新型コロナウイルス対策の火事場商売が多くなってきていますね、
マスクや消毒液の高額転売はもちろんのこと、
免疫量をアップするビタミンDとかのサプリメントや発酵食品。
血中酸素濃度を計るパルスオキシメーターが売れているそうです。
テレビやSNSで話題になるとなんでも売れてしまう情勢です。
本当に今必要なものなのかじっくり考えてくださいね。
さーて、今日は新型コロナウイルスによる保険の商品のご紹介です
(テレビショッピング風に)
新郎新婦さんが入ることが出来る
「結婚式総合保険(ブライダル保険)」という保険があります。
この保険に新型コロナウイルスの影響で結婚式が出来ないことを危惧して、
加入している人が爆増しているそうです。
この保険は台風などによる災害によって結婚式を執りおこなうことが出来ないとき、
インフルエンザで結婚式をキャンセルしたときに保険が下りるというものです。
そんな素晴らしい保険があるなんてすぐ加入したい!
先日のブログでも書きましたが、人の発することを鵜呑みにしてはいけません![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/048.png)
この保険よく読まないとわからないのですが、
ブライダル保険というものの中身は、
生命保険と傷害保険と物損などの損害保険の組み合わせ保険です。
例えば保険が下りるケースというのは、
・新郎新婦さん、ご家族(お父様お母様お子様兄弟のみ)が死亡または7日以上の入院、
・結婚式当日に新郎新婦2人が入院をしている、もしくは医師により自宅待機指示が出ているとき。
・被保険者の平時居住する家屋の半壊以上の損害、またはこれに収容される被保険者所有の家財の100万円以上の損害
つまり新型コロナウイルスの影響を危惧してという理由だけで、
中止や延期をした場合には1円もおりません![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
昨年の東日本台風の時にもフォーカスされた保険ですが、
保険金が下りる条件がレアケースにもかかわらずに、
多くの新郎新婦さんが「ブライダル保険」
という言葉につられて加入しているようです。
よーく考えましょう
結婚式をされる新郎新婦さんのお二人なら、
すでに生命保険と傷害保険は入っていると思います。
お父様お母様、そしてご家族も然りです。
何よりこの保険は一番使用する可能性がある"祖父母"は含まれていないのがミソです。
家を持っているなら火災保険にも入っていると思います。
それでブライダル保険の死亡条項、傷害条項、損害条項はクリアされるわけですが、
皆様ブライダル保険という甘い言葉で加入してしまいます。
でもほら結婚式場の備品を壊したりの損害保険って大事じゃないの?![ニヒヒ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/044.png)
損害保険は生命保険などに付帯しているものもあります。
なければクレジットカード会社のセゾンカードや、
楽天保険で月200円で簡単に入れます。
条件はもっと良いことが多いです、自転車事故を含むなどもあります。
でもほら保険ってたくさん入っていれば、
たくさん保険金が下りて儲かったりするでしょ!![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/029.png)
ブライダル保険に入ってもすでに加入している、
生命保険や傷害保険、損害保険、火災保険など、
それに加えてブライダル保険に加入した場合、
保険額一定額という算定ルールがあり、
それぞれの保険で満額は下りることはありません。
最も使う可能性が高い損害保険を例にすると、
例えば100万円のものを壊したとします、
損害保険1社でも100万円、損害保険3社でも合計100万円しかおりません。
3社だから300万円として儲けようと詐欺を働いた人がいたので、
保険会社間で設けられたルールです。
再度書きますが、
この結婚式総合保険(ブライダル保険)保険が下りるケースはシビアです。
・新郎新婦さん、ご家族(お父様お母様お子様兄弟のみ)が死亡または7日以上の入院、
・結婚式当日に新郎新婦2人が入院をしている、もしくは医師により自宅待機指示が出ているとき。
・被保険者の平時居住する家屋の半壊以上の損害、またはこれに収容される被保険者所有の家財の100万円以上の損害
これも再度書きますが、新型コロナウイルスの影響を考えて、
自主的に結婚式を中止したときには保険は1円も払われません。
新型コロナウイルスが原因で保険金が下りるケースは、
新郎新婦さん、ご家族が感染して死亡、
もしくは新郎新婦さんが”結婚式当日"に長期入院、自宅待機が条件です。
でもでもでも、掛け金も5万円ですが、
新郎新婦さんが入院したときは1人最大10万円、合計20万円です。
これはどう思いますか?
ほーらまた心が揺らぎませんでしたか?![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
結婚式場と新郎新婦さんとの契約条項に、
「新郎新婦が死亡、長期入院の場合はキャンセル料は不要、延期も手数料無く対応」
という条項を記載している結婚式場も実は多いのです。
キャンセル料が発生しなければ、この保険による金銭は1円も支払われません、
実際に発生した中止費用に対して支払われるこのブライダル保険、
つまり会場側でキャンセル無償であれば保険請求もできないので、
保険加入は全く意味が無いこととなります。
僕はファイナンシャル・プランナーでもないので、齟齬があるかも知れませんが、
素人目線で調べただけの結果がこれです、
プロの目で見たらもっとすれ違いやほころびがあるに違いありません。
ご自身にとって入る事がプラスであれば入る価値はありますが、
新型コロナウイルス対策で加入するのは、僕としては疑問しかありません。
保険商品の転ばぬ先の杖にも色々な罠が仕込まれています
盲目にならずむしろ目をくわっと開かないと、
情報は見えてきません、お気を付けくださいね。
(写真と本文は関係ありません)
ブログからお問い合わせの方にお得な特典
前撮り&結婚式当日ロケーション撮影料金無料
手焼き風プリント30カットプレゼント
お得な特別限定プランをご用意
自己紹介と他己紹介といいね1,000以上の人気記事【2017年〜2019年】
お客様に書いていただいた僕にまつわる記事などなど
ゼクシィに掲載をされました
現場フォトグラファーが伝授! スナップ写真の上手なオーダー術
今まで20年間約1800組のカップルの結婚式を撮影してきました。
お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
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