 ふしまちづき

 

 十九夜まで月の異名があります。毎日50分ずつ月の出が遅れていくので、立って座って臥してお月様の昇るのを待っていたのでしょう。行灯が出てくるのは江戸時代の後期なので、それまでは漆黒の闇夜で日の出と共に起き、日没と共に寝る生活では、お月様を愛でるのが楽しみだったのでしょう。今のようにエンターテインメントがあふれている社会では、お月様を見上げることも少なくなったのでしょうか。本物のお月様は本当にきれいです。

 

 毎日50分も遅れてくるのですが、立って座って最後には寝て待つしかありませんよね。遅くなるほど月を愛でる時間も増えたのでしょうか。

 

 月の異名のひびきの美しさ!!! 本当に美しいです。この十六夜という言葉だけで一句ができそうですが、そんな表現力はないので止めておきます。今日もお疲れ様でした。 

満月(CG)とオリオン座

 これは今年最大のお月様です。東の空にもう昇っています。素晴らしく美しい光景です。

 

ステラナビゲーターの星座シミュレーション画像

 と言いたいのですが、これはステラナビゲーターという天文シミュレーターでコンピューターグラフィクスで描かせた物です。8:30現在月齢は14.6で、午後10時頃に十五夜になります。紀伊半島中部は雨なので観測できませんでした。残念! 明日は晴れそうなので十六夜の月を撮ってみようと思います。

 

 ちなみに東の稜線にはオリオン座が顔を出しているので、もう冬も間近なのが分かります。冬の星座はきらびやかで明るい星が多いのと、星雲や銀河が登場するので今年の冬は観測したデータをアップしたいと思います。

 

 日本海では快晴のようでうらやましいです。

2025年満月の距離の違いとスーパームーン

 11月5日は今年最大の満月が見えるそうです。国立天文台によると月は38.5万㎞なのですが、明日は35.7万㎞に近づくようです。38.5万㎞というのは地球と月の平均距離で、遠くなったときは40.6万㎞になります。遠地点と近地点では5万㎞も違うので大きく見えるのは当たり前なのですが。やはり大きいお月様を見たいものです。

 

満月呼び方:11月ビーバームーン

  その年で一番大きく見える満月をスーパームーンと呼んでいます。ところで、満月にはみんな異名があります。11月なのはビーバームーンですが、これはアメリカのネイティブが名付けたものです。今月はビーバーの活動が活発になるのでしょうか。

 

満月が夜空に輝く様子

 これは先月の仲秋の名月を自分が撮影した物です。これよりもどれだけ大きく見えるのでしょうか。

 

満月が夜空に輝く様子

 これは先ほど撮影したお月様です。今日11月3日の月齢は12.6なのでまだ左が欠けているのが分かります。最接近する5日はどんな大きなお月様になるのでしょう。