達真空手 - 真の強さに達せよ -
《入会は随時募集しています》
★達真空手 本部★
東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内
TEL.042-446-1511(10:00~17:00)
※定休日:木曜日・日曜日
  • 01Apr
    • 2021年度は、『指導者育成最終過程』の年!の画像

      2021年度は、『指導者育成最終過程』の年!

      木々の新緑が春光に映える季節になりました。いつも、達真空手のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。達真空手は、近い将来に一般・学生向けに対して公の募集を行う予定ですが、現在は指導者育成に力を注いでおります。空手の道は、技を磨き、強靭な身体を作ることも大切ですが、心と精神、魂を鍛え上げてゆくことは最も重視する必要があります。先ずは、空手を通して豊かな人間性を育むことが第一です。そのためにも指導者は、空手の技術取得は当然として、強く逞しくあると同時に公正さと優しさと備え責任ある実行力を伴った周囲に尊敬される武人(空手家)でなければならないと思っております。現在、達真空手はそのような指導者を育成するために十年近い歳月を費やして参りました。『石上十年』これは、私の空手の原点となった極真空手創始者の大山倍達先生の名言です。石の上にも三年では、到底『空手の門』に立つことすら出来ないでしょう。いや、修行の道十年を経て、初めて『空手の門に立つ』ことができると言っても過言ではないでしょう。たとえ指導者になったとしても、生涯をかけて道を極めてゆくことこそ真の空手家の姿です。今、達真空手はようやく空手の門に立とうとしている門下生たちが育ってきております。2021年度は、彼らが門に立つための最終審査期間としての一年間とするため、入門者の募集は2022年度以降といたします。どうぞご理解のほどお願い申し上げます。宗家、門下生一同さらなる努力精進を重ねて参りますのでどうぞ今後もよろしくお願いいたします。宗家 真崎 明☆今後、しばらくは達真空手ブログは、ランダムな更新となります☆ ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は2022年度より募集予定》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~16:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 21Mar
    • 声の大きさと気合いと~竜宮 いか~の画像

      声の大きさと気合いと~竜宮 いか~

      皆さまこんにちは、竜宮 いかです!突然ですが、私は昔人前で声を出すのが大の苦手でした。人前だと特に、小さな声でしか話すことができませんでした。何かの発表会や国語の教科書を読み上げるとき、気の知れた友達以外と話をするとき……そうしたときにどうしても緊張するような、恥ずかしいようなそんな気持ちになったのです。何て言ったの?と聞き返されるときはそこからいなくなりたい思いでいっぱいいっぱいになったこともありました。それでも私は堂々と話しかけることはできず、小さな声でしか接することができませんでした。運動会の時やマラソン大会などでは応援する際頑張って声を出すものの、他の人と比べると自分の声がかき消されるくらいにはあまり大きな声を出す、ということには慣れていませんでした。それでもそれ以降演技に関わる勉強をしていく内にだんだんと声の出し方は変わり、少しずつ普段の話す声もはっきりと話せるようになっていきました。といっても昔に比べて大きな声で話せているのかといいますと、そこまで大きく変化したとかではなく、昔に比べたら少し大きな声で話せるくらいになった、という程度だと思います。ですが、達真空手に入門したことで更に私の声の出し方が大きく変わった・そして、それによりからだの変化に気づいたと思う部分がありました。それは気合いを出す際に気づきました。攻撃をしたりするときに気合いを入れることによって、普段の自分からは考えられないほどお腹から声を出していたのです。もちろんそれは入門してからすぐに出来たというものではありません。はじめの頃は気合いをもっと出してと言われて、自分がイメージしたくらいの気合いで大きな声を出していました。しかしやはりそれはただ大きく声を張り上げて発しているだけで、お腹の中から響き渡り相手を圧倒させたりするほどの気迫などは全くありませんでした。何度も何度も稽古をしていくなかで宗家からのご指摘やアドバイス、また先輩方の姿勢を見ていくなかでどうすれば技に威力が増すか、どうやって相手の隙を作っているのか、など考えていく内に、気合いの重要さに少しずつ気づいていきました。そして自分の限界だと天井を決めつけていたところから越えた勢いでがむしゃらになって気合いを出してみたところ、上記でも言ったように自分では信じられないほどの気迫や声の大きさが出せていたのです。また、そうしてお腹から声を出して力を乗せて相手に挑むことで、声の大きさだけではなく自分から力強いパワーやエネルギーも出ていたことに気づいたのです。身体中がオーラを纏うようにして、そしてからだ全体に血が巡り熱くなって、これまでの自分では考えつかないほどの熱量が自分のからだを通って拳に集まっていくのを感じました。それから、お腹から出した気合いをするととてもからだの中で溜まっていたもやもやが全部外に吐き出されていくように感じたのです。気合いはただお腹から声を張って出しているだけのものだとこれまでは思っていました。ですが気合いにはそれだけではなく、もっとほかにも沢山の秘められた力が備わっていたのだと改めて思いました。この事で私は気合いの際ただ声を張る、と言うところからプラスして、以前よりお腹から声を響かせるように大きく出せるようにもなれました。これからは更に強くなるため、そしてさらに強い相手にも挑めるように拳や技の強さを磨くだけではなく、それらに更に強さを加えるための気合いにもより力をいれて稽古も励んで以降と思いました。今回はここまでとなります。最後まで読んで下さりありがとうございました!それではまた次の記事でお会いしましょう。竜宮 いかでした!★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半(金曜日の だるま体操 夜6時半〜8時も参加出来ます)入会金10000円 月謝5000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝4000円)※道着代・保険代は別途稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~17:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 11Mar
    • 四十六、罪を憎んで人を憎まず〜河辺林太郎〜の画像

      四十六、罪を憎んで人を憎まず〜河辺林太郎〜

      押忍。林太郎です。中学生の頃、探偵小説や探偵漫画が好きで自分も探偵になろうと夢見ていました。小説や漫画に出てくるようなドラマチックな依頼や事件などはそうそうあるものではないでしょうが、猫探しでも迷い人探しでも、何でもいいから困っている人の手助けができるような小回りのきく探偵屋稼業をしながら好きな街で暮らせたらと漠然と考えていたのです。当時は会社の屋号を決めて、手彫りでロゴの印鑑を作って、依頼メニューも手書きで用意していました。たしか猫探しが10円だったと記憶していますが、友人には笑われていました。結局のところ宣伝活動をするのでもなく、自分で何かをしたいという気持ちが膨らんで自己満足しているだけだったようです。そんな折、ある小説で目にした言葉が胸を打ちました。『強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない』とても有名なセリフだと思いますが、小説家のレイモンド・チャンドラーが彼の作品に登場する私立探偵フィリップ・マーロウに言わせたセリフです。中学生ながらにグサリと胸に突き刺さりました。自分は強い人間だろうか?強いとはどういうことだろうか?中途半端な生き方をしていないだろうか?と、経験の未熟な頭で必死に考えました。喧嘩に強いとかいうような腕力のことを言っているのではない事はわかりました。でも、チャンドラーが言う強さを得る手段がまったく思い浮かばず、そしておそらく当時の僕にとっては想像の域を超えていました。そこへきて今度は、優しくなければ生きていく資格すらないとチャンドラーは言います。当時の僕にとって強さと優しさはまったく別の土俵にある相反するもののように捉えていましたので、両者を結びつけることは困難でした。あれから30年余り経ったいま、チャンドラーのセリフは今もなおグサリと胸に突き刺さります。『強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない』優しさというものは強さの中から生まれるものなのだと思います。強さだけが秀でていても優しさが伴っていなければ、それは真の強さとは言えないのではないかと、達真空手で稽古していくうちに考えるようになりました。空手の稽古を通じて身体の強さを磨き上げていきますが、体と心は一体不可分である為、鍛え上げた精神力以上の身体の強さを得ることはできないと思います。空手が上達して強くなるということは、同時に精神の強さも向上しているはずなのです。でも、自分の強さを自覚しはじめたときに、その強さを得た意味をどう捉えるかによって、強さの意味が違ってくると思います。強くなければ確かにこの世の中を生き抜くことはできません。でも、単に強いだけでは周囲にとって危険となることもあり、調和を乱すことさえあり、したがって生きていく資格が与えられないのです。自分のために強くなることを浴するのは精神的な成長段階の初期に見られる当たり前のプロセスですが、そこで傲慢になってしまうと成長が止まってしまうばかりか、他者にとっての脅威になり兼ねません。世の中を見渡してみると、強くはあっても自己中心的で欲望に突っ走っているだけにしか見えない人がチラホラと見受けられると思いますが、これでは強者と弱者ができるだけで対立が永遠に終わらないでしょう。でも、人はそこから更に成長段階を上っていき、チャンドラーの言う優しさを知ることが必要なのではないかと思います。優しさの伴わない強さは凶器でしかないのです。中国の思想家である孔子が『罪を憎んで人を憎まず』と書き遺していますが、孔子の精神の在り方は人としての精神の成長段階においてとても高い位置にあると思いますし、チャンドラーの言う優しさにも通じているように思います。それとは反対に、孔子の精神と真逆にあるものとして僕の頭にいつも思い浮かぶのは『目には目を歯には歯を』という言葉です。知っている方、聞いた事がある方はたくさんおられると思いますが、旧約聖書や古代ローマの十二表法の中に記述されています。これは謂わば「やられたらやり返す」「倍返し」あるいは「自粛警察」など刑罰を手本とした応酬を正当化する考え方の基礎となっている古い教えです。この言葉を法典に書き残したハンムラビ王の意図は、現在私たちが捉えているものとは少し違うようですが、それでも孔子の精神とは真っ向から対立しています。この方程式には終わりがありません。人類歴史上ずっと続いてきた報復論でもありますが、その結果がいまの地球上のあちらこちらで起きている闘争や戦争であることは一歩引いて考えてみれば分かることではないでしょうか。しかし、ならば、孔子が言うように人を憎まない、もっと言えば人を許すということができるかと言えば、それには相当な自己犠牲が伴います。自分の感情や考え方を治めて、客観的に全体像を把握して、本当に制裁を加えるべきものが何なのかを熟慮しなければできないことです。罪を犯すに至った背景と心の動きがあるわけで、そうした事情を考えていくと必ずしもある特定の人物だけが悪いとは言えない事象、つまり社会的背景や家庭的・思想的背景なども出てきます。そうした事にまで目を向けて、単に個人を裁くに止まらないグローバルな視点をもって真実を見極める度量が要求されるのが『罪を憎んで人を憎まず』という姿勢ではないかと思いますし、チャンドラーのいう優しさも行き着くところは同じなのではないかと思います。許された相手がつけ上がることも考えられますが、それでもやはりその背景に目を向け続ける事でしか本当の解決はないだろうと思います。こうした態度を称して愛と呼んでも良いかと思いますが、達真空手では、最近は特に宗家が愛というものについて、武士道を志す者の姿勢について強調されています。武術を身につけようとする者には愛がなければいけないのだと改めて思います。武術は敵を倒して打ちのめすためのものではなく、あくまでも自己防衛のための手段です。それと同時に、何も持たない丸裸の人間を守るための義務をも背負うことになります。武術の本道というものを考えたときに、いまの自分はどこまでそれを身に付けているのか、実際の有事の際に武士道を貫けるのか、そういうことを強く考えさせられます。まだまだ修行が足らない若輩者ではありますが、武士道の根本に立ち帰って精進したいと思います。ところで、探偵の夢の話からとんでもない話題に広がってしまった感がありますが、探偵という仕事も、あるいは他のどんな仕事にしても、自分自身が強くなければ継続することは難しいですし、杓子定規に規定して型にはまっているだけでは自己の成長も他者との協調も起こり得ないはずですので、僕が仮に中学生の時に事業を起こしていたとしても成功はおぼつかなかっただろうと思います。強さと優しさを兼ね備えてこそ一人前の社会人として社会に役立てるのではないかと思う次第です。以上河辺林太郎でした。 ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 01Mar
    • 僕と達真空手〜シンメトリーを追求する〜赤井ちあきの画像

      僕と達真空手〜シンメトリーを追求する〜赤井ちあき

      押忍。赤井です。「左を制する者は世界を制す」ボクシングでの有名な格言です。おそらくですが、武術を習わなければ自分の利き手について悩む人はほとんどいないのではないかと改めて考えました。というのも、人類の9割が「右利き」と言われているようで、人間のたどった歴史と脳の発達が関与した結果そうなったとする説があるようで、残りの1割の人類が「左利き」となるそうです。また、これは人間に限った話で、動物にはそもそも利き手や利き足は存在しないそうで、両方が平等に扱えるそうです。自分は右利きなのですが、武術というものに触れるまで右利きの自分というものになにも不便を感じずに生活してきました。ところが武術、私の場合空手ですが利き手、利き足だけ使えば良いとは言えません。当然のことですが、拳一つ繰り出すにしても利き手の方が威力もスピードも上になります。足運びも利き足の方が上手く動かせます。ですがそれだと、自分の攻撃は利き手である右からの攻撃さえ警戒すれば良いわけで対策しやすくなります。左は下手なので更に対策しやすいです。単純なことですが、利き手と変わらないくらい反対も扱えれば強いのです。恥ずかしながら、私は未だに利き手利き足に頼りきりで、左右平等に扱えないのが悩ましいところです。そうした左右平等に扱えないもどかしさを経験すると、日常生活における「右手有利」な実態が浮かび上がってきました。今、私はパソコンの前でこのブログを書いておりますが、まずキーボードは右手と左手で役割が違います。左右の手で文字を打つのですが、最終的に右手でエンターを押すので右手の作業負担の方が多くなります。更に、マウスも右手で操作しますので圧倒的に左手は楽をしています。もっと日常生活に踏み込むと、改札も切符挿入口、交通系ICは右側です。買い物に出掛ければ、レジ機は店員の右側に置かれています。自分もレジ打ち経験者なので分かりますが、右側にレジ機が無いと非常に操作しづらいです。そして極めつけは文字です。文字は書くのも読むのも左から右へ流していきます。世界中の左利きに多い悩みはこの文字に関することのようで、文字を書くとき、ボールペンだとインクが乾く前に左手が文字に触れてしまい手が汚れるのだそうです。従って、左利きはペンの持ち方が独特なものになるのだそうです。日常動作において文字を書くのが右手スタンダードな社会なので、右利きの自分は気づきませんでしたが、左利きはずっとそうしたストレスにさらされて生きているのだそうで、寿命も右利きより短くなるそうです。以上のそうした生活様式から左右平等に使わない、右利き有利な構造を作ることで人類の9割が右利きになったのだと思います。左右平等に扱える動物と比べて人間の戦う力が劣るのも納得できる気がします。だからこそ、武術において利き手利き足があってはならず、左右平等に扱えるようにならなければなりません。拳一つ繰り出すにしても右手でも左手でも同じ威力、スピードを実現できれば利き手利き足しか使えない相手には一方的に有利に立ち回れるようになります。そもそもですが、武術、戦うことにおいてはより動物的な直観力、反射神経が大事になってくると思っています。そうなると、人間的なままでは戦えません。左右平等に扱えるシンメトリーなスタイルこそが、武術におけるスタンダードなんだと言えるのではないでしょうか。そう考えると、稽古以上に普段の生活スタイルからガラリと変えていかないと定着しそうにありません。今の右手至上主義な生活様式を見ていると、人間は戦う本能を捨てたのだろうか?と、考えてしまいます。無論ですが、平和主義なので戦わなければ戦わないに越したことはありません。しかし、いざという時戦えないのは間違いありません。一歩抜きんでた強さを得るには、稽古以上に自分の生活にもっと気を配ろうと思う、今日この頃です。左右平等な「ニューノーマル」を心がけていきたいと思います。★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 21Feb
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      『武の道は遙かなり』〜剣道編8〜真崎 明

      1977年7月、三年生の先輩たちにとって最後の剣道大会が開催された。他校との交流練習試合では、先輩たちはとても強かった。私は優勝すると思っていた。ところが、3回戦で惜しくも負けてしまった。練習では強くても、本番で緊張するあまり実力を発揮出来ないということがあるが、まさにそれだった。私達一年生には、先輩たちの敗北は衝撃的だった。先輩たちは、一学期の終業式後の部活動稽古をもって三年間の中学時代の剣道生活は幕を閉じる。あとは受験勉強だ。最後の稽古の日、私は館園先輩を相手に掛かり稽古をやった。私は全力でかかっていった。館園先輩は、私の勢いが衰えると面の一撃を私に食らわし「もう一本っ」と叫んだ。私は必死にもう一本面を打ち込む。「やっせん、もう一本」力を振り絞ってもう一度打ち込む。「気合いが足りん、もう一本」私は、ありったけの声を張り上げて懸命に打ち込んだ。「気・剣・体が一致しちょらん、もう一本」この頃、福田先生が私達に繰り返し言っていたのが、気・剣・体の一致の重要性である。気とは、気力であり精神、心、気合いにも通じるだろう。剣とは竹刀だが、本来は刀である。刀であれば切れなければ意味がない。確かな剣の振り捌きが重要だ。体とは、力、動作、体捌き、それらが一つになっていなければならない。『気剣体の一致』とは、これらの三つが調和され完全一致した状態のことをいう。この『気剣体の一致』した一撃を、無念無双の境地で成し得ることこそ剣の道をゆく者たちの目指すところであると、福田先生は常日頃そう説いた。私は、精魂を込めて館園先輩の面に向かって一撃を放った。今までで一番良いと思える一打だった。終わった、そう思ったが・・「まだまだ、もう一本っ、気合い!」館園先輩のもう一本は、ひたすら繰り返された。立っていることすらできないほど、フラフラになったが、私が朦朧とすると館園先輩は、面に一撃を加えて喝を入れた。「こらぁっ、油断するなっ!」限界だった・・「真崎っ、根性見みせんかーっ」私は再び竹刀を振り上げて立ち向かっていった。一体どのくらいの時間が経ったのだろう。全てが終わって面を取った時には、頭から湯気が出ていた。「茹で蛸じゃっど、真崎」知花が笑いながら言った。掃除を終えて着替えている時だった。「真崎っ」館園先輩が呼んでいた。私は、また何か怒られるのかと思い、慌てて先輩の元に急いだ。「今日は、わいは、ほんのこち、ようきばったど」(今日お前は本当によく頑張った)怒られるんじゃなかったのか・・えっ今、俺はもしかして褒められたのか?入部して以来、私にとって館園先輩は、とても怖い鬼にしか見えなかった。その鬼が今、褒めたのか・・私はキョトンとしていただろう。館園先輩は私の肩をポンと叩いた。「真崎っ、あとは南中の剣道部を頼んだど」館園先輩は満面の笑顔を私に向けてから去って行った。私は泣きそうになった。明日から、鬼がいなくなるという寂しさと褒められた嬉しさで急に悲しみが込み上げてきたのだ。しかも、あとを頼むってなんなのだ。意味が分からん。私は剣道部で一番下手くそで、幼少から長年剣道をやってきた同級生は部員にたくさんいるというのに。なぜ、俺なんか下手くそのビリッケツにそんなことを館園先輩は言ったのか・・外に出ると、西の空は夕焼け色だった。かすかに噴煙をあげる桜島は紅く染まり始めていた。私はその美しい雄大な姿に見とれた。「帰っど、真崎」知花が後ろから声をかけた。「まだ汗が出てくっど」言いながら、そっと涙を袖でぬぐって歩き出した。以下次回。★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 11Feb
    • 痛みを痛みとして捉えない~竜宮 いか~の画像

      痛みを痛みとして捉えない~竜宮 いか~

      皆さまこんにちは、竜宮 いかです!大変遅くはなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。昔からオブラートにいえばおっちょこちょいな部分が自分の中にあり、よくからだに傷をつけていました。それなのに痛みに耐性も全くなかったので、小さい頃は少しの怪我でもすぐに泣きじゃくってしまうほど弱虫でもありました。よく怪我をしてしまうのは実を言いますと今現在になっても継続しておりまして、ここ最近も足を滑らせて盛大に前のめりにこけたりしてしまいました…笑ただ怪我の認識や捉え方が私の中で以前と違うということに気づいたのです。空手の稽古で組手や宗家の攻撃を受けたりすると、決まって私の受け方が悪く、いつもどこかしらに痣や擦り傷が出来ていました。最初の頃は、手加減していただいてたはずなのに攻撃が当たった部分がものすごく痛くて痛くて『辛い、キツい、しんどい』と半分泣きそうになりながら痛みに耐えていました。その経験が増えていくたびもうやりたくない、痛いのは当たりたくないと考えることもあったりしました。気づけば組手で名前を呼ばれたり、宗家から個別で呼ばれ攻撃を受けるようにと指示を受けるたびに、内心ぎくっとなって自分の中で逃げたいと思うほどに痛みから避けたがるようになっていました。それを宗家は察してか、私にこのようなことを話して下さいました。"何度も何度も攻撃を受ける、もちろん痛いのは当たり前。でもその攻撃を何度も何度も受け続けていくと逆に今度は体の方がどんどん変化していき、頑丈に強くなる。だから耐え忍びその痛みをどう乗り越えていくか、そしてその痛みをどう捉えるか、そうすることでこの痛みへの向き合い方が変わるはずだよ"正直に言いますとはじめはその言葉を素直に飲み込めず、結局痛みを我慢して耐えるしかないのか…と変にネガティブに受け取ってしまい、とても消極的に感じてしまいました。そして何度も何度もからだに傷をつけて稽古を終えるのでした。それからしばらくしての稽古でまた、以前のときのように名前を呼ばれ攻撃を受ける時がありました。なるべくそのままの威力の攻撃を受け止めないように攻撃を受け流す事を意識しつつ、そして受け止めた痛みを痛いで終わらせるのではなく、どうしてその威力で攻撃を受け止められたのか、なぜ痛いと思うことを理解し、それをわかった上であえて攻撃を受け止めるのか、これを考えて攻撃を受け止めてみようと思い立つ瞬間がありました。そして、いざ攻撃を受けたとき、これまでと違う手応えのようなものを感じました。痛い。たしかに痛いしキツいけど、そこまで前ほど痛く感じない。受け止めたあとも次の攻撃に移れるくらいの心のゆとりも感じました。大丈夫、私まだまだ平気だ。そんな言葉が頭に浮かびました。そして稽古が終わり、着替えている時にふと何気なく攻撃を受けたところをさわってみると、気のせいかもしれませんが心なしか以前より皮膚が固くなったような、からだが丈夫になったような感じがしました。その時ハッと上記で書いた宗家の言葉が脳裏をよぎりました。また、その気づきによって自分のからだに少し自信がもてるようになり、受けに対する姿勢も次第に挑もう、つぎはもっと頑張ってみようとポジティブに捉えていけるようになりました。何より、こうした気づきと思考の向上を経験できるような場と機会を与えてくださった宗家や先輩方の愛情をようやく知ることが出来ました。これまで痛みに対してマイナス的なイメージや感覚しか持っていなかったのですが、別の視点から見た痛みに気づきそして知ることが出来た良い機会だったと思いました。この感覚を忘れずにポジティブに何事も捉え、押忍の精神で今後も取り組んでいきたいと思います。今回はここまでとなります。最後まで読んで下さりありがとうございました!それではまた次の記事でお会いしましょう。竜宮 いかでした!★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 22Jan
    • 四十五、和をもって尊し 〜河辺林太郎〜の画像

      四十五、和をもって尊し 〜河辺林太郎〜

      林太郎です。新年明けましておめでとうございます。本年も、達真空手共々どうぞよろしくお願い致します。昨年は世界規模での未曾有の年でしたが、今年はそれを遥かに凌ぐようなさらなる激動が予想される一年が始まったのではないかと思わずにはいれません。新型コロナウィルスの猛威は止まるところを知らず、世界中が恐怖と不安に包まれた先行き不安定な状況はまだまだ続きそうな予感がしますし、世界をリードしてきたアメリカにおいては新大統領がようやく就任したものの二大政党が激しく牽制しあって国が分断してしまいそうな雲行きになっています。常にアメリカの影響を受けてきた日本にとっては対岸の火事では済まされない切実な問題に発展するのではないかと危惧してしまいます。そしてアメリカの選挙に呼応するかのように幾つかの国では同時期に内閣が総辞職したという動きがあったようですので、益々、アメリカの動向からは目が離せなくなりそうです。でも、こうしたアメリカを中心とする世界的な動きの影に隠れて広がりつつある問題の一つに自殺があると思います。新型コロナウィルスの拡散がその引き金になっていることは間違いないですが、昨年において一気に加速したステイホームとリモートワークの在り方が直接の原因ではないかと考えています。インターネットを介せば世界と簡単に繋がれる便利な世の中であることをこれまで以上に実感させてくれたのは良かったと思いますし、これからは5G、6Gになることによってもっと便利な世界になるだろうと思います。ですが、その反面、ある一定の距離からは縮まることのない新しいコミュニケーションの在り方によって人と人の繋がりがさらに希薄になるのではないかと思います。すでに実感している方もおられると思いますが、SNSを含むインターネットやLINEなどを介したコミュニケーションでは伝わらないことがあります。お互いが同じ空間にいるのではないために、よほど親しい間柄でもない限りは相手の持つ雰囲気や息遣いなどはあまり分かりませんし、意図的に隠すこともできてしまいます。効率性が重視されるので他愛のない話題に触れることも殆どないと思います。でも、対面でのコミュニケーションには言語では表現されない言葉(ボディランゲージ)があって、お互いのボディランゲージのぶつかり合いによって発展、親密化するコミュニケーションがあると思います。しかしいまの世の中は"密"を避けろという方針ですので、親密になることは許されません。空手の稽古でも、今までは道場でお互いに向き合って相手の気(気配)を読み取ることを自然に訓練されていたはずですが、コロナ禍ではそうしたことが公にはやりにくくなりました。ですから自然な流れとして"密"を避けるようになります。"密"を避けて親密になれるはずがありません。親密に話せる相手がいなければ孤立してしまいますので、自分の本当の気持ちを話せる相手が見出せず、自死という選択をしてしまうのではないかと思います。少し話が飛びますが、サザンオールスターズの古い楽曲の中でこういうフレーズが出てくる曲があります。「互いにギター 鳴らすだけで分かり合えてた ヤツもいたよ♪戻れるならoh in my life again目に浮かぶのはoh better days 」『YaYa〜あの時を忘れない』という曲ですが、懐かしく思い出す方もおられることでしょう。僕はよくカラオケで歌いましたし、下手なギター片手にポロんとやったものです。興味のある方は検索してみてください。この歌詞の中に理想的なコミュニケーションの在り方が描かれていると思うのですが、こういう感覚を経験したことのある人はどれくらいいるでしょうか。ギターを鳴らすだけで、語らずともお互いに分かり合えるわけです。この感覚は僕も経験しました。青春とはそういうものだとも感じていました。でも、例えばいまの大学生は学校に行くこともできず、授業はリモートでこなしています。部活もできません。趣味の合うコミュニティやアルバイトにでも参加していれば身近なコミュニケーションはできますが、そうでなければこうした感覚は身につかないままではないかと思います。そういう人たちがこれからの未来を築いていくのかと思うとゾッとしてしまうのは半世紀を生きた人間の戯言かも知れませんが、寂しくもあります。肌身で感じるコミュニケーションがなければ他人との繋がりを実感し辛いので、他人を他人としか見れないままで、自分に不都合なことがあればいつでも回線をオフにして去ることができてしまうのではないでしょうか。だからこそ、いまこうした事に気づいている僕たちが何か手を打っていかなければいけないと思ったりします。僕は達真空手の道場に通い出して9年目になるのですが、空手の稽古で身につけてきたものは技術だけではなかったと感じています。礼を重んじる武道の世界では縦の関係を大切にしますが、それは力によるものではなく愛によるものだと思います。心身共に強くなるためには厳しい教えに則して自己を鍛錬しなければいけない側面がありますが、蓋を開けてみればそれらは成長を願われた愛から始まるものであることが分かります。そのような環境下で訓練されていると自然に横の関係でも同じような繋がりが継承されていきます。そうやって愛の輪が広がっているのがいまの稽古場の雰囲気ではないかと感じています。一般的な空手に対するイメージは屈強な体や精神や派手な技が特徴的だと思いますが、それ以上に重んじられているのは武道家としての在り方、人格です。人格の中心をなすのは愛情であると認識していますが、日常の中でその愛情を高めるために自分勝手な自己との闘いを制することが、空手における真の技ではないかと思う今日この頃です。こうした訓練の成果をもって世の中に貢献する役割が武道家にはあるのかも知れませんが、その観点からみて、いまの世の中が向かおうとしている方向には違和感を覚えます。前出の『YaYa〜あの時を忘れない』の歌詞では、戻れるならoh in my life again目に浮かぶのはoh better daysと、過去を懐かしんでいますが、でももう元の世界には戻れないと思います。ですから過去を懐かしんでいても仕方がありません。その代わりに新しい世界を創っていこうとしているわけですが、それは自己を中心として孤立を促進させるような世界ではなくて、和をもって尊べるような世界であって欲しいと思います。そう言えばつい最近のことですが、御歳86歳になられるお客様が支払いの時に珍しい旧札を差し出されました。一瞬、おっ?となりましたが、「まだ使えますよね?」というお客様の問いに勿論ですと応えて受け取りました。その旧札に印刷されていたのが聖徳太子だったのです。『第一条 おたがいの心が和らいで協力することが貴いのであって、むやみに反抗することのないようにせよ。それが根本的態度でなければならぬ』出典:『日本の名著 聖徳太子』中央公論社聖徳太子の十七条憲法より(現代訳)以上河辺林太郎でした。"富士と菜の花 in 三浦半島" ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~16:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 11Jan
    • 僕と達真空手〜苦手とは何なのか〜赤井ちあきの画像

      僕と達真空手〜苦手とは何なのか〜赤井ちあき

      押忍。赤井です。明けましておめでとうございます。新年もよろしくお願いいたします。日々の稽古を通して、自分だけでなく他の門下生も皆様々な課題に挑戦して稽古に励んでいます。そんな中で、自分含めて皆が稽古での成長を実感するのは「出来ないことが出来るようになってきたとき」なのだと、話を聞いて思いました。単純に、「出来ないこと」というのは言い換えれば苦手とするもので、それが出来るようになったということは苦手を克服したということです。どんな時もですが、苦手が克服されたときは達成感に満ちて、気持ちも明るくなるものです。苦手というのも、その人が育ってきた環境や人間関係などによって様々で生きている限り必ず生まれるものだと思います。自分の好きな漫画に「NARUTO-ナルト-」という忍者漫画があるのですが、考えてみればコンプレックスや苦手とするものを気合と根性で乗り越えていくエピソードが多く、印象的なシーンが沢山あったなと思います。主人公「ナルト」は忍びを育てる学校の生徒で、クラスでも落ちこぼれでした。第1話では基本の忍術分身の術を失敗してクラスのみんなから笑いものにされているシーンもあるほどで、クラスだけでなく里の皆からも笑いの種にされ、迫害されていました。しかし、それでもめげないナルトには夢があり、絶対に里のトップである「火影(ほかげ)」(大統領とか首相みたいなもの)になって皆を見返すという夢があり、夢に向かって走り続ける主人公です。夢のために苦手な忍術も修行して克服し、「影分身の術」という里でも使うことが出来る忍びは限られる忍術を覚えて、持ち前の奇想天外な閃きとド根性で強敵に立ち向かっていきます。そんなナルトが昇級にかかわる試験、「中忍昇段試験」に挑み、クラスメイトと対決するエピソードで、里の天才忍者「ネジ」と戦うことになります。里の落ちこぼれが天才にかなうわけないと誰もが思うのですがナルトは絶対に勝つと諦めません。最終的にナルトは奥義の影分身の術と閃きでネジに勝利するのですが、その時のネジとナルトのやり取りが大好きです。ネジ「とっさに影分身?お前の得意忍術か、うかつだった…」~省略~ナルト「分身の術は、俺の一番苦手な忍術だったんだ…」このセリフの下りが好きで、努力が天才に打ち勝った名場面だと思います。宗家が稽古で仰っていたのですが、「苦手なものほど克服したとき、得意なものになる。そして人に教えるのも上手くなる」と稽古の時に語っておられました。考えてみれば面白いことに、自分の得意なことが他人が出来ないとき、「なぜ出来ないんだろう?」と思い、出来ることが当たり前になってしまっていて、相手の出来ていないところに気づけなくなってしまいます。しかし、苦手を乗り越えている場合、相手が出来ていないときに自分の通過した道でもあるので、より理解しているし、相手の身になって教えてあげることが出来るようになります。きっと宗家にも同じことがあって、同じように努力されたのだろうと、その言葉からは想像に難くありません。そうなると、最初からできる人を超えた力を得るのなら、やはり、出来ないことがあった方が伸び代があるというもので、努力のし甲斐もあると思います。出来ないことも出来るようになる、と期待を込めて努力し続けることがモチベーションに繋がるし、気持ちを明るくし、困難を乗り越えた時の喜びもひとしおです。そうした出来ないことが出来るようになる、ための訓練とプラス思考で何事にも取り組む気持ち作りをするのも、達真空手における稽古の醍醐味なのかなと思います。従って本当に打ち負かすべきは自分の「出来ないという諦めの感情」なのだろうしそれこそが「苦手」というものの正体ではないかと思います。幽霊の正体見たり枯れ尾花、ということわざの通り、結局のところ戦うべき相手は自分の感情なのだと分かれば苦手意識にも抵抗は感じなくなると思います。自分の感情をコントロールし、少しづつでも困難という壁を上り続けていればやがて超えられるものと信じております。一歩一歩、自分の苦手感情を克服し、乗り越えられる1年にしたいと思います。★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 01Jan
    • 2021年  年頭のメッセージ 〜宗家 真崎 明〜の画像

      2021年 年頭のメッセージ 〜宗家 真崎 明〜

      新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、新春を晴々しい気持ちでお迎えのこととお慶び申し上げます。さて、昨年はコロナ禍により全世界が未曾有の災難に見舞われました。しかし、こういう時こそ武道家、空手家としての本質が問われると思います。武医同源という言葉がありますが、本来武術と医術は表裏一体です。私は達真空手の宗家でもありますが、だるま整体の宗家でもあります。コロナウィルスとは何か、医学とは何か、医療とは何か、日本にある伝統医学、東洋医学、予防医学、免疫学など様々な視点でコロナ問題を契機に、あらためて私は研究に取り組みました。世界はワクチンさえ完成すれば元の世界に戻ると信じている人々が多数ですが、それは実際には難しいでしょう。ワクチンについて徹底的に調べるほど、ワクチン投与では、未来は暗く悲しい世界がやってくるとしか言わざるを得ません。真の武士道というのは上からの命令に黙って従うのが、本物ではありません。ロボットではないのですから、より最善を尽くすためには自ら主体的に考え行動することが大切です。たとえ、殿様でも間違っていたら、間違いであることをはっきりと直言することが真の家臣であり、武人(侍)です。ですから、私は日本政府や厚生労働省並びに日本の医師会に直言します。コロナワクチン投与は間違っています。ウィルスは酸素に弱く熱にも弱いです。重篤になる前になんらかの疾患を持っているような方には、最初からすぐに酸素吸入をしてみてはどうでしょうか?低酸素血症による重篤な状態になってしまってからでは、酸素吸入も人工呼吸もすでに手遅れのはずです。助かる命も助かる可能性が低くなります。また危険な成分を入れたコロナワクチンを投与しては、ますます人体を死に近づけることになるでしょう。紅茶やお茶がコロナウィルスを無害化することがわかっていたら、なぜこの天然ワクチンとも言える安全な方法を国民にキチンと伝えないのでしょうか?ペストがヨーロッパで流行り人口が半分になった時、生姜はペストの脅威から護る救世主の役割を果たしました。それを記念して、ジンジャークッキーをお祝いなどでも食べるようになりましたが、なぜウィルスに生姜が強いことを正式に発表しないのでしょうか?もし知らないのなら、無知としか言いようがありませんし、もし紅茶や生姜の効能を知っているのに意図的に人々にそれを伝えないのなら何か目的があるのでしょうか?紅茶は、これまでの医学研究により、コロナウィルスだけでなく、インフルエンザウィルスやノロウィルス、O-157など殆どのウィルスに無害化という効果を発揮します。安全な天然由来の食材などを用いることで、免疫力を高めることこそ今、一番大切なのではないでしょうか。国も義務教育をするなら、小学生の時からこのような生きてゆく上で大切なことを教えてほしいものです。利権を中心とし狂った世界を、もう終わらせて欲しいものです。私は、達真空手の門下生には空手だけでなく、生きる術を伝授しています。本年も、世の中の不合理に立ち向かい、決してコロナウィルスをはじめあらゆるウィルスにも負けない強靭な身体と心と魂を門下生たちに訓練して参りたいと思います。以下に生姜紅茶レシピを解説させていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆さまにとって希望あふれる一年となりますよう祈っております。2021年 元旦 ☆吉報☆『生姜紅茶(蜂蜜入り)』コロナウィルス対策には、昨年末に奈良医大から発表されましたように、紅茶がコロナウィルスを99.99パーセント無害化いたします。また、ヨーロッパでペストが蔓延した際に救世主となったのが生姜です。生姜はウィルスに強いだけでなく漢方薬の80パーセントに使われるほどの万能薬です。さらに蜂蜜には天然の抗生物質と言われるほど殺菌作用もあり、栄養価も高く免疫力を強化します。三つが合わさることで最高の天然ワクチンが完成です。紅茶は、茶葉やティーバッグなどお湯で入れた物が効果が高く、生姜はパウダー(スーパーやネット販売などを活用)を使用し紅茶に入れ、天然の蜂蜜(安っぽい蜂蜜には水飴を含む物もあり)を小さじ一杯ほど入れて飲みましょう。朝の一杯をそれで飲めば、午後は1〜2回ほど生姜紅茶だけでも飲んだ方が良いかと思います。紅茶を作り置きしてうがいに使用するとさらに効果抜群です。達真空手門下生とその家族たちも実践している蜂蜜入り生姜紅茶で、ぜひ予防対策にご活用ください。 ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 21Dec
    • 『武の道は遥かなり』剣道編〜その7〜真崎 明の画像

      『武の道は遥かなり』剣道編〜その7〜真崎 明

      剣道部を始めてから三ヶ月が過ぎようとしていた。ついに、新品の防具を私は買ってもらった。もう、あの臭い剣道着と防具を身につけなくて済むのだ。私は勉強には全く身が入らず、朝から剣道の部活時間が楽しみで仕方なかった。死ぬほど嫌いだった剣道が、一番大切になっていた。その頃、すでに剣道部の一年生は10人ほどに減っていた。半分以上は辞めていった。言葉は悪いが逃げたという表現が合っている。まるで戦国時代のような雰囲気を醸し出していた南中剣道部に残るのは大変なことだったと今更ながら思う。それほど先輩が怖かった。ただ怖いだけではなく、尊敬出来る立派な先輩たちだった。厳しくはあってもイジメは一切無かった。私達には、三年生の先輩たちが、まるで大学生のように大人びて見えていた。師匠の福田先生になるとさらに雲の上だった。福田先生は体つきはブルースリーそっくりで、顔もほんの少し似ていたがブルースリーの顔よりも甘いマスクをしていた。まさに映画俳優と言われてもおかしくないほどカッコ良かった。ちなみに、007(15作16作)ジェームズ・ボント役ティモシー・ダルトンにも少し似ている。ただ、映画俳優でないことがすぐにわかることがあった。究極の鹿児島弁だったことだ。薩摩弁の中でも、極め付けの薩摩弁と言えるほど薩摩田舎のイントネーションは、筋金入りだった。ボロボロに疲れ果てた部活が終わってからの帰り道、一年生の大将格の中村健一郎がよく言った。「ふっだ先生は、話さんやったらブルース・リーじゃっどん、ひとこと話したらわっぜぇかごんま弁やっどな」健一郎の言葉で、良く大爆笑になったものだ。時代はその頃、空前のブルース・リーズームだったのだ。誰もが、ヌンチャク作りに挑戦していた。手作りヌンチャクで、片方がぶっ飛んでガラスを割った経験がある男たちも少なくないはずだ。余談がすぎた。さて、その日私は新しい道着と防具を付けて、嬉しさいっぱいで稽古に励んでいた。技の稽古が終わり、館園先輩から掛かり稽古の指示が出た。掛かり稽古は、元立ち(受ける側)と掛かり手(打つ側)の二人が一組になって、掛かり手が元立ちに対して全力で面、小手、胴を絶え間なく打ち込む稽古法だ。30秒から1分間ほど休みなく激しく打ち込む稽古を何セットもしていくため、剣道の中でも最も厳しい稽古となる。掛かり稽古の1セット目が終わると体育教官室のドアが空いて福田先生が現れた。福田先生は稽古場の隅の古い応接用椅子にドカンと座った。福田先生が現れると先輩たちの気合いはさらに激しくなる。私は、まだ慣れない竹刀に振り回されながら必死に面、小手、胴を必死に狙い打った。南中で掛かり稽古は、とても重要視していたので時間も長く、何セットもやるために、かなりキツイ稽古だった。5セットを過ぎてからは、竹刀をまともに持てず、立っているのもままならないほど辛くなってきた。それでも先輩たちの勢いは変わらなかった。「やめーっ」そう叫んだのは、福田先生だった。福田先生がゆっくりと近づいて来た。「一年生!わい達がやる掛かり稽古はいっちょん、なっちょらん。そげな稽古は、やっせんど」(一年生、お前たちがやる掛かり稽古は全くなってない。そんな稽古ではダメだ)全力でこっちはやっている。防具を着て激しく動いて必死に竹刀を打ちまくるのは、全力で走るよりも遥かにきつい。こんなに苦しいのは生まれて初めでの経験だ。もう精一杯だった。それが全くダメだ、と言うのか・・・いくら福田先生の言葉でも腹立たしくなってきた。「たっぞん」「はいっ」館園先輩が頭を下げて歩み寄った。「手本を見せっめ」(手本を見せてみなさい)館園先輩は深く頭を下げてから、橋田先輩の前に立ち間合いをとった。二人が、竹刀を抜き正眼の構えになる。この瞬間、空気が変わった。静寂の中に張り詰めた緊張感が漂い始めた。えぃーっその気合いは、私の心臓まで震わせた。ど迫力の気合いと共に打ち出された一撃一撃の技。その打ち込みは、まさしく剣道で理想とする気・剣・体が完全に一致した技だった。受け手の橋田先輩に対して、四方八方から確実に的を得たように館園先輩の技が打ち込まれていく。電光石火の如く、しかもその動きは、まるで蝶が舞うようで芸術的で完璧と言えた。私は感動して鳥肌が立っていた。涙が溢れそうになった。正直美しいと思った。この瞬間、私は剣道を志して良かったと心底確信した。福田先生が、お前たちの掛かり稽古はやっせん、と言った意味が良くわかった。帰り道、剣道部の仲間たちと館園先輩の素晴らしい掛かり稽古の話で持ちきりだった。私は、なぜかこれ以降は掛かり稽古が一番好きになった。いつか自分も館園先輩のような掛かり稽古出来るようになりたい、と憧れた。私は一層稽古に励むようになっていった。以下次回。★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 12Dec
    • 思考の鍛練と追求する心~竜宮 いか~の画像

      思考の鍛練と追求する心~竜宮 いか~

      皆さまこんにちは、竜宮 いかです!達真空手には私の先輩が沢山おります。それはもちろん入門した順番というのもありますが、それ以外にも理由があります。それは生きてきた時間です。私の周りにはこれまで生きてきた人生の時間が、私の生きてきた時間より多い方達が圧倒的におられます。年を取れば若い頃より出来ないことが増えていくとよく聞きます。体力も衰え、思考力も低下し、どんどん自分一人では出来ることが限られていく、と仕事先の先輩や親戚の叔父叔母に言われたこともありました。ですが、達真空手に来られる先輩方はとてもパワフルで活気に満ちており、実際の年齢層よりも若々しくエネルギッシュに見えました。また、時には先輩方のパワーとエネルギーでこちら側がパワーや元気を分け与えてもらえていると感じるほど満ち溢れていました。そしてもうひとつ先輩からは、並々ならぬ意欲的に貪欲に挑み続ける意志の強さも感じられました。諦めてへこたれることなくむしろ立ち向かい挑戦していく姿は、私も見習い、そして学び、負けないように必死に食らいつくくらいの気持ちでいかなければ!と思わされる程でした。なぜ、突然この事を皆さまにお伝えしたのかといいますと、それは私の日常の中のとある疑問と気づきが発端でした。以下発端となった方のお話になります。長くなりますがご了承くださいませ。私は普段接客業の仕事をしていますが、接客の仕方も時代と共に変化していき、デジタル化に伴い注文の方法も大幅に変わりました。私のところでは、以前ですとお客様の注文を席の方へ行ってお客様から直接聞き、聞いた注文を手打ちで一つ一つこちら側で入力し、そして最後に入力したものを確認して送信するのが主流でした。それが今ではタブレットが導入されデジタルメニューになり、お客様自身に画面をタッチして注文を入力していただき、そして注文が中の厨房の方にそのまま送信されるといったものに変わりました。そうすることで回転率が上がり、効率もよくなりメリットと感じる部分が多くありました。ですが今回この記事を書く発端となったものは、メリットではなくデメリットに感じる部分に関係していました。それはなにかと言いますと、『操作方法が分からず注文するのを諦めてしまう人が多い』という所でした。ボタンで呼ばれお客様の席へ向かうと、第一声目に「申し訳ないけどこういうの全くわからない、だから変わりにやってほしい」と伝えられました。これは特にご年配の方から言われることが多いのですが、時々中年の方や稀に若い人にですら言われたこともありました。中には面倒だから帰ると言って注文をしていかずに帰ってしまう人もいました。確かに、画面の文字は小さく、どう進めるのか、どうメニューを見るのか、項目の変え方はどうするのか、変更はどうしたらいいのか、どうしたら注文が入るのか、など機械の操作がわからない人であれば難しいと思う点が多くありました。(手間だと感じるのもあったと思います)私は機械が苦手で、そうした部分の気持ちがとてもわかりました。従業員の私でさえ、わからないと思うところがあったりもするので仕方がないことなのだとも思いました。それに目が悪かったり手がうまく動かせなかったりといったことも重なっていたのにも原因はあると思います。それでも中にはご年配の方でも意欲的に「操作方法がわからないのだけど教えてもらえる?」と仰って下さる方もいて、そうした方にはなるべく分かりやすく、理解が出来るようにとゆっくり丁寧に操作方法をお伝えしました。そうするとそうした対応のあとのお客様の反応にも違いがありました。すべて任せちゃってごめんなさいと悲しそうにする人、理解をしてすっきりしてはつらつと元気に感謝を伝えてくる人がいました。後者の方からはとてもきらきらとしたエネルギーを感じ、説明してよかった、なんだかその笑顔とエネルギーで元気をもらえたと感じたりしました。そうした様々な対応をしているうちにふと感じたことがありました。年齢に関係なく、"出来ないからわかりたい"と思う人と"わからないから出来ない"という考えの人にわかれていたということでした。問題に対してどう捉え、どう取り組むのか、そうした問題に対する姿勢の違いからくる結果のエネルギーがこちら側にも伝わってきているのだと思いました。そしてそれは説明をし終えたあとの私の心とからだに影響していました。最後まで丁寧に説明してもやっぱり無理、年だからわからない、もう来ないと言われてしまうとどっと疲れと空しさが充満しました。ですがその逆になるほどこれで次はもう大丈夫、もうすこしで理解しそうだから次こそは覚える、ありがとうと言われるととてもすっきりし、充実さで心が満ちていきからだも軽く感じました。これを感じたとき私はなぜか推手と組手が頭に浮かびました。恐らくですが、推手でお互いが練り上げていくエネルギーの空間やエネルギーの受け渡しそして一体感、また組手をし終えたあとの充実さと爽快感にこの感覚が似ていたことから浮かんだのではないかと思いました。ひとつの目的に向かって一緒に真剣に取り組み、自分の持ち得る知識と経験でどう対応するべきか、次にくる行動や言動にはどの方法を選択し対応するべきか、そうした自分が思っていたよりも複雑な道を辿っていたためにそのように心とからだに変化と影響が出てきているのではないかとも思いました。これは空手でも通ずる所なのではないかと考えました。己を鍛えるために一緒に真剣に取り組み、自分の知識と経験で相手にどう立ち向かうか、次くる一手はどの動きか、そしてそれを受け流しつつ自分の攻撃を相手にいれるにはどう対応すべきか、そうした考えが体だけではなく内側の精神や思考の鍛練にもなっていたのではないか。そんな風に仕事をしながら頭のなかで考えておりました。これは私のただの偏見ではありますが、そうした複雑な思考の道を何度も何度も経験した人ほど、エネルギーに満ちており、とてもいきいきとして若々しいのではないかと感じました。余談ですが、気のせいかもしれませんが、"出来ないからわかりたい"という反応をされたご年配の方は姿勢がよかったり、杖をついている人がほとんどいなかったように思いました。それはそうした思考の鍛練を普段から行っているためそれによってその他にも影響していき、からだの鍛練にも自然と繋がっていくのかと思いました。そのような人生の先輩方の姿勢とエネルギーを見習いつつ、そして"年だから"、"わからないから"と自分に負けないようにいつまでも鍛練を重ねていきたいと思います。長くなりましたが今回はここまでとなります。最後まで読んで下さりありがとうございました!それではまた次の記事でお会いしましょう。竜宮 いかでした!★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半(金曜日の だるま体操 夜6時半〜8時も参加出来ます)入会金10000円 月謝5000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝4000円)※道着代・保険代は別途稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~17:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 02Dec
    • 四十四、気配 〜河辺林太郎〜の画像

      四十四、気配 〜河辺林太郎〜

      林太郎です。ご覧くださり、ありがとうございます。【80%】この数字は、あくまでも私感ですが、僕が組手の時に視力に頼っていた割合を表すと大体こんな感じになっていたと思います。自分が組手をするときも、また、諸先輩方の組手を見学するときも同じような割合で"見ること"に頼っていたように思います。いま現在はこの数字がすこし減ってきて平均して50%くらいではないかと思っているのですが、その日のコンディションによってバラつきがあるのと、組手の前におこなう『力禅(りきぜん)』の集中具合によっても変わります。視力に頼らない分は何に頼っているかという事については、察しの良い方ならお分かりかと思いますが、それについては後で触れたいと思います。いま考えてみますと、視力にばかり頼っていたときは組手の相手の全体(全身)が見えておらず、相手の腕や足の動きにばかり向けて視線が忙しく動いていたように思いますし、相手の誘い(フェイント)に簡単に乗せられてしまっていました。結果として自分の動きが大きくなり、無駄な動きも増え、攻撃を受けてしまう確率も高かったと思います。でも、視力に頼るのを辞めた途端に自分の動きが変わり相手の攻撃を受ける確率も減りました。特に面白いと感じたのは、相手がフェイントを仕掛けようとしている時などは相手の意図が分かるので、相手の動きに乗せられて自分が手を出すことがなくなった事です。こういう状態と言いますかモードになっているときには、相手がどのタイミングで攻撃してくるかも何となく分かっていて体が勝手に反応しているようなこともあるように思います。そしてこういう感覚で組手ができたときというのは、何かとても気持ちがよく、組手を終えた後には爽快感に包まれるような、そんな感覚になることもありました。このような組手がいつも出来るわけではないのですが、確実に言えることは、視力以外のものに意識を集中させることによってスウィッチが入るということです。それが何なのかについてはあくまでも僕なりの答えになりますが、それは相手の"氣"であり"気配"ではないかと考えています。相手が無心でない限りは攻撃の前には必ず思考が介在するはずですが、"気配"というのは恐らくその思考に関係しているのではないかと思います。「気配を消す」と言いますが、それはもしかすると思考をなくす事と同じ事なのではないかと思ったりします。相手の"気配"に集中することは、相手が実際に腕や足を動かして攻撃を繰り出すよりも早く相手の意図を察知するので、結果として攻撃をかわし易くなるのだと思います。そして恐らくですが、"氣"というものに意識を集中することによって身体の無駄な力が抜けて自然な動きとなるので、それが心地良さや爽快感に繋がってくるのではないかと考えています。こうした感覚というのは実際に組手をしてみないと得られないものではないかと思うのですが、聞くところによると組手を採り入れていない空手道場もあるそうです。そんな話を耳にすると、達真空手で組手をさせていただけることはとても有り難いことだと思います。でも、その組手の基礎となるのは達真空手の場合は『力禅』です。『力禅』を通じて脱力の感覚を養いますが、脱力の感覚が養われていくのに比例して"気配"を感じ取る感覚も増していくように思います。『力禅』は組手に繋がるだけではなく、日常生活においても危険回避に繋がる素晴らしい稽古法になっていると思いますし、様々な感覚を養うのにも良い稽古法ではないかと思っています。以上河辺林太郎でした。 ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~16:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 21Nov
    • 僕と達真空手〜ご唱和ください!我の名を!〜赤井ちあきの画像

      僕と達真空手〜ご唱和ください!我の名を!〜赤井ちあき

      押忍。赤井です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。ご唱和ください!我の名を!ウルトラマンゼェェェェット!!はい、最近「ウルトラマンZ」を観始めました。面白くてハマっています。実はウルトラマンZ、宇宙拳法を使う戦士で、主人公ハルキが変身し戦うのですがハルキも空手の達人で、「ストレイジ」という特殊部隊の隊員で彼だけ返事が「了解」ではなく「押忍!!」というところに共感しています(笑)さて、なんで今ウルトラマン?と思われるかもしれませんが、今回のウルトラマンから少し特別なものを感じたからです。自分が幼い頃、ウルトラマンのビデオがありそれを繰り返し観ていた記憶があります。その時に観ていたのが「帰ってきたウルトラマン」そして「ウルトラマンA」でした。実はウルトラマン、観たことのない人は分からないかもしれませんが、重厚な設定、そして非常に道徳倫理の深い話が多く、作品を通してのメッセージ性が強いことを大人になって見返してみると改めて感じるのです。基本的にシリーズで続いている作品というのは時代に合わせて作品のコンセプトが見直されたりし、シリーズ初期に込められたメッセージと後期に作られた作品でメッセージが変化してしまうというのは少なからずあり、ファンの間では古参ファンと新規ファンの間で論争が勃発することは珍しくありません。しかし、その作品コンセプトの大筋を変えることなく50年以上続けていくことは決して容易ではなく、また実際に続けている「ウルトラマン」というシリーズは非常に素晴らしい作品だと思うのです。自分が幼い頃観ていた作品も例外は無く、今回触れたいのは「ウルトラマンA(エース)」にあります。ウルトラマンAはシリーズ4作目の作品で初期の作品にあたります。幼い頃の自分にはウルトラマンがただただカッコいいという印象しか持っていなかったのですが、それでも最終話でウルトラマンAが残した最後の言葉はとても印象深く記憶に残っています。「優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが何百回裏切られようと。それが私の最後の願いだ」その言葉を残してウルトラマンAは宇宙の彼方へと帰っていきます。この作品でウルトラマンAが戦い続けた相手、ヤプール人は非常に狡猾で怪獣を超える力を持つ超獣を生み出し、その力を使って人類の心を操りウルトラマンAの信用を失わせることで地球を侵略しようと目論みました。まんまとヤプール人の罠によって、ウルトラマンAである北斗は人からの信頼を失ってしまう。そこで残された決断は人々の前でウルトラマンに変身し理解をしてもらう他にないという事態になってしまいます。そして北斗はウルトラマンAであることを明かし、最後の変身(自分の正体がバレると二度と人間の状態になれなくなる)をし、超獣と戦い、無事勝利を収めたのです。先にあげたメッセージがその時最後に残した言葉でした。コロナ禍で人同士の分断が引き起こされている昨今において非常に刺さる言葉だなと思います。恐怖と混乱が続く中、求められるのは支え合う気持ちであり、人同士の優しさであると私は言葉通り感じます。さて、前置き話をウルトラマンZに戻しますが実は最近のウルトラマンZでなんとウルトラマンAが再登場したのです。実はその回でウルトラマンZの名前の由来が明かされます。実はウルトラマンZという名前はウルトラマンAがつけたものであり、「Zは地球では最後という意味を持っている。この宇宙から争いを無くし平和をもたらす最後の勇者となれ」という願いのもとつけられた名前だったのです。優しさと正義の心を持って戦うウルトラマン、本当の強さは強い心。ウルトラマンAの北斗はどんなに人々から嘘つき呼ばわりされても決して見放さず、戦い続けたのも心の強さと優しさを持っていたからだと思います。そのAからZへ託された想い、押忍の精神で戦うZ…。武の強さを力ではなく心においている達真空手と無関係では無い!!と思った次第です。自分も押忍の精神とウルトラマンのメッセージを心に稽古に励んで行こうと思いました。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎宣伝告知⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎この度、達真空手の道を歩む俳優たちが、初の映画デビューを果たした。短編映画『告白』第二話である。第一話は、ビデオドラマになるが、第二話は映画として制作された。米国アカデミー賞公認の国際ショートフィルムコンテストに出品も決まった。先駆けて、YouTubeにて公開することになったので、ぜひご覧頂ければ幸いです。真崎 明。↓↓↓↓↓↓↓以下写真クリックで動画ページへ飛びます↓↓↓↓↓↓↓https://youtu.be/A-KQsyHEVbg【短編映画】『告白』~第二話~【劇団真怪魚】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆待望の続編、ついに完成!!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 劇団真怪魚 初のドラマ作品『告白』の公開から半年、コロナウィルスの影響を容赦なく受けて続編の撮影は困難が付き纏い、ようやく完成に漕ぎ着けました。 『告白』第2話は短編映画として制作され、国際ショートフィルムコンテストにも出品予...youtu.be★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 11Nov
    • 俳優たるもの武道家たれ 〜真崎 明〜の画像

      俳優たるもの武道家たれ 〜真崎 明〜

      『俳優たるもの武道家たれ』これは、私が武の道を歩み始めた頃からの信念である。近年特に増えている芸能人の麻薬犯罪を始めとした不祥事問題。不安やストレスから麻薬に手が出てしまうのか・・酒に溺れるほど飲まなければ寂しさを紛らわすことができないのか・・己の名誉と地位を守ために他者の命を軽んじてしまうのか・・有名人だから、社会が目を瞑ってくれるなんてことはない。むしろ、社会的な制裁は一般人以上に厳しいかもしれない。映画が公開されなくなったりCMや番組が放映出来なくなったり、商品のイメージが悪くなったり、その関係者には膨大な被害が及んでしまう。賠償金はとんでもない額になるだろう。また、ファンや親族も、どれほどの辛い苦しみや悲しみに打ちひしがれるだろうか。俳優という存在は、時に政治家よりも民衆に影響を与える力があると私は思う。それゆえに、常日頃から己を厳しく律さなければならない、と最近の芸能人不祥事報道を見るたびに思う。子供の頃から役者稼業に憧れた私は、中学時代にはそういう考えが生まれていた。中学生で初の映画作りをする一方で、剣道部では日々稽古鍛錬に励んでいたことによる影響だったのだろう。私のこの考えは40年以上の歳月が流れても変わらない。だから今、我が劇団真怪魚の劇団員は全員が空手の稽古を通して武の道をも歩ませている。一般的な俳優養成所や劇団とは違い、本格的な空手を学ばせている。つまり、空手衣を着用して稽古に参加、昇級昇段試験も当然ながら受けてもらう。利点は多い。発声が上達し、役者として必要な身体の動きからアクションまでこなせるようになる。礼節が備わり、強靭な精神力を養うと同時に博愛の心を育てる。また、ストレスを解消させ、エネルギーをチャージ出来るために、麻薬以上の効果がある。武の道を真剣に歩んでいる人なら、誰でもこの内容には賛同出来るはずである。だから、『俳優たるもの武道家たれ』なのだ。この度、達真空手の道を歩む俳優たちが、初の映画デビューを果たした。短編映画『告白』第二話である。第一話は、ビデオドラマになるが、第二話は映画として制作された。米国アカデミー賞公認の国際ショートフィルムコンテストに出品も決まった。先駆けて、YouTubeにて公開することになったので、ぜひご覧頂ければ幸いです。真崎 明。↓↓↓↓↓↓↓以下写真クリックで動画ページへ飛びます↓↓↓↓↓↓↓https://youtu.be/A-KQsyHEVbg【短編映画】『告白』~第二話~【劇団真怪魚】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆待望の続編、ついに完成!!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 劇団真怪魚 初のドラマ作品『告白』の公開から半年、コロナウィルスの影響を容赦なく受けて続編の撮影は困難が付き纏い、ようやく完成に漕ぎ着けました。 『告白』第2話は短編映画として制作され、国際ショートフィルムコンテストにも出品予...youtu.be ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 02Nov
    • 反撃のチャンスを知る~竜宮 いか~の画像

      反撃のチャンスを知る~竜宮 いか~

      皆さまこんにちは、竜宮 いかです!先輩方と組手をしている最中、その度に思う疑問がありました。相手に攻撃をいれるタイミングや反撃の仕方はどうやっているのだろう?ということでした。この書き方だとアバウトでいまいちピンと来ないかもしれません。ただこの時の私は自分が相手へ攻撃をするときの防御の意識、またその逆で相手が攻撃をしてきつつ防御をしているときにどう反撃をするべきなのか、意識の低さも合間ってよく理解出来ておりませんでした。この時点での私は、相手に攻撃をされたらただ防御に徹する、相手が防御していたら拳を入れる、という風になんの工夫も捻りもないワンパターンの攻防ばかりでした。しかも相手は自分よりも力がある相手ですので、防御に徹していると攻撃ばかりもらってしまい、更には自分の攻撃はワンパターンのため全て防御されてしまいます。その上私自身の攻撃の威力も弱いので相手の鋼のような防御にむしろこちら側が体力を削られてしまい、当然のようにどんどん持続力や体力の差が生まれてしまいました。自分より力も持続力も威力も対処法も上の相手にどう対応すればいいのか?それが今の私の課題のひとつとなりました。どれだけ自分では攻撃をいれているようでも、それは他から見れば何一つ変わっておらず今まで同様ワンパターンでしかないため、相手からすれば"この動きをこれからしますので次は私のここに隙が出来るのでここに攻撃を入れてください"と導いているようにしかなっておりませんでした。そして攻撃に意識が向きすぎてしまい、その結果逆に防御が疎かになり相手にとっては格好の餌食といわんばかりに隙だらけで全く稽古にならない相手になってしまっていたのです。どうすれば自分より上の相手に劣ることなくむしろ反撃して食らいついていけるのか、自分の中でうまく答えが見つからず悩んでおりました。そんなとき、それを見ていた宗家が2つ私にアドバイスを下さいました。それは何かと言いますと、相手の攻撃をしている時が反撃のチャンスだということ、そして"その隙にどれだけ相手の倍の数の攻撃を入れつつ防御を崩さずにいられるか"ここがポイントになるということでした。そのアドバイスを意識して先輩と組手を再度試みてました。(相手が攻撃をしてきた時がチャンス……でも攻撃を仕掛けられていても防御は崩さないこと…そしてなによりワンパターンにならないように、その隙にたくさん様々な方法で相手に攻撃を入れること…)それを何度も頭の中で繰り返し強く意識して相手に集中しました。すると不思議と相手が攻撃をしてきた時に相手のどこに隙が出来ているか、なんとなく感じ取ることが出来たのです。(あれ、今上半身側に攻撃が集中しているから防御を崩さずに相手の足側に攻撃を入れれば相手のリズムを崩せるのではないか…?)こんなニュアンスの感覚が瞬間的に頭によぎったのです。そして答えに至る前に体を動かし、相手に蹴りを入れました。すると少し先輩の攻撃の手が緩んだように感じました。(分かりやすくそのように先輩がして下さったのかもしれませんが)その瞬間を逃さず私は反撃の手を更に撃ち込みました。ワンパターンではなく、ひたすらに拳を入れ続けたり、間に蹴りを取り入れてみたり、違う角度から違う技を撃ち込んでみたり、相手が私に攻撃を入れてくる隙を与えないように、そしてなるべく防御の姿勢も崩さないように自分なりに意識して動きました。するとアドバイスを受ける前より自分の中で感じる痛みや相手の威圧感、体力の消耗感が抑えられたように感じたのです。そして、なんとなく疲労感というよりも達成感のようなすっきりとした感覚が自分のなかに広がっていたように思いました。この時ようやく(あぁ、相手と組手をする、拳を交える、稽古をするってこういうことの連続なんだな…)と理解することができました。この経験とアドバイスを忘れることなく次に活かして更なる進化を遂げ、そして実力差があるからといって臆することなくむしろ相手に食らいついていく精神で諦めることなく今後も取り組みたいと思いました。今回はここまでとなります。最後まで読んで下さりありがとうございました!それではまた次の記事でお会いしましょう。竜宮 いかでした!★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半(金曜日の だるま体操 夜6時半〜8時も参加出来ます)入会金10000円 月謝5000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝4000円)※道着代・保険代は別途稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~17:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 21Oct
    • 四十三、現状を疑え!〜河辺林太郎〜の画像

      四十三、現状を疑え!〜河辺林太郎〜

      林太郎です。脱力と「爆力(ばくりき)」を意識した技のスピードを追求しようとするあまり、技の正確性が疎かになっていることを指摘され、宗家より『スピード追求禁止令』が発令されています。これは、以前に発令された『攻撃禁止令』に次いで2度目の禁止令となります。そのため基本技や型の稽古は全て「動力禅(どうりきぜん)」のゆっくりとした動きでおこなうようになったのですが、ここへ来てあらためて基本の大切さを感じています。正確な技というのは、技を構成する一つひとつのパーツ(拳、腕や肘や足の角度など)が正確にできている必要がありますし、それらのパーツが体軸を中心として一体化した動きにならなければ成立しません。しかしこれらの基礎の基礎となるものは「力禅(りきぜん)」の稽古によって生み出される低重心や体軸や脱力であることを、いまあらためて感じています。「力禅」によって得られる体感覚があってこそ拳の握りに余計な力が入らず、且つ、大地にへばり付いた足の裏からの力が体の内側を通って拳に伝わってくる感覚が得られます。「力禅」が疎かになっている状態で技を出しても、それは表面的でとても軽い、逆に言えば重みを伴わない技になってしまうように思います。こうした感覚に気付けるのも、スピードを追求することを止めて技の正確性に意識を向けるようになったからだと思うのですが、宗家の一言がなければこうしたことを忘れたまま表面的な技を追求して、結果的には基本から掛け離れた空手をすることになってしまうだろうと思います。ですから、こうして適切な指導を受けられることはとても有り難いことだと思いますし、達真空手に入門して8年目になりますが、伝統を継承していくということがどういうことなのか?それは簡単なことではないということをしみじみと感じています。基本の拳の握り方でさえまだできていないというのに、それを出来ているつもりになって慢心して自分自身を顧みることをしないでいると、いつの間にか違う方向に行ってしまうのです。「これで良いのか?大丈夫だろうか?」という疑問を常に自分に投げかける習慣を付けていかないと、どこかで突然落とし穴にハマってしまうということに成り兼ねません。これはビジネスにおいても、どんなことにおいても当てはまることだと思います。常に向上していく気持ちを絶やすことなく自分自身に対して謙虚な姿勢を持ち続けられるようで在りたいと思います。以上。河辺林太郎でした。箱根仙石原にて撮影 ★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 11Oct
    • 僕と達真空手〜感覚を研ぎ澄ませ!〜赤井ちあき〜の画像

      僕と達真空手〜感覚を研ぎ澄ませ!〜赤井ちあき〜

      押忍。赤井です。最近面白い記事を読みました。https://www.excite.co.jp/news/article-amp/Karapaia_52287005/#aoh=16005801792362&amp_ct=1600580233746&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24sなぜ犬はうんちっちをする前にグルグル回るのか?体を地球の磁場に合わせていたことが判明(共同研究) (2020年8月5日) - エキサイトニュースWavetop/iStockおもむろにグルグルっと回り始めると、ピタッと静止。体を弓なりにしてプリリと排出。その物体の香ばしさに顔をしかめつつ、後片付けをする犬の飼い主は、心ひそかに「最初のグルグルは...www.excite.co.jp犬はなぜ、フンをする時にグルグル回るのか?というもので、どうやら地球の磁場に体を合わせるためなんだそうです。合わせるからなんなのか、と言うことについては今回自分が書きたい内容からズレてしまうので割愛しますが、記事を読んだときに僕は「犬はそんな事ができるのか!?」と驚きました。古来から自分たちが方角を知るために様々な方法が取られてきました。代表的なものといえば日の出の位置を確認したり、北極星を確認したりといったところでしょうか?文明や科学が進歩して、方位磁針が作られるとより正確なものとなりました。そして、現代ではスマホのマップで地図と一緒に確認できるまでとなり、正に科学万能の時代といったところです。従って、昔の人か不便を強いられてきたものも、科学が発達した今となってはほぼ解消されたと言っても過言ではないと思います。しかし待てよ?人類が歴史とともに進化させてきた科学力をもってそうした便利さを生み出してきたとするのに、犬は最初から方角を知ることが出来たというのなら、人類の科学力って何なんだ?人類がせっせと研究して「凄いぞ!大発見だ!」としていても動物たちにとっては、それがどうした?と言わんばかりに普通のことだったりするのです。イルカは超音波を発して仲間とコミュニケーションをとったり、獲物を察知できるし、鳥は帰巣本能でどんな場所へ行っても帰ってくることができるし(完全には解明されていないそうですがどうやら磁気が見えるそうです)、動物には人間よりも能力的に優っているとも言えると思います。人間はそうした動物的な高い能力を犠牲に高い知性を得ました。しかし、高い知性を持った人間は、自らが作り上げた人間社会によって優劣を作り出し、貧富の差によって生まれた序列で苦しむ者もいます。時間や他者に縛られず、地球に生きる同じ生き物なのに、ただ飯を食って寝る、という生き方が出来ない…。ある意味で人間はこの知性という枷をはめられたと言っても良いのではないかと思います。さて、そんな人間である自分もそうなのですが、かつて動物的な感覚に近づいたような現象を感じたことがあるのを思い出しました。それはメンバーで合宿をした時でした。場所は箱根恩賜公園。全員で大自然の中で力禅をした時でした。各々好きな場所で1時間半力禅をして集合場所に戻ってくる、というものでした。自分も力禅に最適なポイントを探して少し公園内を散策しました。公園がもともと山の中にあるので、端まで行くと地平線まで森が広がり、少し視線を下げると芦ノ湖が見え、正に絶景でした。ここだ!と思い力禅を開始。時間は限られているので有効活用しようと思い、一つ一つの力禅の時間を測りながら全てやろうと思いました。すると、しばらく続けているうちに段々と時間を数え忘れるようになりました。自分が今何分やったのか?そんな感覚は少しづつ薄れていき、自然に身を任せるように力禅をしていました。耳には自然がもたらす静寂と、肌には澄んだ空気が触れ、吸い込んだ空気が体全体に広がり、自然と渾然一体となっているようでした。その時、自分から完全に時間の概念が消え去り、そういうことか…と僅かに悟りました。そもそも「時間」というものすら人間が生み出した概念です。自分たちはこの「時間」によって大まかに生活サイクルが作られ、更に個人の生活リズムが生まれ、行動を決定づけています。朝は起きて朝食を摂り、仕事に出かけ、昼に昼食と休憩を挟み、夕方までまた仕事をして、夜に帰宅し夕食を食べて寝て…。この大まかなサイクルにより細かく朝は何時に起きて何時までに朝食を摂り、何時までに出勤しなければならないのか、など細かいところが個人個人の環境によって決められてきます。ある意味で時間が規則正しい生活を作り上げており、朝が来て、昼になり、夜が訪れる、これが人間社会のベースにあります。これが大自然に囲まれて力禅をしていると完全に消え去っていたのです。その時の自分からすれば「今はまだ明るい」それだけでした。朝でも昼でもなくただ空が明るい、としか思わなかったのです。動物に時間の概念はないでしょう。ただ、明るくなれば活動し、食事をし、暗くなれば寝るだけです。夜行性ならこれが逆転するだけです。朝も昼も夜もなく、明るいか暗いかしかありません。自分は少なくとも夜行性ではないので明るいから活動するだけです。この時間の概念が消え去った時、漠然とこれが「地球」なんだと思いました。自分たちに生きる場を与え、生き物を静かに育んで来た…これが地球なのかと。そして地球もまた、無限に広がる宇宙に瞬く無数の星々の一つでもあります。そこまで理解すると、力禅によって正しく自然、宇宙と渾然一体となりそのエネルギーを蓄えることができるなんて、改めて良い稽古だなと思うようになったのです。そうして地球や宇宙と繋がれば眠っていた動物的感性が蘇り、先に書いた地球の磁場を察知できるなど、より深い感性が磨かれていくのではないでしょうか。この感性が磨かれることで武道において「殺気」というものを感じるようになり、己の身を守るために必要な能力を高めることができるのだと思います。今回は、そうした動物の驚くべき能力から、自分が体験したことを思い出し、書いた次第です。大自然とは程遠い都会は喧騒にまみれて、自分の感性にノイズが生じやすいです。それでも己の精神を乱されないよう、自分の稽古を積み重ねていきたいと改めて感じました。☆渾身の短編映画ついに完成!!『告白』〜第2話〜☆達真空手の門下生であり、劇団 真怪魚にも所属する赤井ちあき、河辺林太郎、竜宮いかの三人が主演する『告白』シリーズの第2話が、短編映画として完成、一般公開されることになりました。以下がその詳細情報になります。劇団 真怪魚初のドラマ作品『告白』の公開から半年、コロナウィルスの影響を容赦なく受けて続編の撮影は困難が付き纏い、ようやく完成に漕ぎ着けました。『告白』第2話は短編映画として制作され、国際ショートフィルムコンテストにも出品予定です。先駆けてYouTubeにて、一般公開されました。末期癌の宣告を受けた青年と彼に恋をする女性の心の葛藤と不思議な出来事を描いた物語です。出演は、主演が竜宮いか、父親役に河辺林太郎、青年役に赤井ちあきが扮します。劇団 真怪魚の座長でもある真崎 明がオリジナルの脚本を手がけ監督も務めました。音楽は那音弥が担当、メインテーマ『舞妓』が物語を一層引き立てています。劇団の拠点となる調布がロケ地で、ラスト多摩川のシーンは東京とは思えないほど美しい光景が印象的です。上映時間は12分と短い作品ですので、お気軽にご覧いただけます。↑クリックしてご覧頂けます↑サムネイル★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 04Oct
    • 達真空手の門下生が主演を演じる短編映画がついに完成!!〜『告白』第2話〜の画像

      達真空手の門下生が主演を演じる短編映画がついに完成!!〜『告白』第2話〜

      達真空手の門下生であり、劇団 真怪魚にも所属する赤井ちあき、河辺林太郎、竜宮いかの三人が主演する『告白』シリーズの第2話が、短編映画として完成、一般公開されることになりました。以下がその詳細情報になります。☆渾身の短編映画ついに完成!!『告白』〜第2話〜☆劇団 真怪魚初のドラマ作品『告白』の公開から半年、コロナウィルスの影響を容赦なく受けて続編の撮影は困難が付き纏い、ようやく完成に漕ぎ着けました。『告白』第2話は短編映画として制作され、国際ショートフィルムコンテストにも出品予定です。先駆けてYouTubeにて、一般公開されます。末期癌の宣告を受けた青年と彼に恋をする女性の心の葛藤と不思議な出来事を描いた物語です。出演は、主演が竜宮いか、父親役に河辺林太郎、青年役に赤井ちあきが扮します。劇団 真怪魚の座長でもある真崎 明がオリジナルの脚本を手がけ監督も務めました。音楽は那音弥が担当、メインテーマ『舞妓』が物語を一層引き立てています。劇団の拠点となる調布がロケ地で、ラスト多摩川のシーンは東京とは思えないほど美しい光景が印象的です。上映時間は12分と短い作品ですので、お気軽にご覧いただけます。↑クリックしてご覧頂けます↑サムネイル★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
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  • 21Sep
    • 「武の道は遥かなり』〜剣道編6〜真崎 明の画像

      「武の道は遥かなり』〜剣道編6〜真崎 明

      剣道の防具を付けたことのない人に、それがどれほど不自由なことなのかを説明しても良くはわからないだろう。先ず防具は重たい。中学生くらいで7キロ、大人では10キロを超えるという。特に面は重い。面金の物見から見える世界はあまりに狭い。胴や垂は上半身の動きを限定してしまうし、小手は竹刀はともかくとして、物をまともに握ることも出来ない。そして何より臭い。長年誰かに使われたであろう面や小手は、特に臭い。小手を使った後は掌は激臭だ。『くさや』よりはマシとは思うが石鹸で洗っても臭さが残る。しかし、置きっ放しになっている剣道着は臭い上にカビが生えているものだ。剣道部室の棚の隅に古くから置かれた防具と道着を貸してもらって、私は稽古をするようになった。ちなみに、この部室がまたさらに臭い。学校の中のどこの部室が一番臭いか友人たちと議論したことがあるが、結局各部室の臭いを嗅ぎに行った結果、友人たちは揃って剣道部だったと明言した。これは日本全国共通のはずである。学生時代に剣道をやった者なら、今これを読みながら何度も頷いているに違いない。実を言うと、私は体操着でずっと稽古をしていたから、剣道部室に入ること一度もなかった。防具と道着を貸してもらえることになったので、初めて部室は入った時、私は気を失いかけた。豚小屋の方がマシではないか。私はこの部室で平然と着替える三年生の先輩たちを見ながら、妙に感心したことを覚えている。少し余談になるが、ある時ふいに福田先生が部室のドアを開けたことがあった。福田先生は思わず顔をしかめた。「木刀を取っくい」二年生の山下先輩がすぐに動いて木刀を手渡した。先生はなにか言いたげな表情だったがそのまま立ち去った。この時、館園先輩はいなかった。翌日の土曜日のことである。昼食後、館園先輩が部員全員に30分早く集合するように命じた。「今日は先に、部室を大掃除すっど!」部室にあるものは全て素早く外に出して、床だけでなく壁も服も拭いて使えるものと使えないものに分け、要らないものはゴミ置き場へ運び、棚は整理整頓されて部室は綺麗に蘇った。部室掃除してからの稽古はとても気持ちよくあっという間に稽古も終了した。整列した時、福田先生が現れた。何か言いたげな顔をしていた。「昨日、部室をのぞいたら、わっぜぇきさねかったし(すごく汚かったし)、くさかった。剣を志すモンは部屋も整理整頓して綺麗にせんといかんど。じやっで、今かい、我がれで掃除をせぇっ(今からお前たちで掃除しろっ)」館園先輩が正座したまま頭を下げて言った。「ふっだ先生、大変ご無礼しました。先程稽古前に皆でやりもした」黙ったまま福田先生は、やおら立ち上がると部室に向かっていきドアを開けた。福田先生はじっくりと中を見た。顔は、ほんの少し笑みを浮かべていた。「たっぞん」「はっ」館園先輩は小走りで福田先生の元へ行く。福田先生が手を差し出した。館園先輩は頭を下げ両手で包むように先生の手を握った。「たっぞん、以後は気をつけるように。後は任せる」「はいっ」福田先生は去って行った。もし、戦国時代だったら実に見事な大将と副将の関係で、天下でも取ってしまいそうな気持ちになったのを昨日のことのように覚えている。福田先生は、完全に館園先輩を信頼していた。また、本来館園先輩は昨日福田先生が部室を訪れたことを知らないわけで、これはどう考えても先輩たちの連携が良く取れていいることになるし、仲間が同意していたからこそ大掃除もスムーズに行うことが出来たことになる。私は大嫌いになっていた剣道が少しづつ好きになり始めていた。さて、稽古では毎日最後に試合形式で勝負した。これが私は苦手だった。どうしようもないくらい下手だったのだ。負けてばかりだった。防具は借り物、勝負はボロ負け・・惨めな気持ちの日々が続く。しかも、生まれて初めて本格的な運動をした私にとって、剣道は異常なほど疲れた。少しでも上達するために朝稽古は続けていた。授業は眠くて眠くて良く居眠りをしてチョークが飛んできた。もはや、私の頭の中は剣道のことばかりで、学校へは剣道のために行くという感覚になっていた。以下次回。★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半 金曜日夜6時半〜8時【金曜は、だるま体操&達真空手の基礎稽古になります】入会金10000円 月謝7000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝5000円)※道着代・保険代は別途かかります。
稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~16:00)※定休日:木曜日・日曜日

  • 11Sep
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      空手バカ一代から学んだこと~竜宮 いか~

      皆さまこんにちは、竜宮 いかです!突然ですが、達真空手の入門者は課題として『宮本武蔵』と『空手バカ一代』が必読書物です。(私は劇団真怪魚にも入門しておりますが劇団の方でも同じく必読課題です)そして読み終わった後に感想文を宗家に提出することとなっております。今回は私が読んだ『空手バカ一代』の感想文をこちらのブログにも投稿させていただきたいと思います。拙い文章での感想文ですので読みにくく感じるかと思われますがご容赦くださいませ。以下 感想文となります。↓『空手バカ一代を読んで』 竜宮 いか努力はいずれ報われる。努力は実を結ぶ。努力は裏切らない。何が起きても波風立てず、押して忍ぶ"押忍"の心を忘れないこと、改めて身に染みる思いであり、そして初心に帰り常に自分以外の生命全てを敬い学ぶことの大切さ、これも改めて痛感した。何より、極真空手の祖である偉大な存在"大山倍達"という人物の壮絶で壮大な人生は、まさに漫画でも描かれていたように現実離れした逸話ばかりで読み進めていくたびにあまりのスケールの大きさに信じがたいと思う感想が何度も頭の中を駆け巡った程であった。そしてそう感じるたびに、そのような道の延長線上に実は自分も既に立っていたのだという現実をじわじわと感じていき、誇りであるとともにこれまでの自分の中の稽古に対する意識の低さを恥じた。人に頼るのではなく人は学ぶためにあり、そして自分が人として成長したとしても決して人を見下したり驕るのではなく、常に自分が学ぶ側の立場であり謙虚にあることを忘れてはいけないと大山倍達総裁をはじめ、この作品に登場する人物たちの生き方を見て学んだ。大山総裁が聖書として肌身離さず持参していた吉川英治著『宮本武』の中の宮本武蔵が刻んだ言葉"われ以外みなわが師"という言葉は、私が宮本武蔵を拝読していた時その言葉を見て自分以外の人たちに対するその見え方・捉え方は盲点だったと気づかされたことはあったが、それを行動に示すことが出来ていたかといえば首を横に振るような結果ばかりであった。しかし大山総裁は『宮本武蔵』に目を通しては気づきそれを即日実行に移していた。厳しい、難しい、耐えがたいと感じても止めずに立ち向かい、時には人に暴言を吐かれようと貶されようとも耐え忍びむしろその中でもそうした人物から学ぶところは必ずあると耐え忍び努めていく様が空手バカ一代には描かれていた。これは後の道場訓の一つともなっておりそれだけではなく、宮本武蔵の精神は極真空手に受け継がれていた。そしてそれが今も途絶えることなく続いているのは大山総裁の諦めない心、揺るがない信念があったこと、そのためには自分の全てを以てして死ぬ気で取り組んでいたこと、嘘偽りなく正直に伝え生きること、涙ぐましい努力という言葉だけで片付けてしまうのは野暮と思えるほどの血と汗が滲む努力と継続の力があったこと、これだけには収まらない沢山の経緯と経験と過程・結果、繋がりが今も長く息吹く極真空手の根底にあるのではないかと感じた。生命の生死は人の価値観や人生観を変える大きな分かれ道となり得るほどのエネルギーがあると思った。以前に別の感想文でも人は死を目の当たりにすることで気づかされると学んだのを記したことがあった。それはこの空手バカ一代でも強く感じた。有明省吾の死然り、仁科の死然り、ピストン堀口の死然り、その他にもたくさんの死が大山総裁の人生の分かれ道を築き上げていた。それは死だけではなく生命の誕生、"生"にも言えることだった。後の名だたる師範代、門下生の誕生も人生を変える存在となっていた。そうした物語を見ていて思うのは、人の人生を変えてしまうほどのエネルギーというのは膨大でその代償としてその変えた人生の未来に大きな試練が待ち受けているようにも見えた。そしてその試練をどう捉えるか・立ち向かうのかで未来が生に傾くのか死に傾くのかが変わっているのではないかと思えた。どの相手との戦いも極真空手に入門してくる人たちの成長過程の描写も激しく命がけの迫力あるものばかりであったが、印象ある人物をあげるとなるととても悩ましいと思えるほど全ての人たちの生き様が美しく素晴らしく思えた。有明省吾はもちろん入るが、遠藤幸吉、グレート東郷、ジャック・サンダクレス、芦原秀幸、李青鵬、ハワード・コリンズ、名前を上げたらキリがないほどどの人物もとても魅力溢れる人たちばかりであった。こうして最後まで読み通して思ったのは、宗家がこれまで私に見るよう勧めて下さったあらゆる作品が今回読んだ空手バカ一代の中にたくさん含まれており、その作品を知っていたからこそ感じた共感・感動・学びがたくさんあった。何度も宗家が仰っていたように、勧められた作品には必ず意味があり、どうしてその順番、工程なのかきちんと理解した上でより作品を知っていくべきだと今回一層感じた。そして今私が自分の体を通して学んでいる達真空手をもっと真剣に取り組み、一からまたこつこつと努力し耐え忍び少しずつ人としても成長していこうと気持ちを切り替えるきっかけとなった作品であった。以上が私が提出した感想文の内容となります。長くなりましたが、今回はここまでとなります。最後まで読んで下さりありがとうございました!それではまた次の記事でお会いしましょう。竜宮 いかでした!★こちらもご覧ください【動画・達真空手演武〜日本刀VS空手〜】https://m.youtube.com/watch?v=X2cSlqip8T4※ブログランキングに挑戦しています。記事がよかったらクリックお願いします《入会は随時募集しています》ー 稽古日 ー毎週月曜日夜7時〜9時半(金曜日の だるま体操 夜6時半〜8時も参加出来ます)入会金10000円 月謝5000円(高校以上学生 入会金5000円 月謝4000円)※道着代・保険代は別途稽古場 だるま堂療術院★達真空手 本部★東京都調布市菊野台1-13-6 トービル柴崎2-2F だるま堂内TEL.042-446-1511(10:00~17:00)※定休日:木曜日・日曜日