閲覧ありがとうございます、八月一日空です。
以前は2回に渡って、イマジナリーフレンドとの接し方を紹介しました。
そこで今回は、イマジナリーフレンドと繋がりがあるとよく挙げられる多重人格について紹介します。
多重人格とは、自分以外に別人格が現われるもので、解離性人格障害やDIDなどと呼ばれています。
ですがよく「この人は多重人格じゃないよな?」と思う人はいませんか?
「自分は多重人格なんだ」という人の悩みの1つのうちに、自分が多重人格である事を認められないという悩みがあります。
それも多重人格ごっこというものがあるからこそですが、一言に多重人格や解離性人格障害といっても、症例が違います。
そこで重要になるのが「解離」というものです。
解離症状というのは、自分が何をしていたか一切分からない謂わば記憶障害です。
簡単にいうなら、そこだけ綺麗に記憶が切り取られているといったようなものが解離症状です。
さて、この解離が多重人格というのとどう関わるかというと解離にもレベルがある事に関係しています。
この解離というのも2種類に分かれていて、記憶の解離と人格の解離の2種類があるんです。
例えばAさんという人格がいて、別にBさんという人格がいれば、それは人格の解離です。
もちろん2人は違う人間なので、AさんもBさんも他の誰にもなれません。
この人格だけの解離を内在性解離と呼んでいます。
解離性多重人格障害は過度なストレスから、別人格を作るので、何かしらのストレスや原因があって別人格が生まれます。
ですがこの時、自分の中に誰かがいて記憶が解離していないのが内在的解離です。
この内在性解離は、まだ人格が交代する事がないので、あくまで脳内で声が聞こえる程度で済みます。
他にもこの内在的解離は、他の人格をどういった人格が認識できる状態にあります。
この脳内に誰かいるという内在性解離が、イマジナリーフレンドと誤認されるんです。
そして別人格がいる上で、記憶の解離症状を起こしてしまうのが解離性同一性障害といわれています。
あくまで別人格がいる上で、記憶の解離があるかどうかが症状の見極めになるんです。
しかしこれを聞くと、やはりごっこと同一視される事がありますが、ごっことは決定的に違う判断基準があります。
それは脳波です。
実は解離性同一性障害で、別人格と主人格の脳波を図ると、なんと全くの別人になるんです。
そのため、解離性同一性障害かどうかを診るには脳波を測るか、専門医の受診でしか判断材料がありません。
この2点しか判断材料がない事と、あくまで病院で診て貰わないと分からないので、ある意味解離性多重人格障害を抱える人は心苦しいと思います。
事実、人格の中には「主人格から名前をもらった」という人格もいますが、それは内在性解離の可能性が高いです。
まだ記憶の解離はしておらず、互いを認識出来るので、名前をもらうなどのコンタクトがとれます。
なので多重人格ごっこかどうかは、医師の診断がなければはっきりは分かりません。
しかし解離にも種類がある事、これだけは知っておいて損はないです。
ですが中にはこれを知って意図的に人格を生みだしたりする人もいますが、これは大変危険なので止めておきましょう。
ならまだ「ストレスを軽減したい」や「自分を2人に分けて、痛みをどうにかしたい」と思うならイマジナリーフレンドの方が健全です。
話が戻りに戻りますが、そんな自分の脳内に誰かを作る事で、楽になったという声もあります。
その楽になった事などについては、また今度紹介します!
現在はフリーですが、普段はシナリオや記事ライディングを主に活動しております。
その他にも小説、作詞、絵本のレイアウトなども行っていますので、よろしければそちらの活動もご覧下さい。