昨年の12月に5万円台で買えるIbanezのスタンダードシリーズをまとめましたが、
その後モデル改編や値上がりなどもある中、
知らないGIOシリーズからロッキングトレモロを搭載したモデルGRG320FAが発売されたようです。
とりあえず、GRG320FAのスペックの方確認していくと、
ネック:メイプル、パープルハートフレット、シャークトゥースインレイ
フレット:ミディアム、24F
ボディ:ポプラ、バスウッドトップ
ピックアップ:Infinity R(パッシブ/セラミック)ポールピース高さ調整不可
ネックシェイプはGRGタイプでスタンダードシリーズのWizardIIIよりも厚みが0.5mm厚いです。ネック幅、指板Rは同じ。
0.5mmってわずかに思えますが、スタンダードとGIOではかなり握り心地は変わります。
シェイプの違いと物理的な厚みの違い、あとはもしかするとGIOシリーズは加工に若干バラツキもあるのかもしれませんが、
かなりGIOシリーズのネックは厚みを感じます。
のネックシェイプ違いもあってか、以前GRG121DXを買って手にした時にものすごく分厚く感じたんですよね。
なので、割としっかりしたネックシェイプだと思った方が良いです。
そして今回のロッキングトレモロ。
これ、スペックをよく見ると、弦ピッチ10.5mmの専用タイプ。
写真を見た感じだと、IbanezのEdge-Zeroのサドルとは形状が違って、FloydRoseのものに近いサドル。
通常この手のロッキングトレモロは10.8mmピッチ(または10.7mm)なので、破損したら汎用品の使用はできなさそう。
(Edge-Zeroも専用品なので、そこは同じですけどね)
そのあたりは置いておいて、個人的には値段を4万円前後に抑えてソリッドカラーなんかも出してほしかった。
個人的には、買うとしたらあと1万円追加して、RG350の方を買うかな。
1万円追加するだけで、ネックはWizardIIIのジャンボフレットで弾きやすくなるし、なんといってもEdge-Zero IIのトレモロブリッジのゼロ・ポイント・システムの恩恵が大きすぎるので。
色々選択肢の幅が広がるのは良いのだけど、これはギターは5万円まで(おやつは500円まで的な)という方向けかな。