建水に名物はあまりないのですが、珠光所持の建水に名物があります。

 

 それが「甕蓋」です。

 

https://www.etchuya.com/sumidogu_haiki_nanban_kamenohuta.html

 

 これは南蛮甕の蓋を転用した建水で、大きいものは水指に、小ぶりのものは建水に用いられたそうです。

 

 甕蓋とは、東南アジアで道々に、旅をする人や僧侶がいつでも渇きを癒せるようにと、置かれる水甕の蓋に用いられていました。大きな水甕には常に新鮮な水が溜められています。この皿状の素焼の陶器を上に向けて、その上に竹を切っただけの水呑を添えて、木陰に置いたのだとか。

 

 これは「功徳の心」を表す行為だそうで、仏教国ならではですね。

 

 珠光が目指した侘数寄では「侘唐物」とでもいうべきものが多数現われます。その一つが島物です。

 

 南蛮は「島物」ですので、唐物の一種ということになります。


 南蛮は古く琉球王国に、中国南部を中心に暹羅(シャム)・安南(ベトナム)などから渡来した焼き締め陶器です。
 

 備前、信楽、伊賀など日本の焼締め陶器とは異なった独特の風合いがあり、その素朴な味わいが侘びや、おももきがあるとされ、茶人に珍重され愛用されていました。
 

 正式な区分があるわけではなく、土にも精粗さまざまあり、発色も黒褐、淡紅など多岐にわたります。釉薬を使用しない焼締陶器である事だけが共通点になります。

 南蛮には

 

・ハンネラ

・縄簾

・横縄

・甕蓋

・柿渋(器の内側に柿渋を掛けたもの)

 

 などがあり、呂宋の壺なども含まれます。

 

 この内、ハンネラや甕蓋は粒子がきめ細かく、サラッとした土で、塗物にも載せることができる珍しい焼締めです(備前と同じ扱い)。

 

 焼締めというと、「塗棚には使えない」と盲目的に考えてしまうのですが、ハゼ(爆ぜ)のない土を使っているということでは備前やハンネラ(南蛮の多くの土も)は施釉陶器と変わりません。

 

 信楽や丹波のように小石を含んで蛙目が喜ばれるような陶器とは別種になるのです。

 

 ということで、笈棚の建水は甕蓋建水を探すことにします。

 

 23.5cm以下で、高さ6.5cm以下の甕蓋建水。

 

 作ってもらうしかないですかね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「お茶は食事とお酒とお茶が揃ってこそ!」
 

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 お茶事に抱くイメージってどんなものがありますか?
 

 お茶事ってどんなもの?
 

 茶道ってどんなことしてるの?
 

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 茶道の醍醐味といえば「茶事」。
 

 茶事というのは、まず懐石があり、お酒があり、そして最後に濃茶と薄茶をいただくというもの。
 

 そう、本来のお茶とは食事とお酒とお茶がセットになったもてなしのことなんです。
 

 月桑庵の「お茶事へ行こう」は、本格的なお茶事とは違い、炭点前がありません。あくまでお稽古です。
 

 懐石に慣れることを目的としておりますので、少々ゆっくり目に時間を取らせていただいております。
 

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。
 

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。
 

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 

 1月19日は旧暦十二月二十日。歳暮の茶事になります! 麺蕎麦をいろんな食べ方で食べる懐石をやります。

 

 濃茶 
 薄茶 
 

 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和7年1月19日(日)
 懐石:12:00~14:00
 八寸:14:00~15:00
 濃茶:15:30~16:30
 薄茶:17:00~18:00


 開始15分前までにお越しください。
 

 時間はあくまで目安です(席が分かれていて途中参加できるわけではございません)。また、予定時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 

 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。お凌ぎがございます。

 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。

 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 

大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 

 

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■会費
 9000円(懐石・八寸・濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する

応募期間終了後は

darkpent@gmail.com

まで


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

 連日、卓下建水を探しておりますが、とある備前の卓下建水となっているものをみましたらどうみても「灰器」でした。

 

 が、「別に灰器を卓下建水にしちゃいかんわけじゃないよな」と思いました。

 

 そもそも、現在使われている卓下建水とて、茶巾盥だった訳ですから。

 

 という訳で、灰器を探してみますと、結構いろいろあります。卓下建水より沢山wwww

 

 大きさ的には18cm(六寸)~20cm(六寸六分)で、高さが4.5cm(一寸五分)~6cm(二寸)までのものを探しましょう。計測したところ、巾23.5cm×高さ6.5cmまではいけるかもしれません。

 

 珠光が灰器に用いたのは南蛮の瓶の蓋。これは平皿のような大きなものでしたが、これに因んで南蛮の灰器を卓下建水とするのも面白いですね。

 

 青楽や赤楽の灰器も出ており、やや小振りでしたが、仕えなくはない感じ。

 

 蒲池窯の伊東征隆さんの灰器などもあり、心惹かれるものがあります。

 

 棚に乗せるので、南蛮・備前はOKですが、丹波・伊賀・信楽は駄目。

 

 釉薬系はOK。

 

 但し、灰器は背の高い物が多いので寸法に注意が必要ですね。

 

 笈棚の寸法を再度計測しましょう!

 

 

 

 

 

 大棗の基準が二寸六分半(約8cm)。
 中棗の基準が二寸二分(約6.6cm)。
 小棗の基準が一寸六分(約5.0cm)。


 この基準というのは、それぞれの中寸で、これより大きいものを大、小さいものを小と言います。


 例えば、少庵好の夜桜棗は二寸五分(約7.7cm)ですが、これは大の小に当たります。


 これに対し、宗旦好の夜桜棗は二寸三分半(約7.1cm )で、これは中の大に当たります。


 この二つは案外混同されていて、夜桜棗はなんでも少庵好と書かれていたりします(笑)→どうでもいいことですが


 利休形の棗は上下に一分半違っており、大きさが決まってますが、これは絶対ではなく、決まっているのは基準のものだけになります。



 

 



 

 



 

 



 

 月桑庵には現在、卓下建水を用いる棚物が四種ありますが、卓下建水は一種しかきちんとしたものがありません。


 棚物は
 

・桑小卓 桑木地    臘月庵好 千家流

・雪輪棚 柿合朱塗爪黒 一元斎好 江戸千家

・米棚  真塗     不白好  江戸千家

・笈棚  真塗     珠光好  石州流

 

 になります。

 

 卓下建水は

 

・唐銅 鉄盥 九代中川浄益作

 

 があるだけです。

 

 種類としては

 

・毛織 鉄盥

・青楽 水盤 惺斎好

 

 がありますが、ネットを探していると水盤形には織部とか黄瀬戸なんかもあるようです。

 

 ほかには

 

・南鐐 鉄盥

 

 などもあり、心惹かれるものがあります。

 

 桑小卓には吉村楽入先生に作っていただいた「紅毛長水指」を合わせていますので、南蛮建水の平があればバッチリ?かなぁ?(南蛮ハンネラや備前はハゼ石がないので棚物に置けます⇒これが駄目ということになると施釉陶器の土見せのものが何故塗棚に置けるのか?という話になってしまうので)

 

 ここは無難に毛織を合わせるべきか?

 

 雪輪棚には御本手種壺水指を合わせていますので、青楽の卓下建水が似合う気がします。ここは織部でもいいかもしれませんが、あえての楽でしょう。

 

 米棚には白磁の七宝透末広水指をあわせますので、ここは唐銅が似合いますね。

 

 そうすると、笈棚には何が合うか?です。

 

 笈棚に合わせる水指は志野の袴腰長水指です。ですが、珠光の時代に存在したであろうものを鑑みると唐銅の鉄盥ということになるので、米棚の方を変更しないといけません。

 

 不白の頃にあるとすると、毛織でしょうから、ここは黄色い真鍮色の鉄盥建水を用意するのはどうでしょう。

 

 そうなると桑小卓の建水はやはり南蛮ハンネラで平建水になりそうなものを探してくるしかないですかね?

 

 もしくは曲げで作ってもらうか。

 

 さてはて、どういたしましょう?

 

 笈棚の使う時期も定めねばなりませんし。

 

 考えることは山程ありますねー。