新郎新婦さんからの撮影依頼をいただいても、

撮影のお断りをさせていただく会場がいくつかあります。

 

結婚式場が外部カメラマンの撮影を出来ないようにする

「規制」などが理由ではなくて、

その会場では新郎新婦さんにとってそして僕にとって

「良い写真を撮る事が出来ない」と撮影をする前からわかっているからです。

 

ほとんどの結婚式場は、

 

・撮影制限がある

・持ち込み料が発生する

 

中には外部カメラマンは一切禁止という会場も増えています。

新郎新婦さんの希望や自由よりも、

会場の利益を最優先しているのがわかる体現ですよね。

 

そのあたりはクリアできることも多いので、

「撮影をお断りする」レベルの問題ではありません、

むしろどうしたら撮影が出来るかとワクワクして作戦を練るケースです。

 

お断りする理由はもっともっと根底にあることです、

変なものをまといそうで、そこで働いているスタッフと関わりたくない。

そんなレベルのことです。

 

東京都内のとあるラグジュアリーホテルがあります。

花嫁さんの間では憧れの存在でもあるホテルの1つだそうです、

でもこのホテルは外部カメラマンの中では

「ホテルスタッフが腹黒い」と有名なホテルです。

 

プランナー、キャプテン、現場担当スタッフ、カメラマン、

今まで10回程度撮影しましたが、誰1人挨拶しても挨拶は返されず、

質問しても無視されたり、嘘を教えられたり、そんなホテルさんです。

 

本来であれば撮影をお断りをさせていただくホテルさんなのですが、

新郎新婦さんの強い希望で撮影をすることになりました。

なぜなら会場提携写真館のレベルが法外に高い割に写真技術もアルバム品質も極めて低いからです。

僕が生け贄になることで新郎新婦さんが幸せになれればと思いご依頼を承りました。

 

ただ新婦さんの意を汲んで依頼を受けましたが、

何ヶ月も前から胃が痛いそんな毎日でした。

でも僕もプロとしてのプライドがあるので、

できる限りの写真を残そうとシミュレーションし気合いを入れていました。

 

結婚式当日は案の定というか、想定通りにそのホテルさんは、

僕の撮影に関しての妨害をしてきました。

妨害というか、極めてレベルの低い難癖ですね。

 

「外注さん! カメラあんなところに置かないでよ」

 

会場提携映像会社のエンドロールのカメラが、

披露宴会場の床に置かれていたときにキャプテンが僕にかけてきた言葉です。

ゲストの往来を無視した場所に放置、

こういった動線にカメラを放置するカメラマンはいますけど、

ゲスト目線で考えられないカメラマンが、

素晴らしい写真や映像を撮れるとは思えません。

子供さんが多いと子供さんつまづいたりしないかヒヤヒヤします。

 

「外注さん! 三脚とカメラマンが邪魔でゲストから新郎新婦が見えないって苦情が来ているんだけど」

 

それは記録映像を撮影している会場提携の提携映像会社のビデオカメラマンです。

新郎謝辞の際に新郎さんから2mの真っ正面で撮影していて、

撮影レベルの低さ、ゲストの目線を考えない愚鈍さに僕も呆れていたところです。

 

もちろんそんな難癖に「御社のカメラマンのことかと」

と僕は関係ない旨を話したのですが、

 

「あんたが入ってきたからスタッフの輪が乱れているんだよ、わかんねーかな」

 

とラグジュアリーホテルのキャプテンが僕にそんな言葉を放ってきました。

一瞬下町の魚屋さんにいたっけなと錯覚しますが、

周りを見たら都内の一等地のラグジュアリーホテルの中でした。

 

「外部の人間が1人入ったぐらいで乱れる輪なんて、結束の弱い輪なのですね」

と言おうかなと思いましたが、

抗う必要のないレベルの人たちに、言葉を放っても無駄なことかなと思い、

「そうですね、そうだと思います」と返してみました。

すると「ホントにわかってんのか?」と返され、顔を近づけてすごまれました。

 

繰り返しますがラグジュアリーホテルのキャプテンです、

役職は課長クラス以上でしょうかね、

新郎新婦さん憧れのホテルはそんなレベルなのですよ。

しかも新郎新婦さん、ゲストに聞こえる距離での会話と行動です。

頭弱いのかな、大丈夫かなと本気で心配をしてしまいました。

 

また各テーブルでの記念写真撮影の際に子供さんがじっとしていなくて、

撮影の際にしっかりとその子を撮影出来るように、

立たせてみたり抱っこしてもらったりしていました。

 

僕としてはそんな中でもベストな状態で撮りたいと思っていたのですが、

なにぶん子供さんなのでご両親の言っている事すら聞かないで、

だだをこねているときにキャプテンが時間がかかりすぎていると感じたのか、

「どうしたいの? 何が撮りたいの?」僕に投げ捨ているように聞いてきました、

新郎新婦さんもゲストもいる前でです。さすがにそれはないでしょうよと、

「こちらのテーブルのベストな表情を撮りたいだけですが」とキャプテンを凝視し強く切り返してしまいました。

 

数十秒撮影に多くかかってもベストな表情を撮影したい、一生残るものですからね。

仮に数十秒多く時間がかかっても会場の進行には問題ないです。

結婚式では予測できないハプニングや、サプライズなこともあるので、

そういった事が起こっても問題ないように、時間設定をするのがプロの仕事。

30分〜1時間ぐらい変動してもなんとかなる時間設定をしなければなりません。

数十秒の遅れで左右される時間設定をしている時点で、

結婚式を運営する資格はないかなと思います。

 

まあキャプテンの煽ってミスらせる作戦だと思いました、

経験浅いカメラマンならあたふたするでしょう。

 

遅れても問題ない証拠にお料理の配膳も遅れていました、

歓談の時間も間延びしていると感じるほど無駄に長かったです。

 

「こちらのテーブルのベストな表情を撮りたいだけですが」の返礼として、

お開き後にキャプテンから「おまえ残ってろ話がある」と言われました。

何を言われるのだろうとワクワクしながら残っていました。

僕、ドMなんです(‘A`)

 

カードキーがないと入れないバックヤードに入れられました。

「おまえあの態度はなんだ? なめてんのか?」

どこの体育館の裏だろうと思いながら、チープな言葉の連続を楽しみながら、

言いたいことも終わったようでキャプテンから「もう来るなよ、早く出て行けよ」と言われました。

 

「そうですか、このホテルには来てはいけないという事でよろしいのでしょうか。」

と再度とキャプテンに聞くと「もう二度と敷居をまたぐなってことわかんないかな」ととてもとても強い口調で言われました。

僕は「わかりました、とても残念です。」と返事をして、

その足でホテルのフロントに行きました。

 

「今日宿泊予定のdapandaですが、

先ほど会場担当の○○さんから出て行けと言われまして、

宿泊出来なくなりましたのでよろしくお願いします」

 

次の日の朝早くから結婚式の撮影がこのホテルの近隣であったので、

そのホテルに宿泊予約をしていました。

撮影でお世話になったので少しでも恩返しをしようと、

予算オーバーだったのですがなんとか無理して泊まろうとしたのですが、

出て行けと言われたので出て行くしかありません。

 

そんなことを言われた、

フロントのスタッフの方もサンドイッチマンのコントのように、

「ちょっと何言ってるかわからない」

状態だったらしく、上席の方がフロントから出てきました。

 

事情を話すと頭を深く下げていました。

その後に紡ぐ言葉は「不手際がありお詫び申し上げます」ではなく、

「当ホテルのスタッフがそんなことを言うことは考えられません」でした。

本当にすごいスタッフ揃いです、ブレないです('A`)

 

「では会場担当の○○さんをここに読んでいただけますか?」と僕は答えました。

20分ぐらい待たされてキャプテンが来ました、

なんでおまえがここにという顔をしていました。

キャプテンは上司に呼び出されて、

「出て行けなんて一言も言っていない」と弁明したそうです。

どこまで心が腐っているのかと思わず笑ってしまいました。

 

ただ残念ながら先ほどの会話は僕の腕についている、

Applewatchさんが録音をしていました。

「当方の○○が話したという証拠はあるのでしょうか? 

あれば、お聞かせいただきますか?」

と上席の方から言われたので、

 

他の宿泊者がいらっしゃる中で、Applewatchでそれなりの音で聞かせました。

あの腕時計みたいな所にマイクとスピーカーがついているのです。

 

 

ささやく小さな声も録音できますし、大きな音で再生も出来ます。

便利な時代になったものです(‘A`)

 

「御社の役職のある方から私は宿泊拒否をされました、

今日は泊まれないことが残念です。この不躾な対応についてオーナー会社のお客様相談窓口、社長室にはこの宿泊拒否の旨を録音と共に提出をさせていただきます、知り合いの出版社にも。」

 

とだけ話し丁寧にお辞儀をしてフロントを後にしました。

 

僕としては正しいことをそのまま言っているだけなのですが、

澱んだ池のような環境のホテルでは、

正しいことの方が変に見えてしまうのでしょうかね。

 

ちなみにこの話、脚色も話を盛って書いてはいません、

起こった事実のみをかかせていただきました。

 

こんなホテルが結婚式をやっていることがびっくりするしかありません。

このホテルのどのキャプテンはどなたも同じようなレベルです。

毎回行くとこんな感じの塩対応です、澱んだ池にはそれなりの人が息吹くのだなと。

ちなみに僕だけではなく、友人知人のカメラマンも皆同じような事をされています。

 

このホテルを撮影したくないブラックリストの1つに載っている理由は、

こういった嫌みや難癖を言われたくないだけという訳ではありません。

この程度の嫌みや難癖は他の会場でもあります。

 

大きな理由として、

 

・外部カメラマンを入れることにより、新郎新婦さんやゲストの前で、

キャプテンが声を荒げるなどの決してラグジュアリーではない品のない行為をさせてしまう可能性があること。

 

・新郎新婦さんの幸せを一緒に祝うことが出来ないスタッフとは関わりたくない。

 

・そんな環境下での撮影では写真にカメラマンの心が写ってしまいます、

どれだけ頑張っても写ってしまいます、

それは新郎新婦さんには極めて申し訳のないこと。

 

そんな理由からこの会場での撮影は全力でお断りをさせていただいている次第です。

 

また結婚式会場としてもオススメは出来ないホテルさんで、

過去に僕が経験しただけで言えば、

 

・小麦粉アレルギーのご列席者に小麦粉のパンをサーブ

・スタッフ間の私語がとても多い、口より手を動かせと思います。

・花嫁さんの容姿についての悪口を披露宴会場の隅でコソコソと

 

また中の人の話では、高級シャンパンの瓶の中身を入れ替えて、

安めの種類のスパークリングワインになんて情報もあります。

 

この目に余るレベルの行為、

悪代官の巣窟のようなホテルはどこなのと気になった方もいるかと思いますが、

大人の事情的なもので残念ながらお答えすることはできません、

ゼクシィに何ページも載っているホテルさんということを書かせていただきます。

 

ああでもこんなホテルで結婚式をする人が減るようにお知らせしたいなあ。

 

(写真と本文は関係ありません)

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