吉野家 -2ページ目

同じものと違うもの

ブナの原生林世界遺産の白神山地に行って来た。


どうやらオレはまだ空気をおいしいと感じ取れる年ではなかったようだ!


お連れの人には気を使い「あー!やっぱり東京とは違うなー」とありきたりなコメントを言うと


お連れの人に「何が違うの?」とオレの心を見透かされてしまった。


どうやらお連れの人のほうが一枚うわてだったようだ!


このブナの原生林のすごさは軽いぜんそくの人なら一週間ほど滞在して


毎日空気を吸っていると治ってしまうという奇跡の空気なのだ!


そんな奇跡の空気より、本当に東京と違うなー!と思ったのは


ハチの大きさである!飛んでるブーン♪の音から違う!


帰りに五所川原の吉野家にまた寄ったがこちらは


やっぱり東京と同じだった!



今日、オレは分け合って青森に来ている。


ねぶた祭りで有名な五所川原に来ている。


世界遺産に指定されている白神山地も楽しみにしているが!去年の夏に


五所川原に初めて吉野家がオープンしたので!食べてみようと新幹線に乗ってるときから


心に決めていた。オレだけが感じてるのかもしれないが!吉野家は店によって味が違う!


作り方も材料も同じものなのに、味が確実に違う!だからオレはタレをコス(換える)ときに


普通は30分もあれば終わる作業に2時間ちょっとかけている。まぁ、これはこれで不評なのだが!


例えばオレの好きならーめん屋山頭火もはっきりいって、本店の北海道と


東京の山頭火では同じ店と思えないほど!味が全然違う!


仲の良くなった山頭火の店員と話したことがあるが!明快な答えが返ってきた。


北海道のほうがうまい理由は水!この一言であった!


そう、水というのはそのくらい味に影響をおよぼす偉大なものであると


そのとき心に刻んだ!東京の吉野家とどのくらい味が違うのか!


どのくらいおいしいのか!心ここにあらずで店に入っていった。


午後1時という込み合う時間なのに、お客さんが全然いないかったので親近感がわいた!


豚丼を頼み出てくるのをこんなに楽しみにしたのは、小学校以来である。


ちょっとキレイなお姉さんが豚丼を運んできた。いつもかける七味をかけず


そのまま食べた!ものすごい普通でびっくりした!七味をかけてないからだなと思い


いつもどおりかけて食べた!びっくりはしなかったが普通であった!


吉野家のタレに水は関係ないようだ!煮込み方と換える時間しだいだなと


あらためて思い!白神山地の空気を吸うことだけに気持ちを切り替えた。


これで白神山地の空気が普通なら今回の旅は100パーセント失敗である。







社長イズム

以前なんかの雑誌の質問で、吉野家はお客さんのほとんどが


男性ですがそういうのは意識してるのですか?と聞かれた吉野家の社長は


オレの度肝を抜く返答をした。


「僕はねハンバーガショップみたいにヘラヘラ笑いながら


ワンハンバーガプリーズ」って言われるより、


「ヘイ!並一丁」このほうが僕は好きなんですよ。


そんな社長の顔が出てたので見てみると


ものすごいヘラヘラ笑ってる写真だったので!衝撃を覚えた!


しかしこの社長イズムは確実に吉野家に浸透していることに気づいた!


ハンバーガ屋に入ると必ず店員がヘラヘラ笑いながら「いらっしゃいませご注文はお決まりですか?」と


こっちが恥ずかしくなるほど200倍の笑顔をなげかけてくる。オレはこの200倍の笑顔が


少しだけ怖くなるときがある。それに対し吉野屋の店員には200倍どころか1倍の笑顔もない!


時には殺気立って注文を聞いてくる店員に出会うこともある。


小さい声で「豚丼並」というと応援団のような音量で「並、一丁」と奥の厨房になげかける。


そのなげかけに奥からまた応援団の音量で「ハイ!並一丁」と応戦してくる。


オレにはこの夢のような「並一丁の攻防はできない!なぜならオレは一人勤務だから!


だが、社長イズム最後の継承者のオレとしては、これをやらないわけにはいかなかった!


深夜2時頃、よく店に来る常連のおじさんが「豚丼並ね」と注文したところで!


オレは誰にいない厨房に向かいいつものように「並っ、一丁っ、」と腹から声を出すと


いつもこのおじさんに「ちょっと兄ちゃん誰もいないんだからそんな大声出さなくていいよ」と


釘を刺されてしまう!オレは心の中で呟く、ヘラヘラしてられないんだよ!吉野家は!と












中尾の一言

この前、マンガ喫茶に行くとメニューに牛丼があるので!


いちかばちかにかけて!注文してみた。


一口食べて思った!やはりいちかばちかだったと!


かなり腹がたったので牛丼も時間も大分残ってたが!


帰ることにした。帰り際、吉野家の豚丼を食べた。


一口食べ、味の違いを再確認した。やはり


中尾彬の言うとおり本当に能書きはよかった。


あらためて牛丼が!と思ってしまった。







涼しい

熱いな!オレはたまらず髪を切りに行った!お寺のお坊さんのような坊主頭にして!


新たな気持ちで牛丼を待とうと決めたが!やはり、はさみを前にして


坊主頭にする勇気はなくなり、思い切って中谷美紀風の涼しい感じに仕上げてもらった。


これで今日から涼しく豚丼を提供できる!


そして期待していた昇給はならず!今年の夏は髪もふところもクールビズでいこうと思う。





深夜

やはり深夜だなと思うお客さんが来た!


50代くらいのおじいさんが豚丼を食べた後、オレにこう言ってきた


「あのーちょっと寝たいから30分たったら起こしてくれないかい?」と言われた!


本来、吉野家で仮眠はできないし、ホテルのようなモーニングコールという粋な


サービスも行っていない!マニュアルどおりだと「当店ではそのようなことはご遠慮いただいてますので」


だがここは人情あふれる下町の店で!オレは人情あふれる下町で育った男!


オレは一言こういった「ごゆっくりどうぞ」


25分たち早めに起こしてみた!おじいさんは「あぁっ、うっ、うんありがとさん」と


寝ぼけながらヨロヨロと出て行った。オレはおじいさんの後姿を見送りながら


優しさって何なんだろうと思った。オレは優しい人間になりたい


まだ本当の優しさを知らない!一つ言えることはマニュアルの対応をせず


このような対応をしている以上


オレは企業や会社の人間にはなれないだろう!


よくロックバンドが解散の理由に「音楽性の違いで」というが


オレは杏里との優しさ性の違いで


この吉野家バンドを脱退する日もそう遠くないかもしれない!


脱退する日と本当の優しさが分かるまで


オレはこれからも豚丼と自分の信じる優しさを提供しておこうと思う









計画中止

先週から始まったオレの夏計画第一弾!風鈴!が


店に行くとあるはずの冷蔵庫からはずされていた!


店員の人と雑談がてら風鈴の話を聞いたら犯人は杏里と解った!


理由は材料を出すときすごく邪魔だそうだ!


やはり風情のわからない女である。


しかしオレも反省してみんなの邪魔にならない夏計画を考えようと思う。





空間アーティスト

えー、オレは子供の頃からほとんど何も習い事をしていない!


世代的にほとんどの子供が通っていた塾にも通っていない!


唯一、習っていたのがそろばん!


オレが通っていたそろばん塾は1級から12級の階級制になっていて、


そろばんはオレが生まれて初めて日本の階級制度に挑んだ場所である。


オレは4級までのぼりつめた!以前、履歴書の資格の欄にそろばん4級と


記入したところ面接の人にそろばんは3級から資格になると言われた!


3級と4級の間にある見えない壁に


行く手を阻まれたオレである。それ以来、資格の欄には車の免許のみ記入している。


そしてなにより、2年ちょっと通ったそろばんが何一つ役立っていないという現実である。


やっとけば良かったのは暗算である!はっきりいって暗算ができる人間はすごい!


電卓に頼りきっているほとんどの現代人の中、ごくわずかにいる現代の魔法使いである。


親指と人差し指の二本で空気に、他の人には見えない式を書き始める


異次元の空間といってもいいだろう!オレの周りにいる魔法使いは母と友の2人で!


この魔法が使えればと心底思った出来事があった!この前、レジを打ち間違え!


おつりが解らなくなってしまい現代人の必需品、電卓を使うため


引き出しを開けた!あるはずの電卓がない!探したが電卓は見つからず!


最後の手段で紙に足し算引き算を繰り返し、お客さんの納得のいく答えがようやくだせた!


そろばん4級のための2年を暗算にしとけばよかったと本気で思った。



夏季限定

ちらほら、かき氷という文字を目にするような季節になった


しかし吉野家は冷たいものには目もくれず!


夏期間限定で豚丼250円とうってでた!


オレの魂が入った豚丼を250円は安い気もするが


心の決心はついた!


そして、オレなりの夏限定のイベントを今日から始めた!


100円ショップで買ってきた風鈴を店内につけるのはまずいので


厨房の中にある食材をいれてる冷蔵庫のとってに


風鈴をつけた!材料を取り出すたびにオレは夏を感じている。


お客さんにもかすかに夏を感じれる距離に風鈴をつけた。


総合的に考え最適な位置に風鈴をつけた自分のセンスに感動した!


夏計画第一弾は成功のようだ

愛は勝つ

走れメロスという話がある。


早い話が人を信じるという感動話である。


オレはあまり騙されたことがないが人を心底信じた記憶もない!


別に、人を信じない人間ではないが!それじたいを深く考えたことがない


ただ昨日、メロスの気持ちが少しわかった。店に行くと


休憩室にスタッフ同士で引継ぎや、報告などをしあう


コミュニケーションノートというものがある。


そこにこう書かれてた 7月20日午後2時頃、男性がオレに渡してくれと


420円を払いに来ました。と書かれていた。


この瞬間オレの中で、カンの愛は勝つが流れてきた。


どんなにこんなんで♪

くじけそおでも♪

信じることさ♪

必ず最後に愛は勝つ♪


人の素晴らしさと信じる素晴らしさに、しばし浸っていた。


しかし、ない!どこを見てもない!420円が!


おい!おい!おい!と3回心の中でつぶやきながら探したがなかった。


ここでオレの中で金田一の血が流れた!


そう!2時はあの女しかいない!


だが今回は金田一ではなく、メロスとカンを信じてみようと思う。


オレの中で愛は勝つが流れるかぎり♪