何人かの方と話していて、疑問になったのが「拝見のときの帛紗捌き」です。

 

 これは今までの帛紗捌きの話と違い、やり方の違いではなく、「拭く場所」の話です。

 

 拝見に出す際も、使い帛紗で清める訳ですが、この直前に建水で叩いたとはいえ、使い帛紗は抹茶が付いた状態になっています。

 

 つまり「汚れている帛紗」で「拝見前の清め」をすることになるのです。

 

 しかも、捌き方で「汚れが最も付いているところ」で拭くことになるのですね。

 

 

 ところが、武家茶の点前をつぶさに見ていると「拭く位置が変わっている」ことが分かりました。

 

 これが、「一方捌き」の意味だったんです。

 

 つまり、常の三角捌きの前に一方捌きをすることで、生地を送って場所を変えていたんです。

 

 なるほど!

 

 これは、これが本来であったか、もしくはもっと違う捌き方で違う場所を出していたかのどちらかであったものが、伝承されなくなったのではないか?という話まで出ました。

 

 ここは深堀りしていきたいところですね。

 

 拝見の一方捌き、取り入れたいと思います。

https://sutekibungei.com/

 

 投稿サイト「ステキブンゲイ」というのは、「一般文芸中心の投稿サイト」で、本気度が高く、文章力を問われる投稿サイトです。

 

 ただし、ウェブ小説としての体裁からか、1話1000字を推奨しています。

 

 このサイトに出会って、1話1500字に分割する気になったということで、投稿を始めました。公開したのは去年の9月20日で、最初は長文版を投稿していたんですが、ほぼ読まれないので、一旦全文削除し、分割版を再投稿しました。

 

 今は投稿サイトが乱立している状態で、なろう・カクヨム・アルファポリスという大手がラノベ中心になっているため、一般文芸の投稿サイトがないということからここにも投稿しはじめたのですが、同じく一般文芸が中心であったNOVELDAYSがやや固定化してきているところからすると、ステキブンゲイの方がこれからの伸び代があるかもしれません。

 

 で、いつのまにかこのステキブンゲイの「歴史・時代」カテゴリで9位になっていたんです(完全に放置していた)。

 

 

 

 

 これは嬉しいことなんですが、やはりコメントなどはつかないので、カクヨムと並列ですかね。ネオページさんは、微妙だし、Talesはまだ様子見という感じです。

 

 なろうは、まぁ、一応置いとく程度の気持ちです(消す気はありません)。

 

 これからも頑張って書いていきます♪

 

【追伸】
 記事を公開したら6位に上っていましたw

 

 本日は旧暦四月廿四日、乙巳年辛巳月庚寅。二十四節気第八の小満です。
 
 万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る(満ちる)ころと言われます。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。
 
 麦畑が緑黄色に色付き始めるころで、初夏の爽やかな気候から次第に暑さが加わり、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。

 梅の実がなり、西日本では走り梅雨が見られるころで、田植えの準備を始めるころでもあります。
 
今年の旧暦では、四月十三日。まだ卯月が始まったばかりです。


 既に衣更えは褝ですが、そろそろ冬の襟から夏の襟に更えるころです。もう熱くなってますので、すでに変えている方もいらっしゃるかもしれません。
 

 実は褝の衣更えは襦袢や襟をすぐには更えず、小満や芒種ごろから変え始めるのです。入梅(6月11日頃)までは冬襟でもOKですが、入梅を過ぎたら夏襟に更えます。


 そして、夏至(6月22日頃)からは薄物へと衣更えです(といってもまだまだ褝もOKですが)。
 
 あまり、着物姿が見られなくなりますが、洋服でも暑いので、家で洗える麻などでガンガン着倒したいものですね♪
 
 このころのお軸として私がお勧めしたいのが「瑞気満高堂」と「満城流水香」です♪ 小満とは大満(完全に実っている状態)ではないことを表すので、逆説的に「吾唯知足」という手もあります。



購入元:ヤフオク
購入額:★☆

 前々から初午に使う茶入を探しておりまして、ようやく「あ! これいいな」と思えるものを見つけました。

 胆礬のところにファイアパターンのトライバルに似た形があり、黄瀬戸の色と胆礬の形から『狐火』という銘を考えました。

 初午の茶入にぴったりでしょう?(初午は稲荷神社のお祭りですから、神の使いたる使役は狐ですものね)

 狐火は狐の提灯とも言われ、狐が咥えた骨が光るとも言われます。狐火は青いと言われ、胆礬の色は緑ですが、昔は緑も青と呼ばれましたので、これがいいかな?と思います。

 荒磯緞子の仕覆は季節的に合いませんので、他のものに変えて、荒磯緞子は別のものに付けようかと。

 使うのは来年の3月ですが、いいものを手に入れました♪

 但し、牙蓋がないのですが(爆)



 三代伊佐幸琢(半寸庵)が七代有栖川宮韶仁親王より拝領した物の写で二十五ノ内。静詠庵宗全の書付がありますが、静詠庵で調べても宗全という人は見つけられませんでした。

 ご存知の方がいらっしゃれば、是非ご教示ください!

 形としては遠州流の風炉置き棚に似ています。天板と腰板はもう一組あり、そちらは瓢になっています。

 炉風炉共用とのことですが、サイズ感的には炉用の方が似合う気がしますね。

 月桑庵定番の炉の大棚として使っていきたいです。護国寺の広間でも席持ちするときには是非使いたいです。

 色々考えた結果、毎年12月に使おうかと(使わない年もありますが)。

 

 あとはこれに合わせる道具ですよね。

 

 水指は白磁が似合いそうに思います。三川内焼を探してみたいですね。

 

 杓立は使わずに、硯屏にするとして、建水と蓋置が問題です。

 

 あまり大振りなものは似合わない気がしますが、ここは砂張か唐銅の建水がいいかも?

 

 瓢板のときは唐銅箪瓢という手もありです。

 

 三日月のときはどうしましょう。陶器の槍鞘でもあったら合わせてもいいかなぁ。底の狭い建水は、飾りにはあまり合わない気もします……色々置いてみますかね。

 

 案外平建水なども似合う気がしています。

 

 棒先もありかもしれません。