こんにちは。
昨日は、冬至でしたね。
今日から、日が少しずつですが
長くなります。
そして、陰陽の陽に転じました。
毎年、言ってるので
耳にタコの方も、いらっしゃる?(笑)
でしょうけど
「冬至は、私たち一人、一人に
天からの啓示がある日です。」
だそうです。
今日からの一年、どう生きるか
昨日示されたはず。
何か、感じた人も、
何も、感じなかった人も
大丈夫です。
二月の節かわりの
節分の次の日立春に、
人間界にその報せは、
おとし込まれると言われております。
二月の始めに、
あなたの次の一年の
生き方、そして
行き方は
方向を示しているはず。
さぁ~、昨日どんな事が
あなたは、言われたのでしょうね。
わたくしは、昨日のお天気の良さ
空気の綺麗さから
清潔な、清々とした感覚を
感じました。
たぶんそれがキーワードかな。
二月の頭、
何かが動き始めますから
楽しみに待ちましょう。
ところで、本日は
テレビで話題の
派遣の外科医のドクターXの
大門未知子の動作に
ついてです。
このドラマ人気だそう。
ご覧になってる方も
多いこととおもいます。
大門未知子は、
難しい外科手術を終えた後で
手術室を後にする時には、
執刀した患者さんの肩というか
胸に手を当てる。
私が、一番好きなシーンです。
この胸に手を当てるのは、
大門こと女優の米倉涼子さんが
ある外科医の先生のなさっている
のを聞いて
ご自分も演技に取り入れたのだそう。
患者さんに、大変な手術
ご苦労様という意味を込めての
演技だそうです。
じつは、この胸に手を当てる
シーンを先日
テレビ以外で目の当たりに
してなるほどー!と思ったので
書かせていただきます。
それは、カトリックの
按手(あんしゅ)というもの。
じつは、今月の10日くらいに
実家の母の容体が
悪くなりました。
元々、ベッドの上での生活でしたので
もう、高齢だし
何かのきっかけで天国に行っても
おかしくない状況になってしまいました。
私もすぐに、会いに行きました。
その後、一週間くらい
在宅で点滴をしていただき
この何日かは、
少し持ち直しております。
まだ、本調子ではないものの
安心いたしました。
母は、カトリックの信者です
その危険な時期に
病床に神父さまが訪ねて来てくださり
「病者の塗油」という
病気の人を癒すお祈りをして
くださいました。
神父さまのいらっしゃる
一時間ほど前
在宅で治療を受けているので
お医者さまがいらしてました。
意識の無い母に向かって
母の名前を大声で、
お医者さまと看護師さんが
何度も呼びました。
母は、ピクリとも反応しませんでした。
意識が無い状態でした。
「先生は、
意識の無いように思えても
耳は、最後まで
聴こえていますから
常にお話をしてあげてくださいね。」
と言われて、
お帰りになりました。
だるまん講座でも
聴覚は、水なので
見えない世界と繋がっているので
最後まで残るもの。
と主人もよく、話してますよね。
そして、お医者さまのお帰りになった
一時間後、
神父さまが母のベッドの横に来てくださいました。
神父さまは、
母の名前を
(ファーストネーム、下の名前ね)
静かに呼びました。
すると、意識の無いはずの母は、
顔を
神父さまのほうに少し
向けたんです。
え~💫⁉
さっき、お医者さまも
私も大声で呼んだときには、
びくともしなかったのに~💫
不思議です❗
そして、病者の為の祈りは、
始まりました。
今まで何度もこの「病者の塗油」
の祈りを母にあげてくださってい
るところは、目撃しているのですが
その日のベッド脇の祈りは
何時もと違ってました。
この日は、神父さまから、
「病者の塗油」という小冊子を
渡され
いわば、在宅でのミサでした。
特別な感じは
母の容体によるもので、
最後のミサになるかもしれないとの
ご配慮かもしれないと思うと、
自然とこちらも泣けてきました。
神父さまのお一人での
祈りの言葉の後に続いて
信者である家族が祈りの言葉を
唱えます。
(私以外の家族は、カトリック信者です)
わたしも、わからないながらも、
本に書かれた祈りを唱えました。
途中で、神父さまが
「次の言葉は、
紀子さんお一人で読んでね。」
と言われました。
その文章に
「按手」という言葉がありました。
私にとっては、
はじめて聞く言葉でした。
あんしゅと読めませんで、
隣の家族が
小声で読み方を教えてくれました。
後で聞くと
「按手」とは、
頭に手を置いて
祈る事なのだそうです。
教会で神父さまが信者さんに
なさっている光景は、
見たことあったりします。
あと、宗教画とかにもありますよね。
イエスさまの安手の絵画。
そして、母の病床でのミサの
終わりに
神父さまは、母の胸に
優しくじっと手を当てました。
それは、後で聞くと
按手のひとつだそうです。
病床での按手は、
頭でなく
胸に手を当てて
してくださることも、
良くある事なんだそうです。
私は、
ドクターXの大門未知子の
手を置くのと一緒だなと思いました。
病気が癒えるように
祝福を与えるのだなと。
このミサの時は、
母は、もう最期の感じがしたのですが
祈りが届いたのか
母は、少しずつ回復していきました。
按手をご存じでしたでしょうか?
わたくしは、五十何年生きてきて
はじめて聞く言葉でした。
ただ、子どもの小さい時には、
寝せるときには、胸をトントンしたり
してました。胸に手を当ててじっと置いていたりも。
大人でも、気持ちよいですよね。
ゆっくりと
肩の辺りの胸の上部に手を当てての
無言でのコミュニケーションは
家族間でしても、
とても、良いなと思いました。
今宵は、ドクターX最終回です。
大門未知子先生の
「按手」は、あるでしょうか?
JR石川町駅の改札横のステンドグラス。
一年中見られますが、
🎄この時期にみると美しさひとしおです!
横浜元町に、いらした時は
ご覧になってみてくださいませ✨