モッキンバードタイプ再生 (その1) ネック補修 | ギターいじりは楽しい!

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ジャンク安ギターのリペアとカスタマイズ日記です。

今回は欠品こそバックパネルのみですが、作業はたくさん。

まずはネックの補修から。

作業は、

1.ヘッドの穴埋め

2.ペグのクリーニング

3.フレット擦り合わせ

4.指板の補修

5.スカーフジョイント部の均し

こんな所です。

 

1.ヘッドの穴埋め

Tの文字化部分、ロゴの右側、そしてヘッドのど真ん中にある謎の穴。

黒の塗装部分なのでパテ埋めして黒でタッチアップ程度にしておきます。
とりあえずパテ埋めして乾燥を待ちます。

 

2.ペグのクリーニング

ボタンのブツブツは取れないですが、その他はほとんど油汚れなので、中性洗剤をつけて歯ブラシで地道に擦ればこの通り。

 

3.フレット擦り合わせ

これは音がビビるからというのではなく、フレットの凹みを平らにするため。

残念ながらかなり凹みが深く、限界まで削りましたが1、2、3フレットにエクボが残りました。

そのうちフレット打ち替えやってみたい。

 

4.指板の補修

フレットだけじゃなく、指板もかなり消耗して溝ができているので、溝が浅い箇所はペーパーをかけて均し、溝が深い箇所はローズウッドの粉とタイトボンドで作った木パテを埋めます。

このまま24時間乾燥させてからペーパーで表面を均します。

指板材のローズウッドが明るめの色なので木パテと色が合わないのでステインで色合わせしようと思っています。

 

5.スカーフジョイント部の均し

スカーフジョイントの接合部の木材が変形して少し浮いてきているので、ペーパーをかけてならします。

ついでに傷も結構あったのでペーパーがけの時に一緒に消しておきました。

最終的にはネック裏をクリアで光沢仕上げします。