恐竜が岩山を登って、ひょっこり顔を出すという場面の撮影です。
セッティングは下の写真のような感じです。岩山の位置を高くしたかったので、先兵の入っていた缶を重ねて底上げしています。
裏から見ると、こんな感じです。
急遽、思いついたカットなので有り合わせの道具で済ませているのがよくわかります。
缶や箱は、テープで固定しています。
ひょっこり顔を出すために、恐竜はハシゴを登って行くように動かします。
「すうっ」とスライドするのではなく、「うんとこしょ」と登る動きを付けるのが難しく、2回ほどNGを出しました。
恐竜の足元には、安定させるために粘土で足場を作っています。
足場ごと動かして行きました。
こんな感じに仕上がります。
ポイントは、前のシーンで空を隠していた木や山の位置が低くなっていることです。
高いところに登ってきた感を出したつもりです。