鉄人28号    (1963)



雑誌『少年』に連載されていた横山光輝の漫画のアニメ化でした。

太平洋戦争末期に日本軍が起死回生のために開発を始めた巨大ロボット兵器「鉄人計画」は、乗鞍岳の地下研究所で極秘に開発されていた。
しかし、開発は難航し「鉄人28号」は戦後になって現れることになった。
鉄人28号を自由に操る小型操縦器を巡って悪漢、犯罪組織にスパイ団までもが入り乱れる争奪戦に、少年探偵金田正太郎も巻き込まれていくというのがあらすじでしたね。

まずは、グリコ・コールも懐かしいオープニングからどうぞ!
歌っているのは、デューク・エイセスです。



それでは、登場人物の紹介です。

金田正太郎(高橋和枝)
鉄人28号を開発した金田博士の息子。
少年探偵で警視庁にも出入りしている。
また、自動車運転もできて、拳銃も持っている。
リモコンで鉄人28号を操縦する。

右・敷島博士(矢田稔)
鉄人28号の製造に携わった科学者。
正太郎を実の息子のように思っている。
中央・大塚署長(富田耕吉)
警官として優秀であるが、推理力では正太郎に及ばない。
しかし、行動派であり、部下からの信頼も厚い。人間としても好人物である。

村雨健次(久野四郎→安藤敏夫)
正太郎のライバルとして登場したが、後に味方となる。
ロボットの操縦もできる。

そして、敵については、あまりにも多いため、名前のみ紹介します。   
PX団、ニコポンスキー、クロロホルム、ドラグネット博士、不乱拳酒多飲、牧村博士などなど。

登場するロボットの紹介です。

鉄人28号
旧日本軍の鉄人化計画の28番目の機体。
特殊鉄鋼により、非常に頑健。
背部のロケットにより、空を飛ぶことが可能。
しかし、操縦機は誰にでも簡単に扱えるため、操縦機さえあれば鉄人を運用できる。
弱点は、操縦者が無防備であること。
また操縦電波が、デリンジャー現象などの影響を受けやすいことなどが挙げられます。

ブラックオックス
不乱拳酒多飲博士が作った鉄人のライバルというべきロボット。
自律思考する電子頭脳を搭載している。
弱点は、空が飛べないこと。


さてさてさて、モノクロの『鉄人28号』の最終回ですが、第84話「輝かしきチャンピオン」になろうかと思います。

ロボット連盟が世界最強のロボットを決めるための競技大会を東京で開催します。
この大会に日本代表として、鉄人28号も参加します。
結果、鉄人28号が優勝して、平和記念館に展示されることになりました。
そして、リモコンも正太郎の手から展示館に預けることになります。


意外に泣ける最終回だったのですが、最後がいけません。
第二期の『鉄人28号』の予告があり、感動がぶち壊しになりました(涙)


私もよく見てましたし、家におもちゃもありました。
テレビアニメ初期の作品ですので、正直、作画などで酷いものがあるのは事実です。
ただ、それをカバーできるスタッフの情熱は伝わってきます。

それでは、おやすみなさい!