Burny LS-38 その0 現状確認 | ギターいじりは楽しい!

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ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

ようやくGRG170DXの作業が完了したので、次のギターにいきたいと思います。
ですが、手元に残してある在庫、どれもかなりヘビーなジャンクばかりで、それはそれでぼちぼちやりますが、
もう少しライトなジャンクも欲しいなということで次を仕入れにひとっ走り。

 

こちらを確保。

後部座席にシートベルトは、FBで参加しているとあるグループで、はやっていたのでマネしてみました(笑)

一緒にお家に帰ろうって感じらしいです。

このギターは、BurnyのLS-38という機種になります。
値札にはLS-36と書いてありましたが、LS-36という機種は存在しないので、LS-38が正解です。
地元のハードオフで6,600円(税込み)でした。
値段はギターのグレードを考慮するとジャンクとしては若干お高めでしょうか。
(最近中古ギターの価格も上がっているので、今どきはこんなものなのかも)

ここでうんちく。

FERNANDESのカタログによると、LSシリーズは1992年頃から発売されているモデルで、
LS-38はそのエントリーモデルとして、1999年のカタログより掲載されています。
LS-38といっても時期により若干仕様も異なるようで、
大きく分けると韓国製造のモデルと台湾製造のモデルがあり、
韓国製造のモデルはハードウェアも韓国で製造されているものを使用していて、
台湾製造のモデルは日本製のハードウェアを使用しているようです。
 

LSシリーズの情報に関しては、こちらに詳しく解説されている記事があります。

 

さて、本機ですが、台湾製造でボディカラーがパールホワイトなので、2001年製ってことになります。
店頭では分解できないのでペグのロゴしか確認できませんでしたが、恐らくそうだろうということで持ち帰って分解することにしました。

もし使えないものだったとしても、国産パーツなら最悪部品取りにしても良いかなという軽い感じです。

 

image

分解前に現状確認。
 

とりあえず、音は出ます。
値札に「軽微なガリ有」とは書いてありましたが、そこまで気になるガリはありませんでした。

 

ネックは結構順反り。

6弦側、1弦側共に12Fで2mmを超えています。


さすがにこれは少々つらいので、

 

ロッドの確認も兼ねて調整。

6弦側1.7mm、1弦側1.5mm位。

まぁこんなもんでしょう。

 

ボディトップはまぁまぁきれいな方。

 

ボディ裏がジャンク理由。カッターの刃かなにかで塗装を無意味に削ってあります。

なぜこんな事を?って感じなのですが、

これはボディ裏側を全体的にペーパーで整えてクリアを吹く予定なのですが、塗装自体が薄めだしパールカラーなのでどうなるやら。
削って下地が出るようであればパールホワイトを再度吹き直す必要がありますが、恐らく色味が合わないと思うので、裏側全体塗り直しでしょうね。

 

ペグはゴトーガット製のキーストンタイプ

 

ブリッジとテールピースはSGという刻印がある日本製(信越鋲螺?)
これも1980~2000年代のフェルナンデスでは標準的に使用されていたものですね。

 

ピックアップはゴトーピックアップのFVH-1001

 

コントロールキャビティ内はこんな感じ。
ザグリ方がちょっとSGっぽい。

詳しく確認していませんが、ポットやスイッチ類も当時フェルナンデスで標準的に使用されていた日本製のものが使用されていると思われます。
コンデンサーはマイラコンデンサー。(最近なぜかこの黄色のをよくみかけます)

 

バラシ終えました。

 

ひとまずボディ裏の処理から作業開始ですね。