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おだんご日和

Dango茶屋・いちのせの徒然記


先日、「誰でも分かる著作権」という本を読みました。

著作権に関する法律の運用やルールについて書かれている本は多いのですが、この本は「著作権の理念」や「法律が成立した経緯」についても詳しく書かれていて、その部分がとても面白かったです。

特に、著者の「人間が作った法律に、そもそも善悪が備わっているわけがなく、少しずつ合意を作りながら、より納得性の高い法律にしていかなければいけない」という信念には、「官僚とはこのような思いで仕事をしているのか」と、感心しました。

(著者はもともと文化庁の官僚だったようです)

以下は、もっとも共感した一文の引用です。



いずれも「悪」ではない「異質な人々」の間で、建設的な話し合いをしていく―ということにまだ慣れていない人々は、考え方や利害を異にする人と出会うと、まず「なぜ私のすばらしい考えに賛同できないのだろうか?」と「驚き」を感じ、どうしていいか分からず「戸惑い」を覚え、最後にはこれが「怒り」になってしまうようです。



・・・こういうことって、日常生活でも、また政治の場、国際関係の場でも起こっていますよね。




先日、友人にオススメのニコニコ動画を見せてもらいました。

CGでつくられたダンスやPVなどスゴイ動画が目白押しで感動したのですが、既製のアニメやゲームのキャラクターを使用して作られているものがほとんどでした。
既製品を使っているということは、最終的に個人のオリジナル作品として公開することは難しいだろうと思います。

途中から 「このクリエイターたちは、一体どんなモチベーションで動画を作っているのだろうか」と、そんなことばかり気になってしまいました。



考えてみると、モチベーションというのは大事な要素です。

昔、一緒に上映会をしていた友人で今も定期的に作品を発表している人は、どのくらいいるか・・・。

みんなやめてしまった。

プロとしてCMやテレビ番組を作っている人はもちろんいます。でも、仕事ではない、自分のための自分の作品を作っている人は、ほとんどいません。

自分のための作品を作るには、「お金がもらえる」「いいね!をもらえる」「賞をもらえる」「喜んでもらえる」などの外的なモチベーションとは違う、内的なモチベーションが必要です。

内的なモチベーションを維持できないと、作品づくりへの膨大な投資(お金、時間、などなど)に耐えられません。



はたして、ニコニコ動画の人たちは、どんな内的モチベーションで作っているのだろうか。
明確な内的モチベーションがなければ、いずれ続けられなくなるのではないだろうか。

・・・などと思ってしまいました。


撮影が進んできたので、ちょっとだけ(20秒くらい)公開します。

https://www.youtube.com/watch?v=5RH6IzOPgQ0&feature=youtu.be

白亜紀の後期に、ティラノサウルスとディプロドクスが対決したという設定です。
実際には、ディプロドクスは白亜紀には絶命していたらしいのですが、「地上に残った最後のディプロドクス」だと思って作っています。
古い三脚を活用して、回転台を作りました。
この上に人形を置いて台を動かすと、撮影が効率化される・・・ハズだと思っています。

 
  
『回転台』と呼んでいますが、回転だけではなく、あらゆる角度に動かせるように作りました。
歩いている感じや、グラグラと地面が揺れているような効果が出せるはずです。

 

どんな効果がでるか、楽しみです。

 
以前は白熱電球を使って照明を当てていたのですが、全面的にLEDに切り替えました。
800ルーメンの昼白色を使っています。本当はもっと明るい方がシャッター速度も速くできて良いのですが、値段が高くて手が出ません。


 
今回の撮影では、下の写真のような網を張っています。
網の上から照明を当てると、微妙な陰影がついて自然光に近い感じになるんじゃないかと思っています。

 


撮影も少しずつ進んでいます。