憧れる習い事は？
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憧れる習い事。。。
我が家は実は三兄弟。もとい、姉弟。
姉は昭和33（1958）年生まれで65歳。横浜は、みなとみらいの高級タワーマンションに、某一部上場企業の役員だった ー この6月で退任 ー 義兄と2人で暮らしております。息子が1人。
弟は昭和42（1967）年生まれ・56歳。独身で、紆余曲折の末に10年くらい前、東京から故郷福岡に戻りました。よく親の面倒を見てくれています。
ちなみにこいつも高級マンション住んでます。
真ん中がアタクシで、昭和37（1962）年の1月生まれ。61歳、一姫二太郎、いちおう長男で御座います。
高齢独身かつ貧乏。家賃55,000円の賃貸マンションに住み、ほぼほぼ肉体労働者です。イエー✌️
そんな凸凹、三姉弟。幼い頃の父母の方針は
1、楽しい思い出をたくさん作ってあげる事
2、習い事をさせる事
でした。
1については別途。いっぽう習い事はマトリックスで、
◆姉：オルガンと習字
◆俺：習字と水泳
◆弟：水泳とオルガン
と、こうなりました。
昭和30〜40年代。昭和一桁の父母はまず「女の子なら字が綺麗になったら良かろ（習字）。ピアノ教室は値段が高いけん、ヤマハのオルガン教室なら良かろ」。
次いで俺には「習字はともかく男の子にオルガンやら！ そげな軟弱なもん、あり得ねー」。
ではなぜ弟はオルガンOKだったかというと、私と彼との年齢差（即ち時間経過）にご注目。年で5つ差、学年なら6つ差。
時間が経てば親も年をとる。弟の頃には丸くなり
「男ん子ばってん、やっぱオルガンが良かろ」
ヲイ❗️
姉と弟は楽譜が読めるが、なのでワタクシ未だに譜面が読めません（T ^ T)
奴らが高級なマンションに住んでおるのも、きっと楽譜が読めるから。うむ、間違いない。
譜面はめちゃくちゃだいじスよ。弾くだけなら（俺のように）耳コピだけでもイケるけど、音の構造・ロジカルシンキングにつながるからね。
今はネットで調べられますが、インターネットの無い時代。例えばジャズの構造を知ろうとするに当たっては、それはそれは苦労したもんです。
旋回って何ぁに？ イオニアン・スケールって美味しいの？
◆サッチモことルイ・アームストロング〝St.Louis Blues〝
サザンにユーミンあるいは米津さん。これらばっかし聴く = 実は音楽に全く興味ない向きはいざ知らず、音に少しでも惹かれる者にとって譜面が読めない事は、ほぼほぼ致命傷。
いや耳コピから入ってもいいんですよ俺みたく。ただ、まずは一音一音拾うところから始めなきゃならんし、それがいったいドなのかレなのか。
連なり（メロディ・音階）はどうか。リズム、シンコペーションは？
わたしはいつも「この音クソいいぜ！」とブログにアップしておるが、しょせん感性に過ぎない。素人かつ趣味のブログゆえそれでも許されるが、よしんば音楽批評家であれば、「なぜ良いのか」を可視化しなければならない。譜面は然るにMustなんです。
さて、文藝の世界で小林秀雄は「印象批評」と呼ばれます。
単に印象でしょ？ 西村ひろゆき的には「それってあなたの感想ですよね」みたいな。
が、秀雄師匠の『モオツァルト』を読んでご覧なさい。ちゃんと譜面が載ってます。
実は譜面自体に触れることなく言葉で押す・力で押した結果なんだが・・・それでも氏は、見事にモーツァルトを語っておる。ゆえに「日本近代批評の父」とされました。
これってブルースじゃね？
ブルースに、譜面は殆どありません。ないことも無いが、どの曲も単なるスリーコードの連続。ジョス・ストーンよろしく「路上」で出来た音楽なので、ロジカルというより「スピリット」。
ブルースもロックも、譜面に表れない行間を読みます。ドとレの間に何があるのか。これがグルーヴの基。
小林秀雄も ー 譜面ではなく ー 行間をこそ重視したのですね。つーか彼は、言いたいことを言っただけだが。
ロジカルシンキングと感性と。何かを訴求する時にゃ、この両方が要るんじゃないでせうか。
マイルスがそうでしょう？
◆Footprints
斯くして不肖わたくしも、例えば歴史例えば文学、なんなら政治。いろいろ駆使して
「いったいこの音の何が良いのか」
を一所懸命表そうと、そう何度も。。。
単に「音」「有名なロッカー」にしか興味なく、「政治だの哲学だの、ウゼぇ」。そんな向きにはこんなこと、全然分からんだろうが。
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でもなぁ。ヤマハのオルガン教室、俺も行きたかったなあ。
そしたら今ごろ、神戸あたりの高級マンションに住んでいたのに。
◆Flo Ridaで、I Cry.
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※ジョス・ストーン編はこちら↓
