Dark sideからの毒霧 -14ページ目

幸福至極

幸せな9時間だった。

これ以上ない幸せ。

最高だった。


でも、現実を改めて思い返し固まりつつある決心。

やっぱり好きすぎるからここを離れたい。

離れなきゃって思った。


気持ちを再確認し、彼女の魅力もさらに思い知らされた。

かわいい、素敵過ぎる。

一緒にいればいるほど、同じ時間を共有すればするほどに好きになる。


彼女を見ながら何度も心でつぶやいた。

大好きだよ。

って。


前みたいに悔しさや嫉妬は今はない。

でも、やっぱりうらやましいよ。

彼女をほんとに独り占めしてるヤツが。


あと少し、全力で気持ちを傾け、愛し続ける。

心のなかで叫び続ける。


今日、独りで行ったバーで言われた。

諦めなければチャンスはいつでもある。

いつかきっと。

忘れかけてたそのフレーズ。


いつかきっと。

オレはそれを一縷の希を胸に生きていく。

吾唯不足知

何かが足りない。

寝られない夜につぶやく一言。
今も水割り片手につぶやいた。

吹っ切れてから楽しく毎日テンション高めに過ごしている。
だけど、結局気持ちの面では充実していない。
気持ちのどこか、心のどこかにやっぱりぽっかり穴が空いてる。
埋まることのない穴。

奇跡は起きない。
夢は叶わない。

結論はいつも一緒。
近くにいてもとてつもなく遠い。
憧れ以外のなんでもない。

現実に恋愛することができる日はくるのかな。

喜楽

楽しくて仕方が無い。

毎日仕事の愚痴はあれど、心に不満は無くなった。

笑って過ごせる毎日。

深く考えなければ笑っていられる。


職場で顔を合わせ、話せる幸せ。

横顔を眺められる幸せ。

声を聞ける幸せ。


大きな気持ちで細かいことを気にしなければ、幸せがいっぱい有る。

この環境にいられることが幸せ。


普通の視点から見た現状は幸せなんて言えない。

オレが感じてる幸せなんて虚しいだけ。


彼女に彼がいる。

そのことは変わらない。

でもそんなこと関係ない。


ただ出会えた。

一緒に働けた。

好きになれた。

それで満足。

それで幸せ。


楽しく過ごせる日々は残り少ないけど、その日が来るまでオレは全力で愛する。

そしてその日が来たらあっさりいなくなるよ。