ハワイ フォトウエディング カメラマン

 

先日、鹿児島での結婚式撮影を終えて飛行機で羽田まで帰ってきて、

乗り継いでハワイにフォトウエディングの撮影に行くときのこと。

 

第1ターミナルから国際線のある、

第3ターミナルに移動するバスに乗ろうとしているときに、

車椅子の年配の男性がバスに乗っていて、

後ろの扉に車椅子を背にして無言で待っていました。

空港スタッフさんが気を利かせて車椅子用のスロープを設置して待機していると、

 

「何ボーッとしてるんだ手伝え! このぼんくら野郎!」

 

と車椅子の男性が怒鳴ってきました。

 

車椅子のバスへの乗車や降車時、運転手やスタッフは手助けはするけれども、

ベビーカーと同じで、もし事故があったときに、

理不尽に責任を追求されることにもなるので、

基本的には"手伝い"までしかできません。

 

ですので多くのバス会社は「介助する人がいないなら事前連絡を」

という指針を出しています。

それでも一人で乗る人が多いので、

スタッフはあくまで善意で対応しているだけなのです。

"当たり前"の業務でも義務では決してありません。

 

そもそも障害者の身体に触れる移動の介助や車椅子介助は、

介助施設以外の介助は家族か資格のあるものにしか許されていません。

バスに車椅子の方が乗車するときも降りるときも、

運転士が介護士かヘルパーの資格を持っていない場合は厳密には違法行為なのです。 

もし事故が起きたり車椅子が少しでも傷付いたら責任を追及される可能性もあります。

 

空港スタッフが"善意”で慎重にスロープを設置して確認して降ろそうとしていますが、

「早く降ろせよヘタクソ!」

と言われて心が折れてしまっている空港スタッフさんを見て、さすがに我慢できず、

 

「家族と介護士以外は介助できないこと知ってるよね?

何でスタッフにやらせようとしているの? 何かあったときどうするつもり?」

目に歯をではなく目には目を、強い口調には強い口調での優しさです。

 

「乗ってやっているんだから、降ろすの義務だろうが、おまえ関係ねーだろ」

 

「義務ではないしし、あなたが揉めているのでバスの出発が遅れているから関係あるよね」

 

空港間移動のバスはほぼ満席で立っている人も多数。

移動を急いでいる人もいて、

そんな中でおじさんの逆ギレなんてただの時間の無駄です。

 

「つまらない会話していても時間の無駄だから、

1、スタッフに事情を話してお願いをして手伝ってもらう

2、僕が手伝う

3、そのままバスに乗り続ける

の中から選んで。」

 

と言うと「職員が手伝うのが当たり前だろうが」というので、

「だったら事故あった時に責任は問いませんって結婚式みたいに今ここで誓って」

と聞くと「何様だよこの野郎」って言われたのですが、

「結婚式のカメラマンだよ」とは言わず無視して、

答えを待っていると「あれだ、おまえが降ろせ」と言ってきました。

 

まあ人にものを頼む態度ではなかったのでじっと見て無視していると、

「早く降ろせよ!」と言ってきたのでさらにスルー、

スルーしている理由もわからないようで一緒にバスに乗っている20歳代の女性が、

「人にものを頼む態度って知ってるのおじさん?」

 

そこまで言われると車椅子のおじさんも意気消沈して心を入れ替えて…

 

な訳はなく「小娘が偉そうな事言ってるなよ」と逆上。

コンコンと文句を言いつづけている車椅子おじさん。

もうバスは10分ぐらい動いていません。

10分と言えば、どん兵衛が美味しく出来上がってしまう時間です。

 

バスは後続のバスに抜かされていきます。

スタッフさんは定時運行をしたいのでスタッフさんがきりっと、

「慣れている私が降ろします」とその車椅子スタッフを降ろしていました。

 

「最初からそうしていればいんだよ」と生意気なことを言っている車椅子おじさんに、

「ありがとうは?」と僕がいいました、

小さい子供がいいことをしてもらったときにいうあの感じです。

 

「こういうときになんて言うんだっけ?」

とやはり小さい子供がいいことをしてもらったときにいうあの感じを言うと。

 

「ありがとう…」

 

なんて車椅子おじさんは言うわけもなく、

「黙ってろこの野郎!」と空港の中に消えて行きました、

これから空港スタッフにも悪態をつくのでしょうね。

 

こういった記事を書くと、

車椅子を使うぐらい身体が不調の人か、

障害者が困ってる人がいるのだから手伝って当たり前みたいなことを言われますが、

決して当たり前ではありません。

 

困っているのであれば人として丁寧にお願いをするというのが人としての筋です。

仮に足腰に障害のある方だとしてもです。

 

僕は小さい頃から障害のある人と一緒にいますし、

友達でも目が見えない耳が聞こえない、1人で歩けない人もいます。

また健常そうに見えても心に障害を抱えている人もいますが、

僕的にはそういった心身の障害は少しのアドバンテージとしか思っていません、

一癖二癖ある中のクセぐらいでしょうか。

アドバンテージを考慮した上で、

あくまで世界の中の1人の人として真っ正面で付き合います。

 

なので僕の周りにいる障害を持った方はとてもアクティブで、

この記事で書いた車椅子おじさんのような、

やってもらって当たり前ではなく、

「アドバンテージがあるのだから、人より頑張る」という人がすべてです。

 

人としてもちろん手伝うべきであれば、身を粉にして手伝います。

目の見えない人が困っていたら真っ先に手伝いに行きます、

耳が聞こえない人がいたら手話も学びます。

心に障害を持った人にはたくさん話を聞きます。

でも筋の違うことや人の迷惑をかけたら、ちゃんと怒ったり指摘します。

 

あくまで健常者と障害者の関係では無く、人と人との関係です。

 

ですので人としてダメであれば障害者でも車椅子に乗っていても、

例外なくダメ人間として扱います。

それは健常者でも同様です、差別も区別することもなく人としてで判断します。

それが差別のない世の中だと僕は思います。

 

前に精神に障害がある男性に駅で突然殴られたことがありますが、

心神喪失者という事で何のお咎めも謝罪もなく、僕は全治3ヶ月でした。

治療費は20万円ぐらいかかりましたそれも自腹です、

今でも少し障害が残っています。

これが健常者と障害者が共存とかいう平等の社会なんですかね、

と深く考えてしまった出来ごとでした。

 

アドバンテージを持っている人には手助けをすることは間違いではないですが、

世の中絶対数で悪い人がいるように、アドバンテージを持っている人でも、

今回の様な車椅子おじさんもいます。

 

障害者に対して大目に見ること、障害者だからといって、

必ず手助けするという行為は本当にその人の助けることになるのか、

しっかりと人を見て判断したいと思った羽田空港での15分間でした。

 

 

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