南イタリア・七つの島を巡る旅③アルベロベッロと二つの村・・・1078
南イタリア・七つの島を巡る旅①「プロチダ島、イスキア島」
https://ameblo.jp/dandygo/entry-12402254212.html
南イタリア・七つの島を巡る旅②「カプリ島」
https://ameblo.jp/dandygo/entry-12402120308.html
・・・・から続く。
ナポリからバスで、4時間半かけて、
憧れの地「アルベロベッロ」へ
<アルベロベッロ>
南イタリア、プーリア州バーリ県にある
伝統的な家屋(トゥルッリ)が林立した世界遺産の村。
到着したのは夜9時前、
街燈の明かりとガイドブックを頼りに
予め調べておいたレストランを探す。
レストラン「L’Aratro(アラトロ)」
辿りついたのは、トゥルッリの雰囲気の良いレストラン。
プーリア州の郷土料理とワインをオーダー
名物のブロッコリーとアンチョビの「オレキエッテ」(耳たぶの形をしたパスタ)
前菜は、次々に10種類くらい出てくるので、これだけでお腹いっぱいになってしまいそう。
1つ頼んで4人でシェア。
メインはステーキ
ご一緒した吉田ご夫妻
郷土料理とワインを堪能しながら
会話も弾む、満足の夕食。
翌朝、昨夜来た辺りだが、また違う雰囲気。
トゥルッリ群は、土産物屋と飲食店の多い旧市街のモンティ地区と
地元民が生活をするアイアピッコラ地区に分かれている。
白壁に円錐形の石積み屋根をのせた「トゥルッリ」は、
16世紀~17世紀、開拓農民によって造られたといわれる。
三角屋根の数で、部屋数が分かるそうだ。
屋根に描かれるシンボルは、それぞれの宗教に由来する。
ジョンジラーモ広場からの眺め。
土産店が軒を連ねるモンティ地区の中には、
屋上のテラスを無料で開放している店も幾つかある。
日本人がやっている「陽子の店」の屋上テラスで・・・無情の雨。
写真を一緒に撮ってもらったら、なぜかオレッキエッテを一袋プレゼントしてくれた。
天候にも恵まれず、観光出来た時間はおよそ30分程度・・・
お目当ての場所だっただけに、短い時間が恨めしく・・・残念。
・・・が、バスに乗り込んだ頃、天気は回復した。
「キアナレア」に向けて、長いバス移動
途中、カラブリア州の古い街「コセンツァ」と言う村で昼食
ノスタルジックな古い街は、のんびりと静かで、居心地が良い。
Calabria Bella Ristorante(カラブリア・ベッラ・リストランテ)
料理の名前は分からないが、どれも美味しく居心地が良かった。
レストラン前の広場にある、およそ11世紀前半に建立された古い大聖堂
素朴な村の風景は、どこも絵になる。
そこから、バスで更に3時間半・・・キアナレアへ
<キアナレア>
シチリアが目と鼻の先にあるティレニア海沿いのシッラの街。
一番古くからあったのが、小さな漁師の村「キアナレア地区」
岬にある城から見た、キアナレア地区
岬の岩山には城がある。
細い道の海側の海面ぎりぎりに建物が並び、
そのまま、船が引きこめるようになっている。
古い小さな美しい村を、駆け足で散策。
建物の隙間から海や船が見える。
偶然撮った写真が、この村の看板と同じアングルだった↓
その後、シチリアへ向かうための
フェリー乗り場のある「ヴィラサンジョバンニ」へ
移動の途中で訪れた小さな二つの村。
「コセンツァ」と「キアナレア」。
共通しているのは、観光化されていない事。
だからこそ、素朴で美しい村は、ノスタルジーに溢れ、
思いがけない居心地の良さがあった。
アルベロベッロは、時間、天候共に恵まれなかったが、
思いがけず、出合えた二つの村が、
この旅の収穫であったことは言うまでもない。
・・・続く。