第三話-①から少し間が開きました…。

 

 

病院から外出した義母「私、この家がだ~い好き!」と言った。

【花道・はなみち流家じまい考】第三話-②

 

 

 

 

 

 

 

* あなたの HANAMICHI 応援家 *

 

来月も、3カ月後・1年後・10年後も

振り返る度の満足を…。

あなたの実家の片付けを伴走したい!

 

とーっても地道な 中兼真喜です。

 

 

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さてこのシリーズ

【花道・はなみち流家じまい考】

 

第一話 慣れ親しんだ杉並の義母の住まい いよいよお別れの時が来る…

第二話 くすぶりと青天

第三話-① 病院から外出した義母「私、この家がだ~い好き!」と言った。

 

 

 

前回は

 

いくらやむを得ない事情とはいえ

 

取り壊してしまうなんて…

胸が張り裂けるとは大げさ過ぎるにしても

 

本当に

やり切れない思い…

 

 

 

 

という所で終わりました。

前回の記事はこちら

 

 

 

 

 

花道・はなみち誕生秘話

\ 杉並実家の家じまいの体験 /


 

今日は

 

病院から外出した義母「私、この家がだ~い好き!」と言った。

【花道・はなみち流家じまい考】第三話-②です。

 

~ 実家の家じまい中の感覚

これを「私だけの個人的な体験」で

終わらせてはいけない ~

 

そう感じた事が

忘れられないのです。

 

 

 

 

 

 

孫や子どもたち・そして嫁の私へも

いつも愛情いっぱいの義母。

コロナ禍の自粛自粛で会う頻度が激減して

 

せめて…

 

月に一度は長電話のお相手をと

心に決めて

 

 

 

 

不定期に仕事帰り

自転車を押しながらお喋りを楽しむ嫁の私。

 

 

 

 

人気のない夕方の住宅街

ゆっくり自転車押して

 

時に停めて

お喋り。

 

それが

貴重なコミュニケーション。

 

 

 

 

 

しかし10月のその日は

コミュニケーションどころではなく。

 

 

 

 

!!

どうしたんですか!?!?

 

 

 

 

 

仕事後LINEに突然の

 

「今日から入院になりました。」

 

 

 

 

 

驚いて連絡すると

病院でも電話が可能なようで…。

 

 

 

 

 

それまで元気で活動的に過ごしていたのに

「膵がん」の疑いで即入院・手術…と宣告を受けたというのです。

 

 

…なれば医療にゆだねるのみ。

 

しかし経過は

術後コロナに罹患

12/24、無念にも帰らぬ人となりました。

 

80歳のお誕生日の2日前のことでした。

10月に始まったあまりに短い闘病期間。

 

 

 

 

 

自粛自粛…面会も不可。

お仲間・長い友人とも

経験したことの無い生涯初の異常事態。

 

会いたくても会えない日々が続いた上

このあっけない別れ。

 

 

 

 

義母の訃報に触れた人達は一様に強い失望感が…。

 

 

 

 

当然の事ですね。

 

 



過酷な現実がどんどん進む。

 

四十九日過ぎて
長年の愛着のある住まいを手放す決断。

 

 

 

そこに
嫁の私に出番無しかと思いましたが

 

残された物たちの始末…片付けを

出来る所から始めたのです。

 

 

 

 

私の実母の時の経験があったからですね。

 

 

 

 

母は7年前に永眠。

 

 

 

 

母を送った父に

その二人暮らしだった実家の片付けを

手伝おうと声を掛けると

 

「洋服からお願いしようか」と

 

頼まれた経験がありました。

 

 

 

 

 

女性は着ていた衣類を

他人の手で触れられるより

身内で始末する方がきっと喜ぶ

 

そう感じたことを思い出し

 

 

 

 

 

義母の三人の息子たちに

「私で出来る所から片付けましょうか」

 

息子たちも嫁たちも多忙ですから

地域も近い私の提案は渡りに船だったのかも…。

 

 

 

 

 

私は

 

「お義母さん、こんなことしかできなくてごめんなさいね」

呟きなら片付けを始めました。

 

 

 

 


この時、自分にとって

 

「片付け」は

「ただの片付け」ではなく

 

物を片付けていくようで

亡き人の大切な供養という感覚があったのです。
 

 

 

 

 

「断捨離R」を真剣に学び

数年実践していたこともありました。

 

おそらく普通の人よりも

片付けに熱心だし

きっとスピードも早かったのではと思います。

 

 

 

 

ところが。

 

自分のものでは無いがゆえ

実の子でも無いがゆえ

 

 

 

 

 

「捨てられない物」について困りました。

 

日用品や不用品は多少の切なさありつつ

ただただサクサクと判断して行く。

それしかない。

 

注:何度も言いますが嫁ですからね

すべて夫や義兄義弟たちによくよく

方針を確認して動いていましたよ。

 

 

 

 

さて【趣味のモノ】

 

これが困りました。

60年かな

続けていたという母の趣味は

 

書道。

 

 

他にもお料理やお花お琴

色々習い事があったようですが

 

一番長く熱心に楽しんでいたのが

 

書道。

 

 

 

 

 

作品やお道具・額に入れたものたちが

広い押入れの半間に

 

隙間なくビッシリと収納されていました。

 

あの年齢の方にしては捨てるのが得意で

いつもキレイに住まう人でしたが…

 

この押入れだけはびっちり。

 

 

 

 

 

困った。

本当に困りました。

 

 

 

 

 

広げてみると

「かっこいい!!」

 

それしか分からないのです。

文字を読む事すらおぼつかず

意味は皆目分からない。

 

 

 

 

息子たちも嫁たちも孫たち12人全員

誰も読めない…。

 

 

 

 

ですが

「素晴らしい作品」だということだけは

感じるものですから厄介です。

 

 

 

 

 

この家自体を手放さなければならない事情

頭では理解できても

 

何もかも捨ててしまうのは

心が咎めるのです。

 

 

 

 

 

入院して早々のタイミングで

義母は

 

お医者様に無理言って一度だけ

自宅へ外泊したことがあります。

 

 

 

 

会う人間は最少にという指示

私も会いに行く事を控えました。

 

 

 

 

その時の自宅からの電話の

明るく大きな声!

 

 

 

 

今でも耳に鮮やかに残っています。

 

 

「私、この家がだ~い好き!」

 

 

義母らしさが溢れた表現でした…。

 

 

 

 

 

 

 

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