インスタグラムやYoutubeなどをみて、カメラの前で自然に笑顔を出すことが出来たり、
自然な所作をしてそのシーンを何気ないシーンを撮影してもらえる。
と思い込んでいる新郎新婦さんが圧倒的に多いですが、
2つの意味で大間違いな事が多いです。
●まず第一にカメラマンの問題
例えばカメラマンのインスタグラムには、
満塁ホームラン級の写真だけをアップしていることは、
新郎新婦さん自身でもなんとなくお分かりかと思います。
でもその他の写真は? って考えたことってありますか?
インスタグラムに投稿している写真は1枚とかあっても数枚ですが、
結婚式やフォトウエディングの写真となると残りは何百枚とあります、
その残りの写真がすべて同じクオリティかというと100%全く違います、100%です。
インスタグラムの写真が1軍だとすると良くても2軍、悪いと補欠以下ということも。
インスタグラムの写真は広告用にしっかりと画像処理に手をかけていますが、
残りの何百枚は100%そんなに手をかけていない人が99%
「まーた適当な嘘を」と思ったら、他の写真を確認してください、
"時間が無かった"など何らかの理由をつけられるか、
見せられないなどと言われるかと思います。
その同じ割合で新郎新婦さんが思うような、
笑顔や自然な所作や表情を撮っている写真はほんの少しです。
なぜなら新郎新婦さんとカメラマンに距離があるためです。
友達にしか見せられない表情とかありますよね、あれと一緒です。
ちなみに会場提携カメラマンは打ち合わせも無い事が9.5割以上です、
このブログでその事は書いていたので最近は打ち合わせ出来る会場も増えてきましたが、
打ち合わせは高額商品のみか有料で3万円というところばかり。
プロのモデルさんや写真を撮られ慣れている人なら、
カメラマンが誰でもある程度の表情を出すことはできますが、
結婚式でトイレに行っているところ以外は6時間ぐらい撮られまくる新郎新婦さん。
どんな人かもよくわからない初対面のカメラマンにナチュラルな表情を見せる、
というか自然な立ち振る舞いが出来るのでしょうか。
●新郎新婦さんの努力も必要
撮られている意識があると写真は大きく変わります。
撮られている意識がないと写真は大きく劣化します。
この仕事をして良く言われるのが「奇跡の一枚をお願いします」というワード。
昔テレビで芸能人をあたかも違う人のように、
スペシャルステキにして1枚の写真を撮るという番組があって、
それをイメージして言われているのかと思います。
けれどもあの1枚の写真を撮るために、
5時間メイクして4時間かけて撮影することは当たり前の世界。
モデルの芸能人を含めてたくさんの人が、
たくさん頑張って撮った絞りに絞った一滴なのです。
結婚式では会場提携のカメラマンは500枚ぐらいしか撮りませんが、
僕は平均で3,000枚ぐらい撮影しています。
他のカメラマンはそれぞれですが、
僕は常に全力で機材もあらゆる撮影に対応出来るように万端にしています。
残るは会場的要素、そして新郎新婦さん的要素、
そして僕と新郎新婦さんの距離的な要素となります。
なるべくたくさんの理想の写真が撮れるようにメンタルを導くのもカメラマンの役目です。
そのはじめの一歩として「当日はいつもの半分以下でゆっくり所作や移動を」
とお願いするのですが、実際に実行してくれる人は1割以下です。
あまり言い過ぎても良くないので結婚式当日に言っても1回ぐらいです。
このゆっくりの所作も2つ理由があって、
ゆっくりの方が素早く動くよりも写真が、
たくさん撮れるので新郎新婦さん的にメリットがあること、
そしてもう一つの大事なことは心の余裕。
結婚式は時間に追われることが多いので、気ぜわしくなります。
介添えさんが「時間を気にしないでください」
と言っても周りがセカセカ&ピリピリしていると、気ぜわしいの一言です。
気ぜわしくなると行動がどうしても早くなります、
そして表情も固くなります、それは結婚式を楽しんでいるゲストにも伝わります。
緊張しているとが周りが緊張するのと一緒です。
もちろんその緊張の模様は写真にも写ります。
これはあまりよろしくないので「ゆっくりと」とお話しするわけです。
まあでも「ゆっくりと」と言っても素早く行動をする新郎新婦さんが9割、
そのレギュレーションの中で新郎新婦さんが、
希望している奇跡の一枚を狙うことになります。
結果的には撮れることもあり撮れないこともあります。
けれどもゆっくり行動してくれれば100%撮れたという事がほとんどです。
この基本的な「ゆっくりと」撮られる意識を持ってくださいということは、
その次の撮影にもつながるのでとても大事なことなのですが、
なかなかお話ししても理解してくれることは少ないです。
「プロカメラマンなんだからどうにかしてくれるでしょ」
という顔をしている新郎新婦さんが多いです、かなり多いです、ほとんどです。
もちろんある程度どうにかはしますが、
新郎新婦さんの理想の写真を目指すのであれば新郎新婦さんも協力してくれないと、
新郎新婦さんが考える理想のゴールにはたどり着くことはできません。
ウエディングケーキ入刀は新郎新婦さんの共同作業ですが、
結婚式の写真は新郎新婦さんとカメラマンとの共同作業なのです。
そこを理解するかしないかで写真はかなり大きくかわってきます。
その共同で作り上げていくことについては打ち合わせでお話する事も多いです。
新郎新婦さんと僕との距離をお茶したりお酒を飲んだりして近くしたり、
撮影指示書のようなカメラマンにどんな写真を撮ってほしいかより、
自分がどう写るかを考えてもらいます。
そのためのどう写るかのレシピも打ち合わせでみっちりお話する事が多いです。
思っていることと実際が大きくかけ離れているのが非日常の結婚式、
ネットの情報、先輩花嫁さんの意見だけは死角なっている部分はとても多いです。
考えることが多い結婚式準備ですが、
たまに俯瞰で自分を見る事がとても大事なのも結婚式準備です。
走るより歩く方が景色がたくさん見えるように、
ゆっくりと自分のペースで行う事が大事かもしれません。
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撮影させていただいた結婚式の写真は下記からご覧ください、
掲載許可をいただいた新郎新婦さんの結婚式レポートです、2007年から掲載しています。
ゼクシィに掲載をされました
現場フォトグラファーが伝授! スナップ写真の上手なオーダー術
[式当日のスナップ撮影] 残念ショット回避のために心掛けるべきポイント6
今まで22年間2,200組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
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■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
→『アメばこオススメブログ ウエディングカメラマンの裏話』