バスは、高台の停留所からしばらく山の中を走り、急に海沿いへ出ました。
小さな集落(があったであろう場所)が、雑草の生えた更地になっていました。
バスは、また山の中に入ります。
海と山が交互にやってくるのは、リアス式海岸だからだろうかと、なんとなく思いました。
削られたようなハゲ山のてっぺんに社があります。こんな山中まで津波が来たのかと不思議に思いましたが、その答えはすぐにわかりました。
重機で山を削っているのです。
前日、葬儀の後の食事会で、叔父さんたちが「山を削って住宅を作り、その土で高台を作っている」という話を思い出しました。
しばらく行くと、広い更地に出ました。
今思えば、このあたりが南三陸町の市街地だったのかもしれません。
(ちゃんと地名を確認していないので、間違っているかもしれませんが)