香木は伽羅と沈香白檀と

 茶の湯に用ふる三種のみ知れ

 

 香木の種類としては

 ・伽羅

 ・沈香

 ・白檀

 

 が有名ですが木そのものではない以下のものも香料の仲間です。

 

 ・丁字(ちょうじ)

 ・桂皮(けいひ)

 ・甘松(かんしょう)

 ・大茴香(だいういきょう)

 ・藿香(かっこう)
 など

 

 竜涎香や麝香なども香料の仲間ですが、こちらは茶道では用いられません。

 

 一般的に、風炉に用いられるのは白檀ですが、何故白檀なのか?というのは語られていないことが多く、先の記事でも紹介した「沈香は油分が多く釜を傷める」という理由がまことしやかに伝えられていますが、本当にそうなのでしょうか。

 

 炉の時期に用いられる練香は「沈香」を主原料とした粉末の香料を蜜で練り上げ、丸薬状にしたものをいいます。

 

 そう、炉の時期は沈香を使っているので、釜が傷むというのはありえないのですね。

 

 それよりは、香盒に油分が染みるとでもいったほうがまだ信憑性がある訳です。

 

 そう考えると、単に「炉の時期に沈香を使うので、風炉では白檀にした」と考えたほうが納得がいくかと思います。

 

 折角、設えを大きく変えて、香りが一緒では、つまらないですものね。

 

 ということで、「風炉で白檀なのは、炉で沈香を使うから」というのが私的結論です。