友人がバイクで走行中に、
コンビニからノンストップで道路に飛び出してきた車に衝突されました。
道路を走っていたバイクは粉々になり、

友人は3m飛ばされて道路でうごめいていたそうです。

しばらく経って、当てた車の運転手さんが友人の所に近づき、
「もう運転はしませんから! 免許返しますから!!」

と何度も何度も泣き叫んだそうです。
運転していたのは70歳代のおばさまでした。
友人は「そんなことよりも救急車を早く呼んでほしいのですが…」

とシンプルに伝えたら、
「ごめんなさい、本当にごめんなさい、ごめんなさい」とただただ謝るばかりで、

救急車や介抱もしてもらえず、その様子を見ていた近所の人が救急車を呼んでくれたそうです。

今では足が曲がってはいけない方向に曲がってしまった複雑骨折も治りました。
 

人は突然起こったことに対して、本来取るべき行動が取れないことが多いです。

何が正しくて何が正しくないのか、どの選択肢をとるか。

特に急を要する現場では本来その場で取るべき行動の選択肢で人の真価が問われます。

 

ですので今回の事故で言えば、気が動転して正確な判断が出来なかった、

のではなくて、事故が起こることを想定していなかったため、

動転して誤った選択肢の「言い訳」を選択してしまったということになります。

ただただ自分だけを守るための誤った判断としかいいようがありません。

 

もし街を歩いているときに、

胸を押さえてしゃがんでいる女性がいたら皆さんはどうされますか?

 

人は正常性バイアスと言って、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、

過小評価したりしてしまったり、物事を良いように考えてしまうことがあります。

例えば、大型台風が来ていて豪雨や洪水が予想され公的機関から避難準備情報が出ていても、

「過去にそんなことはなかった」「この前護岸工事をしていたから大丈夫」

などの理由で避難をせずに犠牲になってしまったり。

東日本大震災の時も同じような理由での犠牲者が多かったと聞きます。

この正常性バイアスとは、

情報を自分の中でかみ砕いて自分なりのよい解釈に落とし込むという心理学用語です。

 

例えばその胸を押さえてしゃがんでいる女性を見て考えられることは、

「もしかして、苦しんでいる?」と誰もが思うことです。

 

けれども、

「声をかけたいけど時間が無い」

「誰かが対応するだろう」

「少し休んでいるのでは」

「声をかけるのが恥ずかしい」

 

という正常性バイアスによって放置されたのです。

特に東京など多くの人が交差する駅などでしゃがんでいたらそうなるでしょうね。

 

胸を押さえてしゃがんでいた女性は今年の秋に結婚式をする花嫁さんでした。

小さい頃から心臓の病気を患っていました。

最近は特に症状も無かったのですが、

ある通勤の日、満員で蒸し暑い満員電車から肌寒い駅のプラットホームに降りて、

異変を感じなんとか駅の外に出て胸を押さえてしゃがんでしまいました。

時間ははっきり憶えていたかったようですが15分〜20分ぐらいです。

その時間の間何人の人がその姿を視認してすれ違ったでしょう。

100人、いえ1,000人、2,000人ぐらいでしょうか。

 

苦しくて救急車も呼べず、声を発して助けを求めることも出来ず、

汗をかいた苦しい顔をあげてもたくさんの人がその顔を一瞥だけをして、

ただただ通り過ぎて行くだけだったそうです。

花嫁さんはなんとか自分でスマートフォンで119番だけを押してうずくまり、

その異変を察知した救急隊に助けられました。

虚血性心疾患だったそうです、そのままであったならば死亡している可能性が高い病気です。

 

今回発症から救命措置まで30分以上と時間が経過してしまったため、

心臓以外の部分にも負担がかかってしまいました、

そのため病院に長期間入院という形になり。

秋に結婚式をすることができなくなってしまいました、

秋ではなく今後も難しいかも知れません。

 

胸を押さえてしゃがんだときにすかさず誰かが異変を感じて119番通報をしてくれていたら、

結果は違っていたと思います、結婚式も出来たのではないかと思います。

そう病院の先生も言っていたそうです。

 

アフリカの動物たちは、

同じ種の動物がケガをしているとたくさんの群でその1匹を守ると言います。

賢い動物であるはずの人がなぜ同じ種の緊急時に手を差し伸べないのか。

深く疑問に残った出来事でした。

 

一言の「どこが痛いですか?」で人の命や人生を救えることもあることを皆様に知っていただきたい、

その思いでこの記事を書かせていただきました。

 

また救急車が到着するまでに出来る事も多いです、

救急車が到着するまで約7分間、それまでの初期措置で助かる命も多いです。

目の前の命を救うため、身近な人を救うため、万が一のために僕は上級救命講習を定期的に受けています。

結婚式では祝宴でお酒も出ますし、年配の方の長距離移動、慣れない場での緊張、

そして新郎新婦さんは疲れや寝不足で倒れる方が多いです。

 

■撮影するだけでは結婚式のカメラマンと呼べないかも

 

■結婚式中の心肺停止

 

助けられる命をその場にいた身近な人が救うこと、

これからも当たり前のことを当たり前に行っていこうと思います。

そして秋に結婚式をおこなうことは出来ませんでしたが、

心も身体も苦しんでいる花嫁さんの力にこれからもなっていきたいと思います。

 

(写真と本文は関係ありません)

 

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