もう何年も前になりますが、類似のブログを書いていましたね。
今よりもっと、うつ病全盛期の記憶がクリアだった頃のブログです
彼女に言わせれば、
「薬になんか頼りたくないよね」
なんだそうです。
だから、薬を服用している人に対して、
「薬に頼るなんて絶対よくないよ~~」
と言っています。
今日はその彼女から、
「『かーちゃん』、昔は薬に頼ってたよね~~。やめられなかったもんね~~」
と言われ、大変残念な気持ちになりました

今までにも彼女の「薬に頼るなんて」という発言はよく聞いており、そのたびに、異議は唱えていたのですが、どうやら無駄だったようで・・・

うつ病の人は、薬をやめられない
という間違った知識をよく見聞きするのですが、なんか変な切り取り方されているような気がするんですよねえ

正しくは、
うつ病の向精神薬は、医師が本人の状態を診て処方し、投薬をやめるときは、徐々にその量や服薬頻度を減らしていかなければならないので、うつ病患者は、服薬を突然やめてはいけない。
なんですが。
どうもこの「うつ病患者」という主語と、最後の「薬を飲むのを突然やめてはいけない」という部分が誤った解釈をされているようで、
うつ病患者は薬をやめられない
↓
うつ病患者は薬に頼っている
という発想になってしまうんでしょうかねぇ

うつ病患者は、薬に頼っているわけでも、やめられないわけでもありません。
医師の処方にしたがって投薬治療を受け、自分の意思だけで「飲む」「飲まない」は一部の頓服を除いては決められません。
やめるときにも時間をかけて医師の指示に従って行います。
向精神薬とは、そういうものです。
医師の許可がない限りは、
「今日は調子がいいから飲むのやめとこう」などとやってはいけないのです。
「アンチお薬」の人って、それはその人の価値観。
かーちゃんは、「必要な薬は飲むべき」という価値観。
どっちも本人の中で思ううちは価値観の違いで、責められるべきではないと思うのですが、それを人に言って押し付けてしまうと、相手によってはとんでもなく傷つけてしまいます。
浅い知識、間違った知識だけで自分の価値観を語られるのは、大変不愉快です。
世の中の同じ病で苦しんでいる方、現在服薬治療を頑張っている方、過去に苦しんできた方、自分も含めて蔑視されたようで、今日は久しぶりに嫌な思いをしました。
まだまだうつ病の知識って、世の中知られていませんね

~オマケ~
最近毎週末作っているチーズピザ↓
みきママさんのレシピをヒントに自己流アレンジですが、家族でハマッています。
のび~~るモッツァレラチーズがたまらない


