先日、結婚情報誌のゼクシィさん(リクルート)から取材を受けました。
「プロポーズをされたらゼクシィ」と言われている、
新郎新婦さんの結婚式バイブルのナンバーワンの、
ゼクシィさんからお声がけいただいてうれしい限りです。
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インタビュー記事では見事に、
ゼクシィ語と僕が勝手に呼んでいるキラキラした言葉になっています、
実際はもっとリアルな言葉でお答えしていたのですが、
それを美しくまとめ上げたライターの渡邊博美さんに、
ありがとございますとお疲れ様を言わせていただきたいです。
今日はこの記事についての裏話を書いてみたいと思います。
「素敵な写真を撮ってもらうためにどのように頼んだらいいのか、
結婚式当日を撮影しているカメラマンとしての現場の声を聞きたい」
というのが始まりでした。
最近SNSや卒花嫁さんの情報に惑わされて、
自分を見失っている花嫁さんが多くなっています。
情報が多すぎて結婚式で出来る事と出来ない事の境目がわからなくなっていること、
「かわいい」「映える」という目の前のビジュアルだけで物事判断して、
プランナーさんやカメラマンなどの専門家に聞いたり相談することをせず、
ネットの情報を優先して勝手に判断をしていること、
そんな時代を反映している結婚式準備事情があります。
友人のカメラマンが花嫁さんから結婚式当日に、
「これ渡しますので、今日もれなく全部撮って下さい」
と撮影指示書を渡されました。
その項目数は約50項目、その会場ではない別の会場の写真の切り抜きがたくさん貼られて、
「同じ雰囲気で」など書いてあったそうです。
窓のない会場なのに「自然光たっぷりの草原にいる感じで」とか、
階段がない会場なのに「宝塚の大階段のようなイメージで」と書かれていたそうです。
3秒で実現できるわけもないと感じたそうです、
結婚式当日に頭ごなしに出来ませんと言えるわけもなく、
カメラマンはダメ元で言っているのもあるだろうと察し、
「できる限り希望に添います」と返事をして撮影を始めました、
当然希望通りなど撮れるわけもなくで写真を納品したところ、
「お願いした写真が撮れていない、信じられない!」
と花嫁さんが言われ大クレーム、
そこで会場は謝罪と返金をしていまい、所属している写真会社も謝罪。
悪いのはカメラマンという構図で完了しました。
この問題の一番の原因はなんでしょう。
希望の写真が撮れなかった原因は、
花嫁さんが結婚式当日に撮影指示書を持ってきてしまったことです。
この撮影指示書というのは会場提携カメラマンにお願いした場合、
多くの場合、打ち合わせやカメラマン指名ができないため撮影したいものを、
リストにして提出するというものです。
いつの間にか「撮影希望リスト」という名から「撮影指示書」という、
上から目線の名称に名前が変わっていました。
内容は頭を悩ますような難儀な撮影の希望、ではなく撮影指示が多いです。
あくまで現場目線ではなく新郎新婦さん目線なので、
結婚式当日には実現することは不可能ということも多々あります。
僕も散々この撮影指示書には泣かされているので今は受け取る事すらしていません、
その代わり打ち合わせをしっかりとして、撮影希望に添えるようにしています。
カメラマンが指名できるのであれば、打ち合わせで相談するのが一番なのです。
現在の結婚式は打ち合わせや指名が出来ない会場専属のカメラマンが多いため、
広がってしまった撮影指示書ですが、
会場専属のカメラマンに提出するには極めて有効です。
難しい指示を出せばベテランが来てくれる可能性があります。
ただ結婚式当日提出するのは絶対にダメです。
ゼクシィさんの統計ですと4人に1人は前日、
もしくは当日に撮影指示書を提出するようです。
中には出来る出来ないを言わせないために、
ダメ元で結婚式当日にそう言った指示書を持ってくるという、
戦略的思考な花嫁さんもいるようですが、残念ながら策に溺れて失敗するでしょう。
出来ることと出来ないことを明確に判断して、
難しい場合はカメラマンが代替案を提案できる期間が1週間です。
結婚式当日の状況的に難しい撮影指示内容が多かったり、
ビジュアルイメージばかり先行して、
正直何をいいたいのかわからない撮影指示もあるため、
かみ砕いて推測したり、
代替案をだすのに時間がかかることも多いので時間がかかるのです。
ですのでインタビュー記事にも書いてありますが、撮影指示書を書く場合は、
プランナーさんもしくは写真館に結婚式の1週間前には提出しましょう。
あれカメラマンに提出するのではなくて???
繰り返しますがカメラマンを指名している場合は撮影指示書ではなく、
直接口頭で打ち合わせの際に撮ってもらいたいものを相談しましょう。
写真のテイストが気に入ってそのカメラマンを指名しているのですから、
撮影指示書なるオーダーシートはそのカメラマンにとって足かせでしかありません。
結婚式の現場感覚と時間進行がよくわかっていない人が書いた撮影指示で、
そのカメラマンが撮りたいものを阻害してしまう行為はとてももったいない行為です。
現場をよくわかっているカメラマンにすべてを任せた方がステキな写真が撮れます。
まあでもこんなこと誰に聞いていいかわからない、
こう思っていたけれど当たり前ではないのかしら。
ということもたくさんあるかと思います、
そんな時は僕で良ければ答えられる範囲でお答えしますのでご相談下さいね。
(写真と本文は関係ありません)
ゼクシィに掲載をされました
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