地上波TVで見ました。
題名:『ベートーベン』(Beethoven)1992年米国映画
監督:ブライアン・レヴァント
出演:チャールズ・グローディン、ボニー・ハント
動物映画です。ベートーベンはこの映画の主人公のセントバーナード犬の名前。犬泥棒の手から逃げた子犬のセントバーナード犬は、田舎のニュートン一家(両親・長女・長男・次女の5人家族)の家に迷い込む。子供たちはすぐにこの子犬が好きになり、お父さんの反対もなんのその、飼い始めることになる。そして、あっという間に巨大な犬に成長する。
次男が虐めっ子たちに虐められていたら助けたり、長女の恋のキューピッドになったり、次女の命を救ったり、非常に頭が良くて、善意に満ちた犬。犬は、猫と違って、目でも語るんですよね。犬好きにはたまらない映画だと思います。私は猫派だけど、それでも、好きになる。
いろいろと危険な場面もありますが、家族で楽しめる素晴らしい映画でした。ラストシーンは幸せな気持ちで笑える。
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この映画の最初のほうのシーンで、ペットショップの風景が出ます。他の犬が選ばれて、買われて行って、他の犬たちが悲しそうにする。
カズオ・イシグロのKULARA AND THE SUN(クララとお日さま)もある意味、似た場面から始まります。違うのは、クララが犬ではなくロボットであること。クララは賢く、善意に満ちている。しかし、最後は、古いロボットとして、ゴミ処理場に捨てられてしまう。
「ベートーベン」でも、殺処分的な場面があります。
簡単な問題ではありませんが、今後、いろいろと論議されていくテーマだと思います。