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七飯男爵太鼓創作会 BLOG

西洋農業発祥の地、北海道七飯町で活動する創作和太鼓の会
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- 作曲・演出・指揮 - 

佐藤三昭先生

 

音楽というより、文学のような楽曲の世界。

魂の奥に、響く。

三昭先生の演出は、にじみの水墨画のようでした。

演者が動き出すのを待っているような、飾りを、静止するような瀬戸際で・・

わたしたちのような石ころの中からでも、きちんと心を、引き出してくださった。
 
2014年以降、七飯まで通い続けてくださっています。

未熟で申し訳ない我々ですが、その世界へ、少しでも、近づいて参りたいです。
 

 

ある場面で、太鼓を打ってくださりました。
指揮者席に置いた、一基。
 
故郷の風景が、心に隆起する、謡の場面。
そこにないはずの山が、舞台からも、
盛り上がって、そび立って見え・・。
 
ご年配のお客様から
”佐藤先生の音をきいて、
和太鼓の到達点がはじめてわかった
それを目指してらしたのね”
と、声をかけていただきました。
  
写真を見て気づく、ばちを包む、手の優しさ。
・・・
 
宮城の地で、川田龍吉男爵の物語を伝えるべきだと言ってくださったのも、三昭先生。

誰よりも脚本を信じてくださった方。開いてくださる航路に、耐えうる小舟でありたい。

 

|Ryo七飯公演③|
- 和聲アンサンブル・リオの皆さん -


声楽隊の若佐さん、竹内さん、山腋さん。
2017年から携わって下さっています。
心の半分を英国に染めたまま、生涯を送った龍吉、
それゆえの孤独も、あったことと思います。
志を支えたメロディー、
ご自身にだけ聞こえ続けていたろう旋律を歌いました。


 

また、七飯男爵太鼓創作会の4名が、
和楽器と歌で参加させていただきました。
年を重ねてゆく背中を、見つめ続けた90分。



”龍吉が悩み、決断するたびに打ち鳴らされた太鼓の音”
…お客様が書いてくださったアンケートのお言葉。
 
   
男爵の心の半分が、イギリスで作られたなら、
もう半分は、生まれ故郷、土佐であったかもしれません。
私たちの和洋が一つになることで、
誰かの原風景を支える音に生まれたいと願います。
龍吉がきっとそうであったように・・・
  
物語にすべてが溶けていた、と言って下さったお客様もたくさんいらっしゃり、

それが、何か目立つことよりも、本当に嬉しかったです。

この編成、受け入れてくださり有難うございます。宮城公演へ向け、一層研鑽して参ります。

 

-Stuartさんのお写真は、太鼓や笛を演奏していない時、龍吉を見つめる表情を、切り取ってくださっていました-

- 主演- 

飯沼 由和さん。

 

 

感情の井戸の底に、人間の美しい一滴。

それを汲みあげるお力。

役者さんのお仕事とは、かくも、尊いものであったのかと。

そう思わずにはいられませんでした。
 
どうして、わかったのでしょう。

脚本の一語に込めた祈りや、一筋一筋の、

喜怒哀楽で表せなかった紋様。

それを、指先へ言葉へ放ってくださった。

 


 

 
お客様より
いわゆる”熱演”ではなかった、そこに龍吉男爵が

生きているような姿だったとの、ご感想いただきました。
 
芝居、歌、舞を、
歩くこと、伏す事、躍動する生を、有難うございます。
2月の宮城公演でも、大変お世話になります。



*飯沼さん主宰「言言」さんは3月にご公演があられます。
https://unit-kotokoto.wixsite.com/kotokoto/2019

 

 

|七飯公演終演御礼①|


和太鼓合唱劇「Ryo-リオ-男爵いもの父・龍と天使の物語」
七飯公演開催(1/26)に際し、様々な形で、多くの方々のお力を頂きました。

この場をお借りして、心から感謝を申し上げます。
  
お客様のアンケートより
「土から生まれ、土に還っていく人間の本当の豊かさとは・・

 龍吉の心情に太鼓の音が重なって心が大きく動かされました」

 

お申し込みのお電話を受けながら、教わりました。

この公演は、音楽鑑賞やお芝居好きの方々の楽しみのための、そういうものではない役割のあること・・。誰かの思い入れと、思い出の、再現であること・・。祈り続けた、90分間でした。お客様の、まるでひとりもいらっしゃらないような、静かな静かな空間に、ただ龍吉の魂が、躍動したような不思議な時間でした。
 
あかりがついた時、会場にいっぱいの、温かなお顔。私は何の約束を、皆様に対してできるだろうと、そのような思いに、言葉まとまらず。少しの悔いが、残っております。
   
本当に、有難うございます。
  
ご一緒に舞台をつくりあげて下さる方々なくしては、決して形になりませんでした。Peter Ruthven-Stuartさんのお写真と共に、七飯公演の様子、少しづつ記したいと思います。ご報告・御礼にかえて。

 

・・舞台を支えてくださったもの・・・・・・


当時代に、実際に使われていた文具たち。
お貸しくださった御方様、有難うございます。
みのりとめぐみ。
魂の楽器、和太鼓。
本当はまっくらなホール
文化的な営みを照らすために吊るされた、
ひとつひとつのあかり。
どれも、生きていることを感じながら。
 
*家具は、七飯町仁山のハンドメイド家具店クルール・デュレさんがご協力くださいました。

|Ryo1/26七飯|

飯沼由和さん。主演・龍吉をつとめてくださる。仙台の役者さん。

 

 

底の見えない、井戸のような存在感。三昭演出が、この人と言った方。

舞台というのは「台に舞う」。飯沼さんのお芝居、そう感じます。

そこに人生の、喜怒哀楽のすきまの、

千の感情がしみこんで、川田龍吉に、思いを馳せます。
 
飯沼さんが主宰される演劇ユニット「言言」さんのページ
▶︎https://www.facebook.com/pg/unitkotokoto/about/
 
写真は、宮城公演の会場稽古より。

 

七飯男爵太鼓創作会は、受験生のみなさんを応援しています🥰 いつも写真をとってくれるアヤコさんは、法学部卒の努力家さん。今は、働くママ。いつも会の中に、しあわせな秩序をつくってくれる。誰かの役に立ちたくて勉強したことは、きっといつか、自分自身を幸せにしてくれる。太鼓の音、ハレの音、頑張る心に、とどけ、届け❣️ <控え室より愛をこめて>

 

 
森町のみなさま、温かく・・心のすみまで光をいただき、うるうるしながら七飯に帰ってまいりました。
一緒にいて、座って聞いてくださるだけでも幸せなのに。手拍子も拍手も笑顔も涙もお言葉も。戴きすぎた私たち・・。文に化けてゆけ。物語になってゆけ。文化のブンは、分断のブンじゃない。
森町女性団体協議会さま、隣町からおよびくださり、本当に有難うございました。会の創設期(40年前)、森町の太鼓団体さんとの交流のために書かれた「交流太鼓」も、またこの地で演奏できました。これからも守っていきたい・・
 
森町は、多くの石碑があることを知りました。その中に、”世に生を受けた全ての霊”の供養のために建つ、三界萬霊塔も。
和太鼓・篠笛による『眠れるものへ』を演奏致しました。1.17の故郷の石塔へ祈りを託し、また、大地とお話をいたしたくー。時が止まって感じた6分間。会場のみなさまの御心と、一枚の岩のように、ひとつであったと、感じました。
 
武蔵さんのお弁当が、とってもおいしかった!
こども用にはデザート付き。お心遣いに感涙・・・







<ウェブ予約のご案内 & 御協賛さま募集>
1/26【音楽劇リオ】はウェブからのご予約も可能です。

見守りつき託児ルームもご用意いたしました^・^ 小さなお子様づれでも大丈夫です*


▶︎音楽劇Ryoご予約フォーム
https://forms.gle/NjwPEVWSPYakRLPj9

 

また、ご協賛の募集もはじめました。

上記ウェブフォームからもお申し込み可能です。

お心添えの程、何卒宜しくお願い申し上げます。
*広告掲載を希望なさらない方もいらっしゃるかもしれません。

その際は、メンバー内で応援と激励のお気持ちしっかり受け賜わり、作品への愛へ変えて参ります。

 


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月曜の音楽隊稽古にて…
楽曲・演出の三昭先生の「よろしい」の一言を、

ようやく、頂戴できるようになって参りました。

あと約1ヶ月です。積み上げて参ります。

《企画舞台2020のお知らせ》

 

幕末〜昭和を生きた実業家・川田龍吉男爵の姿を描く「和太鼓音楽劇 Ryoリオ」を上演いたします。

2月の宮城公演に先立つかたちでの、地元七飯の壮行公演です。

 

当時、工業の先端を極めていたイギリスに渡って学んだあと、日本の造船界のトップに立った龍吉。

技術者・経営者としてのその手腕を、農業の近代化のために使うことを自ら決め、その後半生を北海道で終えました。

 

守られたものの一つが、函館どつくでした。

生まれたものの一つが、男爵いもでした。

また、国道五号沿いの果樹園「清香園」は、

龍吉が農業を七飯ではじめた、一歩めの場所です。

 

生き方の裏には、多くの秘話が伝えられています。

それは、彼自身も、隠し続けていたことでした。

 

龍吉に限らないことであろうと思っております。

誰にだって、約束があります。

それを忘れないからこそ、自分であれる何かがあります。

社会の要請と、こころのおくの要求と、

なにものでもないわたしを支える誰かの手につながれて、

国家との距離をみつけ、自然との距離をまもり、

世界をよくすることの意味と、現実との間で、

打ち砕かれないように、2本の足で生きています。

 

”舞台は、人の記憶を再生する装置である”と、

栗山民也さんはおっしゃっていましたが、

過去と出会える、その力は、人間に与えられた宝物です。

 

願いを具現化くださる、宮城チームの方々。

師でもあります、佐藤三昭さんの、魂に誠実な楽曲世界と、

そして飯沼由和さんの、底知れぬ情動の芝居を得て、

2020リオが構築できることに、感謝しております。

 

ご年配の方々へは、人生の賛歌であり、

青少年の方々へは、龍吉からの激励であり、

おちいさい方々は、ひとのエネルギーやたいこのひびき、

おねえさんたちの唄ごえを、きっとゆたかにうけとられるかとおもいます。

 

ご予約やお問い合わせを、心よりお待ちしております。ー脚本リサより

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『和太鼓合唱劇「Ryoリオ」

 〜男爵いもの父・龍と天使の物語〜』

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”その手紙から、祈りの言葉が降りしきる。

異才の男爵・川田龍吉へ、そしてあなたへ。”

 

なぜ、その手紙を捨てなかったろう。

九十通におよぶ英字のラブレター、

死後に発見された、婚約の契りの証、金髪。

 

横浜ドック初代社長就任。

爵位継承。近代国家建設の重責。

富国強兵の波のなかで、

函館ドック再建のため、北海道へ渡る。

 

彼の手を包んだ黒土。

呼び覚まされる原風景。

 あの幼少、土佐郷士の土との暮らし、そしてー

 留学先の英国に残された天使、

 ジニー・イーディが贈った言葉。

「貴方が生きる事には価値がある」ー。

 

秘められている。偉人伝ではない何か。

手紙としての人生。その美しさ。

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●日 :2020年1月26日(日)

●上演:14時30分〜16時00分

●会場:七飯町文化センター(スターホール)

●観覧:一般1,600円/高校生以下500円(当日300円増)

●主催:七飯男爵太鼓創作会

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[楽曲・指揮・演出]

佐藤 三昭氏(宮城・3D-FACTORY)

 

[脚本] 高橋 リサ(七飯町・童話作家)

[土佐弁監修・指導] 和田 梓氏

 

[芝居(龍吉)]

飯沼 由和氏(宮城・「演劇ユニット言言」代表)

 

[歌・和太鼓・篠笛]

若佐英子・竹内ひとみ・山腋順子

高橋理沙・石川由佳・若狭恵子・工藤麻美

(和聲アンサンブル・リオ/七飯男爵太鼓創作会)

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●お申込み・お問合せ

TEL: 0138-78-1093(主催者事務局)

MAIL: dadada_wadaikoアットマークyahoo.co.jp

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◎2/23(日)宮城公演@大崎市図書館(大崎市教育委員会主催)

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◁音楽劇「Ryo」について▷

川田龍吉男爵の生涯を描く本公演は、2016年を皮切りに、龍吉ゆかりの地である七飯・函館・北斗にて、地元キャストの皆様と共に5公演を実施して参りました。この度、2020年2月に大崎市教育委員会様主催による宮城公演が決まりました(世界農業遺産認定地にて)。帝劇ミュージカルにも携わる音楽家・佐藤三昭氏の賛同とご指導を得、また、在仙俳優・飯沼由和氏が主演を担い、物語の扉を開きます。志に生きる方々へ、約束を生きる方々へ、届いて欲しい恋文、今後も継続して参りたいと思っております。

令和元年12月1日(日)天気あめ

今日から12月だというのに
お天気は雨。
今日は
ショートステイくうらさん、年1回の交流会にお声掛けいただきました。


初めての太鼓のことにびっくりしないだろか…と少しの不安もありつつ

はじまりはじまり…。

鈴の音で青春時代へタイムトラベル…

笛の2重奏「この橋のむこう」

あの頃を思い出していただけたでしょうか。

そして元気な子供たちも一緒に

皆様と「交流太鼓」。

拍手でご参加くださり、温めてくださいました。


そして利用者様にも感じてもらいたい「われゆく先に~こころざし抱きて」

汗水ながしてがむしゃらに働いた時代。

皆さまのお力で今の日本を作ってくださったことに感謝の気持ちで演奏させていただきました。



まっすぐなまなざしにお互いの思いを感じた所で

「相心(おもいみる)」

皆様にも体験していただきました。

快く太鼓を打ってくださり、ありがとうございました。


ご利用者様の中のほとんどが道南の方。

故郷の地で汗を流し

時代を作り

今を生きている。


最後は「郷の音(さとのね)」。



ふたたびあたたかい拍手で一体感を感じていたら…

後ろで

職員さんが踊ってくれていました!!!



それを見た利用者様も一緒に手踊りをそして違う所では踊りを踊ってくださっている…

そんな皆様の声援が、私たちの心を温めてくださいます。

いつものことですが、私たちは
私たちだけでは完璧な演奏はできません。
見てくださっている方の声援が一番のスパイスで最後のピースなのです。

それで完成します。



最後は
こどもたちに
とってもかわいい傘のプレゼント。

雨だから
さしてかえろうかな……





ショートステイくうらさん

年一回の大イベントにお声をかけてくださり

本当にありがとうございました。



新制男爵太鼓になってから、さらに新メンバーが入っての出演となり、今回がデビューのメンバーもいました。

貴重な機会をいただきました。


これから

クリスマス会、忘新年会…

皆様からのお声掛けお待ちしております。


ぶん:わかさあやこ