Dark sideからの毒霧 -6ページ目

天使と一緒、ときどき地獄

あなたと一緒にいたこの48時間、幸せだった。

想いを投げかけ続けたけど、やっぱり届いてはいないんだね。


幸せな時間とは裏腹に、耳を覆いたくなるような話が次々と聞こえてきた。

生き地獄。

その場で、聞きたくないって叫びたかった。


オレはやっぱりあなたが好きだ。


嫌忌

みんな幸せそうな顔しやがって。

せっかく同僚が集まっていても結局そこは嫌々の集まり。

終わったらそれぞれがそれぞれの幸せへ帰っていった。


オレの幸せはすべての人間の不幸。

幸せなんて消去してやる。


人の幸せの何がいい?

テメーも幸せだからだろ、楽しそうな顔して明日から?なんて聞くのは。


死んでしまえ。

幸せ者。


ふざけんな。

世の中すべてがオレをバカにする。

地球のために人間は滅びればいいんだ。


死んでしまえ。

すべての人間。

答え

オレが苦しんでいるとき、大丈夫か?と声を掛ける人がいる。
大丈夫って答えれば安心され、大丈夫じゃないって答えれば冗談ととらえられる。

結局、口先だけでほんとに気にかけてなどいないんだろう。
ほんとに心配してくれる人は、何かできることがあるか聞いたり、黙って飲みに誘ってくれるんだろう。そして、その時それとなく聞いてくれるはずだ。

まわりにそんなあたたかい人のいない不幸。
苦しみを独りで耐えなければならない淋しさ。

淋しい。
苦しい。
救いがほしい。

ほしいものは何も手に入らない。