冬至と五行の「水」 | だるまんブログ

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生きる知恵である陰陽五行についてだるまんと語るブログ。『だるまんの陰陽五行』(三冬社)より発行。

 今日は冬至です。通例は22日なのですが今年はうるう年なので21日とのこと。そして冬至とはもっとも日の短い冬の極にあたる日なので、暦の上では明日からは陽に転化していくタイミング(寒さはこれから本番ですが)ということになります。

五行で言うならば冬を意味するのは「水」(すい)です。「水」の意味するところは冬はもちろん、夜、月、暗闇、黒色、腎臓など、冷たく水に関わるものが圧倒的に多いのですが、わすれてならないのは、目に見えない世界観を示すのも「水」ということになります。言うならば霊とか魂などの類です。つまり明るく目立つ存在(陽)に対する陰を示すのが「水」ということです。

暗く冷たいからということで、あまりいいイメージのない「水」ですが、どっこい最も重要なのが「水」でもあります。まず人体の八割は水でできているということ、そして生命体は水から陸へと進化し、文明も河のほとりから始まり(古代四大文明)ました。

つまり私たちにとって「水」は目に見えないところから私たちにアプロローチする大元でもあり、いつかは帰っていくホームでもあるのです。

 

しかし、いま現在の私たちにとってのホームとは、この物質文明、つまり肉体の世界です。これは地に足がつくという意味から、五行では「土」で表現します。

つまりは冬至とは、「土」から「水」への意味合いを理解するとき…とも解釈できるのです。

しかし「土」から「水」というのは、人間の成長にとって、最もやっかいな要素をつきつける所でもあるのです。

私たちは物質的な「土」的世界観にとらわれているので、肉体を離れてものを考えるのがとてもむずかしいという事情があります。だから常識感に縛られます。

 

ところで、水がらみでこんな話があります。

『1988年6月28日世界で最も影響力のある英科学誌『ネイチャー』 に「高希釈された抗血清中の抗免疫グロブリンE によって誘発されるヒト好塩基球の脱顆粒化」と題された論文が掲載された。(中略)あらゆる国でこの論文は大きな反響を呼び、メディアはその内容をかみ砕いた言葉で伝えたのであるー

「水は記憶できる! 水を通過した物質のしるしを水は記憶できる」。これはまさに革新的な科学的事実であった。

しかし、その著者は、攻撃を受けたのである。』  『真実の告白 水の記憶事件』ホメオパシー出版  ジャック.ベンベニスト著

 

水が記憶する…、今では多少メジャーになってきたこの考え方に科学界は大反発し、それを唱えた科学者は誹謗中傷され、あるいは無視され、葬り去られたのです。

同じ考え方を基礎に持つ「ホメオパシー」もいかがわしいものとして差別を受けているのはご存知のとおりです。

今までの常識と異なるということや、現在出来ている科学の金字塔を覆すというのが、反発の大きな理由です。

これが「土」的常識のおおきな壁ということです。これを超えて「水」に行くというのは、たいへんな労力が要るのです。

ある意味、最近の小保方さんの事件にも似ていると思いませんか?上記のことに加えてお金や利権がからむともっとすごいことになるのです。

 

そんなわけで冬至には心新たに「水」へと向かう気力を蓄える必要があります。

昨日聞いた話ですが、とある神社では、本日冬至にはある儀式行うといいます。なかでも気功の奉納を夕方に行うというのです。

これには「そうか!」とばかりに膝をたたきました。

 

というのも、「土」から「水」へとつつがなく道を歩むのに必要な要素は「金」だからです。「金」はこの場合、触媒的に「土」のもっている閉塞した空気を叩き壊す要素なのです。五行の「金」は「二分化する、いらないものを捨てる」という意味の要素であり、「土」の悪しき側面を「金」によって壊さないかぎり、「水」という「霊化(物質の常識感を越える)」した世界には行けないのです。

上記の儀式では夕方、気功…というはっきりとした「金」の要素を持ちこんでいるのがわかります。夕方は文字通り「金」の時刻を示しますし、気功は邪気を祓い清気を呼び込む手法です。この二分化とはまさに「金」なのです。

たぶん古くから伝わる儀式なのでしょうが、まさに昔の人々はわかっていたのですね。

 

さて現代は、私もこのブログでたびたび言っているように「土」から「水」の時代の端境期で、「金」が強く関わっている時代です。なかでも世界が混沌としてきている今はまさに「金」が強く影響しているタイミングです。「金」とは何か…、詳しく知りたい方は

『だるまんの陰陽五行』「火」の章、「金」の章をお読みください。

 

また、以下の日程で「金」についての講習会をやります。

ぜひ、ご参加ください。

 

▶東京(白金台) 2017年1月19日(木) 費用 5000円(事前振込み)

  昼の部 14:30~16:30    夜の部 19:00~21:00  

演題…神と人の関係は? -『だるまんの陰陽五行』「金」の章-

お申込み …「つきよみ白金台」までメール(  info@tukiyomi.in  )でご連絡ください。その際、昼の部か夜の部か明記をよろしくおねがいします。  お振り込み先は後ほど「つきよみ白金台」からご連絡します。

 

なお、その後の日程としては以下のものがあります。

▶実践アドバンスシリーズ(1) 占いと五行  = 横浜 =

2017年 1月22日(日) 2月12日(日)  午前10:00~12:45 (会場9:45)

①1月22日(日)易と五行 

  「陰陽五行」を深く学ぶために易を基本を知る!そしてそれを日常に生かすやり方を伝授!

②2月12日(日)タロットと五行 

 『だるまんの陰陽五行』でタロットを視る!「塔」のカードは擬似的な死、「恋人」のカードは聖婚への伏線…などなど。

会場  崎陽軒本店 貸会議室  6階4号室   横浜市西区高島2-13-12

  http://www.kiyoken.com/rental/honten/h_access.html

費用  (事前振込みでおねがいします)  単発の場合 一回  6000円(税込み)

                     2日一括の場合   11000円(税込み)  

     (申込の後、返金はできませんので、ご了承ください)

お申込み… 堀内歯科クリニック(045-664-3864)メール… daruman.info@gmail.com

 今回は陰陽五行を基本理念としている東洋の「易」と、陰陽五行には直接関係がないと思われているタロットカードの大アルカナの世界をとりあげます。演者(堀内信隆)は占いの専門家ではありませんが、あくまで五行の象徴主義の見方から解説したいと思います。 

①易と五行  易の八卦にある3爻(陰もしくは陽を3つ縦にならべた形象)の組み合わせで出来る世界観は五行そのものです。この八卦を上卦と下卦にした合計6爻から成る64で表される世界観はDNAの遺伝暗号の数にも一致すると言われ、果てしない神秘に通じます。象意から見ていくと、たとえば「水火既済」という卦では、肉体としての健康である「頭寒足熱」(頭が冷えていて足は温かい)を示します。しかも、その象意をよーく眺めると、額のあたりには陽(光)があり、お腹には陽(熱)があり、性器は陰(静かにエネルギーを蓄える)となっています。心憎いほどの的確さです。

このように、占いとは違った視点で、易の世界観を日常生活に(五行を通して)活かしていく考え方を紹介解説したいと思います。

②タロットと五行  トランプの元型とも言われるタロットカードですが、その中心とも言える大アルカナの22枚は、五行の世界観の西洋式解説ではないかと思えるほどに陰陽五行に一致します。なかでも、『だるまんの陰陽五行』で解説している「魂の進化」を示していることになります。前半の11枚を人間の進化である「低我」に、後半の11枚を神々の進化である「高我」にあてはめると、絵札の示す神秘性をさらに引き立てることができるのです。たとえばゼロ番(一枚目)である『愚者』は五行の始まりである「木」そのもので、「思い」だけで突っ走る若者の姿で示されます。14番の『節制』では天使がふたつの水瓶の水を混ぜてますが、『だるまんの陰陽五行』「金」の章82ページとの一致に気づかれた方は居ますでしょうか?これは「大いなる反転」であり、天と地の交流、人と神の交流、聖婚へとつながるのです。そこにつきものである「擬似的な死」という世界観は16番『塔』で示され、そのカードに相対する6番『恋人』では聖婚への伏線があることがみられる…といった具合です。

象徴を通じて、占いで示される「個人の運命」の背後にある「より深淵な世界」に触れてみませんか?

 

▶実践アドバンスシリーズ(1) 占いと五行  = 京都 =

2017年 3月25日(土)  ①午後1:30~3:45 ②午後4:00~6:15

午後1:00~3:00 易と五行 

  「陰陽五行」を深く学ぶために易を基本を知る!そしてそれを日常に生かすやり方を伝授!

午後3:45~5:45 タロットと五行 

 『だるまんの陰陽五行』でタロットを視る!「塔」のカードは擬似的な死、「恋人」のカードは聖婚への伏線…などなど。

会場 ハートピア京都 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375  TEL 075-222-1777

費用  午後1:30~3:45 …6000円(税込み)

    ②午後4:00~6:15 …6000円(税込み)

   2講座一括申し込みの場合… 11000円

お申込み… 堀内歯科クリニック(045-664-3864)メール… daruman.info@gmail.com

     (申込の後、返金はできませんので、ご了承ください)