当時のテレビ出演の映像から。

 

こちらは、「ショートバージョン」です。

 

「ザ・ベストテン」(TBS系)にて、「初めて」となる「第1位」(1986年9月18日)。

しかも「初登場(初回ランクイン)第1位」ということで、まさに、「記念」すべき「ヒット曲」となりました。

 

当時の司会者、小西博之さん(1959-)には「無難」に答えていますが、この曲が作られた「背景」には、あの、「とても悲しい出来事」がありました...。

 

こちらは「オリジナル録音」です。

 

 

さて、「4月」は、「新型コロナの影響」などにより、「集中力」を欠き、「書くことが出来なかった記事」もいくつかありました。

 

今月は、「気合い」を入れ直してがんばりたいと思います。

 

 

「5月4日」は、「永遠のアイドル」、菊池桃子さん(1968-)の「誕生日」でした。

 

これまで、基本「年1回」のペースで記事を書いており、「以下の通り」となっています(ある程度で、「テーマ独立」もあるかも...)。

 

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12156775346.html(記事その1)(2016年)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12271597677.html(記事その2)(2017年)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12373171998.html?frm=theme(記事その3)(2018年)

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12459136894.html?frm=theme(記事その4)(2019年 「今回の記事」は、この記事の「リブログ」です)

 

 

今回の記事は、「昨年の記事」の「補足」のような感じにはなりますけれども、桃子さんの曲の中でも、特に「大きな話題」を呼んだとも言える作品、「Say Yes!」(1986年9月3日発売)について、少し書いてみたいと思います。

 

 

桃子さんの「シングル曲」は、「4枚目」である「卒業-GRADUATION-」(1985年2月27日発売)から、今回の曲の「次」の作品となる、「アイドルを探せ」(1987年3月25日発売 桃子さん主演の「同名映画」の「主題歌」です)までの「7作品」が、「連続」して、「オリコン週間チャート第1位」に輝いています。

 

今回の作品「Say Yes!」は、上掲動画のように、「TBS系」の音楽番組、「ザ・ベストテン」でも、「初登場(初回ランクイン)第1位」(「1位」も「初めて」でした)を獲得しており、とても大きな「注目」を浴びることとなりました。

 

 

これまで、「はかなげ」で、「寂しげ」なイメージの曲が多かった桃子さんですが、この曲は「明るく」、「躍動感」に満ちています。本当に、「前向き」な曲であると言えると思います。

 

 

この「Say Yes!」では、「シングル曲」としては、「初めて」、売野雅勇さん(うりのまさお)(1951-)が詞を書きました(曲は、「プロデューサー」も務めた、「おなじみ」の林哲司さんです)。

 

「80年代」のアイドル、特に、「チェッカーズ」の「ヒットメーカー」としても「有名」な売野さんですが、この曲が作られた「背景」には、同年4月に起きた、あの、「とても悲しい出来事」がありました...。

 

 

それは、「1986年4月8日」のことです。

 

 

桃子さんと「同期」で、仲も「良かった」というアイドル歌手、岡田有希子さんが、所属事務所の入居しているビルの屋上から飛び降り、自ら、その生涯を「閉じてしまう」という、大変「痛ましい」、「衝撃的」なニュースでした...。

 

岡田有希子さんは、1967年8月22日の生まれで、当時、まだ「18歳」でした。

 

「真相」は、現在でも「不明のまま」と言われていますが、感情の「起伏」が、「とても激しかった」とも言われており、その「心の闇」が、私たちの「はかり知れない」ものであったことは、間違いではなさそうです。

 

 

以下は、その死の「直前」に発売されたシングル、および、「当時」は発売されなかった「遺作」ですが、どれも「珠玉の作品」ばかりです。

 

「Love Fair」(1985年10月5日発売)。

私の、「お気に入り」の曲でもありました...。

 

「生前最後」のシングル、「くちびるNetwork」(1986年1月29日発売)。

 

1986年5月14日発売予定であった、「遺作」、「花のイマージュ」。

1999年3月17日発売の「メモリアルBOX」に初めて収録されました。

 

 

 

「没後30周年」に当たる「2016年」には、私も記事を書きました。

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12146641564.html?frm=theme(岡田有希子さん「没後30周年」の記事)

 

 

今回紹介している曲、「Say Yes!」は、「そうした状況」のもと、書かれた作品です。

 

 

実は当時、岡田さんの死が報じられた後、「彼女の後」を追って、自らその命を「絶つ」という若者たちが「急増」しました(いわゆる、「ウェルテル効果」です)。

 

これは、「ユッコ・シンドローム」(「ユッコ」は、岡田さんの「愛称」)と呼ばれ、大きな「社会問題」にまで「発展」してしまいました。

 

 

上掲の「ザ・ベストテン」(1986年9月18日)の動画を見ても、桃子さん自身は決して「多言」はしていませんが、「友人」でもあった、その「岡田さんの死」、そして、若者たちの間で相次ぐ、「自殺」という「重大な問題」をしっかりと受け止め、その上で、「メッセージを発信していこう」という、「強い決意」が感じられます。

 

 

これと「似たような」状況だったのでしょうか、「初期」のダニエル・バラボワーヌ(1952-86)にも、「les oiseaux "鳥たち"」(1978)という、やはり「大きな話題」を呼んだ作品があります。

 

「第1部」と「第2部」に分かれ、「異例」とも言える、大規模な「二部構成」の曲なのですが、その後半「第2部」が、同様に、若者たちに向けた「メッセージ」となっています。

 

その「第2部」をどうぞ...。

 

 

(歌詞要約)

泣かないで 叫ばないで

君はまだ「20歳(若い)」ということを忘れないで

僕たちの「命」って、そんなものじゃないだろ?

 

目を覚まして! 立ち上がって! 背筋を伸ばして!

すべては「変えられる」ってこと、見せてやろうよ

ほら、おいでよ 落ち着いて

話してごらん 心を開いて...

目を覚まして! 立ち上がって! 背筋を伸ばして!...

 

 

https://ameblo.jp/daniel-b/entry-12137590894.html?frm=theme(参考:この曲の記事)

https://ameblo.jp/daniel-b/theme-10095491551.html(「ダニエル・バラボワーヌ」がテーマの記事一覧)

 

 

桃子さんの「Say Yes!」は、先述のように、「明るく」、「躍動感」に満ち、とても「前向き」な曲であると思いますが、どこか、「涙をこらえて歌っている」ようにも聴こえるのは私だけでしょうか...。

 

以下に、その歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

この「メッセージ」は、「新型コロナ禍」で苦しむ、「現在」の状況にも当てはまると思います。

 

ですので、今年は、「この曲」を選びました。

 

 

最後に、遅くなりましたが、菊池桃子さん、「再婚」(昨年11月)おめでとうございます。

 

それではまた...。

 

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Say Yes!

 

空にSay Yes!

悲しいことがあっても

いつもSay Yes!

君を信じていてね

 

愛にはぐれたり

淋しさが涙に負けそうな時は

思い出して

みんなひとりきりじゃないと

 

夕陽が舗道に落す影のように

そっと首傾げ 誰かがキミのこと

優しく見つめている

 

勇気を出して翔んでね

怖がらなくて平気よ

夢の重さ支えあえば走れるわ

 

空にSay Yes!

Vのサインを挙げて

OK. Say Yes!

涙を吹き飛ばして

 

もっとSay Yes!

力の限り遠く

それはSay Yes!

青春へのメッセージ...生きるのがとても好き...

世界中がキミを待ってる

 

悩みを話して

ひとりで泣かないで

心を閉じたら明日が見えなくて

夢も道に迷うわ

 

大事な気持伝える

言葉は探せなくても

泣き止むまで背中に手を触れてるわ

 

空にSay Yes!

悲しいことがあっても

いつもSay Yes!

君を信じていてね

 

空にSay Yes!

Vのサインを挙げて

OK. Say Yes!

自分宛てのメッセージ...青春がとても好き...

世界中がみんな待ってる

 

 

 

 

 

(daniel-b=フランス専門)