パーツ取り出来そうなギターを見つけてからもう2ヶ月も経過していますが、トレモロユニットの調達ができなくて作業が止まっていましたが、ようやく見つけましたので、今日は一気に完成まで。
入手したトレモロユニットですが、恐らくAria Pro IIのものだと思われます。
ボディのザグリ形状が合わず、アームダウン時にエッジがあたるため、ここは削る必要がありそうです。
あとはついでに、フロントとセンターのピックアップキャビティが浅くてピックアップを理想の高さに下げられなかったため、こちらも掘り下げます。
まずはトレモロユニットのザグリから。
マスキングテープで削り取る箇所をマークして、リューターに荒めのサンディング用のビットで削りました。
削った箇所は木肌が出てしまったので、目立たないよう緑色のステインを塗っておきました。
次にピックアップキャビティ。
こちらはリューターでは力不足なので、トリマーを使います。
元々キャビティの深さが20mm程度でしたが、
ピックアップの高さは27mm弱ある上、ケーブルが通る隙間も考慮して、6〜7mm掘り下げることにします。
ボディが薄めなので貫通する可能性があるなと思っていましたが、予想通り(笑)
念のためトレモロユニットの状況確認。
問題なさそうですが、汚ねぇ!
分解してお湯と中性洗剤に浸けながらブラシで洗浄。
あとは軽くコンパウンドで磨き、ネジは錆取りしたらこんなにキレイに。
ボディはこれで大体終了。
ピックアップを取り付けて配線し、最後にネックをジョイント。
手持ちのロックナットがシルバーしかなかったのが残念。そのうち気が向いたらブラックに塗装します。
弦を張って少し調整し、弦高1弦側6弦側共に12Fで2mm程度。
ネックは順反りしてるので、調整した方が良いのだけど、トラスロッドがボディ側なのでちょっと面倒くさいのと、それほど弾きづらさを感じられず、むしろ弾きやすい方だったので、とりまこのまま。
音出し結果は、予想通りこの頃のフェルナンデスなので悪くなかったですよ。