80年代のFernandesギターは、Froyd Rose FRT-7というものがついてます。
(FRT-5のモデルもありましたが)
このFRT-7ってたしか当時Fernandesがライセンスを受けて日本国内向けに生産していたモデルだったと思います。
私が今修復中のギターも元々FRT-7が搭載されていまして、トレモロブリッジ側は錆もかなりきれいにとれ、錆びて固着して回らなかったスクリューやブロックも回るようになったのでそのまま使っていこうと思っていましたが、ロックナットに関しては弦をロックするキャップとスクリューが3つ全部消失しておりまして、当初キャップとスクリューだけ買おうと思っていたんですが、Floyd Rose製品はそこそこいいお値段。
ここは互換製品でいこうと色々探してみましたが、なかなかキャップだけって販売はなく、あっても結構割高でナットセットで購入した方が安い。じゃあ寸法が合いそうなナットのセット買ってキャップだけ使おう!
ってことで中華製品等を物色してたんですが、GOTOH製が意外に安く日本製で品質もそれなりかなと思い購入。
一応購入前にサイズを確認したところ、このギターのナットは43mmなのでGHL-1。
あと寸法図見ていたらなんとナットを裏止めするスクリューの穴の位置やサイズもぴったり。もうこれしかないっしょ。
もう純正のベースナットも外して全部交換でも良いかも!
届いたナットがこちら。
寸法図に記載されていなかった、キャップのサイズがGOTOHのものは11mmなんですが、恐らく純正はそれよりも小さい10mm~10.5mmなんでしょうね。
両方見比べてみると、弦溝のあるところの厚みが若干違う。
このあたりは寸法図には記載がないので完全に罠でしたが、今回ベースナットも揃っているのでナット丸ごと交換してしまえば問題なし!
寸法通りばっちり取付できました。
テンションバーも破損していたのでこれもセットのものを使用しています。
純正はワッシャーがついてなくてそのまま止まっていたんですが、GOTOHのものはワッシャーがついてますので、ネック材を痛めることもなさそういいですね。
ついでにネジ位置確認のためにペグの仮止め。
ペグは安ギターの定番リプレースペグAriaのAT-235G。別のギターに使う予定で購入してあったもので、サウンドハウスで1,810円でした。
元のペグのネジ位置よりほんの少しずれているので、一旦元の穴を埋めてから取り付ける必要がありそうです。
ペグは交換する予定ではなかったのですが、ナットがピカピカになってテンション上がったのでペグももいっちゃえ的なノリです。
ペグとロックナットがついてさらにギターらしさが増してきましたね。
それではまた次回。