購入元:ヤフオク
購入額:★★★★★★★★☆

 水屋道具の茶盌盥です。
 木桶の物もありますが、湯洗桶としてはこちらの方がメジャーです。新品ですと2万円以上する品です。

 茶盌を浸けておき、温めたり、水を吸わせるのに使います。

 湯洗桶という別称から考えられるのはお湯によって茶盌を温めたり、湯によって汚れを落としやすくするのが目的であるように思います。

 師匠がお持ちでなかった道具の一つなので、使いつつ探って行きましょうかね。
購入元:ヤフオク
購入額:★★★☆
 
 懐石箪笥とは、懐石家具を五客分取り揃えて収納できる専用の箪笥のことで、大抵、家具とセットになって売られていますが、箪笥だけ出品されていましたので、落札しました。
 
 これがあると、あちゃこちゃにバラバラにならず、非常に懐石家具が出し入れしやすくなります。
 
 下の抽斗(ひきだし)に小丸椀(飯椀・汁椀)、箸洗(小吸物椀)、引盃、盃台を収納します。
 
 一番上は脇引盆、通盆、飯器、湯桶を収納。
 
 中の段の右は折敷。左は煮物椀を収納します。
 
 中の仕切りはこの通りではないものもありますが、多くは似たような感じです。折敷が左になっているものもあります。
 
 実際に収納してみて使い勝手が悪ければいれる場所を変えても構いません。
 
 今回は初釜の道具をここに収納していこうと思います。
 

 本日は旧暦五月朔日。乙巳年壬午月丙申日です。

 五月といえば梅雨。

「五月雨を集めて早し最上川(奥の細道)」が有名な時期ですね。

 では五月の別名といえば「皐月」。

 花の「サツキ」の由来ともなった「皐月」は、田植えの意味がある「さ」と「つき」が組み合わさった古くからある和語であるとも、「早苗月(さなえづき)」が略されたとも言われます。

 古くは「五月」と書いて「さつき」と読まれていましたが、後に「皐」が使われるようになりました。これは漢籍の『爾雅』にある「陬(一月)如(二月)寎(三月)余(四月)皋(五月)且(六月)相(七月)壯(八月)玄(九月)陽(十月)辜(十一月)涂(十二月)」の五月のことで、これに「月」を補って和風月名としたものです。

 では他にどんな別名があるでしょうか。

菖蒲月【あやめつき・あやめづき・しょうぶつき】
 現在、菖蒲は「あやめ(綾目)」または「しょうぶ(白菖)」と訓みますが、もともとは綾目は「はなあやめ」、白菖は「くさあやめ」と呼ばれていました。

 これは奈良時代に渡来した人々のうち、宮女となって機織りや裁縫などに従事した女性たちが「漢女(あやめ)」と呼ばれ、端午の節供に白菖を献じたことから、白菖を「くさあやめ」と呼ぶようになったといわれています。このことから、それ以前より「あやめ」と呼ばれていた綾目を「はなあやめ」と呼ぶようになったとも。

 綾目も白菖もどちらも旧暦五月の花なので、この異名があると言われます。

橘月【たちばなつき】
 白い橘の花がつく月であることから。

五色月【いついろづき】
 端午の節供に川へ投げ込む粽に巻く五色の紐にちなんだ名。

雨月【うづき】
 五月は梅雨の時期であり雨が多いことから。

狭雲月【さくもづき】
 小曇月とも。「さ」は古語の接頭辞で、語調を整えるもので、特に意味はない。雨や曇りの多い月であることから。

鶉月【じゅんげつ】
 十二次で五月は鶉首にあたることから。

早苗月【さなえづき】
 さつきの「さ」は耕作するという古代語。苗を植えることから。

五月雨月【さみだれつき】
 梅雨の長雨を五月雨(さみだれ)ということから。

梅夏【ばいか】
 梅雨のある夏または、梅の実がなる夏の意味。

多草月【たくさづき】
 雨が多く雑草が多くなることからか?

梅月【ばいげつ】
 梅の実のなる月であることから。

田草月【たぐさづき】
 田草とは田圃に生える雑草のこと。雨が多く雑草が生えることから。

稲苗月【いななえづき】
 五月は田植えの季節。稲の苗を田植えすることから。

建午月【けんごげつ】
 北斗七星の柄を「建」といい、建が旧暦で午の方位を向くことから。

月不見月【つきみずづき】
 長雨で月をみることが少ないことから。

写月【しゃげつ】

浴蘭月【よくらんげつ】
 蘭は蘭草(フジバカマ)のこと。『荊楚歳時記(梁・宗懍)』によれば、五月五日を浴蘭節といい、艾を門の上に懸け毒気を祓い、白菖を刻んだり粉にして酒に浮かべて飲んだり、蘭草を入れた湯に浸るなどして穢れや厄災を祓ったとされています。

 今回は、私が解説したLINEオープンチャット「茶道で交流いたしましょ♪」にご参加くださっている方(どんまるさん)をお迎えしての「お茶事へ行こう」となりました。

 

 茶友の宗歌先生に水屋に入っていただき、私と宗靜先生の三人で回します。

 

 驚いたことに、どんまるさんの先生は私の茶友の一人でもある裏千家の先生で、「え?!」と驚きあうことに(笑)

 

 誠に世間は狭いですねぇ。

 

 今回の初風炉から、「本物」の土風炉になりました。

 磨き込まれた燻風炉。真塗のような漆黒ではないものの、土器に煤を吸わせた色が分かります。風炉の器膚に触れると、違いがよくわかるのです。

 

 そして、ようやく手に入れた砂金袋水指、表千家六代覚々斎四天王の一人吉見喜斎の茶杓など初遣いの品がいくつかありました。

 

 建水の皮鯨も夏の風物詩ということで使っています。

 

 棗の藤村庸軒好写と茶杓は写と本歌ではありますが、宗旦四天王と覚々斎四天王ということで、取り合わせてあります。

 

 一つ一つの道具に意味をもたせるのは大変ですが、楽しいひとときになれば幸いです。

 

 次回は6/22(日)。
 皆様のご応募お待ちしております。

 

床 軸   『松無古今色』 六々斎書
  花入  掛花入 布袋在判
  花   季のもの

釜 亀甲鐶付糸目筒釜 金森紹栄作
  風炉 土風炉 眉 伊東征隆作
  敷板 荒目板 大 津田哲斎作

棚 江岑棚 覚々斎好
  水指 京 砂金袋 中村良二作
  茶器 志野 肩衝茶入 山口錠鉄作 銘「花水木」 青木間道
  飾棗 溜黒 茶桶 利休形写
  茶杓 松 平野宗紀作 銘「香風」
  茶盌 主 萩 井戸茶盌 蒲裕作
     替 赤楽 弘入写
   蓋置 竹 二節 銘『光背』
   建水 青瓷 牡丹文 井上規作
  菓子器 鼠志野 隅入四方鉢 玉置保山作
  菓子司 麩饅頭 武州板橋 梅香亭造
  御茶 神楽殿 城州宇治 山政小山園詰
 

棚 三重棚 覚々斎好
  水指 瀬戸 一重口 梅村清峰作
  飾棗 真塗 茶桶棗 藤村庸軒好写
  茶杓 吉見喜斎作 銘「よ路こひ」  
  茶盌 主 高麗青磁 朴慶煥作
     次 瀬戸織部 山口茂作 銘「青山」
     替 彩釉 森克徳作
     替 古代唐茶 工藤寿楽作
     替 俵 楽入窯造
    蓋置 備前 千切 木村陶峰作
    建水 皮鯨 塩笥 池田晋一郎作
  菓子器 輪島 黒塗爪紅手附唐草蒔絵丸盆
  菓子司 献上 粕てい羅 奥州磐城平 太平楼
      宝尽し 和三盆 城州烏丸 亀屋則克
      竹流し 奥州弘前 大坂屋
  御茶 先人の昔 城州宇治 山政小山園詰
                 以上

 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 6月22日は旧暦五月廿七日、端午は過ぎておりますが、端午の設えでお迎えいたします。

 

 

 また、会終了後はおしのぎがございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶 


 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和7年6月22日(日)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください