バンデットQ | おだんご日和

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Dango茶屋・いちのせの徒然記



ブログを書くのはひさしぶりです。
以前のブログを読み返したら、案外つまらなかったのでちょっとショックを受けている、DANGO茶屋のアニメーション担当 一ノ瀬 です。



小学生の頃、テレビのロードショーでとても不思議な映画を観ました。
ぱっとしない両親に育てられた冴えない少年が、小汚い妖精たちと旅をして、世界を救い、帰ってくると両親が消えてしまう、という何とも言えない気分になる映画です。



このあらすじでは、どんな映画なのか、ちっともわからないと思いますが、当時の私はこの映画をそんな風にしか理解できませんでした。
でも、なんだか魅力的で、忘れられない映画だったのです。

題名もわからないし、内容もおぼろげにしか覚えていなかったので、私にとって長い間「謎の映画」でした。
私の映画の常識からあまりに外れた映画だったので、何かの勘違いか、夢だったのではないかと思っていました。



で、先日CSをつけたら、見覚えのある妖精たちが船の上で人食い鬼と戦っていました。

一目でわかりました「あの映画」です。

鬼を退治したと思ったら、どう考えてもおかしな展開が延々続きます。
どう考えてもおかしいのに、妙に魅力的で目が離せません。CGなんてない時代のはずなのに、驚くようなイメージが次々映し出されて行きます。
ミニチュアと合成だけで、これだけのイメージを実現できるのか・・・。

クレジットを見ると、テリー・ギリアム監督の「バンデットQ」という映画でした。

「ど~りで!」 ひざを叩きました。

実は、私は新しい映画をほとんど見ません。新作映画を観ないという意味ではなくて、古典も旧作も見たことない映画を新しく見ようとしないのです。お気に入りの映画は何度も繰り返して観るのですが・・・。
しかし、CSに加入したおかげでちょくちょく観るようになり、ついに長年の謎が解けました。こんなメジャーな監督の作品だったんですね。「12モンキーズ」は何度も見ていたのですが・・・自分の不勉強が恥ずかしいです。
やっぱり勉強になります。ちょっと無理してでも映画は観ないといけないなと、反省しました。