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おだんご日和

Dango茶屋・いちのせの徒然記


恐竜の足が、地面に足跡を付ける場面を撮影するために、「穴の開いた地面」を作りました。

 

撮影時には、この穴に軟らかめの粘土を埋め込んで、恐竜の足跡を付けます。
 
 

こんなイメージです。

 

裏側から見ると、ポテトチップスのフタを使って「プール」を作っているのがわかります。
プールの周りの木材は、恐竜の足が粘土に圧力をかけた時に、地面が動いてしまわないように固定するためのものです。

 

セットを飾りこんで、実際に撮影したのが次の写真です。

 
  
 森の中という設定なので、少し暗い写真ですが、恐竜の足が地面にめり込んでいるところです。
実際の撮影では、1コマずつヘラで地面を掘りながら、めり込む足を表現して行きます。
 
  
 
恐竜の親子が向かい合っている場面を撮影します。

以前作った「恐竜の頭」です。

 
  
恐竜の子どもです。

 

2つを組み合わせて、セットを立て込んで行くと、こんな感じになります。

 
 
背景のボケ味は、絞りと照明で出しています。
本当は、もっと卵が小さくないとおかしいのですが、わたしのアニメーションの技術ではここまでしか表現できませんでした。
 
卵と子どもは、別の場面でも活躍してくれました。

 

手前の卵と、奥の恐竜は、実際はほとんど同じ大きさです。
ピントをぼかすことで遠近感をつけて、卵が小さく見えるようにしたつもりですが、それでも少し大きすぎますね。
標準レンズで撮影していますが、望遠レンズでも試してみるべきだったかもしれません。
 

恐竜の親子が向かい合っている場面を撮影します。

恐竜の子どもと卵です。

 

恐竜の子どもは、体の後ろ半分は映らないので作りませんでした。
卵も映るところだけを作ります。

こんな感じにセッティングします。

 

後ろから見ると、こんな感じです。

 
 
後ろから見ると、カッコ悪いですね。


実際に、恐竜の頭を回転台DXへ取り付けてみました。

 

実際に取り付けてみると、粘土が重くてなかなか思ったように固定できませんでした。板に付いている緑色の養生テープで、「H型の組木」と「I型の木材」をぐるぐる巻きにして補強しています。

恐竜の頭は、軽量化のために片側しか作りませんでした。

 
 
  片側だけの方が、動きが付けやすいのも理由の1つです。

 

こんな感じで、ステージの上に差し出して撮影します。

 
 

回転台(DX)の先に、恐竜の頭(の骨組み)を取り付けています。

 

恐竜の頭と足は、交換して取り付けることができます。

 

取り付け方法は簡単・・・というより、単純です。

 
 
「H型の木組み」にキャラクターから突き出た棒を差し込みます。

 
  
板に接着してある「I型の木材」に、 「H型の木組み」をはめ込みます。

 

固定完了です。
「H型の木組み」と「I型の木材」は、ぴったり組み合わさるように作ってあります。