【 要約のつくり方 1 】

 

 

【 要 約 】というのは【 直訳した原文 】から、【 原文の内容 】を捉えるために、自分の頭で色々な事を考えることです。【 原文の内容を捉えきれている意訳 】を作成するためには、【 原文の内容を理解すること( 要約 ) 】が必要です。【 原文の内容 】も理解できていないのに、【 原文を自然な日本語として表現している意訳 】なんて作ることはできません。

 

 

「 意訳しています! 」と言えるのなら、下記の項目に対する自分なりの答えが必ずあるはずです。

 

 

 

【 洋楽和訳のポイント 】

 

 

【 文章構成の理解 】

 

1.翻訳対象となる原文が、下記のどのタイプの文章構成であるのかの識別ができている

 

1 【 I 】で表現されていたキャラクターが、ミュージシャン本人である曲

2 【 I 】で表現されていたキャラクターが、架空のキャラクターである曲

3 【 I 】で表現されていたキャラクターが、複数存在する台詞の掛け合いで構成されている曲

 

 

【 人称代名詞の理解 】

 

1.翻訳対象となる原文に含まれているキャラクターの総数が理解できている

2.原文に含まれているキャラクターの性格が理解できている

3.原文に含まれているキャラクターの性別が理解できている

4.それぞれのキャラクター同士の人間関係が理解できている

5..原文に含まれているキャラクターの識別ができている

6..翻訳対象となる原文が複数のキャラクターによる台詞の掛け合いで構成されていた場合、その台詞が誰の台詞で、ダレに対してのどんな感情を込めた台詞であるのかを理解できている

 

 

【 冠詞の理解 】

 

翻訳対象となる原文に含まれている冠詞の用途が下記のどの項目に該当するのかを理解して、具体的な言葉を代入して、自分なりに原文の内容を捉えることができている

 

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞を ある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 個数・数量を意味するときに使用する

6 特定の地名や人名に付属するものである

7 直訳して訳しても、意味が通る場合

※ 慣用句の一部になっている場合

 

 

【 代名詞の理解 】

 

翻訳対象となる原文に含まれている代名詞の用途が下記のどの項目に該当するのかを理解して、具体的な言葉を代入して、自分なりに原文の内容を捉えることができている

 

1 前後の文章の中の人称代名詞を受けるときに使用する

2 前後の文章の中の言葉を受けるときに使用する

3 前後の文脈の流れから連想できるであろう言葉を受けるときに使用する

4 後ろに掛かる名詞を ある特定のものと断定・限定するときに使用する

5 直訳して訳しても、意味が通る場合

※ 慣用句の一部になっている場合

 

 

【 言葉の言い換え 】

 

辞書の言葉通りに直訳してしまったら不自然な日本語になってしまう表現を、自分なりに原文の内容を理解して、自分の言葉で自然な日本語に言い換えることができている

 

 

【 結論の理解 根拠の提示 自分なりの解釈 】

 

1.自分なりに原文の内容を理解して、原文に込められたメッセージを理解することができる

2.また理解できた原文の内容を他人に説明することができ、訳した根拠も提示することができる

3.自分なりに理解できた原文の魅力を人前で堂々と発表することができる

 

 

 

上記の項目への理解が及んでいない状態で「 意訳しています! 」と言われても、説得力に欠けているような気がします。趣味で翻訳しているのであれば、それでもイイかなと思いますが、翻訳を仕事としているプロが、実は原文への理解のないまま、二国間の言葉を辞書や文献で見つけてきた表現と取り換えているだけの訳文を作成しているのであれば、それって問題にならないのかな? と思います。

 

 

 

 

 

外国語の翻訳と聞くと、【 原 文 】から直接、【 意 訳( お客様に納品する訳文 ) 】を完成させようとする人がいますが、慣れない言語なのだから、そんなに慌てなくてもイイような気もします。

 

数学に例えると

【 原 文 】から直接、【 意 訳 】を完成させようとする訳し方は、下記のような感じになります。

 

【 問題文 】 【 ( 3+7 )×5 】+【 ( 10-6 )×5 】

【 解 答 】 ???

 

翻訳の達人であれば、この訳し方でも【 誤 訳 】にはならないかとは思いますが、

途中で計算間違いをしていた場合、どう挽回するつもりなのでしょうか?

 

 

 

慣れない言語を翻訳するのだから、間違わないように慎重に【 原 文 】【 直 訳 】【 要 約 】【 意 訳 】と少しずつ原文を理解していけばいいのではないでしょうか?

 

 

数学に例えると

【 原 文 】【 直 訳 】【 要 約 】【 意 訳 】と少しずつ原文を理解して訳文を完成させようとする訳し方は、下記のような感じになります。

 

【 問題文 】 【 ( 3+7 )×5 】+【 ( 10-6 )×5 】+7

【 直 訳 】 【 10×5 】+【 4×5 】+7

【 要 約 】 50+20+7

【 意 訳 】 77

 

 

 

次の記事では具体的な例文を使用して、【 要約のつくり方 】を勉強します!

 

 

 

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