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「お茶は食事とお酒とお茶が揃ってこそ!」
 

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 お茶事に抱くイメージってどんなものがありますか?
 

 お茶事ってどんなもの?
 

 茶道ってどんなことしてるの?
 

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 茶道の醍醐味といえば「茶事」。
 

 茶事というのは、まず懐石があり、お酒があり、そして最後に濃茶と薄茶をいただくというもの。
 

 そう、本来のお茶とは食事とお酒とお茶がセットになったもてなしのことなんです。
 

 月桑庵の「お茶事へ行こう」は、本格的なお茶事とは違い、炭点前がありません。あくまでお稽古です。
 

 懐石に慣れることを目的としておりますので、少々ゆっくり目に時間を取らせていただいております。
 

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。
 

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。
 

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 

 8月17日は旧暦閏六月廿四日。少々早いですが、七夕の設えで(今年は8月29日が七夕です)いたします。松花堂弁当(中身は自家製ですよ!)に煮物椀をお付けした形での懐石です♪

 

 濃茶 
 薄茶 氷点前(冷水点て)
 

 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和7年8月17日(日)
 懐石:12:00~14:00
 八寸:14:00~15:00
 濃茶:15:30~16:30
 薄茶:17:00~18:00


 開始15分前までにお越しください。
 

 時間はあくまで目安です(席が分かれていて途中参加できるわけではございません)。また、予定時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 

 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。お凌ぎがございます。

 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。

 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 

大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 

 

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■会費
 9000円(懐石・八寸・濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する

応募期間終了後は

darkpent@gmail.com

まで


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

 仏法の五味は

 

 乳味【にゅうみ】

 酪味【らくみ】

 生酥味【しょうそみ】

 熟酥味【じゅくそみ】

 醍醐味【だいごみ】

 

 となっています。

 

 乳味は「牛乳」、酪味は「ヨーグルト」の意味で、酥は「チーズ」ですので、生酥味は「フレッシュチーズ」、熟酥味は「セミハードチーズ」、醍醐味は「牛乳を加工した、濃厚な味わいとほのかな甘味を持った液汁」とだけ伝わっており、カルピスみたいなものなんでしょうかね。

 

 私はわかりやすく説明するのに、ブルーチーズと説明していますが、これはあくまでわかりやすく説明するための例えです。

 

 熟成させたチーズはカビ系のブルーチーズ(セミハードチーズ)やホワイトチーズ(こちらはナチュラルチーズですが)で、ホワイトチーズで有名なものはカマンベールです。

 

 セミハードでカビ系じゃないのはゴーダチーズ。

 

 さらに熟成させるとハードチーズという部類になります。

 

 こちらはチェダーやパルジャミーノ、レッジャーノといったものがあります。

 

 チーズは熟成すればするほど甘みがなくなっていく気がするので、醍醐とは方向性が違うのかもしれません。

 

 

 でも、簡単に言えば

 

 乳味【にゅうみ】 → ミルク

 酪味【らくみ】  → ヨーグルト

 生酥味【しょうそみ】 → クリームチーズ

 熟酥味【じゅくそみ】 → カマンベールチーズ

 醍醐味【だいごみ】  → ブルーチーズ

 

 ってことで良いように思います。

 

 ブルーチーズにはちみつ掛けると美味しいですよ♪

 最近、料理番組なんかで使われている言葉の内、どうしても馴染めない言葉が「塩味」を【えんみ】と読むこと。

 

 正しくは鹹味【かんみ】といいます。

 

 鹹は【しおから-い】【しょっぱ-い】と読み、鹹味を訓読みするなら【しょっぱみ】になるでしょうか。

 

 鹹は「鹵(ろ)」+「咸(かん)」から成り立っています。鹵(ろ)は塩を意味し、咸(かん)は「みな、ことごとく」という意味を表します。この二つが組み合わさることで、「塩辛い」という意味を持つ「鹹」という字となっています。

 

 塩は「鹽」が本字で、「塩」は新字体です。ここでも「鹵」という字が使われており、共通の部首となっているんです。

 

 鹽は「臣(しかり見ひらいた目)」+「人」+「鹵」+「皿」からできており、これは君主が塩(岩塩)を袋に入れ皿の上に載せて管理をしている様子で、どうして「塩」という略字になったのかは分かっていません。

 

 ただし、鹵は天然の塩(岩塩)、塩は人造の塩であるともいい、岩塩を水に溶かして、皿の上で再結晶化させる様子が「鹽」であるとも言われています。

 

 

 この鹹味というのは、五味から来ています。五味というのは前にも書いてるのですが……

 

 

 

 


甘味【あまみ】 甜味(てんみ)

苦味【にがみ】 苦味(くみ)

辛味【からみ】 辣味(らつみ)

酸味【さんみ】 酸味(さんみ)

鹹味【かんみ】 鹹味(かんみ)

 

 です。ちなみに、酸味は【すっぱみ】、鹹味は【しょっぱみ】とも読めます。

 

 【えんみ】という誤読、大分市民権を得ているようですけど、絶対に使いたくないですね。

 茶道教室ってどんなところだろう?って思ったあなた!

 

 まずは見学してみませんか?

 

 どの教室でも見学ってできるんです(お弟子さんを募集していればですが)よ。

 

 先ずは連絡。平日やっていらっしゃるところはいきなり電話でも大丈夫。特定の曜日だけのところは、その日以外は不在なこともありますので、先ずはメールが無難です。

 

 月桑庵だと darkpent@gmail.com にご連絡いただければ大丈夫です。

 

 これはなんでかというと、茶道教室だけで食べている人が少ないからですね。家庭の主婦だったり、サラリーマンをしながらだったり、自営業だったりするからです。

 

 なので、連絡が取りにくい可能性があります。

 

 連絡が取れたら、次は「場所の確認」ですね。

 月桑庵だと、Google Map で検索していただければ、でてきます。

 

 最寄りの駅は? バス? 徒歩だとどこから?

 

 こういうことは、最初のメールで聞いてしまうのがいいですよ。特にバスは、わかりにくいですからね!

 

 教室の雰囲気というのは先生によって変わります。

 

 私はなんかblogの雰囲気とリアルでお会いした雰囲気が違うとよく言われます。

 

 blogは物凄い堅物に見えるんだそうで、多くの人から「気難しい先生かと思った」と言われましたw

 

 Twitter(X)のスペースで話している人たちからは「話しやすい」と言われるんですが、文面だとどうしても堅く見えてしまうようです。

 

 丁寧に書くようにしているだけなんですけどねー。

 

 さて、この時「お礼のようなものを持っていくべきか?」ということなんですが、私は「要らない」と思っています。

 

 そういうものは「入門するときに必要なもの」です。

 

 

 束脩といいますが、これは「私はちゃんと自分の衣食住を賄えるので、大丈夫です」という意味があり、一ヶ月分の月謝が相場なんですが、「途中で辞めません」という意思表示を兼ねています。

 

 現在は入門料とか入会金という言い方をしますが、これは「簡単に辞めない覚悟をさせるためのお金」なんですね。

 

 ですから、見学だけなら無料。

 お菓子も持ってこなくていい(気持ちで持っていきたければ止めません)ものであると考えてください。

 

 それよりは「白靴下」の持参が大事です。

 

 それと、見学は「次の用事があるので何時まで」と先に決めて置くのがいいでしょう。決めておかないと、先生の方も最後まで居るつもりだと思ったり、途中抜けすると妙な空気が流れたりしますので。ただし、稽古を遮るようなことがないような配慮があると良いと思います。

 

 一人終わったら帰るとか、二人終わったら帰るとか。

 

 月桑庵も何度か見学の方に来ていただいたことがありますが、他の流派の見学もなさって、そちらにお決めになられたようですねー。

 

 ウチは稽古場の掃除から始まり、道具の準備も全部お弟子さんにしていただいてますので、それが嫌だったのかも。

 

 これから習うかどうか決めるにも、いろんな教室の見学、してみると良いと思いますよ♪

 横山宗顕の茶杓に『竹帛』という銘を付けています。

 

横山宗顕の茶杓の詳細はこちら。

 

 竹帛とは古く、中国で紙の発明される以前、竹簡や布帛に文字を記したところから、書物のことを言います。

 

 ここから「名を竹帛に垂る(鄧禹伝)」という言葉が生まれます。歴史書に名を残す、歴史に名を残すことをいうようになりました。

 

 垂名竹帛。

 

 これの語源はどこにあるかというと、実は、春秋戦国時代の功績者は、城壁から懸垂幕(白帛)を垂らして称えられたことから、垂名という言葉が生まれているんです。

 

 こうしたことはあまり知られていませんが、介子推の故事を知っていると、事実であることが分かります。卿と呼ばれる大臣になることが垂名の条件です。

 

 漢詩の一句「白雲抱幽石」の解釈は禅語的にとらえるか、自分で解釈を加えるかで大きく異なります。

 

【禅語】白雲抱幽石

 

 私は幽石は「大志」、白雲はその大志を抱いて昇る様という風に読み解いています。

 

 ですから、竹帛という茶杓が相応しい訳です。

 

 そのためにも、武野紹鴎好の鬼桶水指がほしいところです。