香木は伽羅と沈香白檀と

 茶の湯に用ふる三種のみ知れ

 

 香木の種類としては

 ・伽羅

 ・沈香

 ・白檀

 

 が有名ですが木そのものではない以下のものも香料の仲間です。

 

 ・丁字(ちょうじ)

 ・桂皮(けいひ)

 ・甘松(かんしょう)

 ・大茴香(だいういきょう)

 ・藿香(かっこう)
 など

 

 竜涎香や麝香なども香料の仲間ですが、こちらは茶道では用いられません。

 

 一般的に、風炉に用いられるのは白檀ですが、何故白檀なのか?というのは語られていないことが多く、先の記事でも紹介した「沈香は油分が多く釜を傷める」という理由がまことしやかに伝えられていますが、本当にそうなのでしょうか。

 

 炉の時期に用いられる練香は「沈香」を主原料とした粉末の香料を蜜で練り上げ、丸薬状にしたものをいいます。

 

 そう、炉の時期は沈香を使っているので、釜が傷むというのはありえないのですね。

 

 それよりは、香盒に油分が染みるとでもいったほうがまだ信憑性がある訳です。

 

 そう考えると、単に「炉の時期に沈香を使うので、風炉では白檀にした」と考えたほうが納得がいくかと思います。

 

 折角、設えを大きく変えて、香りが一緒では、つまらないですものね。

 

 ということで、「風炉で白檀なのは、炉で沈香を使うから」というのが私的結論です。

 本日は、旧暦四月十八日。癸卯丁巳乙未。二十四節気の第九、芒種(ぼうしゅ)です。

 芒種とは読んで字のごとく「芒(のぎ)の種」のことで、コメやムギなどのイネ科の植物の小穂を構成する鱗片(穎)の先端にある突起のこと。

 芒は禾とも書き、穀物のことを意味し、この頃に種まきをすることが多かったことから、二十四節気の一つに数えられています。

 日本においては、実のところ芒種よりも早く田植えなどが始まるため、実際の農暦とはずれが生じます。これは二十四節気が支那生まれであるので仕方ないことかもしれませんね。

 芒種を漢詩でひくと、「北固晩眺(竇常)」という漢詩にあるそうで、「水国芒種後、梅天風雨涼」という一説があります。「水郷地帯では芒種(陽暦6月6日頃)を過ぎ梅雨空だというのに風雨はまだ涼しい」という意味だそうです。「梅天風雨涼」だけ引いて、御軸になったらいいかも。

 芒種はだいたい新暦6月5〜6日頃で、雑節の入梅が6月11日ですので、ほとんど梅雨と重なります。

 着物は最後の褝(ひとえ)の時期で、夏至を過ぎると薄物に変わってしまいます。雨の日は褝でも過ごせますが、五月晴れの日などは褝だと大汗を掻いてしまうこともあります。

 着物では早取は御洒落とされますから、一足先に夏物というのもよいのではないでしょうか(天候によりますけれども)。

 この時期のお軸としては「耕雲種月」「牀脚下種菜(しょうきゃっかになをうう)」などでしょうか。もうすぐ入梅ですので「白雲流水清」と流れを感じさせるものもいいかもしれません。

 風炉の時炭は菜籠にかね火箸

 ぬり香合に白檀をたけ


 風炉の時の炭道具や香のことを歌った利休百首です。


 菜籠【さいろ】は浅い、野菜を入れておく小振りの深い網籠のことだそうで、風炉用炭斗の利休好は鱗籠になります。浅めのものを平菜籠と呼びます。


 本来、菜籠は夏物で、冬は瓢であったものが、冬にも用いられるようになり、利休好にも炉用として「油竹」や「達磨」といった炭斗があります。


 炉用はやや浅く大振りのものを用いています。


 これに合せる香盒【こうごう】が、風炉は塗物、炉は陶磁器というのが定番です。但し、これは絶対のルールではなく、「菓子器に用いられる盒子【ごうず】の種類に依る」とされています。


 盒子とは蓋物の意味で、ここで言う盒子は主菓子器です。


 主菓子器は、夏に陶磁器、冬に塗物の盒子を使うことが多いのですが、夏にも塗物を用いた場合(趣向などで)、香盒は陶磁器にすると良い訳です。対して干菓子器は一年中塗物が使われます。但し形を変え、主菓子器が丸なら角を、角なら丸を用います。


 金属製や貝などは時期を選ばない香盒もあります。


 但し、この辺りは流儀にもよりますので、ご自分の流儀でご確認くださいね。


 陶磁器には練香、塗物には香木となります。当流では沈香を用いず、白檀と決まっています。これは、沈香が油分が多く塗物を傷めることと、風炉釜の底を傷める可能性があるからと聞いています(調べてはいません)。


 昨日、鳩居堂さんで、老山角割の白檀を購入してきました。


 先月、一枚しか残ってなくて、大慌てだったので(笑)


 毎年4月には準備しないといけませんねぇ〜。


 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 6月18日は旧暦五月一日ですので、端午の節供に因んだ設えでおもてなしいたします。

 

 会終了後のおしのぎがございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶 


 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和5年6月18日(日)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください